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【アメフト】秋季リーグ戦第5節 対慶大 執念のTDで逆転勝利! 関東制覇への第1関門を突破!

2017年秋季関東リーグ戦
2017年10月28日(土)
慶応義塾大学日吉陸上競技場

 慶大日吉陸上競技場で行われた今日の試合。1Qに10点を先制したがその後は慶大ペースの苦しい展開に。4QにTDを許し一度は逆転されたものの、残り53秒で再び勝ち越しに成功。敵地での「東横線対決」を制し、関東制覇へ弾みをつけた。

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TDを決めた高津佐は両手でガッツポーズ

試合結果

トータル試合結果

17 10 1Q 0 13
0 2Q 3
0 3Q 3
法政大学 7 4Q 7 慶應大学

 試合得点

 Q  時間 ポジション   選手 得点方法 TFP
 1 3:30 K 三宅俊介(キャ3) FG  
 1 7:51  WR 高津佐隼矢(キャ3) TD
 4 11:07  QB 野辺歩夢(キャ2)  TD

戦評 

  法大のキックリターンで始まった第5節。KR別府紘行(文4)が40ydsほどのビックリターンをすると、1プレー目で中ランフェイクの高津佐へのパスが成功し、試合開始早々に敵陣に侵入する。勢いに乗りたい法大だが、QB馬島臨太郎(キャ4)が自らボールを持ち、走り込んだ際に敵のタックルにより負傷。試合序盤でのエースQB離脱に法大サイドは不安の色を滲ませた。馬島の代わりに抜擢されたのは2年QB野辺。観客が見守る中、1プレー目で冷静にパスを成功させると、RB川村龍ノ介(デ工3)のランによりTD目前まで迫る。しかしここで手痛いフォルススタートの反則。反則による罰退後はSB川村湧介(人環3)へのパスを二度続けるも通らず、K三宅によるFG成功の3点に終わる。先制点奪取後はCB西山孟(理工3)のインターセプトやナイスパスカバーにより慶應の攻撃の芽を摘み取ると、ここでPR高津佐が魅せた。高く蹴り上がったボールをキャッチすると、一人二人と敵を身軽にかわしていき、味方のブロックの援護もあり、およそ50ydsのパントリターンTDを決める。慶應サイドからも感嘆の声が上がる中、トライフォーポイントのキックを難なく決め、10-0と慶應を突き放した。その後もディフェンス陣の活躍により法大は攻撃権を獲得。点差がついて余裕が出たのか、QB野辺はRB桑原と持ち味の自らのランで敵を撹乱し、歩みを進めていく。

 敵陣中盤からの攻撃で始まった2Q。ここで好調だったRB桑原がファンブルし敵に攻撃権を与えてしまう。パスを中心に攻め立てる慶應にDLからプレッシャーを与える法大。ディフェンスの踏ん張りにより攻撃権を取り返すも、被インターセプトなど悪い流れを断ち切れず計3回のターンオーバーを許す。この展開に強敵慶應が黙っている訳がなく、ランでのこの試合初となるビッグゲインを起点に慶應オフェンスはゴール前まで攻め込む。しかしTDパスを狙う慶應に法大のCB勝田駿(人環2)と西山がしっかりと守りきりFGによる3失点に抑え、スコアは10-3。点差をTD1本分とした。前半のうちに追加点をあげたい法政は、QB野辺がパスや自らのランでリズムよく更新させていく。しかし敵陣に入ったところでロスタックルや反則により失速。前半残り53秒を残し53ydsのFGにチャレンジするも失敗。10-3のまま後半に折り返す。

 後半が開始すると、前半と打って変わり慶應のオフェンスチームに火がついた。前半では抑えられていた中のランが出るようになると、慶應得意のパスも織り交ぜ、慶應の進撃が止まらない。ゴール前では法大ディフェンスが意地を見せTDはさせずとも、FGにより3点追加。スコアは10-6と1TDで逆転される展開となってしまった。巻き返したい法大だが、慶應に対策されてか中央のランが出づらくなり、得点を取られた直後の攻撃でパントに追い込まれる。そんな流れを嫌ってか法大ベンチはスペシャルプレーを選択。パント時にWRのポジションに位置するガナーが急角度で中へ入り込み、ディフェンスを中に食い付かせてできた外のスペースにP高津佐がパントキックをせずに走り込み、見事1stdown更新。しかしその後の法大も攻撃は煮え切らず、しばらくこう着状態が続く。3Q終了間際に慶應オフェンスの4thdown5ydsのギャンブル成功を許してしまったところで勝負の4Qへ。

