水泳
 

【水泳】二日連続個人で金獲得!リレーは惜敗で悲喜交々 第88回日本学生選手権水泳競技大会2日目

第88回日本学生選手権水泳競技大会
2012年9月7日~9日
会場:東京辰巳国際水泳場

 1日目を男子総合3位、女子総合8位で終えた法政大学。2日目はいよいよ法政の得意種目がお目見えだ。金メダリストも誕生し多くの笑顔が生まれた前日の流れをいかすことができるのか。追い上げに期待だ。

3年ぶりとなる優勝を手にした森

試合結果

予選結果(女子)

種目順位選手名タイム備考
 200㍍自 29位 木屋川内 万穂 2分05秒91  
100㍍バ 27位 岡田 愛 1分02秒09  
  46位 根岸 優歩 1分03秒91  
 800㍍自 21位 嘉陽 文香 9分09秒06  
400㍍メドレーリレー 3位 中村・茂木
岡田・村上
4分08秒16 決勝

予選結果(男子)

種目順位選手名タイム備考
200㍍自 17位 須田 智博 1分51秒75  
  21位 春日 祐太 1分51秒99  
  39位  中山 裕貴 1分54秒12  
100㍍バ 7位 村松 弘基 54秒00 決勝
  8位 宇津木 翔平 54秒07 決勝
  16位 池端 宏文 54秒47 B決勝
 200㍍個メ 5位 内田 裕大 2分01秒63 決勝
  7位 森 洋介 2分02秒19 決勝
  23位  斎藤 拓之 2分05秒24  
1500㍍自 7位 東 隼平 15分27秒39 決勝
  9位 露崎 真基 15分28秒48  
  28位 池田 翔 16分08秒39  
400㍍メドレーリレー 4位

松原・西
伊佐治・生井

3分41秒34 決勝

B決勝結果

種目順位選手名タイム     備考
男100バ 1位 池端 宏文 53秒73  

決勝結果

種目順位選手名タイム     備考
女400㍍メドレーリレー 4位 中村・浜野
岡田・村上
4分07秒11  
男100㍍バ 6位 村松 弘基 53秒61  
  8位 宇津木 翔平 54秒34  
男200㍍個メ 1位 森 洋介 1分59秒43 大会新
  7位 内田 裕大 2分01秒31  
男400㍍メドレーリレー

松原・西
宇津木・生井

失格

総合得点(2日目終了時点)

  順位

得点

男子 4位 179.0点
女子 10位 93.5点

森が3年ぶりの優勝で大会新!

 長いトンネルをようやく抜け出した。インターハイ個人メドレーを200、400m共に制し鳴り物入りで法大水泳部に飛び込んできた森洋介。大学入学後、思うような結果が出ず苦しい日々が続いたが、3年目にしてようやく復活!得意のバタフライでリードするいつもの展開に加え、この日の森は平泳ぎからの後半が光った。ターンの度に増す期待の声援を力に変え、ラスト50mの自由形で堀畑裕也(日体大)との接戦を見事制した!さらに"大会新記録のおまけつき"という好タイムに、レース直後には何度もガッツポーズ。3年ぶりに表彰台のてっぺんからの景色を望んだ。久々の感触に感動も一入か。「いやあ、もう嬉しいです!ほんとに」。普段饒舌な森だがこの日は一言で最初の言葉を締めた。

「勝ち」へのこだわり

 この日、唯一のB決勝出場となったのは男子100mバタフライの池端宏文。昨年度同種目を制すも、この日は一ヶ月前にした足のケガをおしてのレースということもあってか決勝進出は逃した。しかしそこは昨年度王者。B決勝では意地の1位を獲得。足の状態は変わらないが少しでも順位を上げるため最終日の100m自由形にも意欲を見せた。

 同種目決勝では4年生の村松弘基、宇津木翔平が出場。前年度王者のいない決勝では実力が拮抗し、レースは混戦に。この一本で引退となる村松は自己ベストを叩き出し6位となるも、勝ちきれなかった悔しさがその喜びよりもまさった。

森と同じく個人メドレーに出場した内田裕大も自己ベストではあったものの、順位が大事なこの舞台での結果としては満足していない様子。最終日の400mでは主将としての仕事を果たすべく戦いに挑む。

 そして二日目の最終種目は400mメドレーリレーだ。第二泳者を茂木美桜から浜野麻綾にかえてのぞんだ女子決勝。 中村桃子が序盤からいいスタートを見せ4位で浜野につなぐと順位を一つ上げ4年生岡田愛にリレー。これが最後のレースとなる岡田は強敵揃いの第3泳者の中で順位を一つ下げるのみにとどまらせ最終泳者の村上栞に全てを託す。わずかに前を泳ぐ中京大を懸命に追う村上。だが約0.5秒で逆転は叶わなかった。高校時代からずっとメドレーリレーを組んできたという岡田と村上。思うような結果は出なかったが4年生の想いはしっかりと後輩に引き継がれたことだろう。

