テニス

【テニス】関東学生テニス選手権 総括

関東学生テニス選手権 男子ダブルス決勝
2013年8月10日(土)
秩父ミューズパーク

灼熱の太陽の下、暑くて熱い戦いが行われた。関東学生選手権大会、通称夏関。法大は男子ダブルスの戸田・塚越ペアがノーシードながらも2回戦では第2シードを撃破するなど大躍進を見せ、決勝の舞台へ駒を進めた。

20130810
準優勝に輝き手応えと練習の成果を実感した戸田・塚越ペア

試合結果

男子ダブルス決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
戸田義人(経4)・塚越雄人(経1) 6-1,3-6,2-6 古田陸人・今井慎太郎(早大) 

主な成績

男子シングルス:ベスト8 小村拓也(経2)

男子ダブルス:準優勝 戸田・塚越ペア
       ベスト8 竹内遥丞(社3)・大塚拳之助(経3)
            山田晃大(社1)・村上彰吾(経1)
            小林理久(スポ2)・長田和典(スポ1)

女子ダブルス:ベスト4 水沼茉子(スポ3)・青木柚里香(現2)

戦評

決勝で激突するのは第1シードの古田・今井ペア(早大)。戸田のサーブからゲームは始まった。法大ペアは序盤から攻めていく。戸田は力強いサーブで相手を崩し、ネットプレーでポイントを奪う。塚越は抜群のボールコントロールから生まれる精密なショットで翻弄。かたちを作っていく。お互いサーブゲームをキープし、迎えた第4ゲーム、相手選手のダブルフォルトなどでブレイクのチャンスを掴むと、ここで戸田・塚越は前に出る。長めのラリーから前に出てネットプレーになると戸田が一枚上手。右手一本で鮮やかにボレーを決めると、戸田は雄叫びをあげた。見事ブレイクに成功すると、完璧に試合の流れは法大。一気にゲームを奪い、6-1 と圧倒して先手をとる。

第2セットは我慢の展開。早大ペア自慢のパワフルなテニスも立ち直り、なかなか法大ペースには持ち込めない。そんな中でも塚越のドロップショットが光るなどキープを保つ。そして、第5ゲーム、押されがちであったが6度目のアドバンテージのチャンスをモノにし、ブレイク。リードを奪うことに成功した。しかし、ここで早大ペアが目を覚ます。法大のサーブゲームの関わらず、威力十分のリターンでブレイクバックする。なおもキープされると、またもやブレイクを許し、そのままセットを奪われる。優位だと思われた矢先でもまさかの逆転でスコアはタイとなる。


勝負の最終セット。なんとかキープで食らいつくが、勢いに勝る早大ペアに5ゲーム目でブレイクされると、そのままなすすべもなく試合を決められてしまう。1-2。先手をとりながらもあと一歩のところで栄冠を逃した。

春関後に急遽組むようになったこの戸田・塚越ペア。まだ組んで日が浅く、4年生と1年生という珍しい組み合わせではあるが、迫力十分な戸田・緩急豊かな塚越のペアは息ピッタリだ。しかし、決勝戦後、戸田は「勝負強さ」。塚越は「気迫」という言葉を挙げた。まだ早稲田を倒すためには実力もそうであるが、そういう気持ちも押し出し、勝利への渇望が大事、と言う。それが今後への課題であろう。

また、戸田はシングルス・ダブルスともに5時間を超えるゲームを経験しながらも「この暑さのなかでも体がしっかり動いた」とこれまでのトレーニングの成果を実感した。限界を超えても、走れる、ということを主将自身が他の部員に印象つけることができたのはチーム全体にもとても大きい。1週間後にはインカレ。9月からはリーグ戦が始まっていくなか、この夏関で得たものを糧に勝負の時を迎える。(芳野 史征)

試合後の選手のコメント

戸田・塚越ペア

―今日の試合を振り返って
戸田:1セット目取ったんですけど、相手がシングルスの決勝をファイナルのタイブレークまでやって疲れてるなかチャンスがあって1セット目取れたんですけど結局、実力と気合いでまけてしまってもったいない試合だったんですけど、負けるべくして負けた試合かなと感じました。
塚越:勝てるチャンスがあっただけにもったいなかった試合なんですけど、次に繋げられる試合だったので、またこれから練習して頑張りたいです。

