【卓球】春季リーグ戦開幕!選手インタビュー
2015年3月23日(土)
法政大学市ヶ谷キャンパス体育館
いよいよ卓球の春季リーグ戦開幕する。
今回はリーグ戦へや今シーズンへの意気込み、目標などを主力として活躍が期待される村井選手、南波選手にお話を伺った。
選手コメント
村井桂
―昨シーズンを振り返って
団体としては、上を狙える戦力が揃っていたのに結果的には5位でした。上4チーム(明治大、中央大、早稲田大、専修大)との差があまり無い状態だったのですけど、最後の1本がとれないというところがあり、上の4校に勝ちきれなくて、そういう部分で悔いが残りました。だから今シーズンは上4校に食らいつけるような戦いをしたいと思います。 個人としては、昨シーズン5勝1敗と良い形で終わったのですけど、勝因としては4年生の先輩達がとても強くて、エースが4年生2人(鹿屋良平、生田裕仁)だったんですけど、その先輩達のおかげで、自分はあまりプレッシャーを感じずにプレーすることが出来ました。今年は昨シーズンの結果が良かったので、監督からもポイントゲッターとして期待される部分があるので、昨シーズン無かったプレッシャーの中で絶対に点を取らなくてはいけないと思います。そのプレッシャー、点を取らないといけないという緊張感に負けないように頑張っていきたいと思います。
―最も印象に残っている試合は
昨シーズン最後の試合で駒澤大学の時です。自分は2番で試合に出たのですけど、勝ったほうが順位が上がるという試合で、競った状況の中で勝ち切れたことが印象に残っています。
―今、特に意識して取り組んでいることは
昨シーズン勝ち切れなかった部分で、やはりチャンスボールのミスなどが多くて、競って負けた試合がとても多かったので、難しいボールじゃなくて基本的なこと、チャンスボールを決め切るというところをやっています。あとは戦術面の切り替えとか、しっかり足を使って動き切る練習を取り組んでいます。
―期待している選手は
新入生の大槻選手(周瑛)と、カットマンで重宝されている矢野選手(雅大)は他の人からしたらやりにくいと思います。新入生にはとても期待しています。
―また、春からは出身校の日大豊山高校から野沢選手(大輔)が入部しますがいかがですか
高校最後のインターハイとか国体で成績を残している選手なので、大学入ってからも活躍してくれると思います。出身校も同じということで、2人で頑張っていきたい気持ちはありますね。
―気になる他大学の選手はいますか
戦力的に、明治大学のレギュラーの選手6人全員強いので、その人たちは全員気にしています。
―村井選手は2月下旬にサーフィル国際オープンに出場されましたが、国際試合の感想をお願いします
日本人選手と外国人選手は戦い方・プレースタイルが違っていて、日本人選手相手にやる試合の組み立て方と、外国人戦力に対する試合の組み立て方の違いを実感させられました。
―何か収穫などはありましたか
自分の持ち味であるサーブからの3球目攻撃がとても効いた部分があって、それがとても自信になりました。あとはレシーブがサーブのときは取れるのですけど、相手がサーブになったときに点が取れないというのが以前から課題でしたが、国際試合で改めて気づけたのでそれも収穫になりました。
―ご自身のアピールポイント、持ち味は
サーブからの3球目と、相手が予想できないプレーがアピールポイントです。
―今シーズンの目標は
個人的には、1番近い重要な試合で春のリーグ戦あるのですけど、そこで昨シーズンの5勝を超えられるように頑張っていきたいです。その後すぐにある関東学生でベスト16に入るのと、全日本大学総合選手権でシングルスでベスト16に入ることを目標にしています。 団体での目標は、リーグ戦で上4チームのAクラスに入ることと、インカレで去年のベスト4を超えることです。
―最後に意気込みをお願いします
もっと勝てるように練習していきたいと思います。
今年の決意を語った村井。主軸として活躍できるか。
村井桂(むらい・けい)
国際文化学部3年