 男子決勝は第3泳者を宇津木に代えて挑んだ。松原颯が2位で西信幸にリレーすると、西が粘り4位で宇津木につなぐ。宇津木は100mバタフライ決勝を終えてすぐのレースであったが、その疲れを感じさせない力強さで順位を1つ上げ、第四泳者の生井が気迫の泳ぎで350mを2位で折り返す!ラスト50mは他大の凄まじい猛追にあい4着と、ギリギリで表彰台を逃した法大にさらに追い打ちをかけるように「失格」の宣告が。第三泳者から第四泳者への引継ぎに違反があり、順位はなしに。しかし「チームとしては最後まで全力で戦えたと思うので後悔はない」(西)と、攻め抜いたこの結果に文句をいう人はいるまい。男女とも涙を飲む結果となったが、全員が粘り強さを見せ、勝ちへの執念を感じるレースとなった。

 二日目を終えて女子は93.5点で10位、男子は179点で4位と目指す場所からは少し離れる形となったが、チーム力に陰りは見えない。残る一日、悔いのない法政らしい泳ぎを見せてほしい。

選手コメント

森洋介

ー大会新で優勝おめでとうございます

ありがとうございます!

ー今のお気持ちは

いやあもう嬉しいです!ほんとに。

ー戻ってきましたね

はい!やっと。3年かかりましたけどね!よかったですほんとに。一番迷惑かけた今の一個上…4年生に恩返しできたかなというか、やっと生意気こいて入ってきて結果が出せてよかったかなっていうふうに思います。

ー今日はいつもより平泳ぎからの追い上げがすごかったですね

そうですね。予選からブレスト(平泳ぎ)のかかりがよかったというか、プルがよかったので、決勝もいけるかなと思って、前半を落ち着いていって、ラストのフリーでも0.3くらい(の差)だったらまくれる自信があったので。はい。落ち着いて200入って後半勝負しようかなっていう。

ー手応えみたいなものは大会前から感じていたんですか

いやー正直わかんないです。どれくらい出るかなっていう感じで、予選の感じからして、2秒は上がるかなって思ったんで、だから0秒01、2くらいかなーとは思ってたんですけどまさか59秒4まで上がるとは思わなかったです。その辺は嬉しかったですね。

ー明日は4個メもありますが、意気込みをお願いします

さすがにオリンピック選手なんでね、どうかなとは思うんですけど、まあ勢いに乗って、自分のレースができればいいかなって思うので。自分の全力が出せれば。タイムはどうのこうのじゃなくて、一つでも一個上の順位に上がれるように頑張ろうかなとは思います。

村松弘基

ーレースを終えていかがですか

・・・(金田)和也さんいたので、メダルとりたかったなって。となりの安江くん(日大)が早くて。僕も自己ベストだったんですけど、まあいいかなって。

ーインカレでこの種目A決勝に残るのは初めてでしたが

やっぱり気持ちいいですね!ちょっと若干自分の中で焦った部分もあって、もうちょっといけたのかなって。あと結構接戦だったので逃したのは痛いですね。3秒頭から3秒中盤まで、1バタなのに半フリのようなタイムの差なんで。

ー昨日の200mに関していかがでしたか

ちょっと考えすぎもあったんですけど、一番は良い事も悪いことになっちゃったっていう。調子良くて、ここは抑えないといけないところを前半からボーンをいっちゃって後半急にきて・・・。

ー今日はインカレ最後のレースでしたが法政での4年間はいかがでしたか

いや、なんていうんですかね。ただ水泳やってるだけじゃないっていうか。コーチの「水泳は人間形成の道なり」っていうのが本当に合ってる大学っていうか水泳を通じて色々学ぶことができる大学だなと思いました。

ー特に今年のチームはどんなチームでしたか

すごいやんちゃなやつばっかなんでまとめるのが大変だったとは思うんですけど、でもやるときはやるやつばっかで、すごく楽しいですよ。

宇津木翔平(副将)

―今日のレースについて

(リレーは)結果失格でしたけど、タイムが特別悪いわけじゃないんで、頑張っていきたいです

―法政での4年間を振り返って

種目変更とか記録出ない時期とかありましたけど、そういうことも含めて競技力も人間力も成長できたのかなって。法政大学入ったことについてはすごく誰よりも満足してますし、この4年間すごく充実したものになりました。

―今年の法政はどういったチームでしたか

後輩に助けられながらも主将内田も中心としたいいキャプテンシーをもったチームづくりができたんじゃないかなと思いますし、それが下の代まで浸透したことで今回いい流れができてるんじゃないかなと思います。

