スケート

【スピード】第91回日本学生氷上競技選手権大会最終日 苦戦続きのインカレも、名門の意地を見せ最後は表彰台に!

第91回日本学生氷上競技選手権大会最終日
2019年1月7日(月)
日光霧降スケートセンター

2日目までを終えて総合7位につけていた法大。インカレ最終日となる3日目は2000㍍リレーとチームパシュートの団体競技の2種目が行われた。2000㍍リレーは短距離選手の層の薄さから8位と苦戦を強いられたが、上級生3人が出場したチームパシュートでは2位を獲得。大会最終種目で今大会初めて表彰台に上り、苦戦が続いたインカレを笑顔で締めくくった。

2019speedinc4004 R
今大会初表彰台で大会を締めくくった

試合結果

種目成績

種目順位選手名記録
2000mリレー 8位 ①安済修哉(営3) 2分31秒40
②北澤佑樹(営1)
③大竹拓三(文4)
④米田恵隆(営1)
チームパシュート 2位 大竹 4分06秒46
安済
田中笑太(営3)

順位表

順位 大学名 500m 1500m 10000m 5000m 1000m 2000mリレー チームパシュート 合計得点
1位 日本大学 27 27 50 41 44 18 18 225
2位 高崎健康福祉大学 38 20 14 31 20 0 10 133
3位 専修大学 38 16 8 7 27 15 2 113
4位 明治大学 5 13 22 23 0 8 12 83
5位 大東文化大学 0 6 24 14 0 4 6 54
6位 法政大学 0 10 12 15 0 2 15 54

※上位6校のみ掲載 
※得点が同じ場合、上位者が多い学校を上位とする
※各距離15位までの選手が得点。1位20点、2位18点、3位16点、4位14点、5位12点、6位10点、7位9点、8位8点...15位1点となる。
ただしリレーおよびチームパシュート競技は、1位18点、2位15点、3位12点、4位10点、5位8点...8位2点となる。

学校対抗総合成績 男子

大学名順位得点
明治大学 優勝 21
日本大学 準優勝 14.5
東洋大学 3位 12
法政大学 4位 10.5

※上位4校までの記載
※学校対抗はアイスホッケー部門、スピードスケート部門、ショートトラック部門、フィギュア部門の総合得点で競う。

戦評

 2000㍍リレーには安済修哉(営3)、北澤佑樹(営1)、大竹拓三(文4)、米田恵隆(営1)が出場。各自500㍍を走るこのレースだが、部員数が7名と少ない法大からは、中長距離専門の選手らがメンバー入りとなった。第3走の大竹までは同走の大東大に食らいつくも、最後は競り負け。タイムでは9校中最下位と悔しい結果となった。しかし、インカレ最終種目のチームパシュートでは上級生3名が意地を見せた。大竹、安済、田中と昨年と変わらぬメンバーで出場。昨年は4位と惜しくも入賞を逃しているだけに気合の入ったレースとなった。大竹が先頭となってスタートを切り、その後は1周半ごとに安済、田中と交代。ラップ30秒台をキープしたまま2000㍍地点を通過した。その後は31秒台にラップを落としたものの、3人の中で一番スピードを持つ安済が先頭に立つと再び持ち直す。スピードを維持したままゴールすると、4分6秒74の好タイムをたたきだし見事2位に入賞。最終種目でようやく法大勢初の表彰台となった。

 3日間に及んだインカレを終え、法大は54点を獲得。スピードスケート部門は6位という結果に終わった。
 昨年の準優勝から大きく順位を落とした法大。下級生の4名は単種目ににおいてポイントを獲得できず、さらには主将の大竹の不調もあり、全体を通して苦しい戦いを強いられた。しかし、最後のチームパシュートで見せた勝負強さは今後の法大の糧となるだろう。来年は今年を超える活躍を見せてくれるに違いない。(飯島愛未)

選手コメント

大竹拓三 主将

ー最後のインカレを終えて今のお気持ちは
5000㍍も1万㍍も個人種目としては本当に、もう本当に苦しいインカレでした。でも最後の最後で2位を『取った』というよりは取らせてもらいました。自分の中では、自分の順位とか自分のやったことに関してはもう満足しています。

