スケート

【スピード】第89回日本学生氷上競技選手権大会最終日 3連覇を逃すも堂々の表彰台

第89回日本学生氷上競技選手権大会
2016年1月9日(月)
苫小牧市ハイランドスポーツセンター

悲願の3連覇達成の望みが薄くなった法大。3日目終了時点で部門3位につけた。
1ポイント差で部門2位の日大を追う。運命の最終日は2000㍍リレー、チームパシュートのチーム種目が行われた。
リレーでは6位と出遅れるもチームパシュートで4位とし、なんとか部門3位を死守した。

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3連覇はならなかったが、3位で表彰台に上った

試合結果

種目成績選手名記録
   2000mリレー 6位 ①中村隼人  2分37秒33
②阿部啓吾 
③安済修哉 
④矢島友喜 
チームパシュート 4位  中村隼人

 

 4分22秒26

大竹拓三
安済修哉
 

順位表

順位 学校名 合計得点 
1位 専修大学 196 
2位 日本大学 129 
3位 法政大学 118 
4位 東洋大学 95
5位 高崎健康福祉大学 90
6位 信州大学  59 

※上位6校のみ掲載
※各距離15位までの選手が得点。1位20点、2位18点、3位16点、4位14点、5位12点、6位10点、7位9点、8位8点...15位1点となる。ただしリレーおよびチームパシュート競技は、1位18点、2位15点、3位12点、4位10点、5位8点...8位2点となる。

戦評

 3日間の個人種目が終わり2位日大と1ポイント差の3位で迎えた最終日。1位の専大とのポイント差を考えると逆転での2位を目指す。この日は団体種目2種目がおこなわれた。普段は個人で速さを競うスピードスケートの選手が一丸となってレースに挑む。まず行われたのは2000㍍リレー。法大は中村隼人(営3)、阿部啓吾(営3)、安済修哉(営1)、矢島友喜(営4)の4人が出場した。序盤勢いよくスタートした中村がリードして2走の阿部へバトンを渡す。阿部も短距離を得意としている実力を発揮しリードを広げて3走の安済へとバトンリレー。安済もリードを保ってアンカーの矢島へとバトンが渡った。チームの思いをうけて滑りだした矢島だったか、終盤失速してしまい逆転されてしまう。2分37秒33で6位となった。追う日大は1位と、ポイント差をつけられてしまう。

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      リレーは6位に終わった(㊧阿部、安済)

 このままでは終われない法政は続いてのチームパシュートに大竹拓三(文2)、安済、中村の3人が出場。序盤から同走の東洋大に僅差でリードされる展開となったが、慌てることなく自分たちのペースを維持。最後中村がペースについて行けずに僅かに離れるが4分22秒06の好タイムでゴール。4位と健闘した。全種目が終了し総合成績は3位。

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       中村、大竹㊥、安済㊧はチームパシュートで躍動した

昨年チームを引っ張った選手たちが引退し、難しいと言われていた3連覇。それは選手自身も分かっていたが、その中であえて優勝という言葉を口にして目標にしてきた。表彰台という結果に満足することなく、来年、王座奪還を目指す。(川北一輝)

選手コメント

 矢島友喜主将

ー今日を振り返って
みんなのおかげで良い感じに終われたかなって。失格しなくてタイムも残ったし、バトンも綺麗に回ってきて良かったです。何かこれで引退だなあって思うと、レース前からうるっとしちゃいました。

ー滑られてる際のお気持ちは
1歩1歩踏みしめたい気持ちもあったけど、やっぱり練習してなきゃダメだなっていう気持ちでした。でもまあ良い感じで終われましたね。

ーインカレを終えて
後輩達のおかげで無事に学校対抗総合も3位でした。運営に携わる者としてはどこの大学にも頑張ってほしいけれど、やっぱり法政にはそれの倍以上頑張ってほしいっていうのがあったので。2番になれるかもっていうのも1回あったけど、3位表彰台に上れるってことはすごいことです。3位っていう気持ちを忘れずに、来年はまたさらにステップアップしていることを期待したいです。自分はもう点数取れないなって思いながら、そういう感じの主将だったので。みんなに支えられながらインカレ4日間終わったかなと思います。

