準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大2回戦 昨季の悔しさ晴らす開幕6連勝!残り2カードを残して首位浮上!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大2回戦
2017年10月1日(日)
法大多摩グラウンド

昨日の試合を快勝し、先手を取った法大。今試合は両チームとも得点がなかなか奪えず苦しい投手戦の中、7回に石橋優一郎(法3)の犠飛で先制点を挙げると、その後も追加点を取り逃げ切った。先発の尾崎海晴(社1)は立ち上がりから尻上がりに調子を上げ、8回を0封。投打ともにかみ合い、現時点で勝ち点を3に積み上げる好調ぶり。優勝争いで先頭を切っている。

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チームの好調ぶりをうかがわせる笑顔も出た(藤口(左)と尾崎)

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 0 0 0 0 0 0 2 0 4 6 12 0
慶 大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 7 2

(法大)○尾崎(3勝)、室木-藤江
(慶大)●村石、長沢、出町、神田―有賀

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球打率
1 (5) 萩原幹斗(社4) 報徳学園 5 1 0 0 .250
2 (8) 甲本裕次郎(社4)  鳴門 4 1 0 1 .478
3 (4) 藤口帝(社4)  遊学館 4 1 0 0 .313
4 (3) 佐々木勇哉(社2)  花巻東 4 2 0 0 .458
5 (9) 石橋優一郎(法3)  徳島北 3 2 2 0 .529
6 (6) 三品勇人(社3)  報徳学園 4 2 1 0 .333
7 (2) 藤江廣祐(社3)  法政 3 1 1 0 .320
8 (7) 窪田剛士(経4)  桐蔭学園 4 1 1 0 .476
9 (1) 尾崎海晴(社1)  鳴門 2 1 0 0 .300
  PH 栗田和憲(社4)  掛川西 0 0 0 1 .000
  PR 中川大輔(社1) 日大三 0 0 0 0 .000
  1 室木大(経4) 星稜 0 0 0 0 .000

二塁打:尾崎(6回)、藤口(7回)、佐々木(9回)
盗塁:萩原(9回)

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
尾崎 8 4 2 2 0 0.00
室木 1 3 1 1 1 3.00

 

リーグ戦途中経過(10/1現在)

 法大明大早大慶大立大東大試合勝点勝率
法大 ―― 14,15 7,8 ○○ ○○ ○○ 6 6 0 0 3 1.000
明大 14,15 ―― ○○ ●○● 7,8 ○○ 7 5 2 0 2 .714
早大 7,8 ●● ―― ○○ 21,22 ○○ 6 4 2 0 2 .667
慶大 ●● ○●○ ●● ―― ○●○ 14,15 10 4 6 0 2 .400
立大 ●● 7,8 21,22 ●○● ―― ○○ 7 3 4 0 1 .429
東大 ●● ●● ●● 14,15 ●● ―― 8 0 8 0 0 .000

【注】洋数字は対戦日

戦評

 昨日の第1戦は、投打が上手く絡み勝利をあげた。法大としては、勢いそのまま今日も勝って優勝にまた一歩近づきたいところである。今日の試合は、息の詰まる白熱した投手戦が展開された。

 法大の先発は尾崎。今季、ここまで先発した2試合では12回を投げ無失点と力強い投球が光っている。今日も慶大打線に対して威力のある直球と鋭く曲がる変化球を織り交ぜ圧倒していく。特に走者を得点圏に出した際には、ギアを一段階上げた直球で相手打者に対して力で押していった。
 一方の打撃陣。尾崎を援護したいところだったが慶大先発、村石の鋭く曲がるスライダーに苦戦を強いられる。走者を出しても牽制死や盗塁死などミスが目立った。

 それでも尾崎は我慢の投球を続け、6回まで無失点と辛抱強く投げ続ける。すると7回表。先頭の藤口が二塁打で出塁すると、一死三塁になって石橋の中堅への犠飛で法大が1点を先制する。さらに続く三品、藤江の連打でこの回2点を奪った。尾崎にとっては、この2点で十分だった。女房役の藤江も「安心感があった」と話すように、その後も尻上がりに調子をあげ、終盤は得点圏に走者を許すことさえしなかった。終わってみれば8回無失点。打線も8回に4点を追加し開幕6連勝を飾った。

