テニス
 

関東大学テニスリーグ 王座を前に立ちはだかる壁... 対早大

平成24年度関東大学テニスリーグ 対早大
2012年9月10日(月)
会場:有明テニスの森公園

  関東学生テニスリーグ第4戦はいよいよ昨年のリーグ覇者、そして王座7連覇中の早稲田大学が相手。個人戦でも常に上位を占める早稲田勢は強敵に間違いないが、決して敵わない相手ではない。主将・星野のインカレ決勝再対決にも注目が集まった。慶大戦を制した勢いのままチーム一丸となって臨んだ勝負の結果はいかに―!?

20120910h
王座の決勝でもう一度…!

試合結果

ダブルス

 勝敗選手名スコア対戦相手
D1 星野武蔵(社4)・山田貴裕(経4) 3-6,4-6 廣田耕作・古田陸人
D2 竹下明宏(社4)・戸田義人(経3) 4-6,0-6 田川翔太・遠藤豪
D3 西尾一馬(社4)・前田義明(経4) 2-6,3-6 只木信彰・西優馬

シングルス

 勝敗選手名スコア対戦相手
S1 星野 武蔵(社4) 2-6,6(5)-7 田川 翔太
S2 戸田 義人(経3) 2-6,2-6 遠藤 豪
S3 西尾 一馬(社4) 6-3,6-1 栗林 聡真
S4 小村 拓也(経1) 4-6,6-3,6-4 今井 慎太郎
S5 大塚 拳之助(経2) 2-6,0-3RET 古田 陸人
S6 山田 貴裕(経4) 2-6,1-6 大城 光

 D2の竹下・戸田組は第1セット、3-5となってもしっかりポイントを取り、竹下のサービスエースも決まって4-5に。流れに乗りブレイクポイントを掴むも、「いつも通りのことができなかった」と戸田。4-6で落とすと、第2セットは一気に相手ペースに呑まれ0-6で敗れる。D1の星野・山田組はインカレ決勝の組み合わせ。第1セットを3-6で落とすと、第2セットは4-4と競る。しかし先にブレイクされるとそのままキープされ、リベンジは果たせなかった。D3の西尾・前田組は第1セットを2-6で落とし、第2セットは1-3でブレイクチャンス。何度もデュースを重ねるも取りたいところで取りきれない。「自分たちのリズムを作れなかった」(前田)と3-6で終わる。ダブルスを1勝でも取りシングルスに繋げたかったが、どの選手も厳しい表情のまま、どんどん攻めてくる早稲田の勢いに抑え込まれてしまった。

 “こっからだ!”―全員気持ちを切り替えて臨んだシングルス。しかし、S5の大塚にアクシデントが襲う。第1セット1-4からのサービスゲーム、しつこく続くラリーを制し雄たけびを上げた直後であったが、足を負傷。歯を食いしばり立ちあがるも、動けない。2-6で落とし第2セット0-3の時点で棄権する。S6は慶大戦で好プレーを連発した山田。しかし2-6、1-6という結果、昨年のリーグでの対戦では勝っているだけに一層悔しい敗戦となった。この時点で5敗目となりチームとしての勝利はなくなった。S2の戸田も随所で繰り返しデュースに持ち込む粘りを見せるも、ストレート負けを喫した。

 一方でS4、小村が大健闘。同じ1年でこれまで2度の勝負いずれも敗れていた相手なだけに「意地でも勝ってやろう」と挑む。第1セットは4-6で取られるが、第2セットはキープを重ねる。熱くなる相手に思うようなプレーをさせず、3-2からついにブレイク。相手が疲れを見せ始めても冷静に、6-3でファイナルへ持ち込む。最後まで落ち着いていた小村が6-4で制し、自身三度目の正直。チームとっても大きな1勝をもたらした。そしてS3の西尾も「絶対負けたくなかった」と意地を見せ6-3、6-1とシングルスでの好調を維持した。
 注目のS1、ダブルスに引き続きインカレ決勝の対決だ。インカレの敗戦を経て「出だしから攻撃していこう」とするも、相手の球威に合わせられず2-6とで第1セットを奪われる。それでも第2セットはどちらも譲らぬ展開に。選手たちの応援も集まり、誰もが手に汗握る攻防が繰り広げられた。しかし、最後はタイブレーク5-6の星野のサービス、相手のリターンに手を伸ばすことはできなかった。

