水泳

【水泳】インカレ直前スペシャル対談 スウィン大宮編 昨年の雪辱でインカレ初優勝へ! 新世代のモンスターインカレで大暴れなるか! 〜内藤良太&宮本一平〜

2018年8月17日(金)
法政大学多摩キャンパス

9月7日に開幕する第94回日本学生選手権(インカレ)。今回は、スペシャル対談と題して法大に数々の有力選手を輩出しているスウィン大宮所属の選手にスポットを当て、現エースと将来のエースにお話を伺った。水泳のことから、普段のキャンパス生活、一人暮らしの苦労までレース後の取材では決して話してくれない赤裸々トークをお伝えする。

男子編はこちら→【水泳】インカレ直前インタビュー 男子編 シード権は譲らない HUSTが武蔵の地で旋風を起こす インカレ水泳2018in横浜明後日開幕

女子編はこちら→【水泳】インカレ直前インタビュー 女子編 ルーキたちが浮上の鍵 シード堅守を誓うなでしこ戦士 インカレ水泳2018in横浜明後日開幕

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待望のスペシャル対談が実現!内藤(左)と宮本

選手エントリー

種目選手名1選手名2選手名3
50m自由形 森本祥之(経4) 平沼晃多(経3) 後藤和真(経2)
100m自由形 岡本拓巨(経2) 田中洸太郎(現4) 後藤
200m自由形 岡本 廣川剛己(経3) 柳本純希(社3)
400m自由形 市丸貴之(経3) 柳本 廣川
1500m自由形 市丸 吉岡康樹(経3)
100m背泳ぎ 津村航平(経4) 内藤良太(人3) 木下大輔(社2)
200m背泳ぎ 津村 内藤 竹鼻幹太(社1)
100m平泳ぎ 宮本一平(人1) 戸野本陽友(社4)
200m平泳ぎ 宮本 戸野本
100mバタフライ 赤羽根康太(人2) 塩澤雅人(スポ4) 林孝晟(経4)
200mバタフライ 馬場航平(スポ4) 林孝 洲鎌匠人(現1)
200m個人メドレー 滝本将大(社4) 林寛人(経4) 常深皓貴(経4)
400m個人メドレー 常深 下田晴也(現2)
※選手エントリーの掲載順は日本水泳連盟発表種目別エントリー掲載順に則っています。

スペシャル対談

内藤良太×宮本一平

―今季を振り返って
内藤:今季は色々な経験ができたシーズンですね。日本選手権、ジャパンオープンでは予選落ちしかしたことのなかった選手だったのですが、勝負のとこまではいかなくても決勝に残れるようになっていて力はついているなと思いますね。
宮本:僕は毎年、日本選手権、ジャパンオープンと良い結果を出せなくて高校の時はインターハイを200㍍平泳ぎでは3年間優勝できたのですが、大学1年生っていうシニアのレベルに入ってから高校とは違ったレベルの高さなので、どんどん上の人たちに追い付けるように水泳をもっと楽しんでインカレをやっていけたらと思いますね。

―内藤選手のその急成長の要因は
内藤:1番変わったことは、水泳に対して意識を変えたというか考えるようになったのが1番大きいところかなと思いますね。タイムもそうですけど、泳ぎの部分であったり水泳のやってない所でも寝る前だとか水泳の動画を見て水泳のことを考えるようになりましたね。

―宮本選手から見て内藤選手の印象
宮本:ずっと同じスクールで練習させてもらっていて、今は(内藤選手が)一人暮らしをしてスクールの近くに住んで練習をしているんですけど練習意欲がすごく高いですね。僕にはそういう所が欠けているのかなと思うので、そういう面では本当に尊敬します。

―内藤選手がジャパンオープンで銅メダル獲ったことを振り返って
内藤:正直、自己ベストは出せなかったのですが素直にうれしかったです。あの舞台で3位に入れたのは誇らしいことですね。でも欲を言えばベストを出したかったなと思いますね。

