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【バレー】 春季関東大学男子2部リーグ戦 対中学大 最終戦を白星で飾り、4選手が個人賞獲得!チームは2季ぶりの入れ替え戦へ!!

バレーボール

【バレー】 春季関東大学男子2部リーグ戦 対中学大 最終戦で白星を飾り、4選手が個人賞獲得!チームは2季ぶりの入れ替え戦へ!!

2018年春季関東大学男子2部リーグ戦
2018年5月20日(日)
立正大学スポーツキューブ

1部との入れ替え戦2枠を懸けて臨んだ今節の最終戦。失セット1以内で勝利を収めることが入れ替え戦への最低条件だったが、第1セットを相手に押され落としてしまう。後が無くなった法大だが、第2セットで息を吹き返し、3-1で中学大に勝利。第3試合の専修大が2-3で敗戦したことで、セット率のわずかな差で法大が上回り、土壇場で入れ替え戦への出場権をつかみ取った。

 

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第2セットを取り返し、喜び合う選手たち

試合結果

トータル試合結果

3
法大
22 1セット 25 1
中学大
25 2セット 23
25 3セット 23
25 4セット 19

法大スターティングメンバー

背番号 選手名 ポジション
15 大村翔哉(営2) WS
8 前田隆二(営3) MB
11 蔵田大輝(法3) WS
9 伊元幸正(営3) WS
24 緒方悠大(法1) MB
12 西田寛基(営3) S
20 大吉 匠(営2) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
 

途中出場選手

背番号 選手名
10 三木裕人(文3)
17 中田啓貴(文2)
19 竹田将也(法2)
23 袴田智己(営1)
13 白井乾太(営3)

今季最終成績(上位6チームのみ掲載)

順位 大学名 勝敗
1位 青学大 11勝0敗
2位 法大 9勝2敗(セット率3.111)
3位 専修大 9勝2敗(セット率3.100)
4位 亜細亜大 7勝4敗
5位 中学大 6勝5敗
6位 大東大 5勝6敗

2位、3位はセット率の差 

戦評

 入れ替え戦前最後の試合となる対中学大戦。これまで二つの黒星をつけられている法大。入れ替え戦に進む可能性を残すには、失セット1以内での勝利が必須である。

第1セットはじりじりと点差をつけられる苦しい展開となった。途中、中田啓貴(文2)や三木裕人(文3)を投入するも、流れを変えることはできない。終盤、伊元幸正(営3)や緒方悠大(法1)の得点で追い上げるも、第1セットを落とした。
窮地に立たされて臨んだ第2セット。7得点目の伊元のスパイクから4連続得点で相手と点差を離すも、すぐに連続ポイントで取り返される。その後再び緒方のAクイックから4連続得点を取るが、またすぐに追いつかれる。浮き沈みの激しい展開を制し最後は伊元のスパイクでこのセットを取り、次に望みをつなげた。
第3セットは、序盤から3連続を得点を奪い、リードする展開。緒方のサービスエースや伊元の連続得点など安定した攻撃を見せる。対する中学大も、フェイント攻撃や、クイックなどで差を縮め、着実に点を積み重ねていく。一進一退の攻防が続く中、ブロックポイントや、法大のレシーブミスで、23-23と同点に。しかし、伊元と緒方の連続得点が決まり、25-23でこのセットを勝ち取る。
第4セットは、緒方と蔵田大輝(法3)の2枚ブロックと、緒方のAクイックで先制点を奪う。一時リードされるも、中学大のサーブミスやアタックミスで同点に。中学大のサーブミスが続く中で、大村翔哉(営2)と前田隆二(営3)とのコンビネーション技が決まり、13-11とリードを奪う。すると、西田寛基(営3)のブロックポイントや大村のフェイント攻撃が次々に決まり、波に乗る法大。最後は前田のCクイックでこのセットを勝ち取り、勝利を収めた。

3-1で勝利を収め、青学大と専大戦の結果、2季ぶりに入替戦へ進むことが決まった。入替戦では1部11位の日大と対戦することになる。悲願の1部昇格まであと1勝。最後まで法大のバレーを貫いてほしい。
(八木原 綾乃)

インタビュー

吉田康伸監督

ー今日の試合を振り返って
昨日が大一番だという気持ちで青学大に臨んだのですが、全く歯が立たたずに負けてしまい、精神的なショックはありました。ただ、計算上ではまだ入れ替え戦行きのチャンスがあったので、今日の試合前に主力選手を集めて「まだ可能性はあるから、3-1以内で勝とう」という話をしました。実際試合では、1セット目を取られるなど危ないところもあって接戦でしたが、3-1で勝てたというのは選手たちが良くやってくれたなと思います。あとはこちらがどうというよりは、青学大が勝ってくれて、入れ替え戦の切符を手に入れられたという感じですね。(今季の)内容としては、強いチームに歯が立たなかったりというのはありましたが、入れ替え戦のチャンスを貰ったのでしっかり体制を整えて臨みたいと思います。

