バレーボール

【バレー】全日本インカレ 5年ぶりのベスト8!

全日本大学男子選手権大会
  4回戦 対 仙台大学
 準々決勝 対 順天堂大学
2013年12月6日(金)
大田区総合体育館

全日本インカレもベスト16が出そろい、いよいよ佳境を迎える。4回戦は東北きっての強豪、仙台大と顔合わせ。試合はセットを連取され厳しい状況に立たされるも、法大の執念が勝り大逆転勝利を飾った。続く準々決勝は春季リーグ戦で完敗を喫した相手、順大。1セット取るも順大の高さに阻まれ、ベスト8に終わった。

2013126all
4回戦では大逆転勝利をつかんだ

試合結果

トータル試合結果


法政大学
19 1セット 25

2

仙台大学

19 2セット 25
25 3セット 17
25 4セット 23
15 5セット 12

1

法政大学

25 1セット 23
順天堂大学
20 2セット 25
20 3セット 25
14 4セット 25
5セット

法政大学スターティングメンバー

選手名学部/学年ポジション
#9 池田 隼平 営3 レフト
#19 田中 尚 法2 センター
#15 木村 築 デ工3 ライト
#18 千住 治 営2 レフト
#10 村上 竜也 営3 センター
#20 長谷川 優太 法2 セッター
#6 神谷 昂紀 文4 リベロ

東北1位の強豪・仙台大に大逆転勝利!

 決勝トーナメント4回戦の相手は、今年の東日本インカレではチーム史上初となるベスト8に入り、大躍進をみせた仙台大。勢いがあるチームだけに接戦が予想される戦いとなった。
 #9池田隼平(営3)のサーブから始まる第1セットは、中盤までは押され気味ながらも何とか食らいついていく法大。しかし、 相手のセッター#4山口拓也の絶妙なトスワークの前に翻弄され、徐々に点差が開いていく。2度のタイムアウトを使いきるが、流れを変えることは出来ず第1セットを奪われてしまう。
続く第2セットでも、相手の速い攻撃に対し、法大はなかなかブロックが機能せず、ことごとく決められてしまう。自分たちのミスも重なり、途中7点差をつけられるなど、なす術なく2セットを連取されてしまう。
 もうあとがない第3セット。前のセットと同様、相手の攻撃についていけず10―12とリードを許す展開となる。しかし、ここで頼れるエース#15木村築(デ工3)が2本連続でバックライトからのスパイクを決め、流れが法大に傾きかける。さらに、次のプレーで、相手のクイックを#19田中尚(法2)が1枚ブロックでシャットアウト。ここから会場の空気が一変。ベンチ、そして観客からの声援も一層熱が増し、#15木村を中心としたアタッカー陣が調子を上げ始め、大差で第3セットを奪い返す。
 まだまだ、負けるわけにはいかない第4セット。リリーフサーバーの#12鈴木克(法3)の活躍もあり、両チームとも一歩も譲らない試合展開となる。それでも、終盤粘りを見せた法大は、第4セットをものにし、勝負はフルセットへともつれ込む。
 そして迎える第5セット。コート上で唯一の4年生である#6神谷昂紀(文4)は「負ける気がしなかった」と、今年は苦しい場面から這い上がり得た自信とともに、強気の姿勢で臨んだ。序盤からリードを奪うことに成功し、追いかけてくる仙台大に主導権を渡すことなく、14―12の場面を迎える。そして、最後の1球は、エース#15木村が渾身の力でスパイクを放ち、それが決まりゲームセット。これで法大はベスト8進出を果たし、準々決勝へと駒を進めベスト4まで、あと一勝と迫った。(南 高節) 

