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【テニス】関東大学テニスリーグ 対明大① シングルス4試合を残し、試合は中断。勝負の行方は明日へ

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【テニス】関東大学テニスリーグ 対明大① シングルス4試合を残し、試合は中断。勝負の行方は明日へ

関東大学テニスリーグ
第1戦 対明治大
2016年8月27日(土)
有明テニスの森

今年も、この舞台が上がる。関東大学テニスリーグ(リーグ)の始まりだ。このために選手たちは1年間練習を重ねてきたといっても過言ではない。初戦となる本日の対戦相手は明大。ここで確実に白星を手に入れ、次へと望みをつなげたいところだ。しかし、試合は雨天のため途中で中断。シングルス4試合を残し、勝負の行方は明日へ持ち越しとなった。

IMG 6700 R
チーム一丸となって戦うために組んだ円陣

試合結果

トータル試合結果

2

法政大学

1

ダブルス

2

3

明治大学

1

シングルス

1

ダブルス

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
D1 寒川雄太(スポ3)・鈴木保貴(スポ1) 4-6,2-6 諱五貴・渋田大樹
D2 塚越雄人(経4)・山田晃大(社4) 6-4,3-6,0-6 西脇一樹・切詰魁
D3 長田和典(スポ4)・前崎直哉(経2) 6-2,6-1 鈴木悠輝・田鍋佑輔

シングルス

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
S1 塚越雄人 諱五貴
S2 山田晃大 渋田大樹
S3 長田和典 6-4,0-1* 切詰魁
S4 太田悠介(経3) 6-4,6-2 本城和貴
S5 村上彰啓(経4) 7-6(3),0-1* 西脇一樹 
S6 寒川雄太 6-1,3-6,1-6 吉見恒輝
*中断試合

戦評

 インカレ(全日本選手権)の約1週間後に開催される関東大学リーグ(リーグ戦)。今までの戦いとは異なり、チームの団結が必要となる。法大の絆が今問われる。

 全日本大学対抗王座決定試合(王座)への出場権がかかる大事な大会のスタートを切ったのは3組のペアだ。D1にはインカレにも第7シードで出場した寒川雄太(スポ3)・鈴木保貴(スポ1)ペア。第4ゲームに2度のデュースの末ブレイクするも、すぐさまブレイクバックされてしまう。懸命にボールを追うナイスファイトを見せるが、再び第7ゲームにブレイクされ、4-6で第1セットを落とす。 第2セットも第1セットの悪い流れを断ち切れず、ミスを連発。2-6で敗戦が決まった。  

 隣のコートではファイナルセットまでもつれる熱戦が行われていた。全日本学生テニス選手権大会(インカレ)でベスト8入りした山田晃大(社4)・塚越雄人(経4)ペアだ。山田のサーブが好調で上々の滑り出しを見せる。しかし、0-15から40-40へと追い上げ、デュースまで持ち込んだものの第4ゲームをブレイクされてしまう。しかし第5ゲームで負けじとブレイクバック。第8ゲームも第10ゲームもブレイクし、第1セットは6-4で主導権は山田・塚越ペアが握った。しかし、第2セットは相手の巧みなボレーや、ミスによる失点が響き3-6で取られてしまう。続く、ファイナルセット。勝利の女神は山田・塚越に微笑んではくれなかった。ダブルフォルトやラリーによるミスなどが原因となり、ファイナルセットカウント0-6で黒星が挙がった。

 ダブルスで唯一勝利したのは長田和典(スポ4)・前崎直哉(経2)。インカレまでは長田は小見山僚(スポ2)、前崎は太田悠介(経3)とペアを組んでいたため目新しい組み合わせでの出場となった。しかし、長田と前崎は息の合ったプレイを見せ、第1ゲーム、第7ゲームをラブゲームでキープ。ファーストセットを6-2で制した。デュースが3度見られたファーストセットとは異なり、セカンドセットを難なく6-1で終える。長田と前崎という組み合わせで掴んだ勝利が法大に新しい風を吹かせた。