ーパシュートのレース内容はいかがでしたか
風も吹いていたので、ラップ29、30秒くらいかなとは思っていました。でも思ったよりも自分の調子が良くなくて、1周目のラップとかも遅かったんですけど、でも安済と(田中)笑太に本当に助けられました。途中で自分がラップをすごい落としちゃったところがあったんですけど、そこもちゃんとラップを戻して来てくれて、最後の最後にこんなに助けられるとは思ってもいなかったです。すごい頼もしい姿を見せてもらいました。

ーレース前に3人で話したことは
去年もこのメンバーでやっているし練習もちゃんとしてきたから、大丈夫だから頑張ろうという風に声をかけました。

ー唯一の4年生としての苦労も多かったと思いますがこの1年を振り返って
言い訳にしたくないんですけど、めちゃくちゃ大変でした。大人のコーチがついていなくて、選手が主体となっているチームなので問題が多いのは仕方ないかなって思うんですけど、それにしては色々ありましたね。そこを最後までうまくまとめ切れなかったなと、振り返るとそう思います。でもそれは来年、今の3年生がやってくれると思うので、それまでに体制を整えたりだとかやれることがあれば手伝っていきたいと思います。

ー3年生の田中選手、安済選手のレースをご覧になっていかがでしたか
自分がこんな成績でいうのもあれなんですけど、本当に成長したなって思います。特にパシュートではそう感じました。単種目も本人たちとしてはもうちょっと走りたかったという思いはそれぞれあると思うんですけど、見ていて本当に頼もしかったです。

ー入学当時の2人の印象は
2人とも全然成績もなくって「これどうなるのかな」って思っていましたね。でもここまで成長してくれたし、2人はすごい努力をしてきたんだなというのが伝わりました。

ー来年に期待する1年生は
全員です。全員成長してもらいたいです。1年生たちはもうちょっとどころではなくもっとできると思っています。それはそこまで成長させてあげられなかった自分の責任なんですけど、来年は本当に頑張ってもらいたいです。

ー4年間で印象的な出来事は
自分が1年生の時のここ(日光霧降スケートセンター)でやったインカレです。1年生だったんですけど、ポイントもちゃんと取るようにとコーチ陣からも言われていて、それで結果も総合優勝できたので印象的ですね。その時のインカレのことは毎年1月になるとよく思い出していました。それと初めて世界大会に行った時の距離別は一生忘れられないです。

ー来季主将の田中選手に期待することは
笑太は真面目なので、うまくいかなくてつらいことはすごいたくさんあると思います。本当に本当に、自分が思っている以上にうまくいかないことってたくさんあるんですよ。でもそこで絶対に折れちゃダメで、折れずに部としての決まりを貫き通してほしいです。笑太だけでチームを作るわけではないので、みんなでチームを作るんだっていう雰囲気づくりからやっていってもらいたいです。

ー今一番感謝している人は
やっぱり自分が入学した時の先輩方です。名前を挙げればきりがないんですけど、自分が法政に入ってから関わってきた先輩、後輩たちはやっぱり特別です。多くの人によく支えられながらここまで来られたんだと思います。

ー後輩たちへのメッセージを
まだまだできると思いますし、自分みたいにならないように、気持ちを切らさないで4年間やり抜いて欲しいです。自分は途中から成績が出なくなってきちゃって、ちょっと折れながらやっていた部分もあるので、後輩たちはそうならないように最後までスケートを極めていってもらいたいです。

田中笑太 

―今大会を振り返って
まず、1万㍍は、もうちょっと上の順位に行けたかなというレースで、悔いが残る感じで終わってしまいました。5000㍍は、自分なりにすごく頑張れて、表彰台に乗りたかったですけど、4位ということで納得できたと思います。最後のパシュートは、大竹先輩の最後のレースで、いい感じに花を添えてあげられたかなと思うので、とてもよかったです。