ー後輩たちについて思うことは
隼人は先頭に立って率先して何かをやることには長けているので、ある意味ムードメーカーであるし、時には優しく時には厳しく。ちゃんとできる子だと思うので。啓吾は真面目そうに見えるんだけど、ちょっとお調子者で、ハメ外す時もあるし、頑張んなきゃいけないなってところはちゃんと頑張るし。俺の中では法政カラーが一番強いのが啓吾かなあと思います。拓三はほら、あんな感じでしょ(笑)。ちゃらんぽらんそうに見えるけどレース前になったら、調整から何まできちんとやれる、自己管理のできる子です。嘘ついてないかな、俺(笑)。まあ影の頑張り屋さんかなと思います。安済はいじられてナンボな感じで(笑)。いじられながらも法政に溶け込んでて、みんなと一緒にバカやるときはバカやってます。笑太は真面目すぎる所もあるかなー(笑)。1人1人色を出して今後頑張ってほしいなあと思うけど、出しすぎちゃうとダメなところもあるから、引くところは引いてやるところはやって。先輩方が築いてきた法政の伝統をみんなで受け継いでいくのが、これからのみんな責務かなと思います。みんな頑張れって感じです。

ー4年間振り返って
1年生のとき、1年生は1人って聞いた時本当に驚愕して。1人で仕事とかできるのかなあって思ってたんですけど、そこも法政の良いところで、先輩方がみんなでサポートしてくれて1年目乗り越えました。嫌なこともあったけど、楽しいこともたくさんあったので。楽しいことやりながら苦しいこともやって、競技成績もだいぶ伸びたのが1、2年でした。2年の時は初めてインカレで総合優勝、部門優勝したので。みんなのそういう力があったから、2年も挫けることなくやれたかなと思います。3年の時から学連が忙しくて。先輩方がいてありがたいことに2連覇もさせてもらえて。そのメンバーの1人に名前を挙げてもらえて、先輩方におんぶに抱っこだったなと思う3年間でした。4年目は本当にこんな役職についているので、学校に行きながら学連やって、ほとんどこっちには来られないし、全然練習もできてなくて。その中でもインカレに出させてもらって、とてもありがたかったなと思うのと、後輩たちにおんぶに抱っこで、4年間通しておんぶに抱っこで来たのかなと思います。でもまあ、最終的には法政に入って良かったなと思います。

ー特に思い出に残っていることは
1番思い出に残っているのは、正直言って2年生の時の(インカレでの)チームパシュートです。1年生の時は物凄くつらくて。2年生の時は3日目が終わってほぼ優勝決定で、でも優勝した種目が1つもなかったので、優勝しようねってなってたのが俺にとってはすごく重荷で。1年生の時の記憶はフラッシュバックしてくるし、(前の人から)離れたらダメだって思って顔面蒼白だったらしいんですけど。それも先輩方に離れないように考えてもらったおかげで、リレーもパシュートも2つとも優勝できて、一番印象に残ってます。

ー4年間で得たものは
人脈と行動力!他にもいっぱいあるけど、その中で挙げるとしたらその2つです。

ー後輩たちへのメッセージをお願いします
来年は各学年大変だと思うけど、その中でも誰ひとりも置いていくことなく、チーム一丸となって総合優勝目指していっていただけたらなと思います。部門優勝していただくこともそうですし、他部門と協力し合うっていうのがインカレの醍醐味じゃないかなと思います。学連としても苦渋の決断だったんですけど、来年から(部門が)分離開催になってしまいます。でもフィギュア、アイスホッケー、スピードがあってスケート部なので、部一丸となって頑張ってほしいです。うちの部門に関してはチーム一丸になれよということと、楽しむ時は楽しんで、つらいときはみんなで支えあって、乗り切ってください!という感じです。

