【重量挙げ】全日本学生ウエイトリフティング個人選手権 3つのメダル獲得も...課題残る結果に

全日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会
2013年5月17日(金)、18日(土)、19日(日)
はびきのコロセアム

大学重量挙げ界の個人の頂点を決める戦いが、大阪・羽曳野市を舞台に3日間の日程で行われた。昨年の大会では優勝2人、準優勝3人と好成績を収めた法大。インカレ王者として、今年もメダルラッシュへの期待が高まった。

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大学で初めての入賞を果たした木野

試合結果

個人成績

選手名階級成績スナッチクリーン&ジャークトータル
山城聖也 56kg 棄権
雨宮 賢 69kg 7位 110kg⑦ 140kg④ 250kg⑦
宮本将平 69kg 13位 105kg⑭ 130kg⑬ 235kg⑬
平良勇祐 77kg 7位 118kg⑦ 150kg⑤ 268kg⑦
篠原航平 77kg 9位 115kg⑧ 145kg⑧ 260kg⑨
比嘉貴大 85kg 準優勝 130kg② 155kg② 285kg②
平仲浩也 85kg 3位 127kg③ 155kg③ 282kg③
木野 英 94kg 3位 130kg⑤ 165kg③ 295kg③
赤松哲郎 94kg 6位 130kg④ 155kg⑦ 285kg⑥
永田大介 105kg 8位 125kg⑩ 160kg⑥ 285kg⑧
柴田幸大 105kg 9位 125kg⑪ 160kg⑦ 285kg⑨
山本翔也 +105kg 記録なし 140kg② 0kg 0kg

戦評

初日に行われた男子56kg級では、山城がエントリーされていたものの、怪我の不安により出場を回避。法大は2日目からのスタートになった。
2日目最初の69kg級に出場したのは、雨宮と宮本。雨宮はスナッチ、クリーン&ジャークの2種目ともに1本の失敗に抑え、7位。昨年の大会にも出場した宮本は、本来の力を出し切れず、昨年の記録を3kg下回り13位に終わる。続く77kg級では、昨年の大会で準優勝した平良と、ルーキーの篠原が出場。優勝の期待もかかる平良だったが、本人曰く「今は何が何だかわからない状態」というスランプを克服することが出来ず、2種目ともに挙げるのがやっとの状態。大学に入って最低の7位に沈んだ。篠原はトータル9位に入り、今後の成長に期待が掛かる成績を残した。さらに男子85kg級には昨年優勝を成し遂げた比嘉と平仲が登場したが、互いにトータルで計3本ずつの失敗とピリッとせず。比嘉はスナッチでのミスが響き、トータル2位で連覇はならなかった。平仲は棄権者が4人も出たこともあって3位に入り、比嘉と共に表彰台に上がった。この日最後の94kg級には、昨年度の高校総体でこの階級を制した新人・赤松と、選抜大会を棄権していた木野がエントリー。共にスナッチで2本、クリーン&ジャークで1本の成功に終わったが、赤松は新人ながら6位に入り、木野は大学で初めてのメダル獲得となる3位に入賞し、表彰台では笑顔を見せた。
最終日の105kgでは、柴田、永田大の昨年の大会にも出場した2人が、2種目ともに1本ずつの成功にとどまり、上位進出はならず。最後の階級である+105kg級では、主将の玉城が出場を回避したが、昨年準優勝の山本がスナッチで2位に入り、今大会法大初の優勝に期待が高まった。しかしクリーン&ジャークで失格を繰り返し、成功することが出来ず。まさかの記録なしに終わった。
結局法大は6つの階級で計11人が出場し、準優勝1人、3位入賞が2人という成績にとどまった。昨年のメダルラッシュを考えれば、不本意な結果に終わったと見て良いだろう。それ以上に悪い意味で目立ったのが、各選手の成功率の低さだ。スナッチ、クリーン&ジャーク共に2本以上成功したのは雨宮ただ一人で、表彰台に上った3選手に関しても、他の選手同様失敗が目立ち、本来の試技を見せたとは言い難い。今後はインカレの前哨戦となる東日本大学対抗戦に向けた調整に入るが、成功率は団体戦において勝敗を左右する大きなポイントだけに、今回の結果を教訓にして、チーム一丸で好成績を収めて欲しい。

