【重量挙げ】全日本大学対抗戦 届かなかった3連覇...インカレ団体準優勝

第59回全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会
11月29日(金)~12月1日(日)
さいたま市記念総合体育館

全日本大学対抗戦制覇―法大重量挙げ部は一年間、部員全員がこれを最大の目標として戦ってきた。いよいよ訪れたリフターたちの「絶対に負けられない戦い」。法大は3連覇をかけ、8人の選ばれし精鋭たちが戦いの場に上がった。

1 A
2大会連続個人優勝を果たした玉城

試合結果

団体成績

大学名順位総得点
日大 優勝 151点
法大 準優勝 119点
九州国際大 3位 110点
中大 4位 106点
日体大 5位 87点
明大 6位 83点
金沢学院大 7位 68点
平成国際大 8位 53点
早大 9位 52点
大商大 10位 35点

個人成績(丸数字は順位)

選手名階級順位総得点スナッチクリーン&ジャークトータル
篠原航平 69kg級 6位 8点 115kg⑦ 150kg⑥ 265kg⑥
平良勇祐 77kg級 3位 17点 125kg④ 156kg② 281kg③
比嘉貴大 85kg級 優勝 23点 141kg① 176kg① 317kg①
平仲浩也 4位 14点 136kg③ 158kg⑥ 294kg④
木野 英 94kg級 3位 15点 132kg⑦ 166kg② 298kg③
赤松哲郎 7位 7点 135kg⑥ 158kg⑦ 293kg⑦
玉城安剛 +105kg級 優勝 23点 156kg① 193kg② 349kg①
山本翔也 5位 11点 136kg⑥ 176kg⑤ 312kg⑤

1、2日目戦評 流れを変えた比嘉、平仲の奮闘!

 スターターの大役を任されたのは、1年の篠原航平(文1)。本来の77kg級から階級を一つ下げた65kg級での出場となった。重圧のかかる中迎えたスナッチの1本目は。スタート重量より1kg下げた155kgを持ち上げることができず失敗。「1本目の流れを絶てずにそのまま2本目も良くない試技をしてしまった」と2本目も失敗してしまうが、後がない3本目を成功させて踏みとどまる。クリーン&ジャークは2本成功させたがスナッチの失敗が響き、初めてのインカレは6位という結果に終わった。法大にとって最初の階級で流れをもたらしたかったが、8得点でのスタートとなる。
 続く77kg級には、9月の東日本個人選手権で不振からの復活優勝を果たした平良勇祐(営2)が出場。優勝候補の日大との点差を詰めるためには、この階級で井筒(日大)より上に立つことが必要条件だ。平良はスナッチを2本成功させ、自己新記録の125kgを記録。クリーン&ジャークも楽々と2本目までを成功させる。3本目の試技直前、井筒が158kgを成功させプレッシャーのかかる中、平良朝順監督は159kgを指示し、勝負に出る。しかし、クリーンまでは2本目までと同様に形を作れたが、そこから持ち上げることができず失敗。試技の後平良はうつむき、悔しそうな表情を見せた。3本目が成功していた場合は井筒を抜くことができたが、それはかなわず井筒に優勝を許してしまう。それでも3位につけて18点を獲得し、後に望みを託した。
 日大との点差が開き迎えた85kg級には、比嘉貴大(営4)と平仲浩也(営2)がエントリー。今季成功率の低さが目立っていた平仲だが、この日は安定した試技を見せる。ミスの多かったスナッチの1本目を取ると、2本目も成功。2本目から9kg増量した3本目は気合い十分のガッツポースを見せて試技に臨み、自己新記録となる136kgを成功させた。平仲に続き、比嘉貴も最後のインカレで貫禄の試技を披露。3本全てを成功させ、自己新記録の141kgでスナッチを2位につける。クリーン&ジャークでは、平仲は落ち着いて2本目までを成功させるが膝のけがが響き、161kgに挑戦した3本目は失敗。その後、スナッチで135kgを記録していた久米(金沢学院大)が165kgを1本目で成功させたため、クリーン&ジャークで計算していた平仲の4位入りが厳しくなり、「この階級では何点を取るという監督さんの考えを変えてしまった」(平仲)と、法大の運命は比嘉貴へ託された。その比嘉貴は、スナッチを全てを成功させた勢いそのままに、クリーン&ジャークでも3本全て成功という圧巻の試技を見せる。3本目では、1本目から11kgも増量した176kgを成功させた。その後、スナッチ1位の山本(日体大)が同重量を失敗し、比嘉貴の優勝が確定。スナッチ、クリーン&ジャーク共に自己新記録をマークし、最後のインカレで有終の美を飾った。トータル4位の平仲と合わせ、法大はこの階級で37点を獲得。首位の日大と33点差を残し、勝負の最終日へ進むことになった。(熊谷 優)

3日目戦評 「あと一本」が上げられず…玉城は個人連覇!

