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【重量挙】第62回全日本学生新人選手権 宮城が東日本新人に続き連勝!けが明けの大城も復活の2位!

重量挙

【重量挙】第62回全日本学生新人選手権 宮城が東日本新人に続き連勝!けが明けの大城も復活の2位!

全日本学生新人選手権
2017年10月19日(木)〜21日(土)
上尾市スポーツ総合センター

 3人のルーキーが出場した全日本学生新人。宮城が東日本学生新人に続き優勝。けが明けの大城も2位に入り、全日本インカレに向けて弾みをつける結果となった。

IMG 2068 R
スナッチの前に心を落ち着ける宮城

試合結果

個人成績

階級  選手名  スナッチ クリーン&ジャーク トータル
69kg

大城良太

(営1)

110○ 115○  120× 2位 140○ 145× 146○ 2位 261 2位
77kg

吉田健人

(法1)

110× 110○ 115× 9位 140× 140○ 150○ 2位 260 5位
+105kg

宮城昌義

(キャ1)

140○ 143○ 147○ 1位 170○ 178○ 183× 1位 325 優勝
※単位はいずれもkg

戦評

 秋も深まり、すっかり冷え込んだ上尾で行われた全日本学生新人選手権。12月に行われる全日本インカレ出場へ猛アピールするべく、3人のルーキーが健闘を見せた。

 今大会の法大勢最初の種目、69kg級に出場したのは大城良太(営1)。大阪で行われた4月の全日本学生個人選手権からブランクがあったが、スナッチ、ジャークともにベストから5kg落とした重量でスタートする。スナッチではベストタイの115kgを2本目に上げるも、ベスト更新を狙った120kgは落としてしまう。ジャークでは2本目にベストタイの145kgを落としてしまうが、ベスト更新を狙い1kg重量を上げた3本目をきっちり挙げてみせ、トータル261kg。大学入学後初めての表彰台となる2位に入った。

 77kg級の吉田健人(法1)は9月の東日本学生新人選手権で3位に入り、今大会も表彰台を狙っての試技。しかしスナッチでは1本目の110kgを落としてしまい、2本目には修正するもそこから記録を伸ばすことができず9位と出遅れる。巻き返したいジャークでは、1本目に焦りが出てしまい落としてしまうも、2本目で同重量を挙げると、3本目では10kg上げて今大会での目標としていた150kgに挑戦。やや右に動きながらも、バーベルは頭上に挙がり成功。表彰台にはあと一歩届かなかったものの、ジャークでの追い上げにより5位で大会を終えた。

 先月の東日本学生新人で優勝した宮城昌義(キャ1)はスナッチの2本目で自己記録に並ぶ143kgを挙げると、3本目は4kg重量を上げた147kgへ。これもしっかりと挙げてみせ、自己新記録をマークする。ジャークの1本目、170kgを挙げて優勝を決めた宮城は、3本目に自己記録を2kg上回る183kgに挑戦。しかしクリーンで前にバランスを崩してしまい、これは失敗。スナッチに続いての自己記録更新とはならず、次回へお預けとなった。

 東日本インカレでは宮城と渡邉竣(法1)の2人のルーキーが出場しただけに、12月に行われる全日本インカレでも1年生に出場機会が巡ってくる階級がありそうだ。今大会での結果を踏み台に、今年の集大成となる大舞台で結果を残したい。(小島雄太)

選手インタビュー

大城良太

―2位となりましたが、今大会の振り返りを

まず試合前に調子が良くて、今月くらいから練習していて。4月の大会ぶりに試合に出て、それまでずっと腰と肩をけがしていて、けがしている間、結構なにもできない状況が続いていたんですけど。最近腰がまず治って、スクワットとかデットリフトとかをやっていて、最近肩がちょっとずつ良くなってきたので、種目を始めたら結構スクワットとかをやっていたので力がついていて、種目も調子が良いという感じで試合を迎えられて。今日の試合の内容は調子悪くもなく良くもないって感じですね。

 
―ジャークでは自己新記録の146kgを挙げました

ちょっと重かったですね。2本目(145kg)も失敗してしまったので。

 
―先ほどけがの話が出ましたが、けがを抱えている間に行われた東日本インカレでは同階級で同学年の渡邉竣(法1)選手が出場しました

悔しかったですね。全日本対抗戦では出たいです。

 
―今後目標としていく記録は

今日本当はスナッチ120kg、ジャーク150kg取ろうと思っていたんですけど、取れなかったので。全日本対抗戦までには試合で(スナッチ)125kgの(ジャーク)155kgを取れるように頑張りたいです。

 
―全日本インカレ出場を目指して意気込みを

まずは出られるように練習を頑張って、出られたらしっかり点を取れるように頑張ります。

 

吉田健人

―4位に終わりましたが、今大会を振り返って

練習不足だなと思いました。

 
―スナッチ、ジャークともに1本目を落としましたが

集中ができてなかったです。

 
―ジャークの1本目は挙がったかに思われましたが直後に落としてしまいました

結構試合になると焦る癖があって、クリーンは良かったんですけど、ジャークは焦って前差しになって落としてしまいました。

 
―ジャークの3本目は自己ベスト更新となる150kgでしたが

ベストを挙げた時は軽いって印象で挙げたいんですけど、今回は重かったのでやっぱり練習不足だなと。

 
―全日本インカレ出場を目指して意気込みを

今のままだと厳しいと思うので、色々考え方を変えていきたいなと思います。

 

宮城昌義

ー今日の試技を振り返って
ジャークの3本目が取れなかったのが一番欠点かなと思いました。それ以外は全体的に良かったと思います。
 
ージャークの3本目183㌔挑戦前に意識したことなどありますか?
183㌔は自己新で、トレーニングでデッドリフトなどを多めにしたり、あとはボックスというところからいっぱいクリーンしたりとかしました。
 
ー前回大会で課題であったスナッチで自己ベストを更新しましたが
スナッチで2㌔アップだったんですけど2㌔でも上がったのでその点は良かったかなと思います。150㌔も取れる3本目だったかなと思いました。
 
ー東日本インカレ5位から大きく記録を伸ばしていますが、その要因は
東日本ではコンディションも抜群ではなくて、練習もけがであんまりできなかったので、けがとコンディションをこの大会に合わせたのが一番の要因かなと思います。
 
ー全日本インカレでのスナッチ、ジャークのそれぞれの記録の目標は
スナッチは160㌔、ジャーク200㌔までです。

フォトギャラリー

  • IMG 1936 R大城はスナッチで2位につけた
  • IMG 1957 Rジャークでは自己記録を更新した
  • IMG 1978 Rけが明けながら2位に入った
  • IMG 1988 R吉田はスナッチで出遅れた
  • IMG 2015 Rジャークでは2位と巻き返した
  • IMG 2068 Rスナッチの前に心を落ち着ける宮城
  • IMG 2106 R宮城はジャークでも自己新を狙ったが成功ならず
  • IMG 2125 R東日本学生新人に続き表彰台の頂点に立った
 

 

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