試合後の選手のコメント

雨宮 賢(経3)

―久しぶりの試合出場になりましたが

とにかく久しぶりなんで緊張よりも早くやりたいっていう感じでした。ジュニアも出たんですけど、こういう個人戦出るのは久しぶりだったので。

―試合での試技はいかがでしたか
一応試合ベストは更新したんですけど、自己ベストは2kg下ってことで、特に1、2本目リズム良くとって3本目取れなかったって言うのは3本目弱いっていうのが本番で出てしまったので、これから3本目取れるような練習をしていきたいです。

―これからインカレに向けて団体戦もありますが
メンバーに入るのはちょっと厳しいのかもしれないですけど、やっぱりしたの者が上を上げていかなくてはいけないので、上の人を煽る感じで盛り上げていきたいです。

―個人的に期待している新入生はいますか
赤松と篠原…やっぱりこの2人ですかね。

平良勇祐(営2)

―今日の試技を振り返って
全部含めて一番最悪な試合でした。特に最近スナッチについてはフォームのほうが本当にわからなくなってしまって、それを修正できずに試合に臨んでしまって、スタートの重量しか取れなかったので。スナッチについては練習においても何が何だかわからないっていう状態で、凄い悩んでて、今大会でちょっとでも上げることが出来ればまた自信になったかも知れ人ですけど、やっぱり駄目だったんで。
ジャークに関しても前回の試合で悪かったので今回は優勝とかじゃなくて、自己新を狙うっていう気持ちだったんですけど、でもスタートの1本しか取れずに2、3本目を失敗してしまって。前の大会ではクリーンまでは行けてて足が弱くて立てなかったんですけど、今回はそれも出来なかったんですけど、前の大会より悪いという感じです。

―選抜大会の時も不調とおっしゃっていましたが、長引いているのでしょうか
はい。3月のジュニア選手権からなんですけど、今年に入って3大会出させてもらったんですけど、自己新を狙えるような雰囲気になく、一応練習では頑張っているんですけど、やってるのにこんな結果が出ないっていうので。初めてウエイトリフティングやってて悩んでるんですけど、高校の時は上手くやれてましたし、今になって悩んでいるなっていう感じですね。

―昨年は69kg級でも出場されていましたが、今年は77kg級で出場を続けていますが
77kg級っていうのは決まっています。足がただでさえ弱いので、減量してしまうと立てなくなってしまうので。

―何か復活への課題などは見えていますか
正直今でも先輩とかに話を聞いて、先輩もアドバイスをくれるんですけど、それを少しは実践してるんですけど、今回一ヶ月で修正出来ずにまた同じようになってしまったので、また次は東日本対抗戦があるんですけど、それまでに修正したいと思いますけど、今は正直何が何だかわからない状態です。初めてこの競技を難しいなと実感しています。高校の時はやれって言われたことをやっていれば重量も伸びたんですけど、大学に入って…。1年目は69kg級は高校の時から記録伸びてないんで薄けど、それでも通用したんですけど、今年になって階級上げて、重量が足りずに焦っている部分もあると思います。

―東日本団体戦へ向けて意気込みを
メンバーには選ばれると思うんですけど、同じ階級に篠原っていう1年生がいて、彼も結構力があって、ライバルと言うか、彼に負けないで、やっぱり監督に言われた重量をしっかり取る練習をして、次は結果を出したいと思います。

篠原航平(文1)

―3月のジュニア選手権に続く公式戦出場となりましたが
スナッチの1本目ちょっとセコンドミスがあって、ぎりぎりに出てきたんですけど、何とか1本目に取れて、そこから2、3本目としっかり取ろうと思ったんですけど、3本目はまだ実力が足りなかったのかなと。ジャークに関しては2本目のニータッチを取られたのがちょっと予想外で、そこでちょっと調子を崩してしまいました。自分では付いていないつもりでしたが