 85kg級での挽回によって、このままチームとして勢いに乗れるか。日大との差は依然33点開いていたが、残りの2階級に出場する4選手で逆転優勝を狙った。
 94kg級には木野英(文3)と赤松哲郎(キャ1)が出場。両選手は今年からチームの主力となり、初のインカレメンバーに選ばれた。共にスナッチの最初の1本目を130kgで通過すると、木野は131kgを挙げた日大・清水を抑えるべく、自己新となる132kgを成功させた。しかし続く試技で清水が135kgを成功し、木野は再度それを上回る136kgに挑戦。成功すれば3位に入るところだったが立つことが出来ず、スナッチは7位と出遅れてしまった。赤松は135kgを成功したが、同重量で並んだ4人の中で最も体重が重かったため、6位と伸び悩んでしまった。クリーン&ジャークでは木野が166kgで2位に入ったが、赤松は1本目の成功のみで7位と伸び悩み、得点を伸ばすことが出来なかった。2人で計22点を稼いだが、日大との差は25点と詰め切ることが出来なかった。
 105kg級で日大が21点を獲得し、この時点で優勝が完全に消滅した法大。最後の+105kg級には、主将の玉城安剛(法4)と初出場の山本翔也(法3)の2人が出場した。4年間で最後の試技となった玉城はスナッチで首位となる156kgを挙げると、クリーン&ジャークでは初となる200kgに2度挑戦。観衆の注目を一身に受け、クリーンを軽々と持ち上げた玉城だが、ジャークを成功させることが出来ず、悲願達成はならず。それでもトータル349kgと圧倒的な実力を見せつけ、個人連覇を成し遂げた。一方の山本は2種目で1本ずつの成功に止まりトータルも5位。初の大舞台で、実力を出し切ることは出来なかった。
 日大との差は33点の2位に終わった法大。戦前から指摘された個々の能力差に加え、相手がほぼ完璧な試技を披露し続けたことを考えれば、準優勝はやむを得ない結果だった。しかし、これほどの大差がつくほどの力の差はなかったはず。篠原のスナッチ、平良、平仲の最後の試技、そして94kg級の2人…「ここで一本取れれば」というリスクを掛けた試技で、法大は成功することが出来ず、大きく得点を落としてしまった。実力差を埋めるべく、平良監督のもと、ある程度リスクを冒した重量に実戦から挑戦した一年間。結果論ではあるが、大一番でその集大成を十分に発揮することが出来なかったと言える。
 玉城、比嘉と下級生の頃からチームを支え、共に個人優勝で有終の美を飾った2人が引退し、日大に大物ルーキーが加入する来季、より厳しい戦いになることが予想される。接戦を演じ、日大の焦りを誘うためにも、チーム全体の成功率と共に、ここ一番の勝負をかけた試技に成功できるような精神力、技術力を底上げしていくことが求められる。(田中 宏樹)

試合後の監督のコメント

篠原航平

―今日の結果を振り返って
6本とって法政に良い流れを作りたかったんですけど、1本目から緊張してしまって試技が小さくなってしまって、いつも通りの試技ができなくて、2本目も1本目の流れを絶てずにそのままの2本目も良くない試技をしてしまって、3本目なんとかとったんですけど、結果的に良くなかったので、その1本目を落としたのは大きいですね。

―スナッチの1、2本目失敗してしまった原因などは
多摩合宿のときでは、重いものをとっていたので、いつも通りやればできるはずなんですけど、やっぱりスターターということで緊張していたのかもしれないですし、原因としてはいつも通りの試技ができなかったということだと思います。

―それでも、3本目は成功されましたが
思いきってやるしかないと思ってて、もう失敗はできないと思ってたんで、そこはもう思いきってやるだけやって、失敗したらしょうがないかなと思っていきました。

