スケート

【スピード】第35回全日本学生スピードスケート選手権大会 1日目 好調な滑り出し!SP部門1000㍍で藤野が優勝、中村が準優勝。AR部門500㍍で三輪が優勝を飾る!!

第35回全日本学生スピードスケート選手権大会
2014年12月10日(木)
群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク

スプリント(SP)部門とオールラウンド(AR)部門に分かれ競われる今大会。大会1日目はSP部門1000㍍で藤野裕人(文4)が優勝、中村隼人(営2)が準優勝を飾ると、AR部門の500㍍では三輪準也(営4)が優勝を果たし、両部門ともに好調な出だしとなった。

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1000㍍で優勝した藤野㊨と準優勝の中村

競技結果

スプリント(SP)部門

種目選手名順位記録
500m① 藤野裕人 3位 36秒18
中村隼人 8位 36秒58
阿部啓吾 10位 36秒90
矢島友喜 38位 38分88秒
1000m① 藤野裕人 優勝 1分12秒16
中村隼人 準優勝 1分13秒16
阿部啓吾 18位 1分16秒48
矢島友喜 27位 1分18秒02
※500mと1000mを2本ずつ滑り、その合計タイムで順位が決定する 
 
オールラウンド(AR)部門
種目選手名順位記録
500m 三輪準也 優勝 37秒21
佐藤裕斗 19位 38秒50
大竹拓三 32位 39秒18
杉本宇晃 35位 39秒55
河野綜太 45位 40秒38
5000m 三輪準也 4位 6分50秒88
佐藤裕斗 6位 6分58秒21
大竹拓三 13位 7分05秒37
杉本宇晃 23位 7分14秒80
河野綜太 30位 7分17秒50
※500m、1000m、1500m、5000mの合計タイムで順位が決定する
 
1日目終了時点結果
部門名選手名順位
SP部門 藤野裕人 1位
中村隼人 2位
阿部啓吾 16位
矢島友喜  
AR部門 三輪準也 1位
佐藤裕斗 8位
大竹拓三 15位
杉本宇晃 32位
河野綜太 42位
 
 

戦評

 不本意な結果に終わった、全日本距離別選手権大会から1ヵ月半。藤野と三輪がそれぞれジャパンカップランキング、1000㍍、1500㍍で1位と好調の中、今大会を迎えた。
 最初の種目はスプリント部門500㍍1日目。まず初めはSP部門初出場の矢島友喜(営3)が登場。慣れない500㍍ということもあり、38位と下位に沈む。続いて、同走での出場となった、阿部啓吾(営2)、中村。阿部は昨年よりタイムを落とし、10位と残念な結果に。しかし、「アウトレーンからのスタートの方が得意」と明日のリベンジを誓った。また、中村は本職ではない500㍍で、8位と入賞を果たした。そして、最後に登場した藤野は36秒18で3位。他の3名との力の差を示し、見事表彰台を獲得した。
続いて行われた、1000㍍では阿部、矢島は下位に終わるも、藤野が優勝、中村が準優勝と法大勢ワンツーフィニッシュという結果に。これにより1日目終了時点をSP部門、藤野が1位、中村が2位で終えた。明日の残り2種目でも好成績を狙う。
 
 午後からはAR部門がスタート。法大からは昨年AR部門覇者の三輪、おととし3位の佐藤裕斗(営4)、そして1年3名が出場。普段、長距離中心の選手たちには不慣れな500㍍からスタート。昨年この種目で優勝した三輪は昨年よりタイムは落ちるも、圧倒的な強さを見せ連覇達成。しかし、他の4選手はタイムが伸びず。
 続く5000㍍での巻き返しを誓い、三輪が4位、佐藤が6位と4年生コンビが入賞という結果を残した。また、大竹拓三(文1)は海外遠征の疲れもあり実力を発揮できなかったが、杉本宇晃(営1)、河野綜太(文1)はそれぞれジュニア標準記録を突破し、まずまずの結果で1日目を終えた。
 
 法大全員が出場している今大会。1日目を終え、SP部門では藤野が、AR部門では三輪がトップ。天候が心配される明日だが、本日のような滑りを見せれば、法大勢2部門制覇も間違いないだろう。(八木下伸一)

SP部門選手コメント

藤野裕人

-今日のレースを振り返って
500㍍が思っていたよりも良く、コンマ5以上ひらかないように滑ろうと思っていました。1000㍍は(中村)隼人と同走だったので、負けられないな、という感じだったので硬くなってしまい、ラップが出てなかったです。とりあえず1位だったので良かったかなと。

