硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第3週 慶大4回戦 川口復活の4打点! 激闘を制し今季初勝ち点を奪取!!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第3週 慶大4回戦
2017年9月26日(火)
神宮球場

勝ち点の行方が決まる4回戦。序盤郡司、岩見の本塁打で3点を先行されるも、4回に川口の適時打で試合を振り出しに戻す。そして6回に菅野の犠飛、舩曳の適時打で勝ち越しに成功。その後は相手の追い上げに合うも長谷川、菅野、熊谷の継投で何とか逃げ切り勝利。2番手の菅野が2勝目を挙げ見事今季初勝ち点を獲得した。

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川口の同点打に沸く法大ベンチ

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
慶 大 0 0 1 2 0 0 0 0 3 6 10 1
法 大 0 0 0 3 0 3 1 0 × 7 10 0

(慶大)津留崎、⚫︎石井(1敗)、佐藤、高橋亮-郡司
(法大)長谷川、◯菅野(2勝1敗)、熊谷-中村浩
[本塁打]郡司2号ソロ(3回=長谷川)、岩見4号2ラン(4回=長谷川)、明渡1号2ラン(9回=熊谷)

 

打撃成績

打順位置選手打率12345678
1 (8) 舩曳 5 2 2 .524 左飛   空三振 遊飛   中越え三②   一内安
  8 清水二 0 0 0 .000                
2 (6) 相馬 5 2 0 .250 左飛     中前ニ 右前安 投ゴロ   三邪飛
3 (9) 向山 4 0 0 .304 二飛     三失 捕ゴロ 二飛    
4 (3) 中山 4 0 0 .217   二ゴロ   見三振 空三振   空三振  
5 (5) 福田 4 1 0 .304   中飛   一ゴロ 一ゴロ   中前安  
6 (7) 毛利 3 0 .348   左越え二   死球   右前安 空三振  
7 (4) 川口 4 3 3 .333   二ゴロ   右越え三③   中前二 左翼線三①  
8 (2) 中村浩 2 0 0 .200     右邪飛 四球   死球 三ゴロ  
9 (1) 長谷川 1 0 0 .250     遊飛          
  H 吉岡 0 0 0 .000       四球        
  1 菅野 1 0 1 .222           中犠飛①   遊ゴロ
  1 熊谷 0 0 0 .000                
    33 10 7 .298                

 

投手成績

  球数 打者 防御率
長谷川 4 64 16 3 1 2 3 7.53
菅野 4 1/3 55 17 4 4 0 2 4.63
熊谷 2/3 15 5 3 2 0 1 4.70
9 134 38 10 7 2 6 5.88

 

ベンチ入りメンバー

10 森(キャ4=日大三) 27 中村浩(営3=多良木) 35 吉岡(営3=智辯学園)
11 柏野(法1=広陵) 32 宮崎(法2=宇部商) 37 中山(人3=履正社)
12 河野(文3=法政二) 2 川口(人3=横浜) 1 大西千(人3=阪南大)
13 菅野(キャ3=小高工) 3 相馬(法2=健大高崎) 8 清水二(法4=中京大中京)
15 落合(法1=常葉菊川) 4 俵積田(人4=阪南大) 29 舩曳(キャ2=天理)
17 熊谷(キャ4=平塚学園) 5 原田(法3=春日部共栄) 31 毛利(法2=愛工大名電)
19 長谷川(経4=聖望学園) 6 大崎(法4=智辯学園 33 斎藤卓(社3=大宮西)
39 鈴木(キャ1=常総学院) 9 向山(営3=法政二)    
20 鎌倉(法3=日本文理) 25 福田(人2=大阪桐蔭)    

 

リーグ戦結果(9/26現在)

 立大明大慶大早大法大東大試合勝点勝率
――     ○○   ○○ 4 4 0 2 1.000
  ――   ○●○ ○○   5 4 1 2 .800
    ――   ●△○● ●○○ 6 3 3 1 .500
●● ●○●   ――     5 1 4 0 .200
  ●● ○△●○   ――   6 2 3 1 .400
●●   ○●●     ―― 5 1 4 0 .200
 