 その風を受けたのはインカレでも好成績を残した太田。リーグ戦でも期待されているだけにプレッシャーのかかる一戦となった。しかし、太田はそんなプレッシャーをものともしない攻めるテニスを展開。積極的に前に入ってボレーで勝負をかけた。鮮やかなスマッシュ、相手の逆を突くボレーなどで相手を翻弄。6-4,6-2の完全勝利でリーグ戦を好発進した。  

 一方、悔しい敗戦となったのは寒川。6-1で第1セットを取り、力の差を見せつけたかと思われた。しかし、セカンドセットから歯車が狂い始める。思わぬミスを連発し、寒川からも大きなため息と苛立ったようなうなり声が聞こえた。3-6で第2セットを取られてしまった。気持ちを切り替えたいファイナルセット。サービスエースを決め、好スタート。しかし、その矢先、ダブルスの疲れからか足をつるというアクシデントが起きる。なんとか第1ゲームはキープしたものの、そのあとは相手になされるがまま。1-6でファイナルセットを制され、1-2で敗れた。  

 S5として出場した村上彰啓(経4)は得意の粘るラリーで魅せた。第10ゲームには7度にも渡るデュース。しかしあと一歩及ばず相手に取られ、5-5となってしまう。第12ゲームでゲームカウント6-6となり、勝敗はタイブレークで下されることとなった。コートの四方八方から聞こえるチームメイトの声に励まされたのか、独特なリズムのショットが冴え、タイブレークを制す。7-6(3)でファーストセット終えた後、雨天により試合中断。明日もファーストセットの勢いを生かしてほしいところだ。主将の長田や山田もコートに上がったが、悪天候の為、同じく試合中断。勝負は明日に持ち越された。

  王座も視野において挑むリーグ戦。団体戦ということもあり仲間同士、懸命に声を掛け合う姿がそこにはあった。法大テニス部の絆をリーグ戦成績という形で証明してほしい。(高野 茜)

選手コメント

太田悠介

―今日の試合を振り返って
2年生と対戦すると思ってたんですけど思ってた人と違う人で、でも1回やったことがあって得意な選手だったので、焦らず自分のテニスをやればいいかなと思ってやりました。

―どういう戦略を立てて臨みましたか
リーグ戦の雰囲気自体が初めてだったので、ミスをしないようにラリーして、相手の様子を見てから考えようと思っていたんですけど、ファーストセットで相手のミスが多かったので、自分はミスなく続けられるように意識していました。

―相手の印象は
インカレとか春関で勝ってる人で、新進でやったことはあるんですけど、強くなってるかなと思ってたんですけど、普段と変わっていなかったので普通にプレーできました。

―個人戦とリーグ戦の違いは
試合で緊張するほうなんですけど、個人戦もリーグ戦も同じような緊張感で普段通りできたので良かったと思います。

―インカレが終わった後の練習内容は
インカレで、リターンゲームでなかなか点が取れない課題が見つかったので、リターンゲームでしっかりと攻めていくっていうプレーをしっかり練習して、今日できたところもあったんですけど、まだできていないので、次の慶応戦の時からしっかりできるようにしたいと思います。

―これからのリーグ戦への意気込み
まだ明治戦も終わっていないので、しっかりと先輩の背中を押して、個人的には慶応や早稲田でも全勝したいので、頑張ります!

フォトギャラリー

  • IMG 6700 Rチーム一丸となって戦うために組んだ円陣
  • IMG 6606 R苦しい展開となった寒川(左)・鈴木ペア
  • IMG 6616 Rインカレの雪辱を晴らしたい山田(左)・塚越ペア
  • IMG 6588 R互いに声を掛け合う長田(右)・前崎ペア
  • IMG 6766 R「全勝」を目標に掲げる太田
  • IMG 6791 R相手のミスを誘うようなプレイスタイルの村上
  • IMG 6796 Rアクシデントもあったが戦い抜いた寒川 

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