バスケットボール

【バスケ】第67回関東大学バスケットボール選手権 

第67回関東大学バスケットボール選手権大会  対玉川大、白鷗大
2018年5月1日(火)、2日(水)
大田区総合体育館、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

ルーキー3人も登場した玉川大戦では、着々と得点し、危なげなく勝利を飾る。続く格上・白鷗大戦では善戦するも、結果は敗戦。2部昇格間もないORANGEに、1部の壁が立ちはだかった。

0502 R
1部白鷗大に無念の敗北

試合結果

対玉川大 試合結果

89
法政大学
15 1Q 12 64
玉川大学
29 2Q 15
27 3Q 18
18 4Q 19



対白鷗大 試合結果

60
法政大学
17 1Q 21 71
白鷗大学
8 2Q 12
19 3Q 26
16 4Q 12

戦評

 対玉川大。シード権を得て、この試合がトーナメント初戦となる法大は、着々と得点を重ね、危なげなく勝利した。前の京王電鉄杯で、圧倒的存在感を放った#14小野怜史(文1)は、本人も気にしていたフィジカル的弱さをものともしない突破力で、またも活躍。#51金本一真(文1)もゴール下で奮闘する姿が目立った。このトーナメントで引退することを表明しているマルフォートラ・マイケル(グロ4)も、選手交代早々に3Pシュートを決めるなど、チームを勢い付けた。

 対白鴎大、勝つためのメンバー編成で挑んだ運命の一戦。#5玉城啓太(法4)は持ち前のドリブルスキル、長いプレータイムでもバテずに対応するタフなスタミナに加え、前線からのディフェンスでチームをけん引。試合経過につれてシュートの成功率も上がり、チームを盛り上げ、試合をコントロールした中村太地(法3)とともに、ゲームメーカーとして活躍し、安定感をもたらした。玉川大戦を欠場した#30水野幹太(営2)も復活し、3人のガードが試合をリードした。#24鈴木悠介(営3)も、その高身長を生かし、外国人選手相手に奮闘。ポジションにとらわれず、外からシュートを狙う姿も見られた。

 白鷗大に先制点を許したが、第1Qは4点差に押さえ、一時は逆転するなど、格上相手に食らいつく。しかし、第2Q、第3Qと点差は開き、イージーミスが目立つように。刻々と過ぎ去る時間の中で、焦りと体力の消耗にむしばまれる法大とは反対に、白鷗大はミスの少ない、タフな試合を展開。外国人選手の勢いを抑えることもままならず、挽回することもかなわぬまま敗北を喫した。

 今年度から2部に復帰した法大。白鷗大戦は「いい試合」をしただけに、悔しい黒星だ。今大会、辛酸をなめた法大であったが、得たものも多かったはず。改善点はあるにせよ、上級生のプレーに安定感が見られた上に、1年生も積極的にゲームに参加し、力を発揮した。臥薪嘗胆。ORANGEが返り咲く日はきっと遠くないはずだ。(椛沢はるな)

5月1日 玉川大戦後 コメント

マルフォートラ・マイケル・ピーター(グロ4)

―対玉川大を振り返って
最初はみんな固くて、差があまりつかなかったんですけど、2ピリから慣れてきてシュートも入るようになって、そのまま流れに乗っていけたって感じですかね。

―交代早々、3Pシュートを決めました
自分が出られるとしたらこの試合しかないし、このトーナメントで引退するから、試合に出たら思い切っていこうと思ってたし。それで運良く入ったのでよかったなと思います。

―引退について
1年生のときに白血病になって、他の患者にも勇気を与えられるようなプレーをしたいと思うようになりました。病気になっても、信じて頑張れば、バスケだってできるようになるっていう。多くの試合に出られた訳ではないですけど、トーナメントに出るという自分の目標を叶えられて良かったと思いますし、久々に出たこの試合が初めての公式戦で、とても楽しくて。自分の新しい目標のためにバスケをプレーするというところからは離れるんですけど、監督や、自分より上手いのにベンチや応援席にいて応援してくれたチームメイトにはとても感謝しています。

―バスケに対するモチベーションは大病を患った経験やそこから生まれた思いがあったのですね
白血病になったときから、バスケを思い切り楽しもうって思ってて。一度3月に引退するか迷ったときに、公式戦に出るという目標を思い出して、このトーナメントには出ると決めて。戦局が大きく変わるとか、そういう時に出た訳じゃないですけど、今日の3Pもそうですし、自分がバスケをしていることが広がって、今病気と戦っている患者の力になれれば、という思いはありました。プレーヤーはやめるんですけど、スタッフとして自分の白血病の経験から新しい活動を始めたいと思っています。

