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【硬式野球】慶大との初戦は好機にあと一本出ず惜敗… 倉重が557日ぶりの神宮で5回1安打0封の快投!打線は犠飛の1点のみと援護できず

東京六大学野球2024春季フレッシュトーナメント 慶大
2024年6月3日(月)
神宮球場

春季フレッシュトーナメント初戦は慶大にあと一本出ず敗れた。先発の倉重聡(営1=広陵)が5回1安打無失点の好投をみせるも、打線が4回までパーフェクトに抑えられる。すると6回に2番手・針谷隼和(営2=桐光学園)が失策も絡み3失点。打線は7回に3連打で満塁とし、中西祐樹(法2=木更津総合)の犠飛で1点を返し1-3。9回には1死二、三塁の一打同点の好機も最後は相手の好守に阻まれ力尽きた。

好投の倉重

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
慶大 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 8 1
法大 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 5 3

(慶大)〇鷲見、田上、川瀬、松井、広池—吉開
(法大)倉重、●針谷、山口凱—中西祐
[本塁打]
慶大:なし
法大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9 回
1 (8) 熊谷 4 0 0 0 .000 左飛 遊ゴロ 三振 ニゴロ
2 (5) 深谷 4 0 0 0 .000 遊飛 三振 三振 捕邪飛
3 (D) 土肥 3 0 0 1 .000 三振 三ゴロ 四球 三振
4 (7) 片山 3 0 0 1 .000 中飛 四球 右飛 遊ゴロ
5 (4) 中村騎 3 0 0 0 .000 右飛 一ゴロ 三振
H 豊田凌 1 1 0 0 1.000 右安
6 (3) 今泉 4 1 0 0 .250 三邪飛 左飛 左安 敵失
R 大森 0 0 0 0
7 (6) 金谷 3 2 0 0 .667 三振 右2 左安 犠打
8 (9) 高田 2 0 0 0 .000 遊ゴロ ニゴロ
H 大西 1 1 0 0 1.000 右安
R 平尾 0 0 0 0
9 井上 0 0 0 0
H 浅倉 1 0 0 0 .000 三振
9 (1) 中西祐 2 0 1 1 .000 中飛 四球 犠飛① 左飛

投手成績

球数 打者 防御率
倉重 5 62 17 1 3 0 0 0.00
針谷 1 32 8 4 1 0 3 27.00
山口凱 3 54 15 3 1 4 0 0.00

ベンチ入りメンバー

15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 27 川崎広翔(営2=日大三) 26 熊谷陸(人1=花巻東)
17 針谷隼和(営2=桐光学園) 28 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) 1 片山悠真(文2=八王子学園八王子)
38 助川太志(グロ2=茗溪学園) 9 浅倉大聖(法2=日大三) 8 西凌矢(法2=広陵)
12 菅井颯(営1=日大山形) 25 大西遼多(法1=中京大中京) 37 井上結聖(キャ2=法政二)
19 小玉湧斗(文1=健大高崎) 29 中村騎士(営1=東邦) 31 豊田凌平(法1=鳴門)
21 倉重聡(営1=広陵) 4 深谷謙志郎(文2=東海大相模) 36 高田洸希(法1=享栄)
2 土肥憲将(キャ2=鳴門) 6 金谷竜汰(法2=東海大菅生) 39 平尾幸志郎(文1=海星)
20 嶋田壮真(スポ2=秋田) 24 大森椋太(キャ2=法政二) 50 平尾聡一郎(文3=海星)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 23 小川大地(営1=大阪桐蔭) 51 中島孟琉(経3=法政二)

戦評

先発を任されたのは期待の1年生左腕・倉重聡(営1=広陵)。高校2年の冬、2022年11月24日の神宮大会決勝・大阪桐蔭戦以来557日ぶりの神宮のマウンドとなった。

立ち上がりを三者凡退に抑えると、2回には1死から右前安打を浴びるも後続を打ち取る。その後も3回、4回と緩急自在の投球で相手打線を翻弄(ほんろう)しそれぞれ三者凡退に抑える。

しかし打線は相手先発・鷲見に対し、1巡目はフライアウト6つに打ち取られるなどパーフェクトに抑えられる。2巡目となる4回も熊谷が遊ゴロ、深谷が空振り三振、土肥が三ゴロと凡退を重ねここまで無安打。

倉重は5回は2死から、サード・深谷の失策で走者を許すも、8番・吉開をニゴロに打ち取り5回1安打3奪三振無四死球無失点の圧巻の投球をみせる。すると打線は5回に先頭の片山悠真(文2=八王子学園八王子)が四球を選びこの試合初めて走者を出すと、2死から7番・金谷竜汰(法2=東海大菅生)が一塁手の頭を越す二塁打で二、三塁。ここで8番・高田洸希(法1=享栄)を迎え、追い込まれてからファウルで粘るもニゴロに倒れ先制ならず。

倉重は5回でマウンドを降り、6回からは2番手・針谷隼和(営2=桐光学園)が登板。しかしいきなり連打を浴び、無死二、三塁のピンチを招くと、続く打者のショートへの打球を金谷が捕球できずエラーとなり0-1と先制を許す。その後も2本の適時打を浴び0-3とこの回3失点を喫する。

打線は6回に2つの四球で走者を出すも得点奪えず。7回には1死から6番・今泉秀悟(キャ1=石見智翠館)、7番・金谷竜汰(法2=東海大菅生)、代打・大西遼多(法1=中京大中京)の3連打で1死満塁。ここで中西祐樹(法2=木更津総合)がセンターへ犠牲フライを放ち1点を返す。

7回からは3番手で山口凱矢(営2=桐蔭学園)が登板。被安打3、4四死球と精彩を欠き毎回のように走者を溜めるも3イニングをなんとか無失点に切り抜ける。

打線は8回は5番手・広池に対し三者凡退。9回は先頭の代打・豊田凌平(法1=鳴門)が二遊間を破る右前安打で出塁すると、今泉も相手の失策で無死一、二塁。ここで金谷は送りバントを決め二、三塁とし一打同点の場面を作るも、代打・浅倉大聖(法2=日大三)がハーフスイングを取られ空振り三振、最後は中西祐の左中間への鋭い打球を相手レフトに好捕されゲームセット。最後まで粘りをみせるも、あと一本が出ず敗れた。

(記事、写真:矢吹大輔)

選手インタビュー

倉重聡 投手

ーー今日の試合で良かったところは
大学の試合が初めてだったので、最初は不安もあったんですけど、初回3人で終われたのでそこから自信を持って、自分のリズムで投げることができたので良かったなと思います。

ーー神宮で投げるのは(高校)2年の冬の神宮大会以来だが
2年の時の神宮に出てたので、慣れてはないんですけど、経験していたのが大きかったなと思います。

ーー慶応打線と対戦してみて
高校の時に(夏の甲子園で)負けてしまったチームだったので、絶対負けたくないなと思って戦って、結果的に抑えられたので良かったなと思います。

ーー結構変化球で空振りが取れてたが今日投げた球は
スライダーと今日はスプリットで結構空振りを取れてたので、それが大きかったなと思います。

ーー入学してからの成長は
入学してから変化球が少しはカウントが取れれるようになって。高校の時は変化球が抜けたりすることが多かったんですけど、大学に入って変化球にこだわりを持ち始めて、カウントが取れたりできるようになったのが大きいなと思います。

ーー直球のスピードに対するこだわりは
数字にもこだわってますけど、キレだったり、球速表示以上に速い真っすぐを投げれるように意識してます。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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