-リンクの状態は
高地ということもあって滑ることはできたと思います。ただ、ここまで岐阜と山梨ときて毎週レースしているんですけど、今までと比べて直線が長かったような気がします。山梨からこのレースまで3日間しかなかったので、慣れるまで大変だったんですけど、高校のときから相性の良いリンクだと思うので、リンクは良いです。あとは風次第ですね。1000㍍のときは風が強かったですね。日曜日に山梨で滑って、月曜に移動して来て、火水で滑って今日です。ジャパンカップ第1戦から毎週レースをして、今週で5本目のレースなので、疲労はたまりますね。でも、その中でも同じパフォーマンスができないとダメなので。

-ジャパンカップでは、1000㍍のポイントランキング1位ですが
3戦連続で勝っていて、最近は1000㍍が調子良いのかなと。全日本スプリントまで持続できればと思っています。

-距離別から調子を取り戻した要因などは
靴を変えたんですよ。今までは硬い靴だったんですけど、軟らかい靴に変えたら、それが上手くはまってきてそれなりのタイムが出ています。自分は足首を使って滑る人で、硬い靴だと動きが出てこなくて制御されてしまうので。短距離の選手は硬い靴の人が多くて、それにチャレンジしてみようと思ったんですけど、結局軟らかい靴の方が良かったですね。距離別までは硬い靴で滑っていて、終わってから軟らかい靴に変えました。距離別が悪かったので、何か変えてみようと思って。友達に「変えろ」と言われて、バイキングという靴に変えてみました。昨年はサンエスという日本のメーカーの靴を使っていて、今年はシティランという硬い靴を履いていたのですが、合わなくて。今はオランダで作ったバイキングという靴を使っています。

-最後に明日に向けて
明日もこの調子を崩さないで、スプリントに向けて4本揃えるのが目標なので、それができるように体を調整していきたいなと思います。

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500㍍で3位、1000㍍で優勝を果たした藤野

中村隼人

-今日のレースを振り返って
今年あまり調子が良くなくて悩んでいたのですが、今年の中では良い滑りができたのかなと思います。500㍍は国内の屋外リンクでベストだったので、良かったかなと。同走も阿部で気合い入ったので。1000㍍では、今年の藤野さんは距離別が終わってから別格の強さなので、何とか近くてゴールしようと思い食らいついた感じですね。タイム的には全然満足できるようなものではないので、これからの全日本スプリントとインカレはもうちょっと練習して(タイムを)上げれたらなと思います。

-距離別では納得のいくレースではなかったと思いますが、その後は
距離別のあとも3、4戦ぐらいやって、どれも自分の思うような滑りができなくてどうなるのか、という気持ちでいるんですけど、その中でも徐々に調子は上がってきているかなと思います。

-レースで感触をつかんでいるのでしょうか
レース感覚だったり、レースをやったみて気付くことも色々あるので、それをしっかり練習で意識し徐々に上がってきているのかなと思います。

-具体的には
上体が高かったり一歩の出力が弱かったりなど。今年は特に体のキレがないので、とりあえず毎日ランニングして体重を落としてはいます。今のところレースをビデオなどを見る限りは良くなってきてるかなというところです。

-明日に向けて
今日は相手を追うような展開のレールだったんですけど、明日は逃げなくてはいけない展開になるので、落ち着いて自分の滑りができるようにやりたいと思います。

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徐々に調子を上げている中村

阿部啓吾

-本日のレースを振り返って
あまり好ましくない結果になりました。

-500㍍について
12月末のスプリントの権利がタイムランキング28番以内に入れば取れるんですが、その順位のためのタイムが出せなかったので、明日次第です。去年よりも全然遅いので、納得はいってないです。

-権利を取れるタイムは
36秒76です。

-得意なレーンは
明日のアウト、インの方が得意なのですが、明日天候のコンディションが良くなさそうなのでそれが心配です。

-500㍍の同走は中村選手でしたが
人生で初めて、一緒に滑ったのですが、大きな大会だといつも負けるんですが、自分の本職の500㍍で負けたのは悔しいです。

-1000㍍について
いつもより早く、足にきてしまい、全然だめな結果になりました。

-本日の目標は
昨年のタイムを越えることでした。

-今シーズン序盤はけががあったと思いますが
頑張って治そうと努力はしてるんですが、長期的に休むこともできず、悪化はしてないですが、中々治らないという感じです。

-今シーズン前半を振り返って
最初、絶望的なタイムしか出なくて、今年どうなるかなと思っていたのですが、レースを重ねるごとにシーズンベストを出せているので、インカレに向けて頑張っていきたいと思います。

-明日に向けて
500㍍で、スプリントの権利を取れるように頑張りたいです。

矢島友喜

-今のレースを振り返って
今回は専門種目じゃない500㍍と1000㍍で。納得は全然いってないんですけど、500㍍は屋外で38秒で滑れたので、そこはまあまあ納得できました。1000㍍は、今年から距離の移動で1000㍍をやってるので、もうちょっとタイムが出たらいいなって思ってました。山梨あたりからスケーティングがバラバラになって、スピードが上手くのらなくて。レースとしてはあまり良くはなかったかなって思います。