―スウィン大宮から法政への入学理由
内藤:僕は、1番最初に声を掛けてくれたのが法政大学でした。なのでその見学とかでチームの雰囲気を見て、上下関係もしっかりしていて先輩後輩仲が良いのも見てすごい良い学校だと思って入学しましたね。
宮本:僕は、高校1,2年の時から八塚監督に声を掛けていただいていて、その時には内藤さんは法政大学に入学が決まり、その後に(赤羽根)康太さんも入学して、その流れで入学したっていうのがあります。だけど、それだけでなくクラブ練と学校練との関係というか仲の良さが馴染みやすかったですね。他の大学に行っても馴染めたとは思うのですが、こんなにすぐ自分を出せるみたいのができなかったと思うので、そういう所では恵まれてると思い入学しました。

―スウィン大宮の先輩に明治の矢島優也選手がいると思います、明治への入学は考えなかったのですか
内藤:僕自身、明治さんには強く推されていなかったというのがあったので明治に行こうとかは思わなかったですね。

―お二方から共通して法政は、チームの雰囲気が良いとありました
内藤:結果、僕も法政大学しか分からないのですが、集中するところは集中して皆で声を掛け合っている所は好きなので、そういう所は法政の良いところかなと思いますね。

―法政はクラブ練と学校練で練習場所が違うと思います
内藤:正直な話をしちゃうと、他大学さんはクラブ練と学校練の間で溝があったりする話は聞きますね。法政大学はすごく溶け込みやすい雰囲気を作ってくれているのでクラブ練の選手からしたらありがたいですね。

―一方、宮本選手は今季に関しては苦しんでいる印象があります
宮本:泳ぎが完成していないという所もあるのとシニアのレベルの高さに動揺している所があります。(インカレで)1年生からしっかり戦えるように法政大学さんで一緒に練習をさせていただいて、インカレはチームで戦うのでチームのために自分のスタイルで点数を稼いでいきたいなと思います。

―特に平泳ぎは世界レベルの選手が多くいる種目だと思います
宮本:早稲田大学に渡辺一平さんがインカレではいらっしゃるので、その世界記録を持ってる選手にどれだけ食い付けるかという所ですね。レベルは高いのですが自分の泳ぎをして、いいパフォーマンスをしていけたらなと思いますね。

―お互いライバルとして内藤選手なら宇野柊平選手(中京大)、宮本選手なら花車優選手(東洋大)がいると思います、ライバルに対して感じること
内藤:やはり同世代には負けたくないですね。もう同世代と勝負している場合じゃないぞと自分は思っているので。まぁ、勝負はやってみないと分からないですけどね(笑)
宮本:高校の時は周りとの差が結構あったのですが周りを見ててはタイムは上がらないですし、どんどん上を目指していかなければいけないかなと感じていますね。

―スウィン大宮のプールは短水路(25mプール)なのに対して法政のプールは長水路(50mプール)です、練習をしていて違いはありますか
内藤:キツいですね(笑)。
宮本:(笑)。
内藤:もうボロボロですね(笑)。
宮本:その分、環境はそろっているのでスクールではできないことができてありがたいですね。

―いつも取材をしていて内藤選手は冷静で落ち着いている印象があります
内藤:自分はいつもビクビクしていますね(笑)。コーチからはノミの心臓って言われてるので(笑)。もう緊張するわの繰り返しで、考えすぎなくらいですよ。確かにあんまり表には出さないようにはしてますけど。
(ここで主務の米川くんが登場)
米川:雑魚メンタルなんだよ(笑)。

― 練習でメンタルの弱さを直すために意識して取り組んでたりするのですか
内藤:練習中は考えながら泳ぐことですね。レースの時は泳ごうとか、失敗しても大丈夫だから恐れずに行こうとか飛び込む前には思っていますね。

―一方、宮本選手なら気迫が伝わってくるほど熱いものを取材していて感じます
宮本:平泳ぎって種目上、色々と考えながらやらないといけないのですが、本当にその中でも僕は考えすぎちゃって上手くいっていても、いってなくても考えすぎちゃう所がありますね。しかもレース中にも考えすぎちゃう所があって、周りを見ちゃうとかですね。そういう所が自分の泳ぎができなかったりタイムが出ないことが続いてて最近成績が良くないのかなと思いますね。それでも前日の東京都選手権では(2分)11秒では泳げたので、この調子でいけば2分9秒はいけるのかなと思ってます。この前のパンパシ(パンパシフィック水泳選手権大会)をテレビで見ていても同年代のオーストラリアの選手とかも僕よりも速いタイムで泳いでいたので、僕もそれぐらいでは泳げるんじゃないかなと思ってますね。まぁ、自信にはなったのでこれからはあまり考えすぎずにいきたいなと思いますね。