東京都・日大豊山高校出身
リーグ戦通算成績 10勝5敗
南波裕輝
―まず昨年1年間をを振り返って
春のリーグ戦から関東学生選手権まで、自分の中では良い状態だったのですが、関東学生以降は自分の調子が狂って良くない状況が続いたので、正直良い1年間ではなかったですね。
―良くなかったというのは個人、団体ともにということか
そうですね。団体では秋のリーグ戦では1勝しかできなかったですし、個人戦でも勝ち残ることができなかったので、悔やまれますね。
―大学での卓球は高校までの卓球と比べてどうだったか
みんな賢いのですね。高校の相手は勢いでプレーする人も多いのですが、大学生は1セット終わるごとに相手は戦術を変えてくるし、自分の嫌のところを攻めてくるので、頭を使わないと勝てないなとすごく思いました。
―今年は鹿屋選手と生田選手が抜け、南波選手にかかる期待も大きいが
自分もすごく実感しています。自分が勝たないとチームとしても厳しいと思うので、しっかり自分が仕事をして、勝たないととは昨年以上に思っています。秋のリーグ戦が終わってからずっと自分の中で考えていました。ただ最近は練習もかなりやり込んでいるので、少しずつは(調子が)上がっていているとは思います。
―昨年までチームを引っ張っていた2選手が抜けた影響は
鹿屋さんと生田選手はどちらかが1点は取ってくれるという安心感がありましたし、それで自分が試合出る時もリラックスして臨めていましたね。でも今回2人がいないということで、自分がしっかり勝たないといけないというプレッシャーを感じていますね。みんなそう思っているはずですし、厳しい試合にはなると思います。
―特に重点的に練習していることは
自分はパワーがないですし、身長も低いので相手を動かして勝ったりとか、自分が攻める時のコース取りなどを意識して練習しています。
―昨年はシングルスで出場が多かったが、今年はダブルスにも出るのか
まだわからないのですが、監督やコーチとかにはちゃんと準備しとくように言われています。
―他大学で意識している選手は
全員意識しているという感じですね、正直。明治の丹羽さん(考希)だったり、同期の森園(政崇)だったら、全然上なのですが、それ以外だったらどっちに転んでもおかしくない戦いになると思うし、そう思ってないと駄目だと思っているので、全員に対して意識は持っています。今年1年生で入ってくる人たちにも高校(野田学園)の後輩とかもいますし、負けられないなと思いますね。
―直近の大きな大会である全日本選手権はどうだったか
球がセルロイドからプラスチックに変わって、全日本がプラスチックでの初めての大会だったのですが、正直メーカーによって球質が違うので、そういうところにも慣れていかないと思いました。また、プラスチックになって自分のボールが前より威力がなくなったと実感しましたし、正直自分にとっては良くないとは思いました。でも全日本の後はやり方によってはいける気もしました。負けてしまったのですが、自分の中でまだやれるという気持ちはありました。
―プラスチックに変わって戦い方など、これまでと変わったことは
色々な面で変わりました。ボールが失速したりするので、自分の今まで打っていたフォームでは入らなかったり、サーブの回転量も変わるので戦術も変わりますし、全体的に変わったと思います。
―個人の大会では関東学生や全日学などもありますが、目標は
やはりランク以上は目標ですし、自分の中ではやり遂げなければいけないと思います。
―今年の新入生で注目している選手は
大槻は強いですし、いつ化けてもおかしくないなと思いますね。あとはカットマンの矢野ですね。カットマンですが攻撃力も備わっていて、上にいけるチャンスはあると思います。
―改めて今年の今年の目標と意気込みを
リーグ戦ではやはりAクラス以上が目標です。個人戦では関東学生、全日学ではベスト8以上、全日本ではベスト16か32です。卓球をやるからにはそれを目指していきたいと思いますね。
今年は躍進の年になるか。南波に懸る期待は大きい。