【バスケ】第68回関東大学選手権 5回戦 対江戸川大 攻守に相手を圧倒!快勝でベスト16入り!
京王電鉄杯では悔しい結果に終わった法大。春のトーナメントでは5回戦からの登場となった。初戦では昨季2部でしのぎを削った江戸川大を相手に、序盤から圧巻の試合運びを見せて37点差の快勝を飾った。
試合結果
対江戸川大 試合結果
83 法政大学 |
29 | 1Q | 8 | 46 江戸川大学 |
---|---|---|---|---|
21 | 2Q | 16 | ||
14 | 3Q | 13 | ||
19 | 4Q | 9 |
戦評
新チームで挑む初めての公式戦、関東大学バスケットボール選手権大会。シード校となる法大は昨年1部昇格を決めた試合で戦った江戸川大を初戦に迎えた。昨年は立ち上がりの悪い試合が多く見えた法大だったが、今年は一味違った。試合開始直後#34濱田裕太郎(文3)が挨拶がわりに3Pシュートを決める。さらに1分もしないうちに続けて濱田が3Pシュートを鮮やかに沈め、このピリオドだけでなんと4本の3Pシュートを決め主導権を握った。第2Qに入ると相手のディフェンスがオールコートゾーンプレスに切り替わりプレッシャーをかけられる。このディフェンスで少し押されるが、途中出場の#7柴田京哉(経2)、#14小野怜史(文2)らがしっかりと自分の仕事をし50ー24と点差を広げる。第3Qに入ると一転、お互いに点数が入らない展開となる。しかし途中で法大がタイムアウトを取ると流れを戻し、良いプレーが随所随所で決まる。第4Q後半になる頃にはベンチメンバーが出れるくらいまでに点差を広げ、83ー46と危なげなく初戦を白星で飾った。
この試合では15人が出場するなど上手くチームでタイムシェアすることができた。疲労をあまり残さずに次の試合に臨めるはずだ。次の相手は昨年インカレ準優勝の強豪・専修大。念願のエリート8まであと1歩だ。(鈴木滉平)
選手コメント
濱田裕太郎(文3)
ー今日の試合を振り返って
いつも大会の初戦というのは試合の入りが悪いっていうのが法政の流れという感じなので、チーム全員もそうですし出てる5人がいつも以上に集中してプレーができたから結構出だしは良いプレーができてそのまま最後ベンチメンバーまで繋げられたのかなと思います。
ー今日のご自身のプレーについて
思った以上に自分でもびっくりするくらいシュートが入って、京王電鉄杯の時よりは良いプレーができたかなと思います。
ー江戸川大とは昨年も戦いました
外国人が今日出てきてなくてそこでリバウンドの部分でうちの方が取れて、リバウンドで勝敗が別れたのかなと思います。
ー今日の試合はピック&ロールが多い気がしました
京王電鉄杯からこの大会にかけてセットプレーも増やして練習をやってたので、いつもよりかは結構多めにやるといつのはズレをつくるためにもやろうって言ってるのでやってます。
ー第3Qはあまり点数が伸びませんでした
全部のシュートが1ピリから4ピリまで入るわけではないので、その入らない時にチーム全員で我慢しないといけないところで自分たちが決めれなくて、抑えなきゃいけない時に相手に簡単に点を許してしまったというのが点差を詰められてしまったのかなと思います。
ー次の試合に向けてお願いします
たぶん相手は専修大なので前の試合も負けてますしリベンジっていうつもりで、今日みたいなプレーが継続できるように頑張りたいと思います。
戸井堅士朗(営3)
―今日の試合を振り返って
最初から結構離して行けたので、楽にできたんですけど、専修はそんなに楽にはいかないと思うので、また明日練習があるのでそこでまた集中していかないといけないと思います。今日の結果はよかったと思うんですけど、明日また集中しなおして、明後日また頑張りたいと追います。
―序盤から快調に点差を広げてゆく展開でした
いつもと変わらないと言えば変わらなかったんですけど、シュート入ったというのは事実で、それによって勢いづいていけて、相手に押されそうなときにはタイムアウトしっかり取って、みんなで円陣組んだりしてキャプテンを中心に声を掛け合ったり集中していたので、この間はぐだぐだとなっている間に追いつかれてしまったりしていたんですけど、今回はちょっとダメになっても、みんなで声を掛け合って修正できたのが、点差を大きく離せた要因かなと思います。
―第3Qは我慢の時間帯でした