-具体的な課題点は
コーナーのテンポと、痩せることですね(笑)。

-体重はスケーティングに大きく関係するのでしょうか
体重が多いと、残り何周だ!ってときに、ふんばりが利かないっていうか。自分の体重が上手く推進力になってればいいんですけど、ならなくて。スケーティングがバラバラになったら滑らないし、進まないしって感じですね。なので体重は軽すぎたら困りますけど、適度には軽くしとかないと。

-去年と変わり、SP部門での出場となりましたが、どういった理由で
極端に言えば、5000㍍が滑れないからですね。今年は距離別の3000㍍もまともに滑れてないので、それからあと5周って考えると、無理かなって。あとは大会本部もやってて、今いる役員がAR部門ばかりなんですよ。みんなAR部門にばっか出払ってしまうと、どうしても滞ることがあるので。去年はAR部門出たし、今年はSP部門でいいかなっていう、人間の気持ちですね。すみません。

-短距離に変えてみて
いやあ、スプリント力は元々なくて。中長距離だったらそこそこ。(AR部門だと)納得いったかもしれないんですけど、やっぱりスプリントに移ってしまうと、全然納得できなくなってしまいましたね。自分のスピード力の無さに。

-お忙しい中、ご自身の調子は
今が絶好調かっていったら絶好調ではないです。絶不調かって言われたら、絶不調でもないです。良くもなく悪くもなくですね。

-今大会での目標
明日はもう500㍍しかないので、38秒頭が出たらいいかなって感じです。

-明日に向けて
明日はもう1周しかないので頑張ります!

AR部門選手コメント

三輪準也

-今日のレースを振り返って
楽しかったです。

-どんなところが
レース前から今日の5000㍍が楽しみで仕方なくて。最近いつも一緒に練習している小川翔也(専大)と同走だったので、それが楽しみでした。

-レース中意識していたことは
序盤相手のペースに合わせて、ラスト3周から勝負しかけていこうと思っていました。それで追いつく差にはいたんですけど、相手も同じような考え方で、ラスト3周から上げてきたんで。最後ちょっと追いつかないで負けてしまったのは残念だったんですけど。まあ楽しいレースができて、だんだん調子も上がってきて、インカレに向けてはもっと良くなると思います。

-タイム的には満足ですか
はい。今できる自分の力は発揮できました。タイムも日に日に上がってきているので。トップとは差が開いてしまったんですけど、僕はまだまだ未完成です。練習も今やっと、少しずつ真面目に取り組んで上がってきたところです。

-全日本距離別選手権から今大会まで、具体的にどのような練習をされましたか
とにかく早いラップで、常にレースをイメージして練習を行ってきました。あとは減量を頑張って、距離別からもう5㌔落ちました。今は真面目にスケート取り組んでます。

-調子が上がってきたと仰っていましたが、きっかけは原動力になったものは
距離別であまりにも走れなくて、悔しい気持ちがありました。あと今色んな人と練習して、またスケート自体が楽しいって気持ちになってきて。早く練習したい、早くレースしたいって気持ちが後押ししました。つらい練習もサボらずにできるし、普段の私生活も、スケートに対する真面目な姿勢で取り組めているので。それがもう結果の要因だと思います。

-ここまでのジャパンカップに冠して
ジャパンカップはもう…捨てレースではないですけど。僕は今もうインカレしか見ていないので。やっぱり前半サボった分、全部の大会を走るのは無理だと思います。だからもうその1本だけに、そこに完成できるように。今回も大会前にかなり練習して調整した訳でもないです。その中で割と成績出せて満足です。

-今大会での目標は
総合ポイントで小川に勝つことが目標です。

-明日に向けて
明日天気になぁ~れ。

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1日目終了時点でトップの三輪

佐藤裕斗

-今日のレースを振り返って
500㍍は気持ちだけ前にいってしまって、焦ってしまいました。5000㍍は久しぶりにしっかり滑ることができました。最後はラップが落ちてしまったのですが、そこまでのラップというのはキープできて、レース展開としてはインカレに向け良いレースができたのかなと思います。

-5000㍍に関しては、たいぶラップを意識して臨んだのでしょうか
先々週や先週にあったジャパンカップでは、途中で気持ちが切れてしまったので、最後の集中力を切らさないことを目標にしてきてラップも落ちずに滑れたのかなと。

-この大会を通して目標としていることは
1、2年の時は10000㍍も滑っていたのですが、昨年は滑ることができなかったので10000㍍まで復活ということを目標としています。体の調子的には悪くないので、今日の疲れをとるように頑張っていければと思います。