―選手としては引退するけれど、スタッフとして法大には残るということでしょうか
そうですね。籍を置いてくれるとは、監督も言ってくれていて。前々から、バスケを使って献血者を増やしたいという思いがあって、企画とか色々やっているんですけど、それを法大のバスケ部に籍を置いてもらってやる感じですね。

―チームメイトについて
去年は哲さん(植村哲也、平29年度卒)がいて、チームを引っ張っていってくれたんですけど、自分達の代は色々あってミーティングを重ねたりする中で、言い合ったり、話し合いもたくさんしたし。同期はこれからも絡んでいくと思うし、一生の仲間だと思っています。4年生で自分よりも強い人が、メンバーに入っていなくて。でも、彼らはそれに対して文句も言わず、応援してくれて、本当に感謝しかないです。

―チームメイトに伝えたいことは
感謝ですね。それと、バスケを通して人間として成長していこう、ということです。

―最後にひとこと
12年間バスケをやっていて、変なタイミングで引退かもしれないけど、バスケや白血病を通して学んだのは、何があっても自分を信じてやっていればいいことがあるってことです。今後、自分にもメンバーにも辛いことがあるかもしれないですけど、自分を信じることが一番大事だと伝えたいし、頑張ってきて良かったと思っています。あとは親ですね。心配もかけてしまいましたが、今日も来てくれていますし、とても感謝しています。一生をかけて恩返ししていかないと、と思っています。

 

小野怜史(文1)

ー今日の試合を振り返って
自分たちにとってはスプリングトーナメント初戦だったんですけど、玉川大は勝ち上がってきているので、チャレンジャーの精神で戦いました。最初はオフェンスが良くなかった分、ディフェンスがよく出来ていました。ロースコアの展開でしたけど入りは悪くなかったですね。

ーアウトサイドからのシュートを多く沈めていました
スリーポイントは結構入ったんですけど、左右のブレもあったので納得はしていないです。相手がゾーンディフェンスをしいてきていたのでアシストがきたらどんどん打っていきました。

ー中村太地選手とのコンビは初めてでした
2ガードの様な試合に出たのは初めてでしたが、視野も広くて、落ち着いてプレーしているなと思いましたし、パスも的確にくれますし、いて欲しいところにいてくれたりうまく噛み合っていたと思います。

ー今日の試合はかなり長いプレータイムでした
公式戦は初めてだけど、緊張はなかったんですけど、ディフェンスの疲れが足にきたりしました。第2Qあたりが一番きつかったんですけど、後半は慣れてきましたね。

ー役割として心がけた事はありましたか
オフェンスの中で攻め気をもって引っ張っていこうというのと、ガードとして相手のディフェンスに対応するために自分が下級生とか気にせず声かけや指示をしていこうと心がけました。

ー時折悔しがる表情も見せました
スリーポイントが運の部分で入っていたところもあったので、自分の力で入れられるようにしたいです。

ー他の1年生と一緒に出ていた時間帯もありました
全国を経験している選手なので、相手のゾーンプレスにもうまく対応したり、アドバイスをくれたりして、頼りになります。

ー大学レベルのバスケには徐々に対応出来ていますか
やっぱりフィジカルの部分で負けているところがあるので、少しずつ継続してウエイトなどやっていきたいです。

5月2日 白鷗大戦後 コメント

佐藤俊二 監督

―対白鴎大を振り返って
本気で勝とうと思って挑んだので、悔しい気持ちもあるし。でも、去年も含めてタフなゲームを全然やってないから、そこの部分で差が出てしまって、という感じですね。

―オーダーを見ても、勝ちに行くという気迫が伝わってきました 
そうですね。今までは結構1年生も使っていたけど。白鷗は1部のチームで、勝ちに行くという姿勢を見せなければいけないし、うちはまだ2部でも最下位だから、格上に対してしっかり挑戦していくっていうのを体現しなければいけないので。まあ、勝ちたかったんですけど、残念ですね。

―どういった戦術で挑みましたか
相手のスカウティングは学生主体でしっかりできていたので、あとはうちがどれだけタフに相手のやりたいことをやらせないか、そこを徹底して、やるべきことをやり続ければ勝てるよって話はしていたけれども、2ピリ、3ピリで中だるみというか、そこで離されましたね。日々の練習で立て直すしかないかな、と思います。