―今井・古田ペアの印象は
戸田:疲れているなか、しっかりやってくる相手で、どちらかというとシングルスっぽいダブルスをしてくる相手だったので、シングルスで直接やっても勝てない僕等がしっかりダブルスという形を作り上げて押さえ込もうと思ったんですけどね。でも、印象としては早稲田は田川・遠藤の次に今井・古田だと思って、正直勝てないかなと思ったんですけど、実際は通用する場面が多々あったので、リーグ戦に向けてプラスになりました。
塚越:二人とも上手いですし、古田さんは前で動いてという感じで、今井さんは後ろでガンガンくるってわかっていたんですけど、サーブが二人ともよかったので、ファーストが入ってないときはゲームを取れるように考えていました。

―自分達に足りなかった部分は
戸田:最後の勝負強さですかね。結局、最後競って勝つのが早稲田で競って負けるのが法政明治慶應なんで、そこに王者のプライドがあるだろうし、それを破る力が僕等をはじめ法政明治慶應にないところなんだと思います。

塚越:実力はそんなに差はないと思いますけど、相手のほうが気迫があってその気迫がボールに伝わって、その分こっちがチャレンジャーであるにも関わらず引いてしまったのがもったいなかったです。

―決勝戦をどういった形で挑もうと考えていましたか
戸田:あまり打ち合わせはしなかったですね。決勝だからどうこうってのはなくて気合いは入ってたんですけどいつもどおりのテニスを心がけました。
塚越:今井さんはボレーがあまり上手くないので、ボレーだったら今井さんを狙おうってことはありました。

―今大会を振り返って
戸田:おそらくシングルスもダブルスも人生最長の試合をこの大会でやったので、人の体ってこれだけ動くんだというのがわかって、ある意味限界を超えていたので(笑)でも、これだけ動いても体がいうこときかなくなることはなかったので、安田さんのトレーニングが効いてるなと感じましたし、小村との試合も5時間二人とも走り回ったのを他の部員がみていたので、あいつら5時間走り回っても足つらないんだって印象付けられましたし、この暑い中体がしっかり動くってわかってインカレ・リーグ戦に向けてプラスですね。
塚越:シングルスは第1シードとあたってしまってしかたない部分もあったんですけど、その分ダブルスは戸田さんと組んでもらってるんで結果を残さないといけないと思っていた大会だったので優勝できなかったのは悔しいですけど準優勝できたのは、リーグ戦とかにも繋がると思うのでよかったと思います。

―塚越選手とのペアについていつ頃から組みはじめたのですか
戸田:たしか、春関後ですかね。春関終わって戸田・小村はちょっと微妙なのでどうするかってなったときに、塚越と組んでいいですかって言ってそこから練習するようになりました。

―今後もこのペアですか
戸田:一応その予定なんですけど、リーグ戦でいきなりころって替えてもよくないので固めたダブルスをしていきたいので、合宿やってしっかりやりたいですね。

―4年と1年のペアですが違和感ないですか
戸田:そう言われるとそうだな。って感じですね。4年と1年のペアってなかなかないんですけど、やっぱり珍しいですね(笑)けど、塚越は大人しそうですけど試合になったら度胸あるタイプなんで逆に頼もしいくらいです。

―戸田主将とのペアについて
塚越:最初、予選のときは緊張していて自分のプレーができなくて競ってしまったんですけど、本戦でだんだん楽になってプレッシャーも感じずにプレーできました。

―塚越選手のいいプレーは
戸田:ボレーをミスらないところですね。試合やってて、僕自身ボレーはそこまで上手くないんですけど僕が前でうろちょろしているせいで、僕じゃないほうにボレーを打たせようとするので、そこで彼はミスらないので僕が横で繋いでいるうちに、ボレー決めてくれるので助かってます。

―戸田主将のいいプレーは
塚越:サーブもいいし、ボレーもすごくうまいのですごく助かっています。

―インカレ・リーグ戦に向けて
戸田:テニス人生最後になるかもしれないので、チームとしても個人にしても悔いだけは残さないようにやりたいです。
塚越:ここで戸田さんと結果残せたのでリーグ戦はまだわからないですけど、メンバーになれるようにインカレでも結果残して、リーグ戦で1年生でも試合に出してもらえるようになりたいです。

 
 

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