スケート

【スピード】ソチオリンピックスピードスケート日本代表選手選考競技会

ソチ五輪スピードスケート日本代表選手選考競技会
2013年12月27日(金)~29日(日)
長野県エムウエーブ

2014年2月7日に開幕するソチ五輪の代表選手選考会が長野県エムウエーブで行われた。法大からは佐藤裕斗(営2)が出場枠1つの1500mと5000mに、藤野裕人(文2)は1500mと2枠の1000mに出場したが、2人とも五輪の切符は逃した。

五輪出場は叶わなかった(写真は藤野)

試合結果

個人成績

種目 成績 選手名 記録
1000m 11位 藤野裕人 1分12秒065
1500m 7位 藤野裕人 1分50秒16
18位 佐藤裕斗 1分52秒48
5000m 18位 佐藤裕斗 6分52秒43

戦評

 

 佐藤は1500mと5000mに出場。1500mでは序盤からスピードに乗ることができず、タイムは伸びなかった。2日目に行われた5000mでも同様に、最初の遅れが後半に響き納得のいく滑りをすることができなかった。この大会で佐藤は、10月にこのMウェーブで行われた距離別選手権での自身の記録を超すことが目標だったが達成することは出来なかった。一方で藤野は、1500mの300m通過タイムが全体で1位と見事なスタートを切る。短距離が専門なぶん後半の伸びに欠けたが、7位とまずまずな成績を残した。最終日に行われた1000mも、これまで課題だったスタートに問題は無かったが、第4コーナーで同走の選手が転倒。レース後半は独走となった藤野はペースが落ち、12秒台とタイムも順位も伸びなかった。
 佐藤と藤野は全ての種目で基準タイムに届かず、代表選考からは漏れた。五輪出場は叶わなかったが、藤野は4年に1度しかないこの大会を「良い経験になった」と話す。直近にある1月のインカレでは、その「経験」を生かし2連覇を狙う。(上田康太郎)

選手のコメント

佐藤裕斗

―今日のレース(5000m)を振り返って 
結果で言ったらダメでした。入りのスピードもいつもよりも出てないのと、後半粘り切れなかったです。

―昨日のレース(1500m)については
昨日も最初がなかなかスピードに乗らず、このままゴールという感じでした。

―最初の入りが課題ということですか
はい。入りのスピードを上げて後半につなげることです。

―この大会に向けて具体的な目標は掲げていましたか
オリンピックには少し遠かったので、10月末の距離別選手権よりはタイムを伸ばしていけたら良いなと思っていました。

―この大会の出場メンバーはどのように決まったのですか
この大会の前にジャパンカップが4戦あって、そこのポイントランキングで出る権利が得られます。

―調整はできましたか
でききれませんでした。

―緊張はしましたか
距離別の時よりかはしなかったです。距離別はユニバーシアードとか自分に絡む大会だったのですが、今回は別に関係なかったといったら変ですけど、そんなに意識する大会ではなかったので。

―社会人の選手などを見てどう思いますか
社会人というよりも男子でいったら高校生の方が強いと思うので、下には負けたくないです。

―伊香保での全日本学生スピードスケート選手権大会について
最終的には3位に入れたので良かったですけど、5000mでも8位だったり、思うように結果がついてこなかったのは悔しいです。

―目標は優勝でしたか 
はい。そうですね。

―インカレに向けて
もう1回調子を整えて、優勝目指して頑張ります。

藤野裕人

―今日の1000mについて
タイムについては、もう少し欲しかったというのが率直な気持ちです。600m通過までがいつもよりも良かったので、もっとタイムが出るかなと思ったんですけど、同走の選手が途中で転んでしまったのが響きました。追えなかったにしろ(スピードを)落としすぎたのかな、と。それがこの結果になってしまいました。

―同走の選手の有無はタイムに影響しますか
自分は最後インコースで、前の選手を追える立場になるので。前の選手を追えるのと追えないのとでは(タイムは)全然違いますね。

―1500mの種目では300m通過タイムが全体で1位でした。課題に挙げていたスタートは改善された形ですか
今回は2本ともスタートは良かったですね。1000mも200m通過タイムが良かったんですけど、リンクの氷が軟くて脚に(疲れが)来るのが早かったです。

―スタートが良かった要因はどこにありますか
今日は比較的に身体のキレが良かったですかね。今まで連戦が続いていて疲れが溜まっていた状態のレースだったんですけど、今日は2週間くらい空いてのレースだったので。それで身体をしっかり休めることができたので、ちょっとずつ復活できたのかなと思います。

―スタートが良かった一方で1500mの後半は失速してしまいました
自分は短距離をメインでやっているので。他の中距離をメインにやっている選手と戦えるのは700mくらいまでです。700mまでは全力で行って、その後は潰れて、そこからどれだけ我慢できるかというレースをしようと思っていたので。1500mは自分の想定内のレースでしたね。

―今日はリンク全体の気温が高かったと思いますが
リンクが柔らかくて(歯が)噛む分には噛むんですけど、その分力が伝わるので脚に(疲れが)きやすいですね。

―全日本から2週間の間隔がありました。どのような調整をしましたか
ずっと連戦で氷上しか滑っていなかったので、最初の1週間は氷上も滑るんですけど、陸トレをメインで練習してもう一度身体を作りなおして。残りの1週間は氷上で調整しました。

―1500mと1000mそれぞれの目標はありましたか
1500mは国内ベストだったのでこんなものかなと思います。1000mはやっぱり、11秒前半くらい欲しかったというのが本音ですね。

―この大会は4年に1度の大会です。いつもとは違う緊張感はありましたか
ありますね。緊張しないようにと心懸けていても雰囲気や空気で自然と緊張してしまいました。(1000mは)最終組だったのでそのプレッシャーもありましたね。

―最終組は走りにくいですか
最終組はみんなのタイムを知っている状態なので、どのくらいのタイムやラップを出して走ればいいというのがわかるという利点もあります。でもタイムを知ってしまうと、どのくらいのタイム出さなければいけない、というプレッシャーが生まれてくるので、1番最初の誰も滑っていない時に気楽に滑った方が良いタイムが出る時もあります。

―この大会を終えてみての感想は
選考会そのものが今年初めてなので、1つの経験になったなというのが1番です。日本では滅多にない大きな大会なので、参加するだけでも意味があると思うんですけど、やっぱりそこでどれだけ結果を残せるかが課題になってくると思います。そういった意味でも今回出場できたことは良い経験になりました。

フォトギャラリー

  • 五輪出場は叶わなかった(写真は藤野)
  • 課題のスタートは改善した
  • 1000mでは同走の選手が転倒
  • ウォーミングアップをする藤野
  • 佐藤は2種目に出場した
  • 「結果で言ったらダメ」と佐藤
  • レース後に顔をしかめた

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