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圧巻の投球で相手打者を寄せ付けなかった(尾崎)

 尾崎自身も今季3勝目をマークし、さらに今日も0に抑えたことで今季20イニング無失点と第2先発投手として十分すぎる結果を残している。昨日の竹内と並んで計算できる先発投手が確立されたのは、今季の法大の強さの要因と言っていいだろう。来週は早大戦。昨季は勝ち点を奪われているだけに、優勝に向けて厳しい戦いがまだまだ続く。しかし、今の法大なら守備からリズムを作り、攻撃につなげられれば連勝記録を続けていくことは間違いない。(具志保志人)

監督・選手コメント

本間隆洋監督

ー今日の試合を振り返って
序盤は正直苦しかったですね。そういう中で粘って得点を取った野手陣、そこまで粘ってくれた尾崎、藤江のバッテリー。この試合をものにしたということは点差以上に大きな財産として残ったのかなと思いますね。

ーこれで開幕6連勝ですがいかがでしょうか
続けられるものは続けていこうという意識はあるんですけど、私自身はあまり連勝に興味がなくて。ここは勝ち点制でやっていますので2勝1敗をうまく使えればそれでもいいのかなと。逆に続けて勝ち続けると万が一ポロっと負けてしまった時にそこから総崩れになる怖さを経験しているので、個人的にはあまり意識はしていないです。ただ、選手は大いに意識して1敗もしないでその形で最後まで突っ走ってくれると助かるなと思いますね。

ー勝ち点は3ですがこれで優勝争いで一歩前に出ました
やっぱり残りカードの早稲田大学さん、明治大学さんは簡単に勝ち星をあげてくれないチームだと選手が一番よく分かっていますので、ここからが本当の勝負なのかなと。それだけですね。

ーチーム好調の要因は
特に4年生がチームを引っ張ってプレーの内容云々ではなくて意識の面においてもキャプテンの藤口を筆頭に本当にチームを4年生が中心となって作り上げていると思いますので、そのあたりはすごく頼もしいですね。4年生自身も春(季リーグ戦で)優勝を落としたというのは口に出さないものの相当行動に出してくれていますので、この秋(今季)は優勝を獲って関東王座へという流れしかないなというのは4年生の心の中にあると思いますね。

ー慶大戦は第1,2戦ともに竹内、尾崎両先発が8回0封と試合を作りました
2人には本当に感謝しています。竹内はもちろんなんですけど、今日の尾崎はあれだけ苦しい試合展開の中で終盤までずっと0が続いた、そこまでゲームを作ってくれたというのはまだ1年生なんですけど頼もしいですね。

ー竹内投手が力を付けた要因は
本来もっと期待していた投手だったので、メンタルの弱さと体力の無さを、夏場に走らせて強化しました。夏場に走らせたのは我慢という心のトレーニングという意味合いが大きくて、ふてくされて走るのではなくて一人で黙々と走る、一人で何かをやり遂げるという意味合いで10km走らせていました。なので、そっちで効果が出てきたのかなと。メンタル面と体力面で効果が出てきたと(本人も)感じてくれればうれしいですね。同じ単調なことをやっていると飽きてしまうんですけど、耐えるということはスポーツ選手にとって大事なことだと思います。特にメンタル面の効果を狙ってという方が大きかったですね。

ー竹内投手は課題だったピンチでの投球が安定してきました
竹内はもう3勝を挙げていますけど、立教大学さんと慶応大学さんの試合を見ていましても動じなくなったと言いますか割と淡々と投げているという印象は受けますので、何とか柱になってほしいなと。それだけですね。そのためにこういうトレーニングを課しているので。期待しないならこっちも手を掛けないですからね。

ー今季は走者を置いた場面で打たせるケースが見受けられますが
実はこれに関してはこだわりを持っていなくて、そのゲームや展開によってという感じですね。そういう意味では何でもかんでもバントというよりは4年生の打順の流れがいいので、ここ最近萩原が苦しんではいるんですけども、1番、2番、3番と4年生のつながりと並びもいいので期待しているというか。あとお互いに器用な人間が多いので、そこで4番に2年の佐々木がどっしりと座ってくれればありがたいんですけども、一人ひとり4年生はしっかりと考えながらプレーできる選手が多いという印象なので、個人の裁量を広げて自由なプレーも面白いかなというのはありますよね。萩原、甲本の並びなんかはアイコンタクトじゃないですけどもうまく連携を取ってやっていますよね。それだけに萩原が出塁すると大きいので、出塁しないと厳しいゲーム展開になってしまうのかなというのはありますね。

