• HOME
  • 記事
  • 卓球
  • 【卓球】春季関東学生リーグ戦 1部 対筑波大、駒大 接戦の試合で勝ち切れず、入替戦へ回ることに

【卓球】春季関東学生リーグ戦 1部 対筑波大、駒大 接戦の試合で勝ち切れず、入替戦へ回ることに

【卓球】春季関東学生リーグ戦 1部 対筑波大、駒大 接戦の試合で勝ち切れず、入替戦へ回ることに

2022年度春季関東学生リーグ戦 対中大、早大、日体大
2022年5月14日(土)15日(日)
代々木第二体育館

昨年の秋季リーグ戦はオープン開催の非公式試合だったが、今季3年ぶりに公式試合のリーグ戦が開幕した。4日目は筑波大と対戦。互いに譲らない展開となり、7番手までもつれる大接戦に。しかしあと一歩及ばず3-4で敗戦となった。最終戦となった駒大戦でも白星を挙げることはできず、1勝6敗で7位に終わり2部との入替戦に回ることとなった。

 

筑波大戦でリーグ初勝利をつかみ取った原田

試合結果

筑波大戦

 3

法政大学

2 シングルス 4 4

筑波大学

1 ダブルス 0

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1  加藤翔(法1) 3-2(7-11、12-10、5-11、11-9、11-7) 三浦裕大
2  手塚元彌(営4)  1-3(8-11、11-7、2-11、2-11) 田原翔太
3  ● 蘇健恒(デザ3)  1-3(11-8、7-11、6-11、8-11) 鈴木笙
4 手塚元彌・加藤健太(国3)  3-2(14-12、5-11、11-7、3-11、11-9) 佐藤祐人・田原
5 加藤健  1-3(7-11、9-11、11-4、9-11)  松本光史
6  〇 原田哲多(営1) 3-2(10-12、12-10、9-11、11-6、12-10)   佐藤
7  髙橋天馬(国2)  0-3(5-11、9-11、9-11) 竹内佑

駒大戦

 2

法政大学

2 シングルス 4

駒澤大学

ダブルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 手塚 0-3(7-11、8-11、8-11) 木村飛翔
2  加藤翔  1-3(9-11、8-11、11-9、5-11) 中橋敬人
3  〇  髙橋  3-0(11-6、11-7、11-5)  尾中翔英
4 手塚・加藤健  2-3(11-9、12-10、9-11、4-11、4-11 中橋・白山遼
5 3-2(11-6、11-9、9-11、6-11、11-9) 清野晃大
6  ●  原田 1-3(5-11、11-6、9-11、8-11)   木村
7 加藤健  ー  加藤渉

戦評

筑波大戦

会場を代々木第二体育館に移し行われた4日目の筑波大戦。試合は第7試合にまでもつれる接戦となった。

1番手の加藤翔(法1)は第2セット、相手にセットポイントを先取されてから3連続得点でデュースに持ち込む。そのまま12-10でこのセットを奪うと、接戦の末3-2で勝利を収めた。2番手の手塚元彌(営4)は第2セットまで接戦を見せるも、第3セットから流れを相手に渡してしまう。2セット連続で2-11と大差をつけられ、1-3で敗戦した。3試合目に登場した蘇健恒(デザ3)は、筑波大・鈴木笙に対し激しいラリー戦を展開。第1セットを先取するも、そこから3連続でセットを奪われそのまま敗れた。

トータル1−2で迎えたダブルスには手塚と加藤健太(国3)が出場。互いにセットを取り合い2-2で迎えた第5セットは、序盤に築いたリードを徐々に相手に変えられる展開となり9-9の同点とされるも、そこから流れを渡さず11-9で勝ち切った。
続いて行われたシングルスには加藤健太が続いて出場。第1セットに7連続で得点を奪われ苦しいスタートとなり、鋭いリターンなど相手の攻撃に応戦するも、追い上げ及ばず1-3で敗れた。

第6試合に出場した1年生の原田哲多(営1)は、同時進行だった加藤の試合が先に終わり敗れると試合終了となる中、激戦を見せた。互いに一歩も引かない展開から緩急を使った攻撃を見せ得点を重ね、第5セットには先にマッチポイントを取られながらも、3連続得点を見せ12-10で勝ち切り、原田はリーグ戦初勝利となった。3-3で迎えた第7試合には今季リーグ初出場の髙橋天馬(国2)が登場。激しい打ち合いの中、相手優勢の試合展開となるも終盤に得点を連取するなど粘りを見せた。結果は0−3のストレート負けとなるも、次につながる試合を見せた。

第7試合までもつれた試合はトータル3−4で敗戦。前日の勝利から連勝とはならなかった。

駒大戦

チーム成績1勝5敗で迎えたリーグ戦最終日。1番手を任されたのは手塚。カットマンの相手を前に攻撃を続け、相手のミスを誘ったが、流れを相手に渡してしまい、ストレートで敗戦。続く2番手の加藤翔は、全日学でベスト8に入っている中橋敬人と対戦。激しい打ち合いの中で1セットを取ったが、最終セットは相手のペースに飲まれてしまい1-3で敗戦となった。悪い流れを断ち切りたい状況で登場したのは今大会2度目の出場となる髙橋。要所で確実に決める落ち着いた試合運びでストレート勝ちを収めた。