ー入れ替え戦はどのような戦いになると予想されますか
今日の時点では入れ替え戦にいけるか本当に分からなかったので、これから対戦相手の資料やデータを集めてアナリストやマネージャーと話していきたいなと思います。ただ、相手校とは一度練習試合をしていてなんとなくは分かっているので、そういうところを生かしながらやっていきたいと思います。

ー入れ替え戦を手にした要因としては
1番は選手たちが、試合に出ている6人だけではなく、Bチームを含めたメンバー全員が一生懸命やってくれたことです。日頃の練習ではAチームがBチームに負けたりしていたので、Bチームの選手たちが本当に気持ちを切らさずに、Aチームに向かってきてくれました。そういった意味では日頃の練習から緊張感を持ってできたことが、1番大きかったと思います。

ー今季のMVPを挙げるとすると
あえて個人名はないですかね。本当に選手一人一人が頑張ってくれたと思います。

ー個人賞を4選手が獲得しました
たまたま試合をやって行く中で、狙っていたわけではなく取れたものでした。数字的には緒方選手がスパイク賞を取りましたが、あとは他大の監督さんの投票によって選ばれたものなので、そこは私も監督としては、非常にうれしいです。

ー今季見つかった課題は
力のあるチーム、特にブロックの強いチームに歯が立たなかったので、そこの対策をどうしていくかということです。また、自分のチームのブロックが、点数的にも形的にもそろっていなかった部分があるので、今後の課題はやはりブロックです。あとは、ラリーが続いてから攻撃に繋がるまでのトスなどを、青学大さんのように綺麗な展開でやれればなと思います。

ー入れ替え戦に向けての意気込みを
2部で優勝ももちろんですが、1部昇格を私たちの最大の目標としていて、2年振りに入れ替え戦の権利を得ることができました。対戦相手は強いチームですが、来週はとにかくセット率とか関係なく、とにかく勝つか負けるかだけなので、選手のコンディションを含め、チャンスがある限り全てを懸けていきたいなと思います。

伊元幸正(昨季の不調を乗り越えて主軸として活躍し、レシーブ賞受賞)

ー今季を振り返って
1部昇格を目標にやってきたので、とりあえず入れ替え戦出場を決めたというのは良かったです。

ー入れ替え戦出場が決まった瞬間は
青学大が専修大に1、2セット目を取られて、本当にもうダメかなと思ったのですが、青学が取ってくれて信じられないという気持ちでした。

ー今節の試合前の心境は
昨日負けて少し落ち込んでいたのですが、まだ入れ替え戦出場のチャンスがあったので、とにかく今日はフルセットにならずに3-1でも勝てればいけると聞いていたので、フルにいかずに勝ち切るというのを目標にしていました。

ーご自身として、今季の手応えなど
ミスをしない選手を目指していて、まだまだミスはあるのですが自分の役割というのを全部じゃないですけど、出せてきているのかなと思います。

ーレシーブ賞を受賞されました
自分が取れると思っていなくて、他の大学にもレシーブを上げられる選手がもっとたくさんいるので、名前を呼ばれた時はびっくりしました。

ー次週の入れ替え戦への意気込みを
結構今いい流れできているので、この流れに乗りつつ相手の対策をして、自分たちのバレーができれば勝てると思うので、そこを意識してやっていきたいです。
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西田寛基(絶対的司令塔としてチームを支え、セッター賞、敢闘選手賞獲得)

ー今日の試合を振り返って
昨日、自分たちのバレーができない中で今日を迎えて、まだ可能性がある試合だったんですけど、試合前にまだ可能性があるんだからしっかりやりきろうとメンバーで話しました。1セット目は取られたんですけど、そこから自分たちのプレーができたんじゃないかなと思います。

ーセッター賞と敢闘選手賞を受賞したが
あまり個人的には自分のプレーには満足していなくて。とりあえず、来週入れ替え戦があるのでしっかりこの1週間で調整して、万全の状態で臨めるようにしたいと思います。

ー満足できなかった点とは
練習の詰めの甘さだったり、メンタル的にもセッターとしてもチームのゲームキャプテンとしても、もっとできたんじゃないかなと思います。

ー2季ぶりに入れ替え戦に進みます
1年生の時に入れ替え戦は経験しているので、どういう雰囲気なのかは分かっています。攻めて攻めて、引いたら負けだと思うので、攻めていきたいです。

ー日大と対戦します
すごい相手も勢いのあるチームなので、勢いで負けずに、それを上回る勢いの試合展開にしたいです。

ー春季リーグを振り返って
チーム的にも波があったので、常にいいプレーが出せるように、練習の時からやっていかないとと実感しました。

ーこれからの課題は
高さがあるわけじゃないのでしっかりレシーブして、コンビバレーして、それで勢いよく勝っていきたいです。

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大吉匠(リーグ戦初出場にして今季フル出場、サーブレシーブ賞獲得)