セット先取も立ちはだかる高い壁。ベスト8に終わる。

 ベスト4入りを賭けた準々決勝。計り知れない緊迫感が会場を支配する中、秋季関東1部5位との試合が始まった。
 第1セット。両者一歩も引くことなく、セットは終盤へ。19-19の同点から#15木村の豪快なスパイクを皮切りに、相手のタイムアウトを挟んで4連続得点。大金星を狙う法大は優位な試合運びができたことで、チームの熱気も最高潮に達する。しかし相手は実力者・順大。怯むことなくブロックなどで3連続得点を許し、法大はタイムアウトを要求。試合の流れを渡すまいと最後はエース#15木村がスパイクを決め、セットを先取する。
 第2セットは初めは追う形になるも、#9池田のバックアタック、#15木村のスパイク、#19田中の速攻と3連続で得点を奪取し、10-10の同点に追いつく。一進一退の攻防の中で、終盤に主導権を握ったのは順大。スパイク、速攻とタイムを挟んで3連続得点を許し、17-20とされる。相手の素早い攻撃、大学屈指のブロッカ―陣に法大は封じ込まれる。加えて前試合フルセットの疲労も重なり、思うような攻撃ができない。最後はリリーフサーバー#27伊藤のサーブミス、ブロックポイント、ツーアタックと3連続得点を許し、20-25。第2セットを落とした。
 セットカウント1-1。勝利の王手となる第3セットは互いに譲らぬ展開が続く。12-12の同点の場面から、#9池田、#15木村がサイドからの攻撃を試みるも、順大の#12廣瀬優希に完全に封じ込まれ、3連続失点。各選手に疲労が見られる苦しいゲームが続くが、それでも法大は食らいつき、相手のブロックミスで20-22にする。しかし反撃もそこまで。順大のタイムアウト後、3連続得点を決められ20-25。連続してセットを許した。
後がない第4セット。しかしその想いとは裏腹に、#9池田のスパイク、#10村上のクイックはコート外へ。4連続失点を喫し、3-6と苦しいスタートを切る。#15木村がブロックアウトを誘い、点差を引き離されまいと必死に食らいつくも、その後も追う展開は変わらず。高いブロック、速攻を多用され更に点差は広がる。7点を追う苦しい展開の中、この流れを変えようと#12鈴木を投入。深呼吸をして気持ちを整えるも、非情にもサーブはネットにかかった。最後は順大#3伏見大和に速攻を決められ、万事休す。5年ぶりベスト8で2013年シーズンを終えた。

連戦による体力消耗、順大の高い壁と1部のレベルの高さを痛感する試合となった。この大会で今年度の公式戦は終了し、4年生は引退。これからは次期主将・#10村上、副主将・#9池田、#13久保田雅人(営3)を中心にチームを作っていく。主力が現2,3年であることから大幅な戦力ダウンはないが、精神的支柱であった4年のいない中で来季は1部で戦う。今後はチーム内競争がチーム力底上げの鍵となるであろう。この1年間の経験を糧に、1部上位進出を期待したい。(松原 早紀)

コメント

濱口 純一 監督

―今日の2試合を振り返って
仙台大に関しては、相手の強いサーブに押されてうちがブロックを交わされた後のレシーブが上がらなかったりっていうのが1、2セット目で、3セット目から村上にクロスにきたやつをレシーブをしてからそこからこっちのリズムができたんじゃないかなと思うので、そこから流れがうちに変わったと。オポジットの木村にスパイクを打たせるというリーグ戦からの形ができたので良かったかなと思います。
順大に関しては5セットやってるので多少体力面でどうかなと思ったんですけど、1セット目順大のサーブミスもスパイクミスもあって、うちがそういう意味で楽な展開で試合を運べて。2セット目以降は完璧にこっちの体力面の低下プラスちょっと一本で決めにいこうとしてアウトになったり、ラリー中の粘りというか。ネット際に上がったボールを上手く処理できなかったところがポイントかなと思います。来年以降そこが粘っこくいければと。体力面でも粘っこいチームにならないと今年の春みたいにフルセットでモチベーション下がって、という展開になると良くないのでもう少し一人一人が考えてできるようにしたいです。今度メンバーは残っているので来年に関してはいけるんじゃないかと個人的には思うんですけど、それは1月から3月までの過ごし方で変わってくると思いますので、そこが彼らの課題だと監督としては思います。

―今年のチーム作りについて
メンバーを木村くんがレフトだったんですけどオポジットに代えて、ああいうフォーメーションにしたこと、千住と久保田がサーブレシーブでやってくれたこと、田中と村上というコンビができるようになったのでここまでこれたんじゃないかと思います。途中に池田のけがもあったんですけど、そこで1年生の緒方が頑張って、池田の穴を埋めてくれたので監督としては緒方くんの成長があったのでそこがプラスだなと思います。4年生はコートにいることは少なかったんですけど、サポート、練習だったりいろいろなサポートをしてくれたのでそういう面で貢献してくれたなと思います。