―3日間の自身の滑りに点数をつけるとしたら
各種目によってバラバラですけど、トータルで言えば75点ぐらいですかね。

―最終種目のチームパシュートは大竹主将のラストレースでもありました
大竹先輩は自分が入った時からずっとお世話になってきた先輩で、大竹先輩いなかったら今の自分はいないと思うので、疲れはあったんですけど、最後だし先輩のためにも頑張ろうという気持ちで滑りました。

―結果、2位となりました
自分もインカレで表彰台に上がることは初めてで、いつも入賞くらいの順位だったので、3人だったからこういう順位が取れたのだと感じて、すごいうれしかったです。

―今後の予定は
まず、釧路で国体があって、そのあと(ジャパンカップ)第4戦があって、最後にもう1戦あるんですけど、自分の専門種目とはあまり関係ない種目を滑ります。その中でも特にジャパンカップは来年の距離別の権利がかかっているので、それなりのレースができればという感じです。

―来季は主将も務めます
今から法政を大きく、というよりも、今いるメンバーの最大限を来季出していければと思います。

―後輩の選手たちに求めるポイントは
スケートに対するやる気とか、やる気がないと何をやってもうまくいかないですし、いくら練習をしても自分の糧にはならないので、どれだけ自分が頑張れるかという気持ちさえあれば早くなることができると思うので、そういうとこですね。

―来季の目標は
チームとしては、インカレ各種目で15位以内で、最低限1人1点をみんな取れればいいと思います。それから、みんなで選抜権獲得です。自分としては、自己ベストが今季出ていなくて、2年生の時の記録なので、その記録を更新できればいいなと思いつつ、最高学年なので、インカレではそれなりの成績を残したいです。具体的には表彰台にしっかり上りたいです。

安済修哉

—パシュートでは2位でした
3年目にしてやっと表彰台に上れたなという気持ちですね。

—レース前での話の内容は
いつも一緒に練習しているメンバーだから、いつも通り落ち着いて滑れば大丈夫という話はしました。

—パシュートの先頭交代のタイミングは
1ローテーション目は各々3人が1週半ずつ先頭を滑って、2ローテーション目は1人が1周半滑ってあとに2人が1周ずつ受け持つ予定だったんですけど、自分が変わらずに行けそうだったので2ローテーション目はせずに自分が先頭で滑りました。

—体力的にきつかったと思いますが
3年連続で4種目滑ってて、やっと戦い方というかペース配分が分かってきたので大丈夫でした。

—出場してない選手たちから応援されてましたが
声援とか全て聞こえてました。その声援がたぶん力になりましたね。

—主将大竹さんとの最後のレースでしたが
大竹先輩はあんまり調子良くないので自分が引っ張っていくしかないなという気持ちでいました。

—大竹さんとの思い出は
1年生の時から大竹さんに面倒みてもらったのでいっぱいありすぎます。(笑)

—チームを引っ張っていく存在になりますが
個性が本当に強いのでその個性を崩さずにみんなで頑張れたらいいなと思います。

—今後の予定は
学校に行ってテスト受けた後に国体に行きますね。その後にジャパンカップ第4戦に出て、もう一つ大会に出て終わりです。

フォトギャラリー

  • 2019speedinc4004 R今大会初の表彰台で大会を締めくくった
  • 2019speedinc3001 R安済(左)からバトンを受ける北澤
  • 2019speedinc3005 R2000㍍リレーではスターターを務めた安済
  • 2019speedinc3006 R2走を務めた北澤。今後の成長に期待だ
  • 2019speedinc3003 R今大会4種目に出場した大竹
  • 2019speedinc3004 Rアンカーを務めた1年生の米田
  • 2019speedinc3007 R2000㍍リレーで見事なバトンパスを見せた法大
  • 2019speedinc4006 R上級生3人が出場したチームパシュート(左から安済、田中、大竹)
  • 2019speedinc4001 R大会の全種目を滑り終え、充実感を見せた選手たち
  • 2019speedinc4005 Rチームパシュートで表彰台に上り、大竹の引退に花を添えた
  • 2019speedinc4002 R今季も法大のチームワークは健在だった
  • 2019speedinc4003 R主将・大竹(左)と次期主将・田中
 
 
 
 
 

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