―対白鴎大を通して見えてきた課題は
とにかく、この2年間で2部、3部、2部と経て、レベルの高い相手と常に戦い続けるっていう状況が作れていないから、今日のようなハードな試合のための練習を、日々どれだけできるかっていうのはポイントだと思います。それが今、試合に絡んでいる太地とか悠介とかは、練習中だと簡単にプレーできてしまうので。それが試合になると、そうも上手くできなくなってくるから、常日頃の練習から、試合に絡まない選手も含めて全員が、さらに高いレベルを目指さないといけないかなとは思います。

―1年生は
いいんじゃないですか。積極的だし、物怖じせずに、できることを一生懸命やってるから。これから新人戦もありますし、今後に期待できます。

―今後の目標を
まずは新人戦でしっかりと結果を出すというところですね。学生達がミーティングをして、そこでどんな結果を出したいかというのを詰めていかないといけないと思いますし、それを受け取って練習を積んでいくという感じで。チームとしては、秋のリーグ戦で1部に上がれるように頑張っていきたいと思います。

 

米山滉人(営3)

ー今日の試合を振り返って
今までの試合の中では良かったと思うんですけど、良かっただけで結果に出ていないので、修正点はたくさんあると思いました。

ー白鷗大は強敵ですが、チームとして方針はありましたか
練習でも白鴎大の対策はしてきたんですけど、上手くいったところもいかないところもありました。ディフェンス部分ではかなり機能していたと思います。

ー具体的にはどんな練習をしてきましたか
外国人選手にやられないというのと、ボールを簡単に回されないようにというのをキツく言われていたので、試合で表せたのは良かったと思います。

ー外国人選手とのマッチアップする場面もありました
高さはあるので警戒していました。今後一部に上がった時に抑えなければならない相手なので、いかに抑えられるかが課題ですね。鈴木悠介(法3)と交代した時にしっかり対応できるようにファールを出来るだけ減らしてプレーするというのも心がけていきたいです。

ー外からのシュートも多く放っていました
ポジションアップじゃないですけど、そういう方針でチームがやっているので。リーグまでには決められるように練習をしっかりやっていきたいです。

ー次の大きな試合はリーグ戦になると思います。意気込みをお願いします
一部相手にここまでやれたので、さらに実力をつけて、勝ちきれるチームになっていきたいです。

水野幹太(営2)

ー今日の試合を振り返って
相手が大きい外国人選手なので軽くシュートを入れられてしまったり、逆に自分たちが攻め切れなかったという課題もあったんですけど、今までの試合よりは実のある試合だったと思います。

ーガードとして、今日のゲームプランとしてはどういう風に考えていましたか
外国人選手がいるのでトランジションを早くして、攻めれる時に攻めようというプランでした。良いところもあったんですけど、第3Qの途中ミスが多かったので、そこさえ直せば十分勝てた試合だったと思います。

ー逆転した時間帯もありましたが、上手くいっていた部分もありましたか
パスが回って、スクリーンも上手く使えていた所かなと思います。

ー中村太地(法3)選手と試合でコンビを組むのは久し振りだったと思いますが、感触はどうでしたか
考えている事が大体一緒なので息が合いますね。途中コントロールが出来なくなった時は自分がやれば太地さんの良いところがでてきますし、引き出していきたいなと思います。

ー大型の選手も外からシュートする場面がチームとして増えてきたように感じます。ボール回しで意識した事はありますか
チームとして4、5番がスリーを打つというのも練習しているので、良いところが出たと思います。

ー最後にリーグ戦への意気込みをお願いします
今のままペースを上げつつチームを強くしていけばリーグ戦でも上位にいけると思うので、キャプテン中心に頑張っていきたいです。

フォトギャラリー

  • 0502 R対白鷗大後半、相手の勢いを抑えきられず惜敗
  • 0501 m 3p R対玉川大、交代早々3Pを決めたマイケル
  • 0502 onoreiji R1年生ながら存在感を放った小野怜
  • 0501 yoneyama R果敢に攻める姿が印象的だった米山
  • 0502 nakamura R圧巻のプレーで会場を沸かせた中村
  • 0502 suzukiyusuke R2日間通してチームを支えた鈴木悠
  • 0502 mizuno R足の負傷をものともせず戦った水野
  • 0501 tamashiro Rチームの安定感を生み出す玉城
 

 

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