【重量挙】第59回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 2階級で優勝者誕生!

第59回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会
2014年10月25日(土)~26日(日)
上尾市スポーツ総合センター

 

次代のレギュラー候補が躍動した。全日本学生新人選手権が開催され、法大からは4名が出場。62kg級の黒佐仁(文2)と77kg級の大城翔吾(法1)が入学後初となる優勝に輝き、頂点に立った。

A
  1年目で優勝を果たした大城

試合結果

個人成績

記録選手名順位スナッチ C&J トータル
62kg級 黒佐仁 1位 95kg⑤ 128kg① 223kg
69㎏級 平良朝希 9位 85kg⑨ 107㎏⑪ 192kg
77㎏級 大城翔吾 1位 119㎏① 139㎏③ 258㎏
久保田篤史 5位 110㎏④ 135㎏⑤ 235㎏

※丸数字は種目別順位

戦評

 法大の選手は1日目のみの出場。計4選手が試合に臨んだ。

 まずは62kg級に出場した黒佐仁(文2)。スナッチではなんとか1本目で95kgを成功させたものの、その後の2本とクリーン&ジャーク(以下ジャーク)で2本連続失敗してしまう。「絶対あげてやろうと思って臨んだ」という3本目、見事128kgをあげてトータル223kgで優勝を果たした。自身にとって大学入学後、初のタイトルとなった。

 続いて69kg級には平良朝希(通1)が出場。先月の東日本新人選手権大会ではスナッチで失敗し記録なしとなってしまったが、今大会はいくらかリラックスした様子を見せた。だが、両種目とも1本ずつの成功に終わり記録を伸ばせず、順位は9位と振るわなかった。

 77kg級に出場したのは、大城翔吾(経1)と久保田篤史(法1)の2選手。両選手とも、東日本新人選手権大会では満足のいく結果が得られなかった。久保田はスナッチでは110kgの4位につけまずまずであったが、ジャークでひとつ順位を落としてしまい、トータル235kgの5位に終わった。 スナッチを得意とする大城は、他の選手が全て試技を終えた状態からスタート。その中で2本連続成功させ、3本目は自己新記録に挑んだが惜しくも失敗。しかし119kgの記録で2位と6kg差をつけ、1位に立つ。ジャークで他の選手に追い上げられたものの、トータル258kgで優勝。計4本を成功させ、実りのある内容でもあった。

 出場4選手中2名が優勝し、チームとして好結果を残した大会と言える。平良朝順監督も「後輩たちが良く頑張った」と満足そうな様子を見せた。しかし、優勝した両選手が試合後に最初に口にしたのは「悔しい」という言葉だった。結果よりも内容として、満足いかない点が多く見つかった様子であった。喜びの中のその悔しさが、今後のさらなる飛躍へつながっていくだろう。(須藤未来)
 

監督・選手のコメント

平良朝順監督

―大会の総括をお願いします
4人出場して2人が1番になったと。そのうち1人は2年生ですが、2年生だろうが1年生だろうが出る権利は同じですし、出場して1番になるというのは何よりです。今度インカレに向けては後輩たちがよく頑張って、我々は当然勝つことを目指しているので、それに向けて良い結果だったと思っています。

―優勝した黒佐選手と大城選手について
黒佐は膝に爆弾を抱えていて、医者からもだめだと言われていましたが「どうせだめならやる」と(本人が)言いだしているので、本人としても感慨深いところがあると思います。高校のときから、医者からはもう重量挙げはできないと言われていた中ここまで来ていますし、脚力がものすごく強いので、まだまだ強くなると思います。今日は成功率も悪かったですね。でも1本ずつで勝てるということは裏を返せば強いと言うことですが、新人戦なので“勝たせてもらった”というところですかね。大城については、彼のベストから言うとまだちょっと下ですが夏の間ずっと低迷していたので、今年中には自己新記録を出させたいと思っていました。とりあえず大会で1番になったということは本人も気分も良くしているでしょうし、今後の弾みにもなりますね。

―1年生のうちに優勝を経験するのは大きいと思いますが
2年と1年の優勝が一緒とは言え、新人戦は法政では1年で勝たないと、というのが彼らの中ではあると思うので、1年で勝ったというのは良かったですね。同じ勝つにしても1年のときと2年のときに勝つのとは違ってくるので、そういう意味では大城は良かったです。

