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【テニス】全日本学生テニス選手権大会 5日目 男子シングルス準々決勝レポート

全日本学生テニス選手権大会 5日目 男女シングルス準々決勝
2013年8月24日(土)
岐阜メモリアルセンター

大会も5日目を迎え、この日は単複準々決勝が行われた。法大からは唯一シングルスに竹内(社3)が出場し、第1シードの田川翔太(早大)に挑む。絶対王者にどのように試合を展開していくのか―。

08241
サーブを放つ竹内

試合結果

男子シングルス準々決勝

勝敗選手名スコア対戦相手
竹内遥丞(社3) 3-6,3-6 田川翔太(早大) 

戦評

注目の1stセットは竹内の強烈なストロークが田川を苦しめる。「最初、フォアは合わないだろうと思っていた」と2ゲームを連取し第3ゲームも40-0とリードする。すると、竹内の頭には今大会すべての試合で自分が1stセットの3ゲーム連取して試合そのもの勝ってきていることがよぎる。そこに隙ができた。王者はその隙を逃さない。そのゲームを逆転で落としてしまうと流れは完全に田川にいく。終わってみれば3ー6で1stセットを落とした。「あそこを締め切れなかったのが…」と語る竹内だったがすぐさま2ndセットに切り替える。

2ndセットでも竹内のストロークは衰えず、田川と互角に戦う。竹内が先に仕掛ける場面が多く、田川を左右に走らせ深い球が決まるとポーチに出る。そんな竹内の奮闘を象徴するようにお互いキープし合い2ー2で迎えた第5ゲーム、竹内のガットが切れた。それでも竹内は動揺せず攻め続けた。「ちょっとでも動かせば誰だってミスをする」と必死に王者に食らいつく。しかし、3ー4で迎えた第8ゲーム、竹内のサービス、「僕のサーブが甘い」となかなかサービスゲームで自分から展開できないでいると強烈なラリーの応酬から竹内が放ったバックハンドは連続でネットにかかる。さらに大事な場面でダブルフォルトをしてしまいこのセット初めてブレイクされてしまう。続く第9ゲーム、竹内のサービスとは対照的に、田川の火の出るようなサーブがコーナーに三連続で決まる。そして30-40となりマッチポイント、田川のフォアハンドから放たれた球に竹内は追い付けなかった。ここでゲームセットとなった。

インカレで法大男子はシングルスベスト8に一人、16に二人、ダブルスベスト16に二ペア。女子もダブルスでベスト16に輝いた。満足のいく結果ではないが、すぐに始まるリーグ戦につなげられる戦いだったに違いない。男子は早大エースに食らいついた竹内をはじめ、慶大No.1ペアの志賀・近藤をあそこまで苦しめた小林(スポ2)・長田(スポ1)ペア、1年生ながらベスト16に食い込む塚越(経1)とリーグ戦を楽しみにさせる材料は揃っている。以前から不安材料となっているエース不在は払拭されていないが、インカレで活躍した竹内に期待したい。王座出場の最大のライバルとなるであろう慶大は、インカレで法大を上回る成績を残しているだけに厳しい戦いが予想されるが、インカレで得たものを存分に発揮し、王座への切符を手に入れてほしい。女子もインカレでの経験を活かし3部昇格を成し遂げてほしい。  (渡邉 大地)

監督・選手コメント

植村直己 監督

―竹内選手の試合について振り返っていかがでしたか
内容が良かったと思います。勝ってきたことですごく彼の技術が上がりましたよね。ストローク、前に出てのネットプレーとか。それを3セットとか、3日4日続けられたからベスト8まで来れたと思うんですよね。

―課題というのは何かありましたか
今日みたいに強い相手だと打たれちゃうんで、ファーストサービスで勝負して2球目で攻撃できるようになるともう少し楽にキープできると思いますね。技術的なところはもうそこだけですね。ストロークも良かったし、ネットに出るのも良かったし、フィジカルもよかったし。だからそこだけです。サーブから攻める展開が作れればいいですね。

―膝も手術されたということですが…
去年が膝が痛いとかで0‐6で取られてリタイアしたんですよね。そのあと膝を手術して、焦る気持ちもあったと思うんですけど、リハビリを地道にやってきて…っていうところからスタートして、春の関東学生でベスト16に入って徐々に自信も戻ってきて。負けて波に乗れないときもあったんだけど、ちゃんと練習してきてこの大会でグッと上がってきたんだと思いますね。

―インカレ全体を振り返ってみるといかがですか
なかなか星野(武蔵=平成24年度卒)が抜けたあと、エース不在だったので、(竹内が)出てきてくれてよかったですね。本当は4人ベスト16にいきたかったんだけど、大友も(スポ2)いい勝負したし、何人か出てきてくれたのでよかったですね。いい形でリーグ戦に入れると思います。竹内に関しては言うことないですね、このまま上達してくれればいいです。
 

竹内遥丞

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
上出来だと思います。

―とにかく攻めてましたね
攻めたというか、思ったよりチャンスがあったんで、そうなったんですけど、ちょっと焦っていた部分もありました。

―その焦ったところというのは
1stセット2ー0の40-0になって、今大会の1stセットは全部3ー0から始まっていてその流れができたらちょっといい流れができるんじゃないかなって思ったときに、焦ってしまったかなと思います。そこからリズム崩れてしまって浮足立ってしまったので、攻め込まれてゲームとれなくなっちゃっていたのが問題だったのかなと思います。

―それでも最初はいい流れで試合に入れたのではありませんか
そうですね。向こうが最初フォアが合わないだろうなとは思っていたので、それを逃さないで展開できていたのであそこ締め切れなかったのが1セット取れるか取れないかの境というか分かれ目でしたね。

―田川選手と試合をしてどうでしたか
思ったよりストロークは打ち合えるんだなと思いました。そんなにエースをバンバン取られてしまうというのもなかったのでね。でも僕のサーブが甘いので、僕のサーブで僕から展開できないところが問題でした。

―田川選手といえばフットワークがすごいというイメージがあるのですが竹内選手からみたらどうですか
動きも軽いですし、追い込まれたところでのショットが深かったりだとかコースがよかったりだとか、追い込まれてから逆転するショットがいっぱいあって、そこが向こうの強みでもあると思います。攻めきることができなかったからやられちゃったんで、あともう一歩でも半テンポでも早かったら向こうのミスになっていたんじゃないかなと思います。でもすごいですよね(笑)

―試合展開で田川選手を左右に振っていたように見えましたが
止まって打たれたら、めっちゃ早い球がポンポンきて、僕が後手にまわったら向こうのやりたい放題になると思ったので、ちょっとでも動かして打点が定まらないようにだとか動けば誰でも自信のあるショットもミスすると思うので、それは考えながら先に展開しようとは思いました。でも所々展開させられちゃったところもあったので、その見極めというのが今大会一番出来が悪かったですね。

―今大会を振り返って一言お願いします
去年のリタイアから考えたら上出来というか出来過ぎたくらいで、いい大会だったと思います。ここで終わってしまったら頑張った意味がないのでこのあとリーグもあるのでリーグにつなげられたという試合にしていきたいです。

―リーグ戦への意気込みをお願いします
ここまで勝ったからにはリーグ戦でも法政に貢献できるように全力を尽くしたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 08241サーブを放つ竹内
  • 08242得意のバックハンド
  • 08243手術を乗り越えベスト8という結果を残した
 

 

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