戦評

引き分けを挟み、互いに1勝1敗。勝ち点をかけた熱戦は4回戦へと突入した。

 先制したのは慶大。法大の先発長谷川裕也(経4)は、2回まで三者凡退の好投を見せるも3回、先頭打者の7番郡司裕也に甘く浮いた初球を左翼スタンドに運ばれる。手痛い失点となったが、追加点は許さず最少失点で切り抜けた。しかし4回、フルカウントから3番柳町達に四球を与えると、打席には4番岩見雅紀が。これ以上の失点は避けたい場面であったが、岩見の打球は高々と上がり右翼スタンドへ。一昨日のリベンジを果たすことはできずに慶大のリードは3点になった。
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 何とか追いつきたい法大は、4回に好機を迎える。2番相馬優人(営2)が中前二塁打を放ちチャンスメークすると、3番向山基生(営3)は三塁手瀬尾翼がゴロ処理を誤ってる間に気迫のヘッドスライディングで出塁。4番中山翔太(人3),福田光輝(人2)が倒れるも、6番毛利元哉(法2)は死球で出塁。2死満塁の場面でこの日、明大2回戦以来の先発出場を果たした川口凌(人3)を打席に迎える。3球目だった。高く上がった打球に右翼・天野康大は追いつくことはできず。走者一掃の適時三塁打で同点とした。
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 川口の活躍で試合を振り出しに戻した法大。2番手としてマウンドに送り込まれたのは、前戦の先発を務めた菅野秀哉(キャ3)。「準備はできていた」。その言葉通り、まずは先頭打者の8番照屋塁から空三振を奪うと疲れを一切感じさせない圧巻の投球を披露した。そして菅野の力投にこたえようと打線も奮起する。6回、毛利が右前安打を放つと川口が中前二塁打で好機を演出。8番中村浩人(営3)が死球で出塁し、無死満塁で打席には9番菅野。高く浮いた直球をうまく捉え、自ら勝ち越しの中犠飛を放った。1死一、二塁で打席には1番舩曳海(キャ2)。振り抜いた打球は、中越え適時三塁打に。さらに2点を追加し、3点のリードを奪った。7回には2死一塁から本日絶好調の川口が左翼線への適時三塁打を放つと一塁走者福田が生還し、貴重な追加点を得た。
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 このまま逃げ切りたい法大。だがしかし、最終回に試練が待ち受ける。5番清水翔太に右翼線三塁打を許すと続く倉田直幸に中前適時打を放たれ1失点。ここまで好調だった菅野が慶大打線に捕まり、マウンドには熊谷拓也(キャ4)が送り込まれた。熊谷は郡司から三振を奪い、ゲームセットまであとアウト1つ。そして打席には代打明渡稜。アウト1つが遠かった。左翼スタンド深くへと吸い込まれた明渡の打球。まさかの2ランを浴び、点差はついに1点に。慶大の攻撃は終わらない。代打中村健人が中前安打を放つと1番天野の打球は二塁審に直撃する安打に。2死一、二塁。まさに絶体絶命の状況だったが、「負けているわけではない」。法大ナインは慌てなかった。最後は2番瀬尾を空三振に仕留めゲームセット。長い長い4日間の戦いが終わった。
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 けがで戦線を離れていた大西千洋(営3)がベンチ入りした今日の試合、命運を分けたのは7回に川口がもぎ取った1点だった。無我夢中で放った一打。「千洋のためにも4年生のためにも絶対に負けられない」。川口の熱い思いがチームに勝利を呼び寄せた。熱戦を制し、今季初の勝ち点を獲得した法大。課題を克服し、次カードの東大戦に臨む。悲願の優勝へ向け、立ち止まっている暇はない。(下河辺果歩)

クローズアップ

菅野秀哉 (2番手で登板して好救援 監督も評価する打撃で決勝点をもぎ取る)

投手陣が踏ん張りきれなかった昨日の3回戦。「自分のピッチングができなかった」と先発した菅野秀哉(キャ3)も反省した。

勝ち点奪取をかけ、絶対に負けられない今日の試合だったが先発の長谷川が4回3失点で降板。菅野が2番手としてマウンドに上がった。昨日の段階で救援として登板する可能性を伝えられていたため、準備はできていたという。「気持ちを入れて投げた」言葉通りの投球で勢いのあった慶大打線を次々に打ち取り、8回までを0封。試合をうまく立て直し、チームに流れを引き寄せた。

バットでもチームを救った。6回に中堅への犠飛を放って勝ち越しに成功。これが決勝点となった。自身は「打撃に自信はあんまりない」と控えめだが、今季すでに2安打を放っており、青木監督からも「バッティングはいい」と評価されている。代打という選択肢はなかった。

9回に失点して降板したが、応援席からは気迫の溢れた投球に対して温かい拍手が送られた。昨季は最優秀防御率を獲得した菅野。神宮にいた誰もが彼の意地を見たはずだ。「次は試合の最初から抑えられるように」と語った背番号13の逆襲はこれからも続く。(渡辺詩織)

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 監督・選手コメント

青木久典 監督

ー勝ち点獲得となりました
 無事に試合が取れて、嬉しく思います。

ー川口選手は4打点の活躍でした。4回の同点打を振り返って
 あれは大きかったですね。二死でしたし、よく打ってくれたなと。人二倍は練習してますから、こういう時に出るんだなと思いました。

ークリーンナップの凡退を帳消しにする一打でした
 クリーンナップだけでなくて、伏兵たちがいぶし銀のように結果を出してくれると1番嬉しいですよね。

ーようやく持ち前の勝負強さが戻ってきたと思います
 やっとですね。試合を重ねてくる度に掴んできているし、ベンチの雰囲気も乗ってきたと思います。

ー決勝点は菅野選手の犠飛でした
 あそこは代打は考えなかったです。今日の試合の流れを読んだ中で菅野の状態も良かったので、そこで熊谷は早いと思ったし最大15回の延長でしたから。何があるかわからないので菅野に行かせようと思いました。彼もバッティングはいいので。大したものだと思います。