 早稲田に敗れはしたものの、王座への切符は2枚。慶應に勝利したことにより、法政はほぼ出場が見込まれる。星野は「(王座までに)やることをやってまた早稲田と戦いたい」と先を見つめる。リーグ戦、残すは日大。最後まで法政らしいテニスとチーム力を発揮し、戦い抜いてほしい。
 

試合後の選手のコメント

星野選手

―シングルスを振り返って
やっぱり強いです…。インカレで負けていてやっぱりディフェンスだけじゃ無理だなっていうことを感じていたので、出だしから攻撃していこうと思ったんですけどなかなかうまくいかなかったです。

―田川選手をすごいと認めてしまうところは
球が違うのが一番で。昨日までやっていた相手とは球質が全く違うし、威力があって。何回か試合している相手ですけど、出だしでびっくりしたわけではないですけど、やっぱり球に合わなくて。そこで前半一気にいかれちゃったというのはありました。

―タイブレークは
やることやったというか、守備的にならないでいくところはいけたので良かったですけど、最後の最後であそこまで打ち込んでこれる相手選手は凄いと思いますし、相手のいいプレーを褒めたいと思います。

―ダブルスを振り返っていかがですか
なかなか相性の悪い相手なのでなんとかして勝ちたいと思ったんですけど、悔しいです。

―山田選手との調子は
山田も体力的にも厳しい中で頑張ってくれて、関係は上手くできているんですけど…今日の試合は前ほど手ごたえがないわけではなくて、なんとかいける兆しも見えてきたので。もう一回試合できることがあれば、王座で決勝までいけば当たるので。もう一回やって次は勝ちたいと思っています。

―チームとしても敗れてしまいましたが、早稲田との差として感じることはありますか
今日の早稲田はすごく気合が入っていて、強かったというのは認めます。でも、そんなに大きな差があるわけでもなくて、西尾と小村が意地をみせて2つ勝ってくれて、それは大きな2勝だと思いますし、それに刺激された選手たちもたくさんいると思うので。やっぱり多摩コートに戻ってからやることやって、また早稲田と戦いたいと思います。

―次の試合に向けての意気込みをお願いします
最後ばっちり勝って王座に行きたいと思っているので、もう一回気を引き締めて、チーム全体で戦って必ず勝ちたいと思います。

小村選手

―まず、ファーストを落としてしまいましたが、今日は最初どういう試合展開を考えていたんですか
相手が春関で負けてて、そのときはバックを狙ってたんですけど、今回はあえてフォアを狙って、それからバックに切り替えて前でボレーするっていう作戦でやってました。でも最初はバックにやっても回り込まれてフォアで打たれたりとかしてっていう展開で、1stはそんな感じでした。

―2ndは6-3というスコアでしたが、1stから変えたというところはありますか
基本的に攻め方は変えてなくて、向こうがちょっと疲れてたんですけど、僕はまだ元気でそんなに疲れてなくて。でも1stからちゃんと気持ち切り替えてやったのでうまくとれたと思います。

―相手の今井さんは同じ1年生ですが、何か意識されることはありましたか
今日が3回目の対戦で、前の2回は負けてて、手ごわいしやりづらかったんですけど、でも今回は絶対意地でも勝ってやろうっていう思いでやってました。

―ファイナルは0-2とリードされるところから追い上げて逆転しましたが、どのような作戦を組み立てていたんですか
ファイナルはお互い疲れも出てて、その中でキープすることが重要になってくるので、最初いきなりブレイクされたんですけど、そのあとしっかりブレイクし返すことができたので、それで4-4のときに僕がブレイクできて、そこが1番大きかったというか、勝負の分かれ目だったと思います。

―最後に明後日の最終戦に向けて意気込みをお願いします
今日も勝って全勝できてるので、でもしっかりと切り替えて勝って最後終わりたいです。

西尾・前田組

―今日のダブルスを振り返って
西尾
:全勝を狙っていましたが、早大の壁は他の大学よりも分厚く、高かったと思います。
前田:早大は強くて、簡単にはいかなかったですね。自分たちのリズムを作れなかったです。
 
―早大ペアの印象はいかがでしたか
西尾:サーブ、リターン、ボレーすべてにおいて自分たちよりパワーがあって、押されていたと思います。
前田:ダブルスのレベル自体はそこまで変わらないと思うんですけど、一個一個のショットの質が向こうのほうが上だったと思います。
 