 なんとしても負けられない法大。しかし中央へのミドルパスが通されゴール目前になると、フリーとなったレシーバーへのパスが決められ、そのまま走り込みTDを決められる。スコアは10-13と逆転され、慶應サイドが大きく盛り上がった。せめて同点に追いつきたい法大はランを中心とした組み立てで慎重に攻めるも敵陣に入ったところで更新ならず。パントキックにより攻撃権を手放す。試合終了まで残り8分20秒。慶應はインターセプトを恐れず追加点を取るべくパス中心に攻め立てるがこちらも敵陣間際にて更新ならず。法大はディフェンスの奮闘により攻撃権を得ると、時計が進んでいく中、QB野辺が大事な場面で度々と果敢に自ら走り込み、更新を重ねていく。その野辺がWR神優成(人環1)に縦のパスを投じるとこれが見事成功。一挙に30ydsゲインし、ゴールまで残り5ydsとした。最後は中のランを囮にQB野辺がエンドゾーンに駆け込みTD。法大はキックも成功させ17-13と逆転する。試合時間残り53秒の逆転劇であった。 1TDで逆転されてしまう点差であったが、SF藤田廉三郎(国文3)のインターセプトにより慶應の逆転の望みを断ち、試合終了。試合終盤まで目が離せない試合であった。

 慶應との接戦を見事制した法大は2試合を残し成績は4勝1敗。試合前に既に格下相手に2敗を喫していた慶應に対しての辛勝。さらに言えばパスチームとの対戦においての悪天候での幸運もあるだろう。残るは早大戦と日大戦。両チームともに現段階で全勝している強敵だ。甲子園ボウル、またその先を目指す法大にはさらなるレベルアップが必要である。

選手コメント

 小山克成 主将

ー今日の試合を振り返って
勝てたことは凄く良かったですが、ファーストメンバーが、出られなくなった時の控えのメンバーの質は課題だと思いました。ディフェンスもそうですが、オフェンスもQBが負傷して、代わりに出ましたが経験も少なくて慣れてないので少し戸惑いもあったと思います。2本目の質の部分をこれからどれだけ高められるかが、強い相手になっていくにつれて大事になっていくと思います。

ー残り53秒で逆転しての勝利でしたが
残り2分のシチュエーションを毎日練習していたので、僕たちの中では練習通りのことをやろうと思っていました。それに、いつもやっているので大丈夫だと感じていて全然焦りはしなかったです。

ー慶應のホーム戦でしたが、やりづらさはありましたか
観客の歓声が凄くて、連絡の聞き取りづらさがあったくらいでした。それ以外は、アウェイのほうが燃えるタイプなのでそこまで支障はなかったです。

ー反則も度々見られましたが
第2節と3節で反則を凄く出してしまって、それの反省から前回の試合は反則を少なくできました。相手が強くなったりすると反則してしまっているので、強い相手だからこそ、正面で当たっていきたいと思います。その部分が基礎となっていくと思うので、練習中からイエローに対しては厳しくやっていこうと思っています。

ー怪我で負傷した選手が多かったですが
安全面で怪我をしない選手を作ろうということで、筋トレやタックルを1年間やってきました。今日は、激しい相手だったと思いますが、怪我人を出してしまったのでもう少しウェイトなどの基礎の面を見直そうと思います。

ーなかなか攻めきれず、苦しい場面が続きましたが
前回の試合などは、オフェンスが良くてディフェンスが助けられていました。でも、今日の試合は逆にオフェンスが足止めしているときにディフェンスが助けてあげられたと思いました。お互いを信頼し合って助け合おうと常に言っているので、今日はディフェンスとしてオフェンスを助けようと思って進めていました。

ー優勝に向けて落とせない試合が続きますが
次の相手は人数が更に多くなって、組織力を持っていて、層も厚くフットボールをしっかりやっているチームで、絶対に接戦になってくると思います。諦めずに自分たちのやれることをやって勝っていきたいです。

