重量挙
 
 

全日本の舞台でメダルラッシュ!比嘉!小林!優勝!!

大会名:第58回 全日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会

日にち:5月18(金)〜20(日)

会場:大阪府羽曳野市はびきのコロセアム

 大阪・羽曳野市で今年も全日本学生個人選手権大会が行われた。3日間に渡る大会で、法大重量挙部はその存在感を結果でもってアピールした。

 大会初日、56kg級に山城が登場。山城はスナッチ、ジャーク共に成功は1本と物足りない内容ながら5位入賞を果たす。続く大会2日目、69kg級で平良兄弟の弟・勇介がルーキーながらも他の上級生を抑え、準優勝を飾る。鳴り物入りで入学した大物ルーキーは大学の舞台で早くも結果を残した。さらに、次の77kg級には兄・朝太が出場。トータルで300kgを挙げ、同じく準優勝に輝いた。そして、この日一番の接戦となったのが85kg級である。5位までわずか3kg差の混戦を制したのは、比嘉だった。比嘉はスナッチ、ジャーク共に安定した記録を残し、見事大学初優勝を勝ち取った。

 大会最終日、105kg級では小林が2位に22kgの大差をつけ優勝。ケガで本来の力を出し切れないにも関わらず、圧倒的な強さを見せつける形となった。最終競技の+105kg級では、玉城がケガによる棄権となるも、山本が試合ベストの記録を叩き出した。1位とは同記録であったため、体重差での順位決定で惜しくも山本は準優勝となる。

 この結果、法大は2つの金を含む、5つの階級でメダルを獲得。次の東日本大学対抗選手権大会に弾みをつける大会となった。(岩崎 駿祐)

85kg級 優勝の比嘉

試合結果

選手名階級成績スナッチクリーク&ジャークトータル
山城聖也 56kg級 5位 90kg⑦ 120kg③ 210kg⑤
平良勇祐 69kg級 準優勝 120kg② 146kg③ 266kg②
宮本将平 12位 105kg 133kg 238kg
平良朝太 77kg級 準優勝 135kg② 165kg② 300kg②
比嘉貴大 85kg級 優勝 127kg④ 160kg④ 287kg①
永田大介 94kg級 120kg
小林克己 105kg級 優勝 135kg② 180kg① 315kg①
山本翔也 +105kg級 準優勝 134kg① 170③ 304kg②
玉城安剛 DNS

コメント

平良監督

‐大会の総括をお願いします
今回の大会は個人戦と言う事なので、まずは優勝を目標に、狙える選手はひたすら優勝を目指す。3位を狙える選手は3位入賞を狙う、そしてその下になると6位入賞という感じにその選手の力量に合わせてコンセプトを持ってやってきました。なかには、比嘉のような1本1本を大事にして大接戦を制しての優勝というのもありました。まあ、小林に関しては実力通りの優勝で、平良兄弟は実力を出して2番という事なので、可も無く不可も無くという感じで、兄(朝太)の方はトータル300kgを挙げたのでそれは良かったですね。最後の+105kgの山本は(スナッチ)2本、(ジャーク)2本取って成功率と言うことでは良かったのですが、ジャークの1本目を落としてしまって試合展開を不利にしてしまったのが残念でした。今回、うちの玉城と長谷川が出場してなかったので優勝するチャンスだったんですけど、体重差で2番になってしまって大変悔しい思いをしましたね。小林に関しては2本目の時点で優勝が決まっていたので、大幅な記録更新に挑戦させました。なのでさして今回の記録にひがむ事はなくていいと思います。で、次が韓国であるフレンドシップ大会があるのでそこでも190kgに挑戦させたいと思います。何としても韓国で190kgを挙げてきたいですね。

‐その他の選手についてはいかがですか
そうですね。山城は成功率が悪かったなという事で、今回の大会ですと3位に入って欲しかったなという感じですね。それで、平良(勇)は1年生ながら試合ベストを出して2位になったという事なので、彼は超高校級で入ってきているのでそれなりに評価して良いと思います。

‐小林選手はケガをされていましたが
そうですね。今回の試合を想定した練習を一週間前にしていて、それであまり挙げられていなかったので軽い重量で反復練習をさせていました。挙げられなければ、挙げられないなりに練習の工夫があるので、彼はしっかりその工夫をしてくれて、今回の結果になったのだと思います。

‐ケガの状態はいかがですか
まだ若干痛みがあるみたいなので、1、2週間様子を見ないといけないですね。

‐比嘉選手の初優勝の要因はどんなとこにあったと思いますか
スナッチもジャークも4位という事で、3位に入っていないんですけど。でもトータルで1番ということで、スナッチを終わった時点で勝負を諦めなかったということですね。他の選手もスナッチは得意で、ジャークが苦手という両極端の選手構成だったので、アベレージ勝負の展開でチャンスがあるのかなと言うことで、そのまま優勝して、みんなビックリしてましたね。

‐玉城選手が棄権という事でケガでしょうか
そうですね。肩周りが痛むという事で、大事をとったという事ですね。

‐次の東日本大学対抗戦について
まだ、メンバーは決めていませんが、学生たちは各々やるべき事はわきまえていますし、でもメンバーをみますと8枚中1枚足りないという状況なので、何とか85kgの木野だとか95kgの永田、105kgの柴田だとか言うあたりを鍛え直して使っていきたいですね。インカレもこのメンバーで考えているので、その足がかりとなればと思います。当然優勝を目指しますが、東日本ではあまり無理に出場させたり、減量させないので、インカレを見据えての大会になります。 