-明日に向けて
一つでも上の順位にいけるように頑張りたいと思います。

大竹拓三

-今日のレースを振り返って
500㍍は体調とかも良くなく感覚もひどかったのですが、思ったよりタイムが出たかなという感じでした。元々500㍍は得意ではないので、あんなものかなという感じです。5000㍍は、靴などの道具は新しくして1週間ぐらいしか使ってないんですけど、そのわりにはラップも出ていました。感じ的には悪くなかったんですけど、全然話にならないので、道具に慣れたりとか練習をしっかりすれば良い感じになってくると思います。

-調子の方は
海外にいっていて、そこでは3000㍍の練習ばかりしていたので、自分の中では悪くなかったのですが、長い距離の練習をしていなかったですね。

-今大会の目標は
タイム的にはそれぞれの距離で目標を組んでいるのですが、10000㍍に残ることが目標でした。明日の1500㍍を爆走すればあると思いますが、厳しいと思います。1500㍍はやるだけのことはやって、次の練習に向けて自分なりに考えてやれたらなと思います。切り替えですね。

-5000㍍では、相手のペースは速い方でしたが
いつも勝っていたのですが、良い感じでペースメーカーにされてしまって。向こうもコーナーで進んでいる感じで、勝たなければいけなかったのですが、力不足でした。

-ジュニアワールドカップの方はいかがでしたか
あまり良くなかったです。500㍍、3000㍍、マススタートの出場だったのですが、500㍍は良くなくて3000㍍は思ったようにラップが出なかったです。マススタートはあと10㌢で銅メダルのところまでいったのですが、そこからの外国選手の直線の伸びなど、すべてにおいて上をいかれていました。もう少しで銅メダルというところまでいけたのは、自分なりにやってきたことすべてがダメではないと思ったのですが、色々見つめ直してやらないと日本でも勝てないし、世界にいって戦うこともできないと思いました。

-具体的な課題などは見つかりましたか
外国選手は強いんですけど、自分の中では体の使い方が上手いなと思いました。自分の体の動かし方を知っていて、レース前に調子を上げたりとか可能になると思うので、体の使い方を覚えることが必要だなと。体力だけでは勝てないと思うので、技術向上が必要だと思いました。

杉本宇晃

-今日のレースを振り返って
5000㍍は今まで、後半のラップをキープできなくて。今日のレースは自己ベストを30秒くらい縮められたので、結果は良かったです。

-レース中意識したことは
やっぱりラップを落とさないように。最初ガツガツ攻めないようにして、後半も同じペースでいけたらいいなと思ってました。

-緊張などは
ブレードを変えたばっかりだったので、実際滑り切れるか、めちゃくちゃ不安でした。

-変えた理由は
前回の山梨のマススタートに出る時にブレードをカットしなくちゃいけなくて、自分でカットしたんですけど、失敗して使えなくなっちゃって。(中村)駿佑先輩のブレードを借りて、今大会は滑りました。

-シーズン入ってからは、主にどんな練習をされていましたか
後半、ラップを落とさないように。前半は後ろについて、後半は先頭で引いたりとかの練習をして、ラップを上げられるようにしていました。

-現在の調子は
悪くは無いと思います。苫小牧の大会からずっと自己ベストが出ているので。結果だけ見たら調子は良いと思います。

-短距離を走って
全然慣れていないので、体が動かなくて。まだまだ課題ですね。

-5000㍍の自己ベストは
7分46秒くらいです。高校2年生くらいのとき(の記録)です。屋内では滑ったことないんですけど。

-今大会での目標は
ジュニアの基準タイムがあるんですけど、その基準タイムを切れるようにっていうのが目標です。

-明日に向けて
自己ベストを出せるように頑張ります。

河野綜太

-今日のレースを振り返って
今年からジュニアのタイムが変わって、去年までなら1500㍍きれば総合に出れたのですが、今年からは4種目全部きらないと出られなくて。でもそのタイムはきれたので結果的には良かったですが、ビデオとか見て、まだまだ修正できるところはあると思うので、それをインカレとかジュニアに向けて修正していきたいです。

-調子はどうでしたか
リンクが滑るということもあり、悪くはなかったです。

-500㍍について
今年初のレースだったので、こんなものかなという感じです。

-5000㍍について
まだまだ戦えないなというのは実感しました。

-明日に向けて
とりあえず屋外のベスト更新を目指したいです。

フォトギャラリー

  • 11000㍍で優勝した藤野㊨と準優勝の中村
  • 11500㍍の表彰台に上る三輪㊥
  • 4けがから復帰の阿部
  • 5レース後の矢島
  • 6初出場の河野
  • 7自己ベスト更新の杉本
  • 1010000㍍出場を狙う佐藤
  • 8ジュニアW杯を経験した大竹
 

 

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