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この日で引退となった

 阿部啓吾

ーリレーを振り返って
みんな自分のできることをやれたかなと思います。欲を言えば4位狙えるかなと思っていましたが、短距離2人しかいなかったので、この結果は妥当かなと思います。バトンも目立つミスなく、繋げて良かったです。アンカーは矢島さんということで、締めてもらうじゃないですが、アンカーやってもらってほんとに嬉しかったです。

ーパシュートではラップ出しをしていましたが
最初東洋に先行されてて、ラップもあまり安定してなくて、不安でしたが、長距離の2人が引っ張ってくれて、最後東洋に勝てて良かったと思います。

ー総合3位については
上と10点差くらいありますが、自分含めてもう少しみんなが実力を上げていれば勝てた差だと思うので、悔しい結果にはなりましたが、人数を考えたら大健闘したと思います。

ー来年はまた優勝が狙える位置にいると思いますが
そうですね。優勝した専大もポイントを取った選手は4年生でほとんど抜けると思うので、けっこう良い勝負になると思います。来年は本気で優勝を狙って、1年頑張ります。

ー残りのシーズンは
国体とジャパンカップ、エムウェーブ競技会が残ってます。ジャパンカップは今年1回も出れなかったので、表彰台に上りたいという思いと、最後のエムウェーブ競技会はリンクがすごく滑るので、1000㍍の距離別のタイムランキング入れるように頑張ります。

ー来シーズンに向けて意気込みを
今後スケートを続けるか悩んでいるところですが、とりあえず大学最後の年なので、後輩に良い姿を見せられるよう、全ての面において、しっかりとした先輩になりたいです。

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来季はより強くなって法大を引っ張る

 中村隼人

ーインカレを振り返って
3連覇って言ってはいたんですけど、現実的に考えると3位っていうのは、今の自分たちの力からしたら上出来だったと思います。

ー3日目終了時点で2位の日大と1ポイント差でしたが
日大はスプリンターが多くて、リレーで引き離されるという予想はしてたので、総合的に逆転は厳しいだろうなと思っていました。なので、そのまま3位でいられればいいという話はしていました。

ーリレーは6位でしたが
ラップタイムが放送されてなかったのでどのくらいで滑ったかはわからないんですけど、とりあえず1・2走を短距離が得意な自分と阿部で固めて、1・2走までは全体のトップで行こうと話していました。3走の安済は長距離の選手ですし、4走の矢島先輩は今年思うように練習できていないので、そういった部分では1・2走まではいい形で行けたんじゃないかなと思います。

ー普段出場しない長距離のチームパシュートの出場について
練習は長距離の選手たちと長い距離をやってはいるんですけど、試合の時期に入ってからは1500㍍以上は滑らないですし、ここ1ヶ月練習でも1500㍍以上は滑っていなかったので、不安はありました。シーズン終盤になって、自分の足のバネもなくなっているなという自覚もあったので、もう少し練習出来ていれば最後離されずに滑れたのかなと思います。

ー4年生の矢島選手が引退となりますが
矢島先輩はスケートだけでなく、学校面においても凄く助けられて、一番お世話になった先輩なのでとても感謝しています。今自分が学校をうまくこなせているのも、矢島先輩が助言だったりアドバイスをくれたので、凄い尊敬してますし事務的な方でも結構頼ってばかりだったので、自分がもっとしっかりしないといけないなと思います。

ー来年は最上級生となりますが
来年インカレを戦う面子は今年とほとんど変わらないですし、他大学も飛び抜けて強いところはないので、来年のインカレは絶対に優勝したいと思います。

ー来シーズンに向けて
インカレも勿論そうなんですけど、オリンピックシーズンということで、スケートをやっている以上最大の目標としてやってきているので、この一年でしっかりと自分を成長させてオリンピックに少しでも近づけるように頑張ります。

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来季もエースとして法大に歓喜をもたらしてくれることだろう

 大竹拓三

ー今日のレースを振り返って
リンクもリンクで、天候も天候だったので、頑張る、それだけでしたね。

ー意識したことは
他の2人がリレーもやってきて疲労が溜まっている中でのレースだったので、自分がラップであったりとかそういうものをしっかりと引っ張って行ければなと思ってやりました。

