重量挙

【重量挙】第61回全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会 85㌔級平仲と94㌔級赤松が優勝!! 勝負の行方は最終日へ

第61回全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会
2015年12月19日(土)
埼玉県上尾市 スポーツ総合センター

 1年間の集大成である全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会(インカレ)が埼玉県上尾市で行われた。77㌔級から出場の法大は2日目から登場。目標の点数を獲得できない選手がいたもののトータル94点を獲得。優勝の可能性を残し20日の試技に臨む。

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平仲は総得点24点をチームにもたらした

試合結果

個人成績(丸数字は順位)

選手名階級順位総得点スナッチクリーン&ジャークトータル
 平良勇祐 77kg級 準優勝 20点 133kg③ 166kg② 299kg
 篠原航平  77kg級 3位 17点 126kg④ 164kg③ 290kg
 平仲浩也 85kg級 優勝 24点 139kg① 171kg① 310kg
 新海裕輝 85kg級 6位 10点 126kg⑦ 166kg④ 292kg
 赤松哲郎 94kg級 優勝 23点 153kg① 177kg② 330kg
 

戦評

 点数がやや伸び悩んだが、トータルで94点を獲得した。

 77㌔級には平良勇祐(営4)と篠原航平(文3)が出場。スターターである篠原はスナッチを3本とも危なげなく成功させると、ジャークも最後の1本を失敗するが、トータルで3位となる。一方優勝候補の平良は思い通りの試技ができない。スナッチで3位とやや出遅れると、ジャークも2、3本目を連続で失敗し、惜しくも2位。トータルでも1位に3点及ばず準優勝となった。優勝は果たせなかったものの、両者とも表彰台に登る。

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ジャークの3本目、平良は逆転優勝を狙ったが惜しくも失敗
 
 続いて行われた85㌔級では新海裕輝(キャ3)と主将の平仲浩也(法4)が出場。新海はスナッチで2本失敗するなど不本意な試技に。ジャークは3本とも成功させ、自己新記録も出したが、結果は6位。得点が10点しか取れず「申し訳なさでいっぱい」と語った。対する平仲はスナッチの2本目のみの失敗にとどめる。スナッチもジャークも1位で終え、着実に優勝を飾り最高得点の24点を獲得する。

 本日最後の階級となる94㌔級には赤松哲郎が試技を披露。スナッチでは全て成功に終え、3本目の153㌔は大学新記録と大会新記録に輝いた。しかしジャークは2本目の177㌔しか成功せず、ジャークの順位は2位に。トータル330㌔も大会新記録となり、優勝はしたものの、満点である24点を期待されていただけあって「喜べないところもある」と話した。

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スナッチで大会新の153㌔を挙げた赤松

 今日の時点で法大の総得点は94点。明日は3人の選手が出場するが、105㌔級、+105㌔級どちらも日大の選手が立ちふさがる。力を発揮し、強敵相手に得点をもぎ取れるか。明日の試技からも目が離せない。(安藤優花)

選手コメント

85㌔級 平仲浩也主将

―今日の試技を振り返って
試合前から調子が良くて、良い感じで結果も出たので良かったです。

―普段通りできれば優勝が狙える状況だったと思いますが、気持ちを作ることについては
最後の団体戦で4年間最後の試合、というだけでモチベーションは全く下がらずできました。「やったるぞ」くらいの気持ちで臨めました。

―自身の試技・結果については特に気になる点はなかったのでしょうか
スナッチの2本目を落としてしまったのは、自分としても予想外だったというか。140㌔スタートできる力をつけてきていたので、2本目を落とした時はヤバいと思いました(笑)。でもそこでも、試合前にもとっている重量だし8点もらえるというのが自分の中にあったので、3本目は普通にやって取ることができました。1本目から24点狙うぞくらいの気持ちでいたので、悪い試技はなかったんじゃないかなと思います。もし2本目をとっていたら3本目は大会記録を狙わせてあげようと思っていたと言われて、もちろん最後なので大会記録を狙いたかった部分もあるんですけど、監督さんが考えていた重量はしっかり全部とれていたので良かったかなと思います。

―試技前に監督に何か声をかけられましたか
今回何もなかったですね。4年目なので、たぶんもう分かるだろうと。以前は緊張した顔をしていると「ちゃんとやってきているから大丈夫だ」とか言ってもらうこともあったんですけど、今はもう自分の中でももう分かっているし、それが監督さんにも伝わっているんじゃないかなと思います。