―宇津木さんも今年は副主将としての1年でした

特に僕は副将として何かをしたってわけじゃないので、いつもどおり結果を出すことを最優先に考えて。

―最後に同期の皆さんへ一言

楽しかったの一言ですね。色んなこと全て共有できたので。

西信幸

―今日のレースを振り返って
失格になってしまって、はっきりとした結果が出すことが出来なかったので悔しいですが、チームとしては最後まで全力で戦えたと思うので後悔はないです。

―大学での4年を振り返って
いろんなことがありましたけど、全てこの日のためにあったのかなって思います。個人としてもチームとして、最後まで止まらず進んできて、色んな人の助けがあってここにいられたと思うんで...
―四年間で1番印象に残った出来事は
今日だと思います。この試合はとても特別な試合でしたね。

―後輩へ伝えたいこと
やっぱりこんな先輩に...頼りなかったと思うけど、最後まで付いてきてくれてありがとうと言いたいです。最後まで本当に頑張ってくれたんで...

―今後について
自分は今日で終わりですけど、チームはまだ明日残っているんで必死に応援したいと思います。

池端宏文

―今日のレースについて
自分が思ってたような泳ぎが出来なくて...正直一ヶ月前に怪我してて、棄権も考えるぐらいだったんで、結果的にはA決に残れて無いんで、ちょっと100点満点中40点ぐらいですね。

―怪我について
右の足首を怪我してしまいました。

―試合前の調子
やっぱり、怪我もあって良くは無かったですね。

―明日のレースについて
明日は出来るかぎり速く泳いでチームに貢献できたらと思います

女子リレー

ー今日のレースを振り返って
岡田:ホントに調子悪くて...みんなに迷惑かけてしまって、取れるもんも取れなかったのかなって...思います。

村上:愛とはずっとメドレーリレー組んできて、今日が引退レースっていうのは分かってたんで、なんとか勝たせてあげたかったんですけど...でも私たちが、大学行ってから全く伸びてない中で、一年生の麻綾や桃子は私たちを信じて入って来てくれて、4年は不甲斐なかったけど、最後まで付いてきてくれたんで、今はその想いでいっぱいです。

中村:4年生と組むのは最後だったので、ぜひメダルを持って帰ってほしいなと思ったんですけど、それが出来なくて...本当に悔しいです。

浜野:予選は美桜が行って決勝は私が行ったんですけど、役割を果たせなくて...でもこのチームで泳げて私はスゴイ幸せでした...

―今後について

岡田:私は今日で終わりなので、明日みんながいい結果だせるように大応援したいと思います。

村上:女子でメドレーリレー4位に入ったのは今までないので、それぐらい今の法政の女子は強いんだぞってことは証明できたと思うんで、明日は得意な種目で点数を重ねてシード取っていけたらなって思います。

中村:明日100しかないので、ベストで決勝に残って冷静にメダルを取りたいと思います。

浜野:明日は力を全力で出しきって笑顔で最後終えたいと思います。

岡田愛

ーこれが最後のレースでしたが4年間を振り返って

高校3年のときにいい結果が出て大学でも1年目から頑張ってシードに貢献していけたらなと思ってたんですけど、全然タイムが上がらなくてbストもでなくて、ずっと悩みながら泳いでいたんですけど、最後まで諦めずに泳げて良かったと思います・・・。

ー岡田さんはクラブ練習という中での生活でしたが

会うときは試合だけなので、その時に刺激をもらって自分も頑張ろうって思ってましたね。

ー後輩のみなさんもこのインカレ頑張ってくれていますね

1年生が早い子がたくさん入ってきてくれたので。今までは女子はあんまりとらないで少数精鋭でやってきたんですけど、これからはもっともっと増えていくと思うので、1年生2年生3年生が引っ張っていって、もっといいチームを作っていってくれたらなと思います。

ーでは同期のみなさんに対して思うことは

同期はマネージャー含めて女子は4人だったんですけど、クラブ練が栞と私の二人で、選手一人でやってくれてた広瀬愛美はチームを引っ張っていってくれていたことにはすごい感謝してますし、栞に関しては結果を出して後輩をついてこさせてたのですごい感謝してますね。

 

フォトギャラリー

  • 213年ぶりとなる優勝を手に
    した森
  • 22表彰台の頂点へ
  • 23ムードメーカー村松は笑顔
    で入場
  • 24ケガをした状態で挑んだ池
  • 25涙の止まらない一年生を抱
    きしめる岡田(女子リレー)
  • 26女子リレーは表彰台に一歩
    及ばず
  • 27失格も力泳を見せたアンカ
    ー生井(右)と手を差し出す
    松原(左)
  • 28笑顔で励ます副将の宇津木
    (左から2番目)
 

 

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