―今大会をもって引退する4年生について
小川神谷に関しては僕が引っ張ってきて小川は2年の後半から頑張ってくれたので本当に4年間お疲れ様でした、と。コートにいなかったけれども残ってサポートしてくれるということが今後続けていく人はプラスになっていくと思うので。いまは分からないとおもうんですけど、卒業してからその辺はプラスに、色々考えていってやってほしいなと。教えられるだけじゃなくて自ら考えて色々な行動だったり、バレーボールだったりをできるようになればと。頑張ってくれたと思いますのでお疲れ様でしたと伝えたいです。

―小川主将と神谷選手は現役続行するのですか
小川と神谷はそうですね、あと(アナリスト)鶴原も続けるみたいなんで。

―来季1部での戦いになりますが
具体的な目標は優勝を目指せるチームにすることが指導者としての役割だと思うので。そのための要求に対して、大学生なのでこちらの要求にどれくらい応えてくれるかだと思います。求めてるものは今までよりさらに高くなると思いますのでそれを本当に、こっちが求めていること同じくらいバレーボール観が同じになればいいチームにできると思います。そこはそうなれればいいなと今は思います。こればっかりは練習含め就職活動だったり学ぶことがでてくるのでそこをできればと今は思います。まだ話はしていないので本人たちがどこのレベルで、っていうのがありますけど私としたらいいチームをつくるのが指導者として理想だと思います。そこに向けていかにみんなが頑張ってくれるかだと思います。

池田 隼平(営3=鎮西高)

―今日の試合を振り返って
とにかく悔しいです。あんまり言葉ないです。とりあえず悔しいです。

―仙台大戦では、2セットを取られる苦しい展開となりましたが
そこで負けるわけにはいかないんで、2セット取られても、みんなで盛り上げてやってました。

―1部の順大との一戦は
やっぱり1部はレベル高いなと実感しましたし、来年のリーグ戦っていく上で、やっぱりもっと強くならないといけないな、というのは思いました。

―レベルの差を感じた場面などは
もう全てですね。全てのプレーで凄いですね1部は。

―けがもあり、苦しいシーズンとなりましたが
そうですね。けががあってパッとしない感じでしたね。

―けがの調子の方は
まぁ、ぼちぼちっていう感じです。段々良くなってきているので、これからですね。

―試合中、バックアタックを多く決めていましたが
そこはもう、これからもっと精度を上げていきたいなとは思います。

―ベスト8という結果については
出来ればもっと上にいきたかったですけど、本当に力の差を感じたんで、来年こそは必ず優勝したいなと思います。

―4年生に向けて一言
もう本当にお疲れ様でした。

―これからどのように戦っていきたいですか
今はまだちょっと考えられないですね。これから練習をやっていくうちに色々課題だったりが出てくると思うんで、これからですね。

―今後の個人の目標は
サイドアタッカーとしてやれるだけの仕事はちゃんとしたいなと思います。

―来年は最上級生となりますが
とりあえず声を出して盛り上げて。それだけです。

―今後の抱負を
来年度からリーグが1部になりますし、全ての大会優勝目指して、頑張りたいと思います。

 

村上 竜也(営3=鎮西高)

―今日の2試合を振り返って
仙台大との試合でフルセットいってしまったので、順天のときに。1セット目は調子よかったんですけど、2セット目から疲れがでてきて。あんまり自分たちの試合ができなかったことが敗因かなと思います。

―仙台大との試合は大逆転勝利となりましたが
最後の試合になるかもしれないので、みんな負けたくないという気持ちがあったので、気持ちで勝ったというような感じですね。

―ベスト8という結果について
でもやっぱりベスト4に入れるのが一番良かったかなと思うので。

―この大会で引退する4年生について
プレー以外の面で支えてくれてお世話になったなと。練習メニューもよく考えてくださって、ほんとよく下級生のことを考えてくれた先輩方でした。

―来季主将だそうですが、副主将は
池田とリベロの久保田です。

―どのようなチームにしていきたいですか
いまはまだ考えが固まっていないんですけど、とりあえず最初のミーティングで同期で話し合って、今後の課題などについて話し合っていければなと思います。

―来季1部で戦うにあたり、個人とチームの目標は
個人的にはいつでも決められるようなプレーヤーになりたいです。チームとしては高さが1部の中ではない方なので、ミスをしないチームにしたいです。

フォトギャラリー

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