重量挙
 

優勝候補が物足りない団体3位・・・東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会

大会名:第40回東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会

日程:6月30日(土)、7月1日(日)

会場:日本大学生物資源科学部体育館

 12月に行われる全日本インカレの前哨戦となる今大会は、インカレの行方を占う上でも重要な大会である。今大会は昨年のインカレ王者という事もあり、優勝最有力候補として位置づけられていたものの、団体3位と物足りない結果に終わった。また、個人としてもなかなか勢いに乗れない場面が多く見られ、本来の力を出し切る事は出来なかった。

 大会初日、最初の階級である56kg級には山城が出場。本人も納得のいかない6位に終わり得点を稼ぐ事は出来なかった。続く、69kg級では1年生の平良勇が3位に入り17得点をあげ役目を果たすも、本人はスナッチで1点取りこぼした事を悔やんだ。この日、まさかの展開となっなったのは77kg級。優勝候補の平良朝がジャークで一本も挙げる事が出来ずに記録なしの結果となってしまった。スナッチで1位をとっていただけに、この結果は悔しい。この得点の稼ぎ頭の大ブレーキは団体戦に大きな影響を与えてしまった。何とか挽回したい法大は、85kg級で比嘉が準優勝、平仲が5位と巻き返しを図る。

 大会最終日、105kg級に登場した小林がジャークで大会新記録を出し期待通りの優勝を果たし、流れをつくる。最終階級の+105級では、エース長谷川がこちらも期待通りの完全優勝。同階級の玉城は長谷川とのワンツーフィニッシュが期待されたが3位に終わる。

 結果、団体優勝した日本大学とは27点の差をつけられてしまった。この点差は平良朝の不調だけが要因ではない。個々の取りこぼしをなくしていけばこの点差は埋められるはずだ。12月のインカレでは、この借りをしっかり返してくれるだろう。(岩崎 駿祐)

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ジャークで大会新の小林

試合結果

選手名・チーム名階級成績スナッチクリーク&ジャークトータル
法政大学 団体 3位 132点
山城聖也 56kg級 6位 88kg⑥ 118kg⑤ 206kg⑥
平良勇祐 69kg級 3位 120kg④ 144kg③ 264kg③
平良朝太 77kg級 順位なし 130kg① 0kg
比嘉貴大 85kg級 準優勝 128kg③ 159kg③ 287kg②
平仲浩也 85kg級 5位 120kg⑥ 151kg⑤ 271kg⑤
小林克己 105kg級 優勝 140kg① 185kg① CR 325kg①
長谷川康 +105kg級 優勝 145kg① 183kg① 328kg①
玉城安剛 +105kg級 3位 140kg② 171kg③ 311kg③

                               CR:大会新記録

コメント

平良監督

―今大会を総括してお願いします

ご存じのとおり優勝を狙っていたわけなんだけど、残念な結果に終わってしまってね。3位ということだから。今回のメンバーを見る限り日大が強いということは分かっていたから、そういう状況で失格が一人出てしまったというのはやっぱり厳しいね。それが原因で負けてしまったとも言えるから。今回の失敗をみんながしっかりとまとめて、まあ失格したのは一人なんだけど、みんながしっかりと学んでほしいね。実力があってもこういうことは起こるんだから。インカレに向けていい勉強になったということなんじゃないですか。それにしては代償は大きかったと思うけど。インカレこそは優勝を狙いますよ。今回の大会で、自分たちの取り組むべきところも見えて、他の大学の状況とかも分かってきたから。それにしても、三番というのは寂しいね。失格者が出てしまったから。小林、長谷川が盤石に勝ってくれたのは良かったけどね。