ー3人の息の合い方は
思ったよりも綺麗に交代とかできてて、結構似たような練習をしていたので、それが今回のレースにつながったかなと思います。

ー順位やタイムについて
一応3位以内っていうのを狙っていたんですけど、リレーをやってきた2人がいて、その中で一番辛いところを隼人先輩に任せてしまったので、妥当かなっていうか。団体3位というのも確定していて、気楽に行こうって言っていたので、上出来です。

ー総合3位という結果でしたが
人数少ない中でそれぞれがちゃんとポイントを取っていくことが大事だなっていうのは、来年に向けて再確認できました。

ーインカレを終えて
やっと終わりました!長かったです。今回の結果どうこうというよりは、隼人先輩もさっきみんなの前で言ってましたけど、「王座奪還」。来年のインカレはこれを目指して、気負わず楽しくやりたいですね。

ー引退する矢島主将について
色んな面で本当にお世話になって。最後も練習不足の中すごい足動かしてくれたりだとか、そういうの見ると、これからパシュートがある側としても燃えてくるものがあったので。そういう姿を見せてくれたりするのは矢島先輩の力っていうか。4年生はすごいなと思いました。

ー3年生について
すごいですよね。インカレの重みを知ってますよね。自分もしてますけど、自分より多く総合優勝を経験していて、インカレの重圧とか経験値が全然違うなっていうのを思いました。

ー1年生について
1年生も良いレースがほとんどだったと思うんですけど、インカレの雰囲気っていうのは他の大会とは絶対に違うので。その雰囲気を今年味わってもらえたと思うので。今年は雰囲気を味わえってレース前に言ってましたけど、来年はそんなこと言わないでガッツリ狙ってもらうので。頼むぞって感じです。一緒にまた強くなって、インカレに戻ってきたいですね。

ー残るシーズンの目標は
今回滑って思ったのが上との差で。大学生の大会の中でも上とはすごい差があったので、そこを縮めるために、道具であったり、フォームであったりとかを見直して。来シーズンのトレーニングにつながるようなことをまずは見つけたいなと思います。

ー来年のインカレについて
王座奪還、しかないです。やるしかないです。

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3位に大きく貢献した大竹㊨と安済

 安済修哉

ー本日のレースを振り返って
リレーはビデオで見ても動きがあんまり良くなくて、全然滑れていなかったので、パシュートは頑張ろうと気持ち切り換えていきました。

ーリレーは6位でした
そんな高望みしてもだめなので、失格せず無難に滑ろうとみんなで話していたのでそれができて良かったです。バトンも問題なくパスできました。

ーパシュートについて
バックストレート、風が強くてとにかくラップを落とさないように、先頭が変わったときでも離れないようにというのを意識しました。

ーパシュートの経験は
初めてです。今回は先輩方に助けていただいたので、来年はもっと戦力になれるように頑張ります。

ー最後は追い上げて、東洋に競り勝ちましたが
総合3位というのはパシュート滑る前からわかっていたので、1つでも上の順位を目指して、最後はみんなでゴールしようと話していました。隼人先輩は最後少し離れてしまいましたが、自分より長く先頭を滑っていただき、助かりました。

ー総合3位というのは
みなさん納得しているのではないかと思いますが、自分が5000㍍で点を取れてればなとは思います。

ー1年目のインカレを振り返って
インカレという独特の雰囲気に1本目飲まれてしまったので、来年はそれがないようにしたいです。

ー残りのシーズンどう過ごしたいですか
けがなく終えるのと、1500㍍の距離別の権利を取れるように頑張ります。

ー今後は後輩も入ってきますが
新入生は中距離ということで、隼人先輩が主体ですが、自分が1年生を引っ張って、隼人先輩をサポートできる力を付けたいです。

ー来年のインカレに向けて意気込みを
今年より上の順位を取れるように頑張ります。

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ルーキーながら団体2種目に出場した

フォトギャラリー

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