―スナッチ、クリーン&ジャークでは1本目の重量を下げられましたが
あれは相手の出方を見て。相手に145㎏を挙げられる選手2人ぐらいいたので、その選手にまず勝って、そっから上を目指そうということで、1本目は下げて安全に1本目をとって、そっから2本目、3本目で上位を狙うというかたちになりました。

―クリーン&ジャークは自己ベストに近い記録になりましたが
ベストまであと1㎏なんですけど、まぁまずまずかなと思います。ジャークの時は緊張はほとんどなく、先輩方にも思いきっていけと声をかけて頂いてジャークは思いきってできましたけど、2本目のさしがあまくなってしまって、プレスアウトで失敗だったと思うんですけど、少し気が緩んだわけではないですけど、150㎏はもう少し思い切りいければ良かったと思うんですけど、挙がる重量だとは思っていたんですけど少し足りなかったということですかね。

―スターターということでかなり緊張されていたようですが
ライバルの日本大学の1年生が良いスタートをしたので、自分も負けないで6本とって点数を稼ごうと思ってたんですけど、でもやっぱりプレッシャーはあってそれを克服できなかったので、それは来年等に繋げていければなと思います。

―インカレに選ばれ、監督からは何か
声をかけて頂いたのは、思いきっていけと。重量は監督さんがほとんど設定されるので、設定された重量を挙げてこいと、いうふうに言われました。

―初インカレの印象は
全日本大学対抗戦は他の試合とは違って、緊張感もありますし、その中で挙げられなきゃいけないので、じゃないとインカレで使える選手にならなきゃいけないんですけど、来年に向けてはもっと成功率を上げて、いければ良いと思ってます。

―競技後先輩方からはどんなお声がけを頂きましたか
1年生で出場だったので、1年生でスターターということでプレッシャーもあったでしょ、みたいな感じだったんですけど、スナッチ1本目は落としちゃダメだよという言葉も頂いて、その通りなんですけど、なので次の試合は来年になりますけどそっから絶対1本目は落とさないように練習をしていって、次に繋げたいと思ってます。

―1年を振り返って
入学したてが一番調子が良くて、その時にもうスナッチ117㎏、ジャーク150㎏ぐらいはとっていたので、そっからシーズン中調子が上がらなくて、そのせいでインカレのメンバー入りも厳しくなって、でも多摩合宿等を通して調子は上がってきたのですが、今回の記録は大学入って一番最初にあった試合と変わらないので、そこは成長が足りなかったかなというところですね。大学に入って環境も変わりましたし、高校の通りやれば強くなると思ってたんですけど、やっぱり大学には大学のやり方があって、それに対応するのに時間がかかってしまったのかなと思います。高校の時はただセットを組んでずっと重量をやっていけばどんどん伸びていくと思うんですけど、体力もあるので高校の時は。でも大学になったらフォームとかしっかり補強の姿勢だったり、そいうのも意識しながらやっていかないと強くはならないなと思って。あと、練習の時に自分は重い重量はさわらなくて、それで調子を崩したのかはわからないですけど、でも最近は練習でも重たい重量をさわれるようになって、そうした自信があったので今日はもっと挙がると思ってたんですけど、あまりよくなかったです。

―試合前の調子は良かったということですか
多摩合宿あたりで調子は上がってきたんですけど、やはりスナッチ1本目をとっていれば結果はもう少し違ったかなと思ってますし、ジャークの2本目も自分の課題がさしだったので、さしを絶対失敗しないようにと思ってたんですけど、クリーンが重たくって気持ち的にも負けてしまったのかなと思います。

―4年生に向けて一言
自分がシーズン中に調子が悪くて、本当に練習とかやりたくなかったんですけど、やっぱり4年生の先輩方から温かい言葉をかけて頂いて、本当に良い先輩方だったんでもっと良い結果を出して、恩返しがしたかったんですけどやっぱりまだ力不足で…本当に感謝してます。

―今後に向けて一言
来年もインカレはありますし、自分が強くなって成功率ま良い選手になって、こんな試合はしないようにやるべきことをやって、強くなるだけです。

平良勇祐

―今回の試技を振り返って
去年は自分が元から持っている重量を挙げれば順位も決まってくるし、1、2番の選手が強かったので自分は3番の位置にいて、自分のベストの重量で勝てる試合だったので、1年生だから何もわからないからという訳ではないんですけど、ただがむしゃらにやるぞという気持ちでした。今回はライバルが全員同期の選手なので、高校時代は勝ってきた相手だったのですが、相手が力をつけているのはわかっていて、自分も練習に取り組んでいたのですが、結果的に練習不足だったのかなと思います。自分的には取り組んできたつもりだったんですけど、負けてしまったので。スナッチ、ジャークの3本目を落としたのが痛かったと思います。

