【アイスホッケー】関東大学リーグ戦 対明大 先制点を奪うなど終始接戦を演じるも1点差の悔しい敗戦… 決勝リーグ進出は絶望的に
関東大学リーグ戦
2019年10月27日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前日に行われた早大戦に大敗し、これから一敗もできない法大だったが、明大相手に1点差の惜敗を喫し、自力での決勝リーグ進出は厳しいものとなった。3Pの2失点が響いた結果となった。
試合結果
トータル試合結果
4 (40) |
1(14) | 1P | 1(13) | 5 (28) |
---|---|---|---|---|
1(11) | 2P | 2(9) | ||
2(15) | 3P | 2(6) | ||
法政大学 | ― | PSS | ― | 明治大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | 19三田村哲平(営4) | 48小西遼(人4) | 77安藤永吉(法1) | 14松井洸(法4) | 21栗原皐成(法2) |
2 | 32 古川憂人(人1) | 86伊藤俊之(文2) | 91土田啓太(法3) | 4福島勇啓(文4) | 27小堀健祐(法4) |
3 | 24石川亜蘭(文3) | 92土屋光翼(営3) | 18金子凌大(法2) | 66新田谷兼翔(人3) | 76田畑秀也(法4) |
4 | 8小金澤太一(法2) | 9 近藤謙成(営3) | 13南日向(法3) | 71竹中海斗(文3) | 65高橋颯人(営2) |
※GKは#39 中島康渡(法3)が先発出場。控えに#31 吉田駿太(文4)。
※※ゴールは土屋、石川2、福島の各選手
戦評
強豪チーム、明大との大事な1戦。1巡目では惜しくも2点差で負けてしまったが、決勝リーグ進出に向けもう後がない法大はここで勝ち最後の試合まで流れを持っていきたい。
試合開始1分にしてKPとなったものの、失点を許すことはなく流れを作った。1P4分には土屋光翼(法3)が一人でパックをゴールまで運び先制点を決める。その後は敵陣でパックを取られカウンターを食らう場面も見られたが中島康渡(法3)の好セーブにより同点は間逃れる。古川憂人(人1)などが積極的に攻めの姿勢に入るがシュートは入らず後半には同点に追いつかれてしまう。終了間際に2人ペナルティーを出し焦りを見せたまま1Pを終えた。
3対5という状況のなかで、ゴールを守りきれず得点を奪われ相手にリズムを作られる。しかし、土屋から古川、小西遼(人4)から三田村哲平(営4)などといった流れでゴール前まで何度もパックを運ぶ場面は多く、決して悪い流れではなかったが得点につながらない。すると法大の粘りにより、2P13分に土屋のスピードと金子凌大(法2)のドライブでパスを繋ぎ石川亜蘭(文3)がシュートを決め同点の2-2となる。しかし、残り2分で隙をつかれ失点を許してしまうとそこで2Pが終了。
またしてもPKから3Pがスタート。KPでは守りきり、その後6人攻撃で仕掛けたものの、がら空きのゴールにシュートを決められ2点差という厳しい立場に置かれる。シュートを決めるまでの流れは良いがなかなかシュートは入らず、なんとか点差を縮めたい法大。するとまたしても土屋と金子の流れから石川がシュートを決め点差が縮まる。試合終了が迫るなかGKをさげ、6人体制で攻めに挑み、福島勇啓(文4)が1点を取り返すも4-5で敗戦となった。
敵陣にパックをつなぐ流れとしては良かったものの、シュートの本数に対してシュートがなかなか入らず法大は苦戦した試合となった。「練習中からどんどん試合を意識していきたい。」と石川が振り返るように、緊張感を持ってプレーに臨むことが今後の課題だ。来週の日大戦は勝利に導き、最後まで負けることなくリーグ戦を終えること期待する。(黒須理子)
インタビュー
石川亜蘭
ー今日の試合を振り返って
シーソーゲームでずっと追っていた側なんですが、どうしても追いつくことができず負けてしまった試合でした。勝てた試合だったので負けて残念です。
ー試合前のチームの思い
昨日も負けてしまい、このままだと決勝リーグに進めないためこの試合で絶対に勝つというモチベーションを持っていましたが、結局負けてしまいました。
ー2回の得点シーンを振り返って
今日は、いつもは2つ目でプレーをしている土屋が3つ目に入ったことでスピードが出て、金子の良い走りもあってどんどんゴールに向かうことができました。その後、良いパスを受けあとは決めるだけというシーンでゴールを決めれました。
ー流れを良い方向に持っていけた出来事
今日は特に体で当たりに行っていた場面が多かったです。安藤が1ピリから体で当たりにいきリズムをつかめたが、後半から当たりにいかなくなりリズムが途切れました。
ー3ピリのタイムアウト時にコーチからの指示を受けて
6人での攻撃で追いつこうという場面で、勝つことしか考えていませんでした。
ーシュートチャンスが沢山あったなかでシュートが入らなかったが、今後どのような対策をするか
練習中に緊張感を持ってプレーしないと、今回のように試合でシュートを外す場面が多くなってしまうので、練習中からどんどん試合を意識してやっていきたいです。
ー次の日大との試合に向けて
前回の日大戦は良い試合はできなかったので、みんなで走って勝ちたいと思います。
古川優人
ー今日の試合を振り返って
追う展開になってたんですけど最期自分たちの力不足で一歩及ばなかったのかなと思います。
ーゴールを脅かされる場面が多かった
自分たちの簡単なミスから失点につながっていたのでそこを減らしていきたいです。
ー攻守の時間が交互に来ていた
相手の流れの時間では、相手がしっかり点数を決めていて、自分たちの時間で決め切れなかったことが敗因だと思います。自分の流れの時間で点を決めることでリズムができるのかなと思います。
ー先制ゴールについて
元々土屋選手は怪我していたので今日のゴールで次の試合からも流れに乗っていけると思います。
ー2Pは2人のKPからスタート
数的不利な場面でも守り切れていたので今後にも繋がるかなと思います。
ーPPでは相手ディフェンスが固かった
守りがうまいのでなかなか崩せなかったですね。インカレでは勝ち進めば当たるので研究したいですね。
ーシュートする場面は多かったがゴールに繋がらなかった
シュートはできたんですけどディフェンスが被った状態でのシュートだったので枠に届かなかったりしたのかなと思います。また、もっとドライブできる場面もあったので次からもゴールに向かっていきたいと思います。
ー決勝リーグ進出がより厳しくなった
どうしても進みたかったですけど、行けなくてもまだインカレがあるので全員で頑張っていければなと思います。
ー次の試合に向けて
次の試合も絶対に勝って、残りの試合でもしっかり勝ち点を重ねたいです。
フォトギャラリー
- ACの松井は活躍が光る
- 伊藤の果敢な攻めも実らず
- 石川は2ゴールの活躍
- 福島は堅実なプレーを見せる
- 古川は積極的なアタックが持ち味
- 復帰した土屋は好調だ