―夏関・インカレでは調子が悪かったようですが、リーグ戦はではいかがですか
西尾:調子悪かったですけど、みんな応援してくれて、なんとか気合いで立て直して戻ってきました。
前田:夏関インカレと、悔いが残る試合は続いてましたが、最後のリーグ戦ということでみんな応援してくれて、そういう力で調子が戻ったように思います。
 
―西尾選手、今日のシングルスを振り返って
西尾:早稲田に個人的にも一勝あげたかったので。欲を言うとシングル・ダブルスどちらも勝ちたかったんですけど、ダブルスは負けてしまって、シングルスだけは絶対負けたくなかったので、勝つ気持ちでいきました。
 
―前田選手から見て西尾さんのシングルスいかがでしたか
前田:リーグ戦になると西尾の安定感というか、西尾なら絶対一本取ってくれるという感じがあるので、安心して見られます。

―日大戦への意気込みをお願いします
西尾:全勝したかったですけど、1敗に抑えて、次の相手を全力でつぶしにかかりたいと思います。
前田:次勝てば王座にいけるので。大学最後の関東リーグなので4年生も意地を見せて、チーム全員で勝ちたいと思います。

戸田選手

―シングルスを振り返っていかがですか
前対抗戦で戦ったときに競れたので、元気出して声出して行けばちょっとチャンスあるかなと思ったんですけど、今日試合やってみて、相手の遠藤選手の調子というか、前競った対抗戦の時は(遠藤選手が)本調子じゃなくて、今日の彼が実力かなと感じて。そういう意味で差は感じました。決して僕調子悪くはなかったんですけど、それでも2-6、2-6っていうスコアだったので、久しぶりに差を感じる試合でした。

―疲れはありましたか
ないといえば嘘になりますが、筋肉痛とか体が痛いというのはなかったので。それは相手も第4戦で同じなので、ましてや単複ずっと出ている選手なので。そういう意味ではむこうよりは弱いかなと思います。

―ダブルスでは遠藤・田川ペアと戦いました。振り返っていかがですか
ダブルスは正直いうと実力の半分も出せなかったのが印象で、不完全燃焼というかすごく悔しい試合になりました。1stセットも僕のサービスゲームを落として、4-5でブレイクポイントもあって、普通にやれば取れるポイントだったんですけど。そこで普通に、いつも通りのことができなくて4-6で取られちゃったので。そこでもう心折れちゃったという部分がありましたね。

―竹下選手との調子は
最近ずっと良かったので、そんなに心配してなかったんですけど。僕らのダブルスは正直“硬い”というダブルスよりかは“爆発力”の割合の方が大きいダブルスなので、今日は久しぶりにだったんですけど調子悪い日だったなと。本当は今日早稲田戦とかの日に爆発しなければだめだったんですけど、それが逆に悪い方向にいってしまったかなという感じでしたね。

―おとといの慶應戦はいかがでしたか。たくさんの応援もありましたが
やっぱり応援はすごく大きいです。慶應戦は正直な話、1セット目の最後に雨で中断したんですけど、ちょっとミスジャッジとかもあって1stセット取られたんですけど、雨が降ってなかったら普通に2セットのストレートで勝てた試合だと思います。

―今リーグ戦で4年生をご覧になっていかがですか
やっぱり一番印象に残っているのは(慶大戦)山田さんと矢野さんの試合です。やっぱりあの試合は実力互角で、最後の最後で4年生と1年生の差だと思うので。王座にかける思いとか気持ちとかが絶対に矢野君より、法政で4年間やってきた山田さんの方が強いなと、試合を見ていろいろ考えたり感じるものがありました。

―後輩たちはいかがですか
小村君がすごく頑張ってくれたので。正直、相手も格上というか、春関・夏関、実力を見ると小村の方が劣っていたんですけど、そこでしっかり勝ってくれるというのは先輩としてももっと頑張らなきゃっていう部分は感じさせられました。

―次の試合に向けての意気込みをお願いします
一応、王座は決まったはずなんですけど、そこで油断せずに。最後9-0で勝てるくらい実力差がある学校だと思うので、しっかり締めて雰囲気よく終わりたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 20120910h王座の決勝でもう一度…!
  • 20120910tt「爆発力」を発揮できず悔やむ竹下・戸田ペア
  • 20120910nm意地を見せたい西尾・前田ペア
  • 20120910ennjinn円陣を組んでシングルスへ
  • 20120910n「なんとしても勝つ」と西尾
  • 20120910t粘り強くラリーを続ける戸田
  • 20120910k2度負けていた相手にリベンジ!小村
  • 20120910h2最後まで食らいつく星野
 

 

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