―昨年から1つ階級を上げて試合に臨まれましたが
今日戦った選手は2年生に上がって77kg級でずっとやってきた中で、勝ったり負けたりで、そんなに差があったわけではなかったので。最後は自己新をとらないとわかっていたので、それを落としたっていうのは力不足ですね。

―監督からの指示は
前から一番狙える位置にいるからと言われていて、具体的にいうと日大の井筒選手に負けないようにということを言われました。井筒は今回優勝しましたけど、井筒を狙っていけば優勝を狙えるということでした。

―スナッチは自己新記録を成功しましたが、調子は良かったのでしょうか
スナッチは試合の1か月前とかはぼろぼろだったんですけど、試合が近づくにつれ凄く良くなっていました。今までは試合の前に試合で挙げる重量を挙げる練習があるんですけど、全部落としていて。でも今回の調整はばっちりでした。

―ジャークは最後の1本を取っていれば優勝でした
1、2本目は練習で取っていますし取って当たり前なんですけど、そこで3本目を取れないっていうのは、練習でも重たい重量をあまり触っていなくて、感覚がわからなかった部分もありました。東日本の個人戦では158kgまで挙げたので、159kgを挙げる自信はあったんですが、残念です。

―試合後監督や関係者にアドバイスを受けられていましたが
今回の試合は井筒に勝たないといけない試合だったので、それが逆転を狙ったてジャークを挙げられなかったのは、取っていたら1番落としたら3番というのは天と地の差があるので、自分が勝っていたら日大の得点を下げることも出来たので、1本の重要性を改めて感じました。インカレでは絶対に取らないといけないと感じていましたし、監督にもそれを言われていました。

―昨年の試技と比較して、今回の出来は
去年よりも点数を取ってないし、去年は69kg級でスナッチ123kgを挙げていて、今回77kg級で出て125kgっていうのは、一年間スナッチの記録を伸ばせなかったという反省があります。ジャークに関しては力がついてきて、去年145kgでしたし。怪我なく大会を迎えられたのも良かった点だと思います。

―チームとしての意気込みを
今日本大学が昨日の時点で自分たちが予想していたよりも上回っていて、今日も自分が井筒との直接対決で負けてしまったことで差が開いてしまったので、自分は反省しなきゃいけないですし、これで負けていられないので、後ろの先輩方を信頼したいと思います。

平仲浩也

―今日の試技を振り返って
スナッチが3kgも自己新記録も取れてすごく良かったです。1~2週間前から多摩の方で合宿をしていて、そのときからスナッチがどんどん調子が上がっているのが分かったので、今回しっかり結果を出せて良かったと思います。トータルも10kg以上自己新を取れました。毎回スナッチが125kgで終わっていて、ジャークもスナッチが調子悪いと140~160くらいまでで、どっちも悪いという感じで。今回はまたジャークが悪かったですが、スナッチであれだけできたのでトータルにつながりました。これからはどちらも良くして、トータルをどんどん伸ばしていけたらいいなと思います。  

 ―いつも以上に気合いが感じられる試技でした
ただテンションが高いので。この大会が4年生は最後ですし、「やってやるぞ」という気持ちでやらないと、「できるかな」という気持ちが先にいってしまうと4年生の方も監督さんも観ていて心配ですし、全力で1本目からいこうと思っていました。  

―直前の合宿ではどのような取り組みをされたのですか
調整合宿なのであまり練習を積んだりはしていませんが、しっかり重い重量を落とさないようにということで。今回スナッチのスタートが125kgでしたが、毎回125kgでスタートして1本目を落とすという形で終わっていたのを改善するために、前から課題としていたスナッチを高重量で落とさないという練習をしました。本当に(本番で)できたので、その(練習)おかげだと思います。  

―今年1年間成功率が課題となっていましたが、5本成功したことについては
6本中6本を取れる試技というのを目標にやってきたので、6本目を取ったら得点が上がっていたので、そこで(6本目を)取れない自分はまだ全然課題がクリアできていないと思いました。  