―インカレまであと1か月ほどとなりましたが、今のチームの状態はいかがですか
けがをしている選手と、ものすごく状態が上がってきている選手がいます。けがをしている選手は実力があるのですごく心配ですが、そこそこやってくれれば日大と“互角”とは言いませんが勝負はさせてもらえるのではないかと。69kg級の篠原は春、腰のけがからスクワットができなくて極端に脚力が落ちてずっと低迷していましたが、国体でやっと自己新記録の153kgを挙げました。帰ってきてからスナッチもジャークもかなり良いです。今までメンバーから外れそうだった篠原が得点を計算できるくらいになっています。平良勇とかは国体でもそこそこやってくれたので、逆に言えば今までレギュラーと目されていたのがひっくり返りそうなのが2人くらいいるので、チーム力としては上がっていると思います。いわゆる1.5軍くらいの選手が頑張っているので、レギュラーと目されている選手がさらに頑張らないといけないという状況からすると、チームとしては良い雰囲気です。戦力が大分整ってきているという良い要素があります。良い方が多いですね。(けがをしている選手は)なんとか本人も私も間に合わせたいと思っているので、昨年の雪辱を果たしたいと思っています。
 

黒佐仁

―今の気持ちは
悔しいですね。優勝はしたんですけど、自分のベストには程遠いので全然できなかったです。

 ―今日の試技を振り返って
スナッチは自分として軽いと感じたんですけど、最初の1本目しか取ることができませんでした。2本目3本目は取れたと思うんですけれど、集中力がなかったというか、それで取ることができなかったので、ちょっと残念です。

―2本目と3本目の間で修正しようと思った点は
2本目は肘が曲がって失敗になったので、3本目は曲がらないようにやろうと思いました。

―その後のジャークはいかがでしたか
スナッチで1位だった人と5kg離れていたので、ジャークはその上からのスタートで。1本目2本目は失敗してしまったんですけれど、絶対3本目は取るという気持ちでいきました。

 ―大学入学後初の全日本のタイトルですが
優勝できたのは嬉しいんですが、記録は全然ベストより下回っているので内容的には良くなかったですね。

 ―今後62kg級を引っ張ることになると思いますが
来年再来年はこの階級でインカレで優勝できるように頑張りたいと思います。

 ―今後の課題は
試合で本数がとれないので、試合で本数をしっかりとれるような練習をしていきたいです。
 

平良朝希

―試技を振り返って
良くなかったです。前回の大会で記録なしという結果だったので、今回は記録なしという形は絶対避けようと思っていました。今回も記録は残しましたが、1本ずつの成功と成功率が悪かったので悔しかったです。

―記録が伸びなかった原因というのは
コンディションとかは良くて、練習では調子が良くてこの大会はいけるという思いもあったんですが、結果こういう感じになってしまいました。

―途中に修正していこうとした点はありますか
とにかく気持ちだけでは負けないようにと頑張ったんですが、結局挙がらなかったので悔しかったです。

―今後の目標は
次こそは6本成功させて、成功率を上げていきたいです。
 

大城翔吾

―今の気持ちは
嬉しいですが、狙っていた重量をとれなかったので悔しいですね。
 

―何kgを目指していましたか
スナッチは122kgのジャークが143kgです。

―ジャークは調子が悪かったのでしょうか
いや、そういうわけではないですね。ベストの2kg下で2本目を失敗して、次に143kgにあげて失敗したら優勝がなかったので、139kgでいきました。

―改めて今日の試技を振り返って
スナッチは良かったんですけれど、力不足を感じました。スナッチ119kgはベストの1kg下で、久しぶりにあげました。

―前回の大会から改善してきたことは
練習量を増やしました。スナッチとジャークの練習もセット数を増やして、補強のバックスクワットやデッドリフトの回数も増やして、重量も重くしてやってきました。

―今後の課題は
いっぱいありますが特に足が弱いので、補強をもっと強くしないといけないです。 

―同階級・同学年の久保田選手について
自分はまだ大学に入ってから自己新記録が1kgも伸びていないんですが、久保田くんは9kg延びているので負けられないです。
 

久保田篤史

―試技を振り返って
スナッチで最近110kgを練習でも当たり前に取れるようになってきました。ただそれがまだ本当に最近のことで重量を積み重ねていなかったので、試合でも(感覚としては)軽かったんですが、ぽろぽろと落としてしまう原因になったと思います。

―今日の目標はありましたか
スナッチは118kg、ジャークが140kgまで挙げるのが目標でした。今日は139kgを初めて触って、プレスアウトになりましたが立てたので、140kgは近い重量だと思います。

―前回の大会で修正点をたくさん挙げていましたが、今大会ではその点の修正はできましたか
スナッチはセカンドで足を思いっきり蹴ることを意識して今まで練習してきて、かなり重量が挙げられるようになりました。クリーンは今までかなり力んでいたところがあるので、いらない部分は力を抜いて落ち着いてやるようにしました。

―今後の目標をお願いします
同じ階級の大城くんが自分よりも重い重量を扱うので、大城くんに勝つことです。今年までにはスナッチ120kg、ジャーク145kgを取りたいです。

 フォトギャラリー

a b c

     力強い試技を見せた大城              黒佐はけがを抱えながらの優勝             両種目ともに1本ずつの成功

d e

    悔しい結果となった平良朝     上位に食い込むも表彰台はならなかった久保田

 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み