―チームとして85㌔級までで4人終えていますが、できとしてはいかがですか
新海がもうちょっと伸びてほしかったというところはあるんですけど、他のメンバーは全然問題なかったですね。他がこれからちゃんと埋められるところを埋めていけば、まだ全然行けるんじゃないかなと。

―77㌔級で平良選手が優勝を逃してしまいましたが
優勝してほしかったなというのはあるんですけど、チームとしては予想していた点数と相違ないので痛手という感じではないですね。

―残る階級でのポイントは
105㌔級の奥瀬が、新海同様に1位の日大の選手以外と結構混戦なんですよ。なので、そこで6本ちゃんととってくれれば絶対伸びるという階級です。自分たちもきっとヒヤヒヤしながら見ることになると思うんですけど、そこがとれればまた変わってくると思います。

94㌔級 赤松哲郎

ー今日の試技を振り返って
スナッチは予定する重量をきちんとこなせて調子良くできたんですけど、ジャークの方が1本目から落としてしまって、悪い流れのまま2本目は取れて、ちょっと後手に回る感じになってしまって、3本目を取らないといけなかったんですけどできなくて。練習が足りなかったですね。

ースナッチとトータルでは新記録が出ましたが
記録的にはそういう結果で良かったんですけど、やっぱりインカレっていうのは順位を取ってかなきゃいけないんで、そういう面では喜べるところと喜べないところがあります。

ー今日の調子は
ちょっとだけ当日に体重が多くてちょっと減量があったんで、少しだけ足に来てましたね。

ー来年に向けて
来年はこんな記録よりもっと多くやって、インカレでは大学新記録じゃなくて日本記録取れるように頑張りたいです。

77㌔級 平良勇祐

ー準優勝でしたが、試技を終えていかがですか
優勝を狙ってきて、スナッチもいい感じだったのですが、ジャークの方で力不足でしたね。なので悔いはないですし、もう他の選手の健闘を祈るだけですね。

ー総得点は20点でしたが
計算では今回は日本大学との接戦があって、いつもは大幅に得点計算するのですが、自分は20点という計算をされてまして。その20点は取れてマイナスにしたわけではないので。4年生でもっと上にいけると言われてて、同じ点数を取ってしまったことは不甲斐ないですし、それを下回らなくて良かったです。篠原も上がってきたので。

ースターターとして初めて臨みましたが
調子は良く、悪かったわけではないのですが、スナッチは2番に入れてジャークも自信はあったのですが試合は何が起こるかわからないので。減量も4、5㌔くらいあってきつかったんですが、今までで1番良かったと思います。自分は負けた選手も中学校からの同級生で、大学の最後の最後で負けてしまいました。ただまだ終わりじゃないので、社会人でもお互い続けると思うので、そこで勝てるように頑張りたいです。

ースナッチを5㌔落としてスタートしました
相手を見ての駆け引きでした。2本目をとっておいて3本目に137㌔をいかないといけなかったのですが...。悔しいです。

ージャーク2本目の際には全く挙げられず、ため息が出ました
あれはちょっとバーベルの方が前に行っていまして、くっつけて真上に挙げようとしたのですが、離れていたのでどうしようもなかったというか恥でした。自分的にあの場面で落としてしまったのは恥ずかしいことでした。だから3本目をやってやろうという気持ちだったのですが、挙がってきませんでした。

ージャークは新垣選手に3本目で逆転を許しました
元から力のある選手で、それまで負けたことはなかったのですが、高校3年の最後の最後に負けて、大学でも最後に負けてしまいました。あっちは結構力があるので、けがもないと聞いていたので接戦になるなと感じていて。まあ結局負けてしまったので、相手が強かったのだと思います。

ー同じ階級の篠原選手は3位入賞しました
それが1番大きかったですね。篠原は想定より大幅に多く点数を取っていると思うので、彼の頑張りは大きかったですね。3番に入ったのも良かったです。

ーこれから出場選手する選手に一言
これからは接戦というかほとんど決まっている戦いになるのですが、奥瀬のところでまた駆け引きがあるので、+は日本大学はパーフェクトなのでそれまでに差をつけられるように頑張ってもらいたいです。

77㌔級 篠原航平  

―今日の試技を振り返って
昨年・一昨年と対抗戦の方には出させてもらっているんですけど、1本目を大体失敗していて、とったことがなかったと思うんです。今回はちゃんとスナッチ3本を取ることができました。まあスナッチ3本はベストからはだいぶ下で、日大の選手を意識して被せていくっていう感じの試合だったので。それでも3本しっかりとれたので、良かったと思います。ジャークに関しては、最後の169㌔を取りたかったんですけど取れなかったので、まだそこは自分の力不足かなと思います。