ー早大戦に向けて意気込みを
早大は昨年も優勝がかかっている試合で負けて、そういう意味では凄く印象の強い相手なのでしっかり準備を行って、準備では負けないように頑張っていきたいと思います。

徳山翔輝

―今日の試合を振り返って
見ている側からしてもやっている側からしてもすごくきつい試合で、序盤はディフェンスが結構よかったんですけど、オフェンスが止まったときに雰囲気が飲まれちゃったかなというのはありますね。

ディフェンス陣としては
今回の試合はDLが結構頑張ってたなと思っていて、前回の試合よりもディフェンスがレベルアップしたかなと感じます。

雨の中での試合でしたが
雨は自分たちからしたら結構ラッキーだったと思って、スカウティングしている上で雨の試合になると向こうのQBのパスがすごく乱れるというのはわかっていたので雨が降ってくれて逆によかったです。

慶應への対策としてはどんなことをされましたか
まずパスが嫌なところに投げてくるかなというタイミングが多かったんですけど、そこでDLでいかにラッシュをかけるかというのはすごく考えていましたね。やっぱり前節で自分もラッシュとかミスしたりしていたので。DLとしてはラッシュ、あとLBのブリッツのときのラッシュ、そういう所を注意してやっていたのと、セカンダリーとしては今回はパスに重点を置いて練習していたのでよかったかなと思います。

前半ではランプレーをしっかり守れていました
そうですね、あれに関してはやっぱりOLのスプリットが広かった分自分たちDLではアジャストできたのかなというのは感じていて、そういう普段からの積み重ねが出たのかなと思います。

2Qではターンオーバーが多くディフェンス陣としては厳しい状況が続いたと思います
前節オフェンスに助けられた部分があったので今回はディフェンスでやってやろうかなというのはずっと感じていたので、疲れていた部分もあったんですけど自分たちが目的意識を持ってできたのはよかったかなと思います。

後半は中央へのランが出され始めていましたが
このあとミーティングしないと正確なことは何とも言えないですけど(笑)、やっぱりラインスプリットが広い分DLがちょっと動きすぎたとか、あとはすれ違いが多かったのかなとは感じていますね。

早大戦に向けて意気込みをお願いします
なんとか1勝できたという形なんですけど、やっぱり全勝しないと甲子園は無いと思っているので、次の試合も絶対に勝って日大戦に繋げたいと思います。

三輪谷至朗

ー今日の試合を振り返って
オフェンスとしては、僕も含め要所でミスが出てしまったので、最後勝ててよかったですけどそこが課題ですね。

ー春では慶應相手に敗戦していますが、今回の試合に向けてどのような対策をしてきましたか
春はそんなに準備してなかったというか、自分らのフィジカル、ファンダメンタルで勝とうって言ってました。基本的には自分らのやることは変わらないんですけど、今回準備して、そこプラス戦術と組織力で最後勝てたのかなと思います。

ー前半はゾーンブロックなども織り交ぜ、慶應DLを押し込み、中央のランがよく出ていましたが
ランは前半出せたと思います。後半は失速してしまったのと、あと最初のドライブでTD取れなかったのが痛かったかなと思います。

ー後半に中央へのランが出にくくなってしまった原因は
多分、相手のディフェンスが中に来てたのがあるのでそこだと思います。

ー序盤にQBの馬島さんが負傷されてしまいましたが、オフェンスチームの中で動揺などはありましたか
意外となかったですね。僕も一応動揺するかなと思ったんですけど、野辺もしっかり頑張ってくれましたし。そんなにちょっとしたアクシデントであたふたするようなチームではダメだと思っているので、大丈夫でした。

ー次戦は大事な早稲田戦ですが
僕が一年生の時以来ずっと勝っていないのでしっかり準備して勝ちたいと思います。

桑原進之助

ー今日の試合を振り返って
苦しかったです。

ーどの場面が苦しかったですか
第2QでファンブルしてTD取れなくて、後々響いてしまったのが苦しかったです。

ーそのファンブル以降はどうでしたか
気にせんようにしようと思ったんですけど、終盤になるにつれて第1Qのファンブルが響いてるなと…。ただただ苦しかったです。

ーアウェーのなか、この「東横線対決」を勝利できたという点はいかがですか
喜んでいいのかわからないですけど、そこは率直に嬉しいですね。

ー自身の責任というものを感じたと
そうですね。小林颯希(法2)がいなかったので、4年である自分がその分頑張らなと思っていたんですけど、その役目を果たせなかったですね。そこが一番責任を感じるところですね。