ー先発復帰した舩曳選手も適時打を放ちました
 パーフェクトな状態ではないですけど、チームの状況を考えると出さないといけないと思いました。よく打ってくれました。痛みがある中で大したものだと思いますし、早く戻してもらいたいと思います。

ー菅野選手は好救援をみせました
 菅野がしっかりゲームを立て直したので、打線に流れができましたし、今日の勝因の1つじゃないですかね。

ー9回の継投については
 あまり厳しい場面だと熊谷も苦しいと思ったのですぐに代えました。菅野も芯を喰われ始めていたので。

ー今日の試合は「三本柱」で逃げ切りに成功しました
結果的に点は取られましたけど、その3人で勝ち切ったのはいい材料でしたね。チームにも勢いを与えると思います。

ー昨日のサインミスを犯した小林(満平,法3)選手がベンチ外でした
 負けられないリーグ戦の中で勝負所にミスがあればレギュラー陣でも外されることがあることも危機感を与えられますし、また新しいメンバーが入ることで活性化もしたかったので、思い切って外しました。

ー大西千選手が今季初のベンチ入りをしましたが
 守ったり、走ったりはできるので、大西が来ることによってチームが明るくなったと思いましたね。まずは現場復帰ということです。

ー来週は空き週で、いよいよ森(龍馬,キャ4)選手などの故障者が復帰が期待されます
 やっと、戻ってくると思います。楽しみですし、チームに力を与えてくれると思います。

ー東大戦に向け意気込みをお願いします
 勝ち点に喜ぶことなく、いろんな課題を潰して東大戦に万全の状態に臨みたいと思います。

川口凌 内野手 (同点打を含む3安打4打点の大活躍)

-今日の試合を振り返って
チームもなんとか勝ち点を取れて本当に良かったです。

-今日は大西千選手もベンチ入りしていました
千洋は本当は試合に出てバリバリ活躍しなきゃいけない選手だと思うので、その選手がベンチにいてくれるだけで僕たちは勇気をもらえますし、打った後に千洋から「ナイスバッティング」と言われると感じるものがあります。

-ベンチの雰囲気はいかがでしたか
今日は一体感っていう部分ではすごいものを感じたし、これが継続できるようにならないといけないと思いますけどそのきっかけを作ることができて良かったなと思います。

-ご自身は明大2回戦以来の先発出場でした
しんどい時期もありましたけど、野球の神様は絶対いるんだと思いながら練習してきました。みんなが声をかけてくれたおかげで気楽に打席に入ることができました。

-今日は3安打4打点の大活躍でした
うれしいっていう一言ですけど、チームが勝てて良かったなと思います。

-結果としては7回の1点が勝敗を分けました
絶対打ってやろうと思って、何打ったかも覚えてないくらい集中していたかなと思います。

-最終回にはピンチを迎えましたが、二塁からどんな声がけをしていましたか
いつもの法政だったらあそこでズルズルいっちゃうかなと思いますけど、僕たちはあの場面で勝っていたわけで、負けていたわけじゃないので「大丈夫、大丈夫」とチームや熊谷さんを鼓舞していました。

-次戦に向けての意気込みを
負けられない戦いが続くので、なんとかチーム一丸となって優勝に向かって頑張っていきたいと思います。

菅野秀哉 投手 (好救援で2勝目&決勝打の犠飛を放つ)

-今日の登板を振り返って
途中からだったですけど、しっかり気持ちを入れて投げられたのでよかったです。

-投げる準備はずっとされていたのですか
そうですね。昨日の段階から言われていたので準備はできていました。

-昨日の登板を踏まえて修正した点はありますか
自分のピッチングが昨日はできなかったので、今日は自分のピッチングをしっかりするように心がけていました。

-投手陣の調子があまりよくないように感じます
そうですね。あまり調子はよくないですけど、しっかり粘って投げることができればいいと思います。

-6回には勝ち越しの犠飛を打ちました
監督に打者だと思ってしっかり打点を稼いでこいと言われたので打ててよかったです。

-打撃に自信はありますか
あんまり無いですけど、たまたま打てているのでこの調子でいきたいなと思います。

-その後の打線の援護も頼もしかったと思います
あれだけ点数取ってもらったので楽に投げられました。

-来週は空き週ですが東大戦までにどういう調整をしていきますか
先発でしっかり抑えることができていないので、試合の最初から抑えられるように準備していきたいなと思います。

-次の登板に向けて意気込みをお願いします
次は初回から今日のような気合の入った投球をして、また完封できるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • hasegawa R先発した長谷川
  • souma R相馬はマルチ安打と徐々に本調子に
  • kawaguti R川口は4打点の大暴れ
  • mouri R毛利は好調をキープ
  • hunabiki R先発復帰した舩曳
  • kanno R2勝目を挙げた菅野
  • hukuda R7回の福田の安打が貴重な7点目に繋がった
  • kumagai R熊谷は本塁打を打たれたが最後は三振で締めた
 

 

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