―特に今大会で目立った選手はいましたか

85kg級の平仲という選手が、最初は補欠登録だったんですけど、二、三か月前から猛追を見せてきて、レギュラーの選手から出場枠を奪い取ったからね。見えないところでいい働きをしてくれたんじゃないかと思います。まだまだ柱とまではいかないけど、レギュラーの一角としてやっていってほしいね。記録が素晴らしく伸びたということではないんですけど、本当に見えないところでよくやってくれました。小林と長谷川は優勝したけど、あの二人にはもともとあのくらいやってもらわないと困るわけだから。

―インカレに向けてはどうお考えですか

日大とはちょっと差があるかなと感じました。今回は出ていないけど、九国にも良い一年が入ってきているし。今の状況だと、日大、九国に続いて、平成国際大と法政が三番手争いといったところじゃないかな。各選手が今回の結果を踏まえて、それぞれの階級での自分の位置や、何を補強しなければいけないのかを考えてやってもらいたいね。基礎体力のアップは欠かせないかな。技術を身に着けることも大事なんだけど、やっぱり基礎体力のアップを重点的にやらせていきたいとは思っています。あと五か月ちょっとあるわけだから、しっかり練習していい結果を残せるように頑張りますよ。

―具体的に、他大の印象はいかがですか

日大と九国が頭一つ抜け出しているという感じかな。平国と並んでいるといった感じ。でも、やっぱりインカレという舞台ではどんな強いチームも緊張するから、どんなことでも起こりうるからね、それを良い方向にできるようにしっかりと準備だけしておきたいと思います。

―フレンドシップ大会に出たふたり(小林選手、長谷川選手)について聞かせてください

彼らに関しては、小林は大会の二週間前に京都の国体予選があって、あまり休めなかっただろうからベストではなかったと思うし、記録も135と18 5で、今回の方が良かったからね。それでも小林はまずまずだったと思うよ。長谷川の方はアジア大会の前から手首を痛めてしまっていて、思いっきり練習できなかったからね。もちろん日本代表として行っているわけだから、そんなことは言い訳にならないんだけど。とにかく彼の場合は、怪我を抱えていたという事情がありました。帰ってきて二週間で、この大会ではよくやってくれたと思いますけど 

山城選手

―振り返っていかがですか

全然ダメでしたね。減量が上手くいきませんでした。

―スナッチ、ジャークそれぞれについて

成功率が悪かったです。自己ベストの(スナッチ)96kg、(ジャーク)126kgを挙げたかったのですが、スタートアップの途中で調子が上がらず、スタートを下げる事になってしまいました。今回は団体戦なのでそこを意識して下げることにしました。

―今大会はどんな点を意識して臨まれましたか

最近の大会では成功率、順位が良くなかったので、その点を意識していました。

―次にむけて

後輩が力をつけてきているので、全日本インカレのメンバーに選んでもらえるかも微妙になっているので、負けないように自分の力の底上げをしっかりとしていきたいと思います。 

平良(勇)選手

―振り返っていかがですか

スナッチで1,2本目を落としてしまったので、3本目は緊張しました。ジャークはしっかかり1,2本取れたので最後は2位になろうと挑戦したという感じでした。

―団体戦という事ですが

スナッチで1点落としてしまって…本当はスナッチで3位に入るつもりだったのですが、4位になってしまい申し訳ないです。

―次回に向けて

次は個人戦なので、自分の挙げたい重量をしっかり挙げていきたいです。

―具体的には

スナッチで128kg、ジャークで152kgを挙げていきたいです。 

平良(朝)選手

―今日の調子はいかがでしたか

まずスナッチは、アップの段階でも上がっていたんですけど、重くなってくるとキレもなくなって思うようにあげられなくなってしまいました。でも一番をとれてそこから流れに乗れたんで、良かったです。ジャークも一番で取らなきゃいけなかったんですけ、ちょっと重かったですね。

―不調の原因というものはあったのでしょうか

そうですね…。調整でもよかったはずなので、練習不足だったんだと思います。

―次に向けての意気込みをお願いします

団体戦では、やってはいけないことなので…。記録なしというのは…。監督からも総監督からも、次はしっかりやってくれということを言われたので、こんなことがないように、次はしっかりやって優勝したいです。