―今大会の目標は
とりあえず2年生の平良さんが一緒に出たので、平良さんを倒そうと思ってやろうと。スナッチはとりあえず平良さんに離されず、ジャークで150以上上げられればいいなと思ってたんですけど、なかなかうまくはいかなかったですね。

―入学して1ヶ月が過ぎましたが、法大重量挙げ部はどんな部ですか
玉城キャプテンが、やるときはやる、緩める所は緩めるっていうメリハリを持ったキャプテンなので、その雰囲気は自分も凄い合っているのと思って、やるときはやって、抜くときは抜くっていうメリハリがついて、凄い良い雰囲気で練習できて自分はとても充実していると思います。

―今後の具体的な目標は
インカレまでにスナッチ125kgのジャーク160kgを目標にやっていきたいです。その前に東日本のインカレがありますので、そこで6本取って、自己新を出して、今日みたいな試合はなるべくしないようにしていきたいです。

―団体戦出場の期待もありますが
団体戦は自分だけの力では到底勝つことは出来ないので、先輩隊と練習の時から高め合って、いい雰囲気で練習して、皆で協力してやっていきたいと思います。もし団体戦に選ばれたら、しっかり6本取って、ポイントを稼げるように、頑張っていきたいと思います。

比嘉貴大(営4)

―今日の試技を振り返って
スナッチは1本目良かったんですけど、1本しか取れなくて2本目、3本目は上がってるんですけど、失格を取られてしまったので、そこを改善していかなくてはと思います。

―昨年はこの大会で優勝しましたが、今回は準優勝になりました
トータルの数字は上がっているんですけど、順位は下がっているので、トータルが上がっても勝てなければ意味がないので、相手も練習していることで水死、やっぱりもっと自分を追い込んで、もっと成長出来ると思うんで、しっかりやっていきたいです。

―今後の課題について
6月にフレンドシップ大会っていう日韓中の大会があるので、そこでしっかり結果をまずは残したいです。やっぱり一つ一つの試合をインカレっていうのを見据えたものになるので、一つ一つの大会を大切にして、自分が思うに団体戦っていうのは自分が仮に良かったとしてもダメなんで、皆で戦っていきたいと思います。

―最上級生と言うことで、今年は最後のインカレになりますが、目標は
個人、団体共に優勝することです。そこまでのプロセスを大事にして、気を抜かずやっていけたらと思っています。

平仲浩也(法2)

―今日の試技を振り返って
スナッチは最初のスタートを落としている時点でもう全部台無しと言うか、選抜大会で失格になってから1本目をしっかり取れるように練習に励んで、スタートも選抜より落として、よしちゃんと3本取るぞっていう感じで臨んだんですけど、結局1本目失敗して、2本目成功して、3本目もちゃんと取れたんですけど、3本目までしっかり挙げていけてない時点で自分の中でスナッチはダメかな、と。ジャークはスナッチ悪かったんで、最初の1本目取ってからはもう3位が決まったんで、トータル290kgを目標にして、それに向けてジャークで163kgを取りにいったんですけど結局2本目取れず、流れに乗れないまま3本目もそのまま生かせてもらったんですけどダメで、不甲斐ないです。

―選抜大会は失格に終わりましたが、今大会にかける思いは強かったのですか
そうですね、今回良かったことは先輩に比嘉さんと選抜大会で一緒に表彰台に乗るっていう目標があって、それを今回果たせて、初めて一緒に表彰台に登れたんで、次は並んで登れるように、どちらかが優勝できるように、頑張っていきたいです。

―これからインカレに向けた試合が増えていきますが
次の東日本対抗戦ていうのはこの大会と全く違うので、自分のやりたい試技をやるというよりはチームのやりたい試技をやるというか、皆で求められてる試技をやるという感じで、そこをプレッシャーと言うか、1年生の頃経験したんですけど、プレッシャーと言うよりはみんなからパワーをもらえるという感じでやりがいがあるので、もっと力をつけていきたいです。団体戦となったら監督さんに言われた重量を取るという感じなので、監督さんに信頼してもらえるように、自分の取りたい重量を取らせてもらえるように、頑張っていきたいです。

