関東大学春季交流大会
対東海大
2024年6月2日
東海大学湘南校舎ラグビー場
前回の明大戦では、大敗を喫した法大。初勝利を挙げたいところであったが、東海大のセットプレーに圧倒され、開幕3連敗となった。
トライを挙げた細川
試合結果
トータル試合結果
24 法大 |
12 | 前半 | 24 | 64 東海大 |
---|---|---|---|---|
12 | 後半 | 40 |
ポイント詳細
2/2 | T | 4/6 |
---|---|---|
1/1 | G | 2/5 |
0/0 | PT | 0/0 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:植浦、中井、大沢、細川 G:田中2 |
※得点は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 袴田賢 | 4 | 法政二 |
2 | HO | 守安史成 | 2 | 桐蔭学園 |
3 | PR | 渡辺明志 | 4 | 佐賀工業 |
4 | LO | 上杉太樹 | 4 | 東福岡 |
5 | LO | 細川幹太 | 3 | 國學院久我山 |
6 | FL | 大沢空 | 1 | 秋田工業 |
7 | FL | 植浦慎仁 | 2 | 報徳学園 |
8 | NO.8 | 宮下晃毅 | 3 | 報徳学園 |
9 | SH | 小山田裕悟 | 3 | 桐蔭学園 |
10 | SO | 金侑悟 | 4 | 大阪朝鮮 |
11 | WTB | 松田陸空 | 4 | 石見智翠館 |
12 | CTB | 田中大誠 | 3 | 國學院栃木 |
13 | CTB | 中井駿 | 4 | 大分舞鶴 |
14 | WTB | 桜庭侑大 | 3 | 秋田工業 |
15 | FB | 鈴木颯太 | 2 | 秋田工業 |
16 | Re | 小笠原吉宗 | 3 | 大津緑洋 |
17 | Re | 佐野祐太 | 4 | 目黒学院 |
18 | Re | 本山淳祥 | 1 | 佐賀工業 |
19 | Re | 金田遼平 | 1 | 國學院久我山 |
20 | Re | 北村優 | 2 | 國學院栃木 |
21 | Re | 嶋崎汰星 | 3 | 法政二 |
22 | Re | 鈴木稜斗 | 4 | 法政二 |
23 | Re | 佐川一眞 | 1 | 専大松戸 |
24 | Re | 渡辺圭祐 | 1 | 中部大春日丘 |
25 | Re | 箕輪大地 | 2 | 石見智翠館 |
26 | Re | 森田翔太 | 3 | 桐蔭学園 |
戦評
前節の明大戦では、14トライを奪われ完敗を喫した法大。左PRには袴田賢(4)が入り、公式戦初先発を飾る。またHOにはこれまで左プロップとして出場していた守安史成(2)が起用された。また左LOには上杉太樹(4)が、ブラインドサイドフランカーには、ルーキーの大沢空(1)が起用され、いずれも今季初出場となった。BK陣は、松田陸空(4)、中井駿(4)、鈴木颯太(2)が起用されいずれも今季初先発となった。
3戦目の相手はリーグ戦の王者・東海大。昨年の主力が多く抜けた影響で、これまで2敗と苦しんでいる。しかし、中川湧眞、薄田周希、コンラッド・セブンスターなどといったリーグ戦を代表する選手が揃う。秋のリーグ戦でも対戦があるだけに、どんな戦いを見せてくれるか。また2014年の同大会から続く東海大との公式戦12連敗を止められるか。
序盤は東海大のペースで試合が進んだ。自陣10mライン付近でのモールから右サイドへと展開し、WTB中川が個人技でDFをかわし、10分に先制トライ。13分にはWTB桜庭侑大(3)がオフサイドラインでのインテンショナルノックオンによりシンビンで十分間の一時退場となった。また14分にはドライビングモールでトライを許す。一方の法大も意地を見せた。敵陣22mライン後方でのラックからHO守安がピックアンドゴーで前進し、オフロードパスでLO上杉につなぎ、最後はFL植浦慎二(2)がインゴール中央に飛び込んだ。しかしそこから2本連続でトライを奪われ7-24に。前半終了間際には、敵陣5mライン右前方でのラックから左サイドへと展開し、CTB中井がトライを挙げた。12-24で前半を終えた。
負傷交代の宮下
後半に入っても東海大の勢いは止まらず、13分にトライを許す。一方の法大はゴールライン付近でのラックからFL大沢が上から飛び込み、19分にトライを挙げた。この日守備での活躍が光った初出場のルーキーが、アタックでも輝きを見せた。また、30分にはLO細川幹太(3)のトライで24-38と14点差に追い上げる。しかし追い上げもここまで。その後4本連続でトライを奪われ、最終スコアは24-64と大敗に終わった。
バックスでのトライに期待したい
これで開幕から3連敗となった法大。今試合でもセットプレーに課題を残し、大量失点を許した。また負傷者や体調不良の選手も多く、厳しい戦いとなっている。次戦の相手は、昨年の大学選手権で大敗した早大。新潟で行われた『早明戦』では、明大に快勝を果たすなど、3連勝中。厳しい戦いが予想されるが、収穫のある試合にできるか。今後の彼らに期待したい。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)
インタビュー
金侑悟 主将(4年、SO、大阪朝鮮)
ーー今日の試合を振り返って
FWは頑張っていましたが、BKのミスから何本かトライをされてしまいました。後半は東海大学が勢いづいてきて、点差が離れてしまったと思います。
ーー積極的なアタックをしていましたが
東海戦の前から昨年のリーグ戦1位という事で、秋にも対戦があるため、自信を持って試合に臨むことをキーワードに挙げていました。アドバンテージやチャンスがあれば積極的にボールを運んでトライに結び付けようと練習から話していたので、それが試合で実行できたかなと思います。
ーー秋季リーグ戦での東海大学再戦に向けての課題
今日はBKがハマらなかったので、基本スキルから見つめ直していきたいです。また戦術面では秋までに時間があるので頑張っていきたいと思います。
ーー明治戦から負傷交代が多くなっていますがチームの状況は
体調不良者とケガ人が増えていて、チームの一体感が少し薄くなってしまっているのではないかと思います。
ーー次戦に向けての意気込み
早稲田戦が来週で準備をする時間が少なく、今日の東海戦でもケガ人が増えたので、チームの一体感を出すためにトーク量を増やしながら、BKの課題である基本のところを見つめ直して勝てるように頑張ります。
大沢空(1年、FL、秋田工業)
ーー今日の試合を振り返って
個人的には80分間やりきれなかったので、悔いが残る試合になりました。
ーースタメン発表時の心境と大学デビュー戦を終えて
メンバーに選ばれて嬉しかったですし、やらなきゃいけないと思いました。タックルが得意なので今日の試合はタックルでチームを盛り上げて勝利に貢献しようという気持ちで臨みました。
ーーご自身のトライを振り返って
先輩たちが前に進んでくれたおかげであって、おいしいところを頂いたので、先輩たちのおかげで取れたトライだと思います。
ーー次戦に向けての意気込み
もう一度自分のタックルを見つめなおして、チームを勝たせられるようなタックルができるように頑張りたいです。
(インタビュー:北川築来)