ー今日の試合を振り返って
しっかり勝てたので良かったです。セットも本当は取られたくなかったですが、もし、もう1セット取られてたら得点率が分からなかったので、セット数を抑えられて良かったと思います。

ー個人としては
(今季は)途中ぎっくり腰で出られなかった試合もあるんですけど、前半から1人でリベロをやっていて、昨日今日は(白井乾太選手と)2人で出て、外されたのかは分からないですけど、最後まで1人でやりきりたかったなというのはありますし、それはまだ自分の技量不足かなと思います。入れ替え戦含め次の試合に向けて、また個人的にレベルアップしていきたいですね。全体としては、今回のリーグ戦は悪くはなかったと思います。

ー今日の試合を受け、課題は
OBの方や監督、周りの方に盛り上げたいときに雰囲気が良くないと言われたので、雰囲気の面を考えてやっていくのと、個人的にはレシーブなどの技量を上げていきたいなと思います。

ー今日の試合のため取り組んできた事は
出来るだけセットを落としたくないので、序盤の部分で、練習のゲームでやった時のことを意識しました。ゲーム序盤の出だしが良くないと流れが悪くなるので。個人的にも序盤のサーブカットを意識するなど、個人のプレーでもチームでも序盤を大事にしてきました。

ーサーブレシーブ賞を受賞されました
うれしいですね。けど、周りの人に比べて受けてる本数が違うので、受けてる本数が一緒ならもっと返球率が低くなったりすると思います。そういう面ではもっと断トツの確率で取れてたらなと。そんなに高くはなかったので、本数が少ない分もっと高い返球率をしっかり出せたらいいなと思います。受賞したことはうれしいですけどね。

ー今季リーグ戦は多くの試合に出場されました
1年生の時は試合に全く出ていなかったので、ユニフォームを着たことがなく、そういう意味では最初は緊張していました。1年ぶりに試合に出て、後半に連れて慣れてきたというのと、良い試合が出来るようになって、チームが1つになっていって良かったなと思います。

ー入れ替え戦に向けての意気込みを
対戦する相手は決まっているのですが、相手に対して自分たちのバレーをするというのと、相手にのまれず下からの目線で見られるのではなくて、対等な目線でやりあえるようにしていきたいなと思います。

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緒方悠大(ルーキーながら今季スタメン定着し、スパイク賞獲得)

ー今日の試合を振り返って
昨日の段階で青学大に勝てなかったのですが、中学大にフルセットまで持ち込ませずに勝てれば、入れ替え戦に行ける可能性があったので、チームの雰囲気も良かったです。1セット目をああいう形で落としてしまいましたが、それ以降のセットはみんな勝ちたいという意思があったので、良かったと思います。

ーご自身のプレーについては
青学戦と専修戦で活躍することができず、上で戦うようなチームに対して自信と技術が足りないことが分かったので、通用するような力をつけたいです。

ー1年生ながら春リーグ全試合スタメン出場しました
今まで自分がプレーしてきた環境が上級生中心のチームになることが多かったですが、大学は1年生から出場させてもらっているので、自分もチーム一員だということを実感しました。

ースパイク賞を受賞されました
賞を取れたことは本当にうれしいです。前田隆二(法3)さんとどっちがスパイク賞を取れるか勝負みたいになってたんですけど、僕がスパイク賞を受賞できたのは、今日の試合の決定率が良かったからだと思います。

ーチームメイトからは
自分が1年生で出場しているので、先輩方が気を背負わせないように声掛けてくれたりして、そこは本当に感謝しかないです。

ー入れ替え戦に向けて意気込みをお願いします
相手は1部のチームで簡単には倒せないと思うので、セットを落としても絶対に勝つという気持ちを持って入れ替え戦に臨みたいと思います。

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フォトギャラリー

  • bbb 2 R第2セットを取り返し、喜び合う選手たち
  • aaa R蔵田の強打で相手ブロックを打ち抜く
  • eee R相手の意表を突くフェイントを決める大村
  • ddd Rルーキー緒方のセンター線からのスパイクはチームの得点源となった
  • ggg R今季課題に挙げられたブロックは、さらなる強化が求められている
  • ccc Rブロックアウトを誘う伊元の強烈なスパイク
  • fff Rチームの司令塔として、正確なトスを上げる西田
  • hhh R今節でもピンチサーバーとして出場した中田

 法大今季アーカイブ

試合日 対戦校 結果
4/8 産業能率大 〇3-0
4/14 立正大 〇3-1
4/15 亜細亜大 〇3-1
4/21 桜美林大 〇3-0
4/22 宇都宮大 〇3-0
4/28 立大 〇3-0
4/29 大東大 〇3-0
5/12 国武大 3-0
5/13 専修大 ●1-3
5/19 青学大 ●0-3
5/20 中学大 〇3-1

 

 

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