ー好調なチームですが、一方で課題は
打線は水ものと言いますけど、これだけ湿ってしまうと。まだまだ彼らはやれると思いますので(バットの)振り込みの量。それから走塁練習。やっぱりボーンヘッドがありますよね。やっていないことはできないなという話はしたんですが、ここ一番で割と頭を使える選手が多いですし、自重すべきだとか行くべきだとか本来はもっとできるはずなので、チームとしてはそこの完成度を高めたいなと。手痛いミスをやってしまう頻度が高いですよね。普段の練習でそういう細かいところをやりこんでいないので、もっと詰めていきたいですね。

ー残り2カード(早大、明大)は強豪との対決ですが、どう戦っていきたいですか
やっぱりまず1点を丁寧に取ると。今日の試合で大きかったのはロースコアのゲームで我慢していれば何とかなるだろうというのが分かったことですね。途中までずっと0で来ていて、選手にも言いましたけど粘っていればどうにかなるだろうということが感覚的に分かってくれれば財産として残るのかなと思います。

ーそういった戦い方が2カードでできれば優勝も近づきますね
最終的にはスコアとしては開きましたけど、途中まで0-0で来ていてうちも苦しかったしスコアリングポジションまでランナーを進められなかったですよね。そういう中でも0点で粘っていればうちの方が勝機をつかむチャンスは多いよと、それを感覚的につかんでくれればそれはチームにとって財産なのかなと思います。こういう試合をできたのは残り2カードを迎える前で大きかったのかなと思いますね。

ー最後に次戦の早大戦に向けて一言をお願いします
やっぱりやる以上は連勝で、序盤から圧倒して勝ち点を取って、勢いそのままに優勝を目指せるようにチームを仕上げていきたいと思います。

 

藤口帝主将(攻守で安定感を発揮)

―今日の試合を振り返って
そうですね、途中までお互いに点が入らなかったのでまあ今日は我慢強く守った結果かなと思います。

―7回に二塁打で得点につながるきっかけを作りましたが
先頭打者だったのでなんとか塁に出ようってそれだけ考えてましたね。

今季6連勝ということで優勝の可能性が見えてきました
そうですね、久しく優勝していないので全員が「優勝しよう」って気持ちで取り組んでいます。

主将という立場から見てチームの雰囲気は
負ける雰囲気が全然ないので、このままリーグ後半にいい流れを持っていきたいなと思います。

次戦に向けて
僕が入学してから優勝の経験はあるんですけど全勝優勝の経験はないので、この勢いで全勝優勝も狙いたいと思います。

 

石橋優一郎(貴重な先制点を挙げる)

今日の試合を振り返って
0-0が続いてた中で尾崎が踏ん張ってる所で終盤に先取点を取れて、そこから流れ良く点を取れたのが良かったと思います。

先制の犠飛について
上位の作ってくれたチャンスをしっかり返せて良かったですね。尾崎が踏ん張ってくれていたので取れて良かったと思います。

打席に入る前、甲本選手から何か声を掛けられていましたが
相手投手のスライダーの入りが多いということを甲本さんが前の打席で気付いて教えてくれて、スライダーを狙って打席に入ることができました。

今日も2安打と今季は打撃が好調ですが
そうですね。夏の合宿などでバットを振り込んだのが秋につながったのかなと思います。

合宿での振り込みというのは、チーム全体で取り組んでいったのでしょうか
練習終わりに素振りをして振り込んだのが、打線が活発になっている要因となっていると思います。

個人的に監督から指導をうけてもらうことはありますか
監督からはチャンスがあれば、どんどんいけと言われています。

今季は犠打で送るのではなく、エンドランや強行策で打っていく場面が目立ちますが
1番から9番まで走れる打者が多いですし犠打で送るというよりかは走ってかき回していくみたいな技術がある人が多いので、犠打でアウトカウントをあげるというよりかはどんどんと攻めていくスタイルでやっていると思います。

