【テニス】関東学生テニストーナメント大会 1日目 男子シングルス1回戦レポート
関東学生テニストーナメント大会 1日目 男子シングルス1回戦
2013年5月6日(月)
亜細亜大学日の出キャンパステニスコート
春の日差しがテニスの始まりを告げた。関東学生テニストーナメント大会、通称春関。毎年インカレの出場権をかけて行われるこの大会は実力試しの大会でもある。早速法大のルーキーが躍動した。
試合結果
シングルス1回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 向井 涼介(社4) | 4-6,5-7 | 長船 雅喜(亜大) |
○ | 大橋 可宏(経3) | 6-0,4-6,6-4 | 石井開(専大) |
○ | 小村 拓也(経2) | 6-3,3-6,6-0 | 武内 直人(中大) |
● | 川上 隼冬(社2) | 6(2)-7,3-6 | 諱 五貴(明大) |
○ | 大友 優馬(スポ2) | 7-6(5),6-2 | 井口 裕大(明大) |
○ | 長田 和典(スポ1) | 6-1,6-3 | 山田 大地(専大) |
○ | 塚越雄人(経1) | 6-3,6-2 | 上村 功樹(駒大) |
戦評
チーム一番乗りを決めたのは期待のルーキー、塚越(経1)だった。高校時代はランキング7位の実力者がその一端を見せ、ストレートの圧勝。新たな時代の到来を予感させると、続いて手術明けの小村(経2)が本調子でないながらも勝利を収めた。新進での2年生の活躍に「自分も春関頑張ろう」と燃えていた小村は次戦、第1シードの田川(早大)と対戦する。その後も長田(スポ1)、大友(スポ2)が自信のあるフォアハンドで相手を崩し、ストレート勝ちを収め、波に乗った。惜しくも向井(社4)と川上(社2)は敗れたが、これからの課題を明確にしたようだ。
最後に登場したのは大橋(経3)。これまで大きな大会で1年以上勝ちがなかった。時には諦めそうになったがこの試合だけは違った。6-0でファーストセットを取るも、相手のミスが減り、第2セットからはデュースが続く展開に。4-6で落とし、流れは相手に渡ったかと思われた。が、今日はここで粘り腰を発揮。ファイナルにはいってもどんなボールにも食らいつき、「応援が力になった」と語るとおり、遅くまで残ったチームメイトの応援に応え、フルセットを戦い抜き、見事勝利。試合後には充実感をにじませた。
明日からはシングルスと同時にダブルスも始まる。またシングルスはシード選手も登場し、まだまだこれから目が離せない。場所を有明に移し、春関はまだまだ続く―。(一戸 亮佑)
試合後の選手のコメント
大橋可宏
―今日の試合を振り返って
最近負けたことがある相手だったのでやりづらかったですけど、気持ちで何とか乗り切りました。勝てて嬉しいです。
―これまでなかなか勝てていませんでしたが
去年全く勝てなくて辛かった時期もあったんですけど折れずにやってこれたので。今日はそのおかげで勝てました。遅くまで応援してくださった人たちに感謝です。
―春までにどんなトレーニングをされていましたか
安田トレーナーの事を信じてひたすらメニューに取り組みました。具体的には瞬発系のコートを往復するようなものや切り替えダッシュ、階段メニューなどです。
―今日の勝ちは自信に繋がるんじゃないでしょうか
そうですね…けど次勝たないとインカレに出られないので。ちゃんとした勝ち方してもっと自信をつけたいです。
―ではこの大会の目標はインカレ出場権獲得ですか
はい、春はそうなりますね。本戦に出られるように。今回でなんとか決めたいです。予選を勝ち抜くのは大変なので。できればこれで。
―では次に向けての意気込みを
気持ちで戦って何とか明日勝ちたいです。
小村拓也
―今日の試合を振り返って
新進に出てなくて、久しぶりの試合で12月以来だったので少し不安があるなかでずっとやっていてその不安が試合に出てしまいました。調子が悪い中でどうにかしてポイントを取るということを考えていて、ファイナルセットではそれができたので一歩成長できたと思います。明日は第1シードなのでそこに向けて今日から徐々にあげていきたいです。強いですけどガツガツいって勝てるとうれしいです。
―ファイナルセットまでもつれる試合になりましたが、そのファイナルセットを6-0でとったのは何か戦術を変えたのですか