次に登場したのは今大会勝利から遠ざかっている手塚・加藤健太のダブルス。1セット目・2セット目と先取し、勢いそのままに逃げ切りたいところだったが、3セット目から相手ペースになってしまう。セットカウント2-2で最終セットまでもつれ込んだが、相手を攻略しきれず2-3で敗戦。
大事な局面で登場したのは4番手の蘇。ペースの速いラリーとなったが、相手のカウンターにも対応し、セットカウント3-2で勝利。ルーキーの原田に望みをつなぐ。原田はカットマン相手に攻撃を続けたが、攻撃にも対応する相手を崩せずセットカウント1-3で敗戦し、試合終了となった。

2勝4敗で駒大の勝利となったことで、法大は6月4日に行われる入替戦に回ることが決定。今大会での悔しさを胸に、1部残留に向けて勝利を誓う。(記事・写真:板倉大吾、川口綜一朗、芦川有)

選手インタビュー

宮本勝典 監督

ーリーグ戦を振り返って
2年間全然なかったので、2年ぶりに始まって今の2年、3年もリーグ戦を経験していない中で、今日できたことは良かった事だとは思うんですけど、どういうふうに何をやるかというのが足りなかったかなとは思います。

ー上位校から当たっていく中で意識したことは
それは特にないです。自分達のレベルは分かっているので筑波、駒澤、日体あたりには勝てるようにやってきました。

ー1年生も積極的に起用しましたが、その意図は
基本的には部内リーグで勝った選手や、先日の新人戦で勝った選手などを比べながら使っていたので、たまたまそれが1年生だったということですね。

―後半戦の試合では、選手個人の能力差はそこまでないように感じましたが
そこの部分は他校に比べたら練習量が少なかったのかなとは感じています。

ー入れ替え戦に向けて
なんとしても残留できるように頑張ります。

天野宏哉 主将

ーリーグ戦全体を振り返って
昨年はオープン開催だったのですが、今年は公式戦ということでした。出だしも最後も負けてしまったのですが、その要因としては全体的に何人かに頼り切ってしまったという部分があるのかなと思います。

ーキャプテンとして今大会のチームの雰囲気をどのように捉えていますか
普段も仲良くやるチームを心がけていたので、ベンチの雰囲気も他の学校に負けていなかったのではないかなと思います。気持ちはみんなで一致団結していたと思います。

ー応援の声はいつも打ち合わせていますか
特に「これをやろう」と話し合ってはいませんが、場の雰囲気やみんなが『勝つ』という強い気持ちを持っているので、それが試合中に出るのかなと思います。

ー今日の試合をご覧になって
ダブルスもそうだったのですが、あと一本二本のところで落としてしまったのが敗因だったと思います。ただ逆に言えば、そこを取れれば勝てると思うくらいの試合だったので、入替戦に向けて気を落とさずにいきたいと思います。

ーチームとしての今後の意気込み
まずは6月4日の入替戦でしっかり勝利し、一部残留をしたいです。その後、インカレや秋のリーグ戦に向けて、もっと上の順位に行けるように練習を積んだり、キャプテンとして声かけをしていきたいです。

ー個人として今後の目標は
個人として就活がある中で、なかなか練習できない日々が続いていますが、最後の年なのでまずは団体戦に出場すること。また、個人戦でもいい成績を残すなど、最後まで悔いのないようにしたいです。

原田哲太(筑波大戦終了時)

ー法政入学の理由は
関東の大学に行きたいと思っていて、法大の大谷コーチに声をかけてもらって入学を決めました。

ー4年間の目標ーは
リーグ戦で1部の中の上位に入れるように勝利に貢献したいです。個人としては全日学に出て、ランクなどに入りたいと思います。

ーここまでの卓球部での生活は
法政は結構自由な感じで、高校と違って自分がしっかりしていないとダメなので、逆にそれが自分の時間とかも決められて、充実していていいなと思います。

ーリーグ個人戦初勝利の感想は
1勝が難しい中で勝てたのですごく嬉しいし、自信にもなったので良かったと思います。

ー相手の筑波大の印象は
一年生が強くて、後半は上級生が来るということで、自分より年上が来ることはわかっていたんですけど、そこで勝てたのが嬉しかったです。

ー戦略は
勝ちと意識すると動けなくなってパフォーマンスが下がるので、気楽にやることを心がけました。

ー負けるとチームとしても敗戦という状況でしたが
そこはあまり考えてなかったです。

ーチームとしての今日の戦いを振り返って
勝った試合全部フルセットだったので、そこは良かったんですけど、競ってもチームとして最後勝ち切れないのが勿体なく惜しいので、そこをこれからものにできたらなと思います。

 

関連記事一覧