―その6本目の161kgは、挑戦されたということでしょうか
前からひざをけがをしていてジャークは全然重量を触れていなかったので、どうしようかなと。ジャークも毎回158kgとかでスタートをしてできていましたが、それも対抗戦で戦える重量から出て1本目、2本目決めるというものなので、自分の中で本当にだめです。  

 ―ひざのけがはまだ万全ではないのでしょうか
スクワットができなくて足が弱くなっているので、160kgちょっとで勝負に勝てれば良いなと思いながら練習をして、スタートはしっかり取れますが、そこで(最後を)しっかり結果を出せなかったので悔しいところです。(ひざは)9月の前からずっと痛くて、ひざが痛い中ずっとスクワットを頑張ってやってもっと悪化しました。でも実際試合が近づくにつれて、結局(スクワットを)やってもけががひどくなると気がついて、やめるしかないなと。どうにか他のスクワット以外の方法で足を鍛えられるようマシンなどを使ってやっていたので、それのおかげでスナッチなどは落ちなかったですが、やはりジャークの本数ができていないので、そこで失敗につながってしまったのかなと。  

―成功率向上のために取り組んだことや意識したことは
失敗しない練習と、毎回85kg級で出ていますが体重が81kgくらいで、足りない重量で出ていたので、ずっと体重を増やしたいと思っていました。自分の中では普通にしていましたが、いざ体重計に乗ると試合につれてどんどん体重が増えて、多摩の合宿では85kgオーバーするほどでした。多摩の合宿前は83~85kgほどで、それから急に合宿を始めてバーンと増えて、自分でも力がついているな、と。体重は上がっても緊張感で減ってしまうと身になっていませんが、そういうのを感じなくなってきました。86kgになってから、緊張しても体重が全然落ちなかったので、しっかり筋肉に変わったんだなと実感して、自分の中でこれだったらいけるなというのがありました。今回は体重が上がったこと(が要因)ですね。

 ―スナッチの2本目から3本目を大幅に増量しましたが
合宿中にスナッチで自己新記録の133kgをできていました。135kgも挑戦しましたが、失敗して。やっても失敗がくせになると思ってあまりそこでは狙わなかったですが、監督さんから「もしかしたら対抗戦で狙うから準備しておきな」と言われて。 実際に「3本目大幅に上げるぞ」と言われたときも、自分の中でも合宿でしっかり触れているので自信がありました。対抗戦で戦うときに監督さんに言われた重量は、監督さんが見ていて「こいつだったらできるな」という重量を言ってくれるので、監督さんが(136kg)と言ってくれて、だったら自分はこの重量を触れると思いました。  

―ずっと監督さんに言われた重量を取りたい、と仰っていました
スナッチでは(それを)できましたが、やっぱりジャークができなかったので課題ですね。スナッチは本当毎回成功率が悪くて、ジャークもスナッチと並んで成功率が悪い感じで。スナッチで改善できたので、これからちょっとずつ成長できるかなというのはあります。監督さんに言われた重量をしっかり取れば対抗戦は勝てるというのがあって、スナッチを136kg終えていなかったらトータルが下がっていたので、取れて良かったなと思います。こんなことをやったのは初めてなので、今まで重量挙げをやっていてすごく良かったと思います。自分でもびっくりしているところがあります。  

―9月の東日本個人選手権の後は出場された公式戦がありませんでしたが、その間はどのように調整をされていましたか
大会はないですが、自分で挙げるマックスの日を決めて、自分が一番重い重量を取れる体勢に整えることをしっかり覚えるために、10月の半ばくらいに一回だけ重い重量を触って、試合をもう一回自分の中に経験させるというか。そういう感じで一度重いのを触ってその時に調子が上がってきたので、この挙げ方でいけば対抗戦も戦えるなというのがありました。この練習ですね。今まで正直、何日おきにどれほどの重量を触るというのが明確はありませんでした。先輩たちに言われたことをしっかり取り入れながら、「今日は重いのを触ったので明日は少し軽めで」などというのを重ねていくことで、体調が万全になっていったのではないかと。そこで練習できたことで今日も上がったのではないかと思います。「今日は疲れているので挙げない」とかを決めるのは自分なので、そこをしっかり見極められるようになってきたのかと思います。 