ー桑原選手の中では課題が見つかった試合だったと
もう課題だらけです。頑張らなあかんなと思いました。

ー最後、法政が逆転出来た要因は
後半、法政って弱かったんですけど、今年のスローガンの「信頼」というのをキャプテンが挙げてて、そこをみんなで体現出来たから勝てたのかなと思います。

ー再来週、早稲田戦に向けて意気込みを
相手は強いですけど、勝たなダメです!

西山孟

 ー今日の試合を振り返って
結構接戦をしていたんですけど、ディフェンスはディフェンスで役割を守ってやっていたんで、やられてしまうところもあったんですけど、いいところもあったので、次の試合でも出していけたらいいと思います。

ー春にも慶應とあたっていますが対策は
そうですね。練習でも言っていたんですけど、練習後の自主練とかでも慶應に対する対策とかをいろいろしていたので、今回少し出せてよかったです。

ーゴール前でのスラントやタテにしっかりつけていたと思うのですがどう感じましたか
結構日体戦とかでもやられてたんですけど、今回それをまた反省で生かして今日ちゃんと出来たのでよかったと思います。

ー慶應のレシーバーと対戦してみてどう感じましたか
やっぱりフィジカルが相手でかくて、そういうところで負けちゃうところはあったので見直していきたいと思います。

ー次戦の早稲田戦はとても大切になってくると思いますが、抱負をお願いします
ディフェンスはやること変わらないので、ちゃんと役割守って、パスカット出来るところはして、頑張っていきたいと思います。

野辺歩夢

ー今日の試合を振り返って
ディフェンスとOLとレシーバーとRBのおかげで勝つことができました。本当に勝てて良かったです。

ー馬島選手の負傷により早い段階での出場となりました
緊張はなかったんですけど1敗していてもう後がない状況で試合に出るということで、やはり責任は感じました。でも思いっきりやろうと思っていました。 ー慶大ディフェンス陣の印象は アグレッシブというか野性味があってザ・ディフェンスという感じでした。それでも去年から取り組んでいるフィジカルという点で全ポジションが勝てたから最後に勝てたのかなと思います。

ーキープレーであるピッチタイプのオプションがあまり見られませんでした
春も慶応戦でオプションプレーをやっているしうちの看板プレーなのでどこも止めにくると思います。出るときは出るし、止まるときは止まるという感じでみんなそんなに気にしてはいないと思います。

ー試合後半は苦しい展開が続きました
思いっきりやろうと思っていてもどこかでうまくやろうとしてしまっていて、それが空回りしていました。本当に最後のシリーズはディフェンスも頑張って止めてくれていたし、OLも頑張ってくれていたので最後は自分が吹っ切れてやるしかないなと思いました。それでああいう結果になったので本当に良かったです。

ーいい場面でのスクランブルが目立ちました
あれが持ち味なので前半はそれができなく自分のペースがつかめなかったので、自分の得意プレーであるスクランブルで打開できたのは良かったです。

ー負けられない試合が続いていますが次の早稲田戦に向けての意気込みを
本当にもう負けられないので自分たちは社会人に勝つということを1年間やってきたので、死に物狂いで目の前の2週間の練習をやり切って次の早稲田戦は一点差でもいいので勝ちます。

フォトギャラリー

  • DSC 00772 RTDを決めた高津佐は両手でガッツポーズ
  • DSC 0065 R素晴らしい活躍を見せたDFリーダー徳山
  • DSC 0102 R川村の機動力はチームに欠かせない
  • DSC 0114 R気迫のタックルで進軍を封じる
  • DSC 0156 R相手をかわして攻め込む南河
  • DSC 02892 R持ち味のスクランブルでボールを進めた野辺
  • DSC 03462 R三宅のキックで得点を積み重ねる
  • DSC 0054 R見事インターセプトを決めた西山
 

 

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