木野 英(文3)

―今日の試技を振り返って
スナッチのほうは自分のベストは出せたんですけど、自己新が出なくて、悔しい気持ちもあります。ジャークに関しては自分の力が出し切れなかったんで、腰を痛めてたんで、そんなに練習が出来なかったって言うのもあるんで、まずは怪我をしっかり治して、次が今回取れなかった重量をスタートの重量にしていきたいですね。

―大学で初の表彰台でしたが、上がった時のお気持ちは
嬉しかったですね。でも、まだ順位は低いな、と。

―一方で成功率が高くありませんでしたが、上げていくための課題等は
成功率を上げるってなると、やはり重たい重量をどんどん上げていくっていう練習が大切だと思います。やっぱり慣れが大事だと思うので。

―次の東日本大学対抗戦に向けて一言
そうですね、東日本のメンバーに入れたら、今回の試合で上げた重量をスタートの最低ラインにしていきたいですね。

赤松哲郎(文1)

―初めての個人選手権でしたが、試技を振り返って
スナッチ1本目を落としてしまって、最初のスタートとしては悪いものになってしまったんですが、あとの2本はしっかり挙げられたんで、良かったです。ジャークのほうは1本目とっていい流れが来たんですが、残りの2本を失敗してしまって、ちょっといい結果ではなくなった感じ…です。

―3月のジュニア選手権に次ぐ大学の大会でしたが、改めて高校とのレベルの違いを感じますか
高校と違ってレベルがやっぱり高いので、これから練習を積み重ねて、もっと記録を上げて、通用するレベルになりたいです。

―同階級で木野選手が表彰台に登りましたが、いずれ自分もと言う気持ちはありますか
はい。同じ階級に木野さんがいるので、まずは木野さんを追い越して、そこから表彰台に上がっていけるようにしたいです。

―これからインカレを見据えた大会が増えますが、意気込みを
自分は補強が弱いので、そこを強くして、インカレに向けて頑張っていきたいです。

宮本将平(法4)

調子は良くなかったですし、スナッチ、ジャーク共に1本目を落としてしまって、そこからリズムが崩れてしまいました。ジャークに関してはスタート(の重量)を下げたんですが、下げたところで1本取れなかったのが一番悪い点ですね。
もう全日本て名前の付く大会はインカレだけなんで、難しいかもしれないですが、インカレ出れるようにやっていきたいですし、メンバーに選ばれ無かったとしても、練習の中で自分が担う役割はあると思うので、雰囲気づくりも意識してやっていきたいです。

柴田幸大(文4)

練習ではそんなに悪くなかったので、その分悔しく思います。試合前の練習でスタートの重量を上げられなかったりしたので、練習で上げられない重量は試合でも上げられないなと思いました。
学年一番上なので、後輩はみんな自分たちの練習や私生活を見て部で生活してるので、今回試合では全然良くなかったですけど、これから東日本対抗戦もあるので、これからまたしっかり練習して、後輩たちがついてきて来ればいいと思います。
今回みたいに(スナッチ、ジャークで)1本ずつで終わっているようじゃ試合なんて出してもらえないので、これから記録を伸ばしていかないといけないんで、練習から自分の課題を見つけていって、東日本に出してもらえたら6本取れるように頑張ります。

永田大介(人4)

去年悔しい思いをして、今年は上手く結果を出したかったんですが、あまり上手くいかなくて、悔しいです。次の東日本対抗戦まで2か月あるんで、そこに向けてアピールしたかったんですけど、残念です。
スナッチは最初の重量をしっかり取って、2回目3回目とリズム良くつなげていけばよかったですが。ジャークについても勝負どころの2回目をしっかり取れば、もっとうまい展開になったと思うんですけど、課題が出ました。4年生なんで、残りの試合も少ないんで、しっかり大事にやっていきたいです。後輩もいるんで、しっかり練習や試合で結果残して、チーム全体に勢いをもたらしたいなと言う思いでやってます。最後まで悔いのないように全力でやりたいです。                                    

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