次に向けて
2タテが続いているので、このままの調子で負けることなく全勝優勝することができればなと思います。

 

藤江廣祐(守備だけでなく打撃でも存在感を示す)

ー今日の試合を振り返って
中盤に点を取るまで苦しい展開だったので、終盤に点を取って勝ちきれて良かったです。

ー尾崎投手の調子について
本当に試合を重ねるごとに良くなってきていて、試合は苦しかったですけど安心感がありました。

ーリード面で意識したことは
いつもと一緒なんですけど、一番は尾崎に気持ち良く投げさせることで、走者を背負ってキツくなったときに助けられればと思いながらやっていました。

ー2点目の適時二塁打の場面については
あそこは追加点が欲しい場面で、流れも持っていきたかったので初球を狙っていきました。

ーちなみに打った球は
真っ直ぐですね。

ーそれまでの打席はファーストストライクを見逃していて、それを踏まえて初球を狙っていった感じでしょうか
そうですね。初球を見逃して自分からもカウントを悪くしたことで相手のスライダーにやられてしまっていたので、浅いカウントから狙っていこうと決めていました。

ーチームの雰囲気について
今、いい流れで苦しい試合にも勝っていて波に乗っていけると思います。

ー次に向けて
次も打撃でも守備でも貢献して、勝ち点をしっかり取りたいと思います。

 

佐々木勇哉(下級生ながら4番として打率4割超)

―今日の試合を振り返って
前半は流れもそんなによくなかったんですけど、尾崎が頑張ってくれていたのでその中で勝ててよかったです。

―慶大の村石投手の印象は
いいピッチャーで打ちづらかったですね。テンポがよくてそこに苦戦したかなという感じです。

―終わってみれば開幕6連勝で勝ち点3です
みんなバッティングが春に比べると振れていると思うので、バッティングがいいから勝っているのかなと思います。あとは、ピッチャーも先発の2人とも(竹内、尾崎)テンポよく抑えてくれるので、打ちやすいというか流れに乗りやすいのかなと思います。

―これで優勝も見えてきたと思いますが
明治と早稲田はどっちも強いと思いますしまだ油断はできないと思うので、またここから気を引き締めていかないといけないかなと思います。

―ここまで4番として十分な働きをしています
もう少しチャンスで打てるようになりたいなと思いますね。

―打席で考えていることは
4年生がのびのびとやらせてくれるので、自分のことに集中して打席に入っています。

―チャンスでの打撃以外での課題は
守備ですかね。まだ自信はないですね。春(昨季)よりは動けるようにはなっているとは思うんですけど、まだ練習不足かなと思います。

―残り2カード(早大、明大)ではどう戦っていきたいですか
良い感じで法政の野球ができていると思うので、そのままこれからも残り2戦油断せずにやっていきたいと思います。

―最後に次戦の早大戦に向けて一言
絶対打ちます。

 

尾崎海晴(20回無失点と抜群の投球を披露)

―今日の試合を振り返って
立ち上がりから得点が入らなかったので、これは投手戦だなと思って1点も与えないようにしようって気持ちで投げてました。

―4回まで無四球でした
今日はツーシームが良かったのでそれを軸にして、直球は決め球にしようって思ってました。

非常にテンポ良く投げていました
そうですね。終盤は四球で走者を出してしまったんですが、3者凡退で打ち取れたら野手も守りやすいと思ったので気を付けていました。あと毎回先頭打者には注意していました。

今季優勝の可能性が見えてきました
今季はこのままの調子でとにかく失点をしないでいきたいです。あとチームとしては雰囲気がいいので、この調子でいければなと思っていますね。

次戦に向けて
自分のピッチングをしてチームを勝利に導けるように頑張っていきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 0X0A8985 R攻守で引っ張る藤口(左)と尾崎
  • 0X0A8443 R連日の先発陣のゲームメイクで勝利を手繰り寄せた(尾崎)
  • 0X0A8755 R先制の犠飛を放った石橋
  • 0X0A9092 R三品は打撃で調子を上げてきた
  • DSC 2059 R先制のきっかけとなる二塁打を打った藤口
  • 0X0A8990 R4番として打棒をふるった佐々木
  • 0X0A9126 R窪田はいまだに打率4割超
  • 0X0A9111 R得点を挙げた石橋と迎え入れるベンチ

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