―比嘉選手の優勝について
本当にありがたいです。正直自分が160kgを取っていれば2点プラスされていましたが、そこでしっかり取れずジャークが6番ということで。全て(スナッチ、クリーン&ジャーク、トータル)で4番を取るという目標にやってきたので、そこで取れなかったのは自分にすごく責任があって、この階級では何点取るという監督さんの考えを変えてしまいました。でもそこで比嘉さんが挙げてくれたことで、自分の分の点数を取り返してくれるくらいやってくれたので、本当にありがたいです。自分が(6本目を)取っていればもっと点数が上がりましたが、取り返してくれたことは大きいと思いました。  

木野英

―3位入賞ですが、今のお気持ちをお聞かせください。
 入賞はうれしいですが、悔しい気持ちです。上を目指したのですが実力不足だと思い知らされました。

―特に悔しかったのは。
ジャークです。自己記録に届かなかったので。

―スナッチは自己記録を更新しましたが、練習では挙げられていましたか。
挙げてはいませんでした。ここ(会場)ではじめて自己ベストを出しました。

―では、驚きましたか。
いえ、絶対できると思っていたので驚きはなかったです。

―その後、最終試技で136kgにした理由をお聞かせください。
周りに勝つためにです。優勝を狙いやすくするためです。

―直前に3選手が135kgを成功していたことへの焦りは
ありません。監督に言われていた重さを挙げるだけだと思っていたので。

―スナッチを7位で終えた心境は
自分としても悔しい思いでしたが、自己記録を更新して流れは来ているから、逆転してやるぞという思いでした。

―ジャーク3回目(169kg)はなぜ失格になったのですか
左ひじのプレスアウト(持ち上げるときにひじが曲がってしまった)です。挙げられる記録(ベストは174)なので、悔しいです。

―トータルの記録はいかがですか。
100点満点中、30点から40点くらいです。

―来季への意気込みをお願いします
私は、学生委員の役員(大会の運営、来年は委員長)をしています。でも、やっているから勝てないではなくやっていても勝てるチームリーダーを目指していきたいです。

赤松哲郎

ー初めてのインカレでしたが
一年生からこのような特別な大会に出させていただいて本当にありがたいです。最後のジャークをとってチームに貢献したかったのですが、それができず悔しいです。

ージャーク2本目と3本目の失敗の要因は
常に上体の筋力が足りないというところが原因ですかね。鍛えようと努力はしていたんですが、求められるレベルにはまだまだ達していませんでした。

ー逆にスナッチでは今シーズンの大会でベストを記録しました
二本目を失敗して後がなかったので、三本目で必ず決める、という気持ちでやった結果でしたね。本当は二本目で決められれば一番良かったのですが。

ー合計7点というのはどのように捉えますか
自分は清水さん(日大4年)や敦見さん(明大3年)に勝つような意気込みでやっていたので、この結果になってしまい残念です。


ー先輩や監督からはどのようなことを試合後言われましたか
もう練習あるのみ、です。

ー来年に向けて一言お願いします
また次が3月の全日本ジュニアなので、そこでしっかりとアジアジュニアの基本記録である310kgをとって、出場を確実なものにしたいと思います。

山本翔也

―試技を終えての感想を教えてください
自分の階級は最高級のクラスで順位も大事だったんですけど、体が自分の思うように動かなくて、このような結果になってしまい本当に申し訳ないです。

―インカレは初出場という事でしたが
雰囲気に呑まれて、自分の気持ちが空回りしてしまった部分があったので、それは来年以降に生かしたいです。

―5位という個人の順位に関しては
自分の実力をあまり出せなかったので、絶対来年は優勝を取りにいきます。

―今後の課題は
自分の気持ちをコントロール出来るメンタルと怪我をしない身体を作っていきたいです。

―同じ階級の玉城選手については
同じ階級ということで小さな頃から目標にしていたので、団体優勝を逃して申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ優勝する姿を見れたので、その姿を追いかけて+105kg級2連覇を目指して頑張りたいです。

―今年一年を振り返っての感想は
今年は怪我が多かったので、自分がどのような体調にあるのか、しっかり理解して練習に励んでいきたいです。

―来年は最上級生ですが、意気込みをお願いします
後輩を引っ張っていく上で、日本一を奪還したいと思います。

フォトギャラリー

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 1年生でトップバッターを任された篠原      昨年に続き3位に入った平良         6本の試技全てを成功させた比嘉貴
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 平仲の気迫がチームに流れを呼び込んだ    初のインカレで入賞を果たした木野       初のインカレで入賞を果たした木野
 

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