最初は相手のバックハンド側にボールを集めてて、ファイナルセットではそれをフォアハンド側に展開して相手のミスを増やすようにしました。
―怪我の状態はどうですか
ほぼ大丈夫です。でも100%ではないです。
―春関までにやってきたことはありますか
入院とかもしていたので、テニスの練習不足で部活外でも練習を少しずつやっていきました。
―新進では2年生が活躍しました。いい刺激を受けられたのではありませんか
勇気をもらったというか、自分も春関頑張ろうってなりました。
―春関での目標や課題を教えてください
去年はダブルスに出てなくて、今年は出れるし、ペアが戸田主将で是非優勝目指したいです。シングルスはドローが厳しいですけどインカレの本戦を決めたいです。
―次の試合は田川選手ですが、どんなテニスをしようと思ってますか
もともと自分は攻めていくタイプで、向こうもおなじタイプなのでやりやすいと思ってます。自分は向かっていくだけなので特に深く考えずしっかり自分のテニスをしていきたいです。
大友優馬
―今日の試合を振り返って
緊張してしまって、いつも通りのプレーができませんでしたが、なんとか勝つことができたので安心はしました。明日に向けての反省がたくさんありました。
―反省点を具体的に教えてくれませんか
気持ちの面もそうですが、プレーの連続性がなくて、それと自分の持ち味のフォアハンドで攻めていけるようにしたいです。
―苦戦した1ゲーム目でしたが、2セット目で変えたことはありますか
1ゲーム目は緊張で力んでしまったのですが、2ゲーム目は逆に弱く打ちすぎて、相手に合わせてしま いました。
―新進と比べて調子、状態はいかがですか
特に状態は変わりませんけど、新進と比べれば調子はよくなってると思います。
―上級生になって後輩ができましたが、心構えとかいかがですか
2年生になって仕事がなくなって、1年生がやってくれているので、上級生として下級生に示しのある行動をしようと考えています。仕事がないので今まで以上にテニスに向き合っていきたいです。
―明日以降に向けて
明日はシングルス、明後日はダブルス、ともにインカレに出れるように頑張っていきたいです。
塚越雄人
―今日の試合を振り返って
最初は緊張してしまって普段通りのプレーができなかったんですが、中盤から普段通りのプレーが出来始めてきて、それからはいいプレーができました。よかったです。
―春関初出場についてお気持ちはどうですか
1年生なんでみんな格上なので、チャレンジャー精神で頑張っていきたいです。
―相手の印象はどうでしたか
ストロークでラリーしてくる相手でした。攻め切れる相手ではなかったので、じっくりラリーしながら、チャンスがあったら攻めるという感じでした。
―高校時代と比べて大学テニス、どうお変わりですか
高校時代はミスを待ってれば勝てましたが、大学は球の伸びもいいですし、ミスを待っていては勝てないので、自分から攻めるパターンを考えてます。
―今日の試合で見えた課題はありましたか
サーブの入りですね。もっと確率を上げていけば、相手にプレッシャーをかけていきたいです。
―収穫点はありましたか
相手がサーブ&ボレーしてきたので、前に出てきた相手の足元狙ってボールを転がして、崩すことができたと思います。
―堀越選手のアピールポイントを教えてください
ラリーだったら、相手より先にミスはしない自信があります。粘り強さです。
―明日以降に向けて
次も格上相手で、失うものはなにもないので、チャレンジャー精神で頑張っていきたいです。
長田和典
―今日の試合を振り返って
1セット目は相手がミスってくれて良かったんですけど、セカンドになってミスが減ったときに自分のテニスをしてしまって、そこが課題かなと思います。ストレート勝ちには満足しています。
―大学初の本戦出場ですが
とりあえず上がれてホッとしています。緊張とかはしなかったです。
―中盤以降のミスの原因は
明日の事を考えてしまったのが原因だと思います。
―これまでどんな練習をされてきましたか
大学に入ってからはトレーニングとかが入ってきて結構体力がついたんじゃないかと思います。
―ゲーム中の組み立ては
自分の調子と相手のスタイルを考えてやっています。今日は最初は相手のミスが多かったんでゆっくり打たせる感じで。後半はミスを減らしてきたんでこっちから攻める展開になりました。
―自分の持ち味とは
フォアで相手を左右に振ることです。
―次に向けての意気込みを
インカレに向けて頑張ります。