【自転車】第70回大学対抗選手権自転車競技大会 2日目

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【自転車】第70回大学対抗選手権自転車競技大会 2日目

文部科学大臣杯 第70回大学対抗選手権自転車競技大会
2014年8月29日(金)
日本サイクルスポーツセンター(静岡県)

2日目丸田京(法4)が500mタイムトライアルで悲願の初優勝を果たした。一方で男子チームスプリントは好タイムを記録しながらも、先頭交代でミスが起こりまさかの失格となった。

ウィニングランで笑顔を見せる丸田

試合結果

ケイリン

1/2決勝進出 植原琢也 (予選2位通過)

男子チームスプリント

DSQ(競技失格) 寺崎浩平新村穣植原琢也

男子チームパーシュート

3-4位決定戦進出 深瀬泰我・山本洋平・新村穣・鈴木康平 4分17秒226 (予選4位通過)

500mタイムトライアル

1位 丸田京 37秒371

1kmタイムトライアル

6位 寺崎浩平 1分05秒436

8位 新村穣 1分05秒692

タンデムスプリント

1/2決勝進出 菊山将志・荒井佑太

男子スプリント

1/4決勝敗退 植原琢也

女子スプリント

1/2決勝進出 丸田京

ポイントレース

4位 山本洋平 20ポイント

戦評

朝8時から行われた男子ケイリンには植原琢也(法2)が出場した。昨年のインカレで同種目2位の植原は余裕のある走りで予選を通過。さらに新村穣(法3)、寺崎浩平(営3)とともに男子チームスプリントにも出場。47秒297と朝日大学に次ぐ2位の好タイムを記録。しかし、レース終盤に先頭交代違反を犯してしまい、最下位降格で決勝進出を逃した。個人競技に比べ対校得点が大きいチーム種目の一つが無得点に終わり悔しい結果となった。男子チームパーシュートでは19チームのうち5チームが大会記録を上回る壮絶なレースとなった。法大はレース後半こそ伸び悩んだが、4位につけ3日目の3‐4位決定戦進出を決めた。また1位の中央大学は日本記録に迫るタイムをマークし会場を湧かせた。午後に行われた女子500mタイムトライアルには昨年のインカレ同種目2位の丸田京(法4)が満を持して登場。5組目に出走し、昨年を上回る37秒371でフィニッシュ、暫定で1位につけた。最終組の2人にもタイムを越される事はなく、悲願の優勝が確定。表彰式では涙を浮かべ、チャンピオンジャージを身にまとった。男子1kmタイムトライアル決勝にはこの日2種目目となる寺崎と新村が出場。それぞれ6位、8位に入賞し対校得点にも貢献した。男子タンデムスプリントには菊山将志(環2)、荒井佑太(営1)の1、2年ペアが力強い走りで強豪・日本大学を破り1/2決勝に駒を進めた。タイムトライアル優勝からおよそ2時間後、女子スプリントに出場した丸田はその疲れを感じさせないレース展開で、危なげなく勝利し1/2決勝進出を決めた。男子スプリントの植原は、1kmタイムトライアルで日本新記録を樹立した野上竜太(鹿屋大1年)と対決したが、相手にかけ引きで負け敗戦を喫した。予選1位通過の山本洋平(法4)は男子ポイントレース決勝に出場。最初のポイントラインをトップで通過し幸先の良いスタートを切ると、終始レースの流れをつかみポイントを重ねる。しかし、3位との点差を埋めることができず4位で40kmの戦いを終えた。(竹内大将)

選手のコメント

新村穣

ーチームパーシュートの4位という結果について率直な感想をお願いします
今回、直前にメンバーに故障者が出たので、入れ替えがあってあんまり合わせとかもしていない中で、それなりのタイムが出たのかなあという印象です。

ーラップタイムを見る限りでは、他の上位の大学と比べて序盤と終盤が遅れていましたが、何か作戦があったのですか
最初はそんなに飛ばさずに行く予定だったので、中盤上げられるだけ上げて、という作戦だったんですが、後半3人になってしまったので、ちょっと前の種目の影響で疲れが出てしまい、落ち込んでしまったかなという感じです。

ー次に対戦するのは日本大学ですが、対戦相手とタイムの更新、どちらを意識していますか
日本大学にも全日本強化選手で、一緒に走っている選手が2人中にいるので、やっぱり負けたくない気持ちはあります。でも、追い抜き勝ちは中々厳しいと思うので、タイム更新して、自分たちの力をぶつけていきたいなと思います。

ー1kmタイムトライアルでは思っていた通りの走りはできましたか
前回の学生選手権の時よりも、タイムを上げることができたので、インカレという日程がきつい中では、そんなに悪くなかったのかなあという印象です。

ー野上選手(鹿屋体育大学)が1分3秒という新記録を出しましたが、そのタイムは新村選手にとってどのような数字ですか
今の自分には出せる力はないと思うので、目標にしていかなければいけないなと思うのと、やっぱり(野上選手が)年下なので、これから世界と戦っていくにしては負けちゃいけないタイムだなという風に感じました。

ー昨日は全く緊張していないとのことでしたが、今日もリラックスして試合に臨めましたか
今日もリラックスして焦らずできたかなと思います。

ー合宿後から調子は上げられましたか
結構疲れとかがたまってしまっていて、ちょっとインカレまでに調整が間に合うのかなと思っていたんですが、上手くもってこれたかなという感じです。

ーでは昨日、今日のコンデションは良いですか
はい、良いです。

ー最後に明日のチームパーシュートに向け抱負をお願いします
今日は3種目に出させていただいたんですが、種目数が多くて自分のスタミナ不足というか。限界があって良い結果が出なかったので、明日はそれを取り返すくらいの走りをみんなに見せていけたらなと思います。

植原琢也

―ケイリン1/2決勝進出について
特に作戦などを意識することもなく普段通りレースに臨めたと思います。朝一番のレースではあったのですが、昨日の夜早く寝たのでコンディションもよかったです。

―3日目のレースに向けての意気込みをお願いします
明日も勝ちます、期待していてください。

―チームスプリント予選では失格という結果に終わりましたが
そうですね、普段は学連記録より早く走れることもあったので今日の結果は正直悔しいです。それぞれの役割はこなせていたので、息が合わなかったのが敗因かなと思います。

―男子スプリント1/4決勝敗退について
相手はアジアジュニアのチャンピオンで、自分の作戦をよく知っていたので先手を打たれました。自分が前に出たいときに足を止められて、という感じで思い通りのレース展開にならなかったです。

 

フォトギャラリー

  • 1j
        ウィニングランで笑顔を見せる丸田
  • 2w丸田は500mタイムトライアルで1位に輝いた
  • 3tチームスプリントは無念の失格
  • 4v3-4位決定戦に臨むチームパーシュート
  • 5b寺崎は1kmタイムトライアルにも出場
  • 6m日大に勝利し喜ぶ荒井(前)・菊山(後)
  • 7j山本はポイントレースで4位と健闘した
  • 8f応援するロード班
 

 

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