平良(勇)選手(69kg級 準優勝)

‐この結果についていかがですか
もっといけました。スナッチを124kg取れたのに、肘が曲がってしまったため落としてしまいました。しょうもない記録になってしまいました。

-ジャークについては
そうですね。ジャークももっと出来たと思います。練習ではもっと挙げられていたので。

‐では、今大会は満足のいくものではなかった
そうですね。順位については別として、記録には満足してないですね。

‐初の全日本学生個人ですが
大学に入って2回目の大会で、前回よりも強い選手が多くいるので、良い経験になりました。

‐来年は優勝でしょうか
はい。優勝もそうなんですけど、自分はジュニア新記録を狙っているので、それを目指していきたいです。 

宮本選手

‐振り返っていかがですか
スナッチ1本目を取れたのは良かったのですが、2本目の108kgが取れなくてダメでした。やっぱり105kg以上をしっかり取っていかないといけないのに、取れなかったというのはメンタル的に弱いのだと痛感した大会でした。

‐体調はいかがでしたか
悪くはなかったのですが、練習でも105kg以上はあまりやっていなくて、2本目のスナッチはビビってしまいました。

‐では、ジャークについてはどうですか
1本目を落としてしまって、2本目には取れたのですが、1本目に対して丁寧さというか大事にいかないといけなかったですね。その後に、135、138kgといきたかったのですが。あとはやっぱり集中力と言いますか、今回は試合前に股関節を痛めてしまってコンディションをちゃんと整えられなかったのがダメでした。

‐次に向けて
今回の記録では次の東日本大学対抗戦は厳しいかもしれないのですが、メンバー選考の練習ではしっかり監督さんにアピールできるようにしていきたいです。

‐目標の重量は
厳しいのですけど、スナッチ115kg、ジャーク145kgのライン近くを少しでも触れるようにしていきたいです。 

平良(朝)選手(77kg級 準優勝)

‐振り返っていかがですか
前の大会から背中が痛くて、あまりキツイ練習が出来ていなかったので、不安のあった中での大会でした。それでも、何とかまとめる事ができたのでよかったです。

‐現在、背中の痛みはどうですか
今はだいぶ良くなってきています。

‐不安の中でも今回トータルが300kgでした
そうですね。300kgと言うのは目標であったので達成できて良かったです。

‐何か要因があったのですか
前の大会で重い重量を触っていたので、それが大きかったと思います。あの時落とした分を今回取ることができたという感じですね。

‐次は東日本大学対抗戦です
はい。次もしっかり基礎から仕上げていきたいですね。今回1位の山本選手との差が15kgあったので、何とかその差を縮めていきたいです。次回も山本選手が最大のライバルとなってきますから。 

比嘉選手(85kg級 優勝)

‐接戦の試合でした、振り返っていかがですか
大学入ってから初の優勝だったので、嬉しかったです。記録的には満足のいくものではなかったのですが、監督さんに言われた重量をしっかり挙げられたのは良かったです。前回の全日本選抜の大会では結果が4位という事で3位にも入れなかったので、今回は優勝できて本当に良かったです。

‐スナッチ、ジャークの出来については
ジャークでは3本目も取れていたのに、プレスアウトでかなり初歩的なミスをしてしまったのが残念です。次はそういってところをしっかりやっていきたいです。

‐全日本選抜を終えてから変えたこととかはありますか
特にはないですけど、人よりも多く練習して優勝目指してやってきました。

‐次に向けて
次は東日本大学対抗戦なので、そのメンバーに選ばれるようにやっていきたいです。次も85kg級は接戦になると思うので、1つのミスで順位が5位にも6位にも下がってしまいますから、ミスをしないように頑張っていきたいです。団体優勝、そして個人でも今回みたいに優勝を目指してやっていきます。 

小林選手(105kg級 優勝)

‐優勝でした、振り返っていかがですか
そうですね、スナッチ、ジャーク共に取れたのが1本だったので、優勝でしたけど良い内容ではなかったです。2本目、3本目を取れていければ良かったですね。

‐2、3本目を取れなかった原因はなんだとおもいますか
手首のケガがあって、あまり重い重量を挙げる調整をしてなかった事ですね。次はしっかりと調整して、試合で挙げていきたいです。

‐次に向けて
次が日中韓のフレンドシップ大会が韓国であるのですが、そこでしっかり今回挙げられなかった重量を挙げていきたいです。今年の前期までには、スナッチ145kg、ジャーク195kgを目標に達成できるよう頑張っていきたいです。 

山本選手(+105kg級 準優勝)

‐振り返っていかがですか
2位ということで、優勝を狙える大会だったのに出来なかった自分の力不足を実感しました。でも、今回大学に入って試合ベストを更新できたのは良かったです。この調子は維持していきたいです。

‐スナッチ、ジャークについては
ジャークを取るところで失敗してしまいました。ジャークは175kgくらいまでいきたかったです。

‐次に向けて
そうですね。この階級で法政のワンツーフィニッシュをしたいですね。できるように頑張っていきたいです。

フォトギャラリー

  • kojin185kg級 優勝の比嘉
  • kojin2安定した記録を残した比嘉
  • kojin31年生で準優勝の平良(勇)
  • kojin4貫禄の優勝を飾った小林
  • kojin5300kgを挙げ準優勝の平良(朝)
  • kojin6惜しくも記録なしとなってしまった永田
  • kojin7試合ベストでの準優勝 山本
  • kojin8実力を出し切れなかった宮本
 

 

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