比嘉選手

―今日の試合を振り返って

一応2番になれたんですけど、1番が(記録が)130kg/160kgで手の届かないところではなかったので、もっと練習して1番になれるように頑張りたいです。

―今日のコンディションはどうでしたか
ばっちりでした。

―今後の課題
全日本大学対抗戦が12月にあるんですけど、そこではもっと強くなって、そして1番とれるような 選手になれるようにこれから鍛えていきたいと思います。 

平仲選手

―今日の調子はいかがでしたか

スナッチに関しては、軽かったんですが、緊張して最初の2本を失敗してしまったのが悔しいです。ジャークでは、最初を下げて臨んだんですが、2本目の失敗が残念です。本来ならスタートの重量なので。取らなければいけないところで取ることが課題ですね。

―補欠登録からの出場でしたが

ずっと怪我をしていて1か月前からようやく練習を始めることができたのですが、怪我をしている間に焦らずに、先輩から教えてもらった通りのトレーニングをして補強を進めていたら、練習を始めた時に結果がついてきました。記録も一気に伸びてきて、補欠登録から逆転して試合に出ることが出来ました。今回の大会でベストの記録を出せなかったことは悔しいですが、これからも先輩方の教えを守って頑張っていきたいと思います。

―次に向けての意気込みをお願いします

次は東日本の個人があるので、そこでベストを尽くしたいと思います。スタートをしっかりと取って、結果にこだわっていきたいです。 

小林選手

―今日の調子はいかがでしたか

先週あったフレンドシップ大会から、立て続けの試合となって、これほど短い間隔でやるというのは初めてで、疲れなどもあって調整法も分からず不安があったのですが、結果としてはスナッチもジャークも良かったです。

―大会記録を更新しましたが、意識はしていましたか

特にはしていません。2年前にも挑戦していた記録でしたし、今回の記録もまだまだベストには程遠いので。3番目の191を挙げていれば新記録だったんですが。

―フレンドシップ大会についてお聞かせください

初めての海外での試合で、日本代表として行かせてもらったので、緊張はありました。でも長谷川もいたので、楽しかったですしやりやすかったです。記録としては135に185で、今回のほうがよかったのですが、それでも全体としてよかったと思います。

―次に向けての意気込みをお願いします

次の大きい大会というと、国体があるのですが、まずは7月末の国体予選ですね。200kgを挙げられるように頑張ります。 

 玉城選手

―今日の調子は
試合前から良くなかったです。調子良くはなかったので最低限のできる限りの仕事をしようと思っていましたが、できませんでした。

―スナッチについて
今回、大学対抗戦なので、設定していたスタートよりも低い重さから始めて、2番になることを目指していましたが、結果3位でした。2回目の試技で成功していれば2位になれたと思うと残念です。

―ジャークについて
練習不足でした。結果としてはライバルの藤原さん(日大)に負けてしまったことが悔しいです。

―ライバルの藤原さんとは
同じ階級の選手ではなく、自分よりも下の階級の選手なのです。下の階級の選手に負けてしまったことが悔しいです。

―(練習不足について)怪我などしていた?
肩を痛めて、練習できない期間がありました。今は治ってきています。

―団体での結果について
全然ダメでした。長谷川さんとワンツー決めるつもりでしたが、できませんでしたので。

―次の大会に向けて
次は12月の全日本大学対抗戦なので、そこで絶対に、何としても長谷川さんとワンツーを決めたいです。

 

フォトギャラリー

  • higashi1ジャークで大会新の小林
  • higashi2期待通りの優勝 長谷川
  • higashi3今大会健闘した平仲
  • higashi4意地の準優勝 比嘉
  • higashi5準優勝を逃した玉城
  • higashi63位と結果を残した平良(勇)
  • higashi7不完全燃焼の山城
  • higashi8まさかの記録なし 平良(朝)
 

 

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