こっちもシュート入らないというのはベンチでも言っていて、そこでディフェンスはしっかりやろうというので、オフェンスの調子が戻るまではディフェンスをしっかりやろうというのはチームとしてやっていました。自分は、京王電鉄杯から通してボールをもらって前が開いていたら行ってやろう気持ちでやっていたので、そういうところが出して行けたので良かったかなと思います。
―今季の自身の立場については
4年生二人がスタートでやっていて、そのあとに出る立場としては去年とかは戦力が落ちちゃうというところで、自分も積極的にできていなかったので、あまりマークしなくてもいい選手ではあったのかなと思います。今年は空いていたら打つし、自分からも仕掛けて攻めてやろうという気持ちは持っているので、(鈴木)悠介さんたちぐらいというよりかは、自分らしく、4年生の二人にはない自分の特徴を出していくことを意識してやりたいと思います。
―専大戦へ向けて
間違いなく今日よりはハードになるとは思いますし、ファウルがかさんじゃったりする展開もあり得ますし、千代(虎央太)がいないっていうのもあって、4ポジの速い選手とやった時の対応が難しくなるとは思うんですけど、自分たちのできることをやったり、ビデオ見てスカウティングしたりして、ベスト8の壁を破るという目標を達成できるように頑張りたいと思います。
小野怜史(文2)
―本日の試合を振り返って
自分たちにとってトーナメント初戦という入りだったので、そこは引き締めていこうという形で入りました。
―江戸川大の印象は
昨年の2部リーグ戦でもやっていたので、相手がそんな格上とかそういう訳ではなかったです。実際は次の専修戦に向けて入りから気をつけて、締めていこうという入りでしたね。そういうイメージでした。
―本日の試合前のプランとして、チームと個人ではどのようなものがありましたか
チーム的には先程も言った通り、引き締めて入るっていうのと、法政はちょっと入りが悪いことが多いのでそういうところはしっかり締めていきたいなってのはチームとしてありました。個人的には、次の専修戦とかもあるのでターンオーバーを少なくするとか、攻めるべきところはしっかり攻めたり、ガードとしてコントロールして周りを使えるところは使おうっていう意識がありました。
―試合は終始リードする展開でした。そうすることができた要因は
最初の1ピリからこっちのシュートが入っていたのもあるんですけど、リバウンド行ったり、ルーズボール負けなかったり、勝とうという気持ちがこっちの方が強かったのかなってのもあります。
―長い時間出場していらっしゃいましたが、自分で思う自分の役割は何ですか
今はシックスマンとかで出ていてガードの(水野)幹太さんとか(中村)太地さんと変わることが多いです。なので、コントロールしつつ、自分の持ち味は攻めるところだと思っているので、攻めるべきところで自分がしっかり攻め切る、展開を速くしていくっていうのが自分の役割かなと思っています。
―第4ピリオドでは声出しが多くなっていました。自分が主導でという意識などはありましたか
先輩が出ている中でもそういうことってやっていかなきゃいけないと思います。やはりガードというところもあるので、4ピリになったら2年生以下とかだったりが中心だったので自分が声出さなきゃいけないなって思ったんですけど。それを本来だったら1ピリから先輩がいる中でもやっていかないとなっていうのは反省点としてありました。
―その中でも自身で強気で攻めていく場面も多く見られましたが、やはりその攻めるという役割を果たそうといった意識からでしょうか
そうですね。持ち味を出していかないと、やはり自分も全然そんな安定して試合に出れるって約束されてる選手じゃないので。監督へのアピールとかそういうところも含めて、攻めようという気持ちはありました。
―次の専大戦への意気込みを
相手はもちろん強いんですけど、(専大に)勝ってベスト8に入ってトーナメントしっかり勝つためにも突破しなくてはいけないところなので、チーム皆でしっかり頑張れればなと思います。
フォトギャラリー
- 序盤から抜群の決定力を見せた濱田
- 観客を魅了する鮮やかなプレーを見せた中村
- 今季は主力として期待がかかる川島
- 柴田の活躍によってガード陣の競争は一層激しくなるだろう
- インサイドを支える仕事人の戸井
- 抜群の存在感でゲームを支配した水野
- 限られた出場時間ながらも3Pをしっかり沈めた澁谷