―最近の伸びが大きいとお聞きしました
ずっと69㌔級で出ていたんですけど、階級を上げて力が段々ついてきて。それでまたうまく試技がかみ合うようになってきたというか。調子も良くて、合宿中にも自己新をとったりしていたので、自信を持って試技に臨むことができました。

―始まる前、監督に課された目標や言われたことは
日大の井筒選手に負けないようにするということと、井筒さんを倒してからしっかり上の順位を狙っていくことですかね。きちんと一本一本丁寧にとっていくという話をしていただきました。

―表彰台は狙っていたのでしょうか
スタートリストを見た時に自分より上の人が何人か居たので厳しいかなと思ってやっていたんですけど、1人失格の人が出たので。ラッキーでした。今回はラッキーで表彰台に上がれたので、来年は実力で天辺に上りたいなと思います。

―スターターとして意識していた部分は
平良さんが強いので、僕が1番最初に試技をすることは分かっていて。一昨年もスターターとして出場して、1本目を失敗するという悪い流れを作ってしまっていたので、良い流れを作れるように練習から意識してきました。結果としてスナッチ3本、ジャークは1本落としてしまったんですけど高い成功率で試合ができたので、まあまあだったかなと思います。

―大会前にキーマンとして名を挙げられていましたが
自分と85㌔級の新海が日大との直接対決なので、そこをしっかり負けないようにするという部分で、そういう話が出たのだと思います。自分は最近調子が良かったので、絶対勝てると思っていました。スナッチも今日の記録より5㌔くらい上をベストでとっていて、合宿中も135㌔惜しいくらいまであげられていたので、失敗するわけないと思って今日はやっていました。

―今後も77㌔級で行く予定ということですか
もちろんです。もうさすがに減量するとなると6㌔くらい落とさないといけなくて、厳しいです(笑)。むしろまだ体重は増やせるので、もっと増やしてしっかり力をつけていきたいです。今回の最後の169㌔のクリーンとかも感覚としてはよかったので、自信を持って来年優勝できるように、冬場しっかりトレーニングを積んで次のシーズンにつなげたいと思います。

85㌔級 新海裕輝  

ー試技を終えていかがでしたか
申し訳なさでいっぱいです。19点くらいを最低でも取るという話だったんですけど、結果10点しか取れないで、半分くらいでした。なので自分のやってしまったことは大きいかなと思います。

ースナッチで130㌔を2本失敗してしまいました
スナッチは練習では調子が良くて、いけると思っていたんですけど、2回とも同じ失敗をしてしまって。重くはなかったんですが、力が発揮できませんでした。

ー一方、ジャークは3本成功しました
スナッチも失敗してしまったんですが、自分のやってきた練習も間違ってないと思っていたので、ジャークも切り替えられました。166㌔は自己新記録でした。

ー監督からは試合前には何と言われましたか
日大の青野さんに絶対に負けるなと言われていたのですが、結果上位に入られてしまって申し訳ないです。

ーインカレ初出場でしたが
特にインカレだからというのはなかったのですが、去年も出れそうで出れなくて、今年は最初から出る予定だったので、その分気負うことなくできました

ー出場が決まったのは
去年のインカレが終わったあとの反省会ですぐに「お前は出るから」と言われて自分もその気持ちでやっていました。

ー1年間を通せば成長したのでは
そうですね。成長できた年でしたけど、ここで結果を出せなかったことは申し訳ないです。体が大きくなって体重も増えて、ウエイトに対する考えとかも固まってきて、3年生ですし周りも見るようにしてきました。

ーこれから出場される選手に向けて
もう自分は応援しかできないので、あとは頼んだぞということですね。

フォトギャラリー

  • weight011平仲は総得点24点をチームにもたらした
  • weight017篠原は17点を獲得し、チームに貢献
  • weight018平良はスナッチでこらえて3本目・133㌔を成功
  • weight023平良・篠原は2人で37点を獲得
  • weight0094年最後の試合で優勝を飾った平仲
  • weight007新海はジャークで自己新記録の166㌔を記録した
  • weight015赤松は2位の選手と14㌔差をつけ圧倒的優勝
  • weight016大会新記録を表彰された赤松
 

 

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