―日本代表への思いについて
内藤:1つの憧れが日本代表に入ることなので、そこに入って自分がどう変わっていくのかも楽しみです。その日本代表入っていくためには自分がどうしていかないといけないかと考えるのを楽しみながらやってますね。
宮本:僕は高校生までジュニアの方で代表には入ったのですが、まだA代表には入れていない所で、やはりジュニアとA代表じゃすごく差があると思うんですよ。だけども代表に入らなきゃ五輪では活躍できないだろうし、五輪目指すためには本当なら今年のパンパシ水泳とアジア大会には出場していなければと自分の中にはありました。しかし、それが上手くいかなかったので夏が終わった後の世界短水路選手権では代表を狙っていきます。

―内藤選手は代表まで、あと一歩の所まで来ていると思います
内藤:背泳ぎは、入江(陵介、イトマン東進)さんがずっとトップを走り続けている状態でいて、それ以外はトントンという形で僕がいる感じで、あともう少ししたら狙える位置ではあるので、この年というのは日本代表に近づくためには勝負の年だと思っています。

―男子は20代後半の実力者が長年代表として立ちはだかっている印象があります
内藤:本当に日本の水泳トップは、速いので付け入る隙がないというかそこに割って入っていくためにはタイムが必要になってくるので厳しい戦いですね。
宮本:代表の人って体型とかも僕たちと全然違うので、そういう所で今もしっかりトレーニングしていかなきゃ追い付けないし、追い抜けないのかなと思います。

―メドレーリレーへの意気込み
内藤:やはりリレーの点数ってでかくて、2倍の点数が入るので僕たち去年はB決勝1番だったのですが、今年は皆それぞれ自己ベストを更新できたら表彰台に絡んでくる位置ではあると思ってます。そこで敵となってくるのが明治になってくると思うので、負けないというよりも自分の力を出せるようにしていければと思いますね。

―明治だと誰が出てくるとかはありますか
内藤:やはりバタフライだと同じクラブの矢島さんだったり、クロールなら松元(克央)さんですね。後ろの2人が代表に入っていて、逆に背泳ぎと平泳ぎなら法政大学の方が優勢ってことで、ポイントになってくると言われてますね。だけど、そう言われるんですが、あんまり言われすぎちゃうと緊張しちゃうので(笑)。あんまり言わないでほしいですね(笑)。

―お二方は他の水泳部と違って市ヶ谷キャンパスの学部だと思います、学生生活を振り返って
内藤:最初の頃は、苦労しましたね。友達を作ることもそうですし、先輩がいて色々と教えてくれはしたのですが大宮から市ヶ谷っていうのも少し距離があって、ちょっと慣れない部分はありましたね。
宮本:いやー、、、キツいです(笑)。本当に友達できるのかなと思ったのですが、SSIを取っていてSSIの中で友達ができたりとか、そこからつながりで友達ができたのかなと思います。それはそれで上手くできているのかなと思うのですが、授業の方は付いていくことで精いっぱいですね。

―他の体育会と親交はありますか
内藤:結構、仲良くさせていただいていて、レスリング部だとか弓道、自転車、重量とかですね。特に自転車なら鈴木陸来さん(8月に行われたインカレでは1kmタイムトライアルで優勝)、重量なら野中(雅浩、7月に行われた東日本インカレでは105kg超級で優勝)さんですね。

―SSIの授業は受けていていかがですか
内藤:水泳から別の視点で見れる授業もいっぱいあって、これは水泳に生かせるのでないかと思うものあって面白いですね。

―市ヶ谷の水泳部で一緒に授業を受けたりとかはありますか
内藤:いや、4年生の(平野)香緒里さんは頭が良いというか順調に単位を取れていて、1年生などは取れる授業が必修などもあって限られちゃうので、あんまり一緒に動くことないですね。

―平野選手って非常に優秀なんですね
内藤:頭が良いんですよ。天然なんですけどね(笑)。あと赤羽根も頭の良さは飛び抜けてますね。埼玉栄高の2人(内藤、宮本)はもう本当に下なので(笑)。
宮本:いや、もっと下なくらいですよ(笑)。

―内藤選手は一人暮らしをしていると聞きました
内藤:はい、僕は埼玉に実家があるんですけど埼玉で一人暮らしをしています。入間市っていう三井アウトレットパークとかがある所に住んでるのですが、そこから(練習場所のある)大宮って約2時間くらいかかるので、それだったら近くで一人暮らしをして早くご飯を食べたりした方が効率が良いとのことで、そうしましたね。

―法大の寮生と比べていかがですか
内藤:寂しいですね。法大の寮を見ていると皆でわいわいできるので、楽しすぎて比べちゃうと余計に寂しいです。

―宮本選手はその内藤選手を見ていていかがですか
宮本:ずっと一人暮らしで頑張ってるなと思いますね。僕はずっと実家で環境を変えずにできているので、上手くこう合わせられているのはすごいですね。
内藤:まぁ、やりやすいっちゃやりやすいですよ。

―それでも体育会で一人暮らしというのはなかなか大変だと思います
内藤:でも自分の時間が増えるというか、それも含めて水泳に対して考える時間が増えたなという部分があるので、上手く活用できているのかなと思います。

―一人暮らしでの苦労について
内藤:皿洗い、洗濯物とかですね。洗濯物に関しては、干す動作がめんどくさいので(笑)、気付いたら洗濯機に3時間くらい放置しっぱなしとかありますね。ご飯面に関しては親が1週間か2週間に1回くらい作ったやつを冷凍して置いといてくれるので、助かってますね。炊飯器は家にあるので、お米は自分でといで、炊いたりしてますけど。やはり、自炊はできないですかね。最初の1日で自炊は諦めました(笑)。
宮本:(笑)。
内藤:初日に親に「これ作ったよ」って写真を送って次の日からなくなりましたね。外食、外食って感じで(笑)。

―逆の質問になりますが、水泳部はスポホウを見てたりしますか
内藤:そうですね。結構見ますよ。Twitterの方を見たりするんですけど、きっちりしているというか記事を見ていても読みやすいですよ。上から目線になるのですが、すごく見ますよ。6月の新聞でも自分が載ってたら周りから載ってたと言われるので、やっぱりうれしいですね。

―ちなみに個人種目で優勝したら1面に立候補しようと思ってるので楽しみにしといてください
内藤:本当ですか。それは頑張ります(笑)。
宮本:いいなー。
内藤:ちょっとそんなこと言われると頑張る意欲が湧いてきました(笑)。

(ここで米川くんが再登場)
―米川くんから見ていてお二人はいかがですか
米川:普段一緒には練習していないので、学校練習の彼らは刺激になってるのかなと自分から見ていても分かりますね。
内藤:本当かよ(笑)。

―米川くんも勉強に苦労していると以前伺いましたよ
内藤:それはお互いよく話したりします。
米川:学年争うようなおバカさんなので(笑)。
内藤:そろそろ留年っていう文字が二人に飛びかかりそうなんですよね。
米川:僕はあと1つ落としたら留年する可能性がありますね。
内藤:僕も入門英語にリーチかかってるのでやばいですね(笑)。でも頑張りますよ。

―最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
内藤:2種目とリレーに出るので、個人種目は全部優勝する気持ちでいきたいと思います。自己ベストを出せば必ず優勝できると思っているので、過去の自分を越えるというかリレーも4人の力を合わせてというか一人一人力を出しあって表彰台に上ることを目標に頑張りたいです。
宮本:メインは、200㍍の平泳ぎの方で考えているのですが、100、200のどちらでも表彰台に上ることを目標に自分のパフォーマンスをして、メドレーリレーでは先輩方にもチームにも貢献できるように自分の泳ぎをしていきたいなと思います。
(取材:具志保志人)

※赤羽根康太(人2)選手は、欠席のため不在。

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