2024年6月3日(月)
神宮球場
春季フレッシュトーナメント初戦は慶大にあと一本出ず敗れた。先発の倉重聡(営1=広陵)が5回1安打無失点の好投をみせるも、打線が4回までパーフェクトに抑えられる。すると6回に2番手・針谷隼和(営2=桐光学園)が失策も絡み3失点。打線は7回に3連打で満塁とし、中西祐樹(法2=木更津総合)の犠飛で1点を返し1-3。9回には1死二、三塁の一打同点の好機も最後は相手の好守に阻まれ力尽きた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
慶大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 |
法大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 3 |
(慶大)〇鷲見、田上、川瀬、松井、広池—吉開
(法大)倉重、●針谷、山口凱—中西祐
[本塁打]
慶大:なし
法大:なし
打撃成績
打順 | 位置 | 選手 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9 回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (8) | 熊谷 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 | 左飛 | 遊ゴロ | 三振 | ニゴロ | |||||
2 | (5) | 深谷 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 | 遊飛 | 三振 | 三振 | 捕邪飛 | |||||
3 | (D) | 土肥 | 3 | 0 | 0 | 1 | .000 | 三振 | 三ゴロ | 四球 | 三振 | |||||
4 | (7) | 片山 | 3 | 0 | 0 | 1 | .000 | 中飛 | 四球 | 右飛 | 遊ゴロ | |||||
5 | (4) | 中村騎 | 3 | 0 | 0 | 0 | .000 | 右飛 | 一ゴロ | 三振 | ||||||
H | 豊田凌 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 右安 | |||||||||
6 | (3) | 今泉 | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 | 三邪飛 | 左飛 | 左安 | 敵失 | |||||
R | 大森 | 0 | 0 | 0 | 0 | ― | ||||||||||
7 | (6) | 金谷 | 3 | 2 | 0 | 0 | .667 | 三振 | 右2 | 左安 | 犠打 | |||||
8 | (9) | 高田 | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 | 遊ゴロ | ニゴロ | |||||||
H | 大西 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 右安 | |||||||||
R | 平尾 | 0 | 0 | 0 | 0 | ― | ||||||||||
9 | 井上 | 0 | 0 | 0 | 0 | ― | ||||||||||
H | 浅倉 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | 三振 | |||||||||
9 | (1) | 中西祐 | 2 | 0 | 1 | 1 | .000 | 中飛 | 四球 | 犠飛① | 左飛 |
投手成績
回 | 球数 | 打者 | 安 | 振 | 球 | 責 | 防御率 | |
倉重 | 5 | 62 | 17 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0.00 |
針谷 | 1 | 32 | 8 | 4 | 1 | 0 | 3 | 27.00 |
山口凱 | 3 | 54 | 15 | 3 | 1 | 4 | 0 | 0.00 |
ベンチ入りメンバー
15 | 山口凱矢(営2=桐蔭学園) | 27 | 川崎広翔(営2=日大三) | 26 | 熊谷陸(人1=花巻東) |
17 | 針谷隼和(営2=桐光学園) | 28 | 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) | 1 | 片山悠真(文2=八王子学園八王子) |
38 | 助川太志(グロ2=茗溪学園) | 9 | 浅倉大聖(法2=日大三) | 8 | 西凌矢(法2=広陵) |
12 | 菅井颯(営1=日大山形) | 25 | 大西遼多(法1=中京大中京) | 37 | 井上結聖(キャ2=法政二) |
19 | 小玉湧斗(文1=健大高崎) | 29 | 中村騎士(営1=東邦) | 31 | 豊田凌平(法1=鳴門) |
21 | 倉重聡(営1=広陵) | 4 | 深谷謙志郎(文2=東海大相模) | 36 | 高田洸希(法1=享栄) |
2 | 土肥憲将(キャ2=鳴門) | 6 | 金谷竜汰(法2=東海大菅生) | 39 | 平尾幸志郎(文1=海星) |
20 | 嶋田壮真(スポ2=秋田) | 24 | 大森椋太(キャ2=法政二) | 50 | 平尾聡一郎(文3=海星) |
22 | 中西祐樹(法2=木更津総合) | 23 | 小川大地(営1=大阪桐蔭) | 51 | 中島孟琉(経3=法政二) |
戦評
先発を任されたのは期待の1年生左腕・倉重聡(営1=広陵)。高校2年の冬、2022年11月24日の神宮大会決勝・大阪桐蔭戦以来557日ぶりの神宮のマウンドとなった。
立ち上がりを三者凡退に抑えると、2回には1死から右前安打を浴びるも後続を打ち取る。その後も3回、4回と緩急自在の投球で相手打線を翻弄(ほんろう)しそれぞれ三者凡退に抑える。
しかし打線は相手先発・鷲見に対し、1巡目はフライアウト6つに打ち取られるなどパーフェクトに抑えられる。2巡目となる4回も熊谷が遊ゴロ、深谷が空振り三振、土肥が三ゴロと凡退を重ねここまで無安打。
倉重は5回は2死から、サード・深谷の失策で走者を許すも、8番・吉開をニゴロに打ち取り5回1安打3奪三振無四死球無失点の圧巻の投球をみせる。すると打線は5回に先頭の片山悠真(文2=八王子学園八王子)が四球を選びこの試合初めて走者を出すと、2死から7番・金谷竜汰(法2=東海大菅生)が一塁手の頭を越す二塁打で二、三塁。ここで8番・高田洸希(法1=享栄)を迎え、追い込まれてからファウルで粘るもニゴロに倒れ先制ならず。
倉重は5回でマウンドを降り、6回からは2番手・針谷隼和(営2=桐光学園)が登板。しかしいきなり連打を浴び、無死二、三塁のピンチを招くと、続く打者のショートへの打球を金谷が捕球できずエラーとなり0-1と先制を許す。その後も2本の適時打を浴び0-3とこの回3失点を喫する。
打線は6回に2つの四球で走者を出すも得点奪えず。7回には1死から6番・今泉秀悟(キャ1=石見智翠館)、7番・金谷竜汰(法2=東海大菅生)、代打・大西遼多(法1=中京大中京)の3連打で1死満塁。ここで中西祐樹(法2=木更津総合)がセンターへ犠牲フライを放ち1点を返す。
7回からは3番手で山口凱矢(営2=桐蔭学園)が登板。被安打3、4四死球と精彩を欠き毎回のように走者を溜めるも3イニングをなんとか無失点に切り抜ける。
打線は8回は5番手・広池に対し三者凡退。9回は先頭の代打・豊田凌平(法1=鳴門)が二遊間を破る右前安打で出塁すると、今泉も相手の失策で無死一、二塁。ここで金谷は送りバントを決め二、三塁とし一打同点の場面を作るも、代打・浅倉大聖(法2=日大三)がハーフスイングを取られ空振り三振、最後は中西祐の左中間への鋭い打球を相手レフトに好捕されゲームセット。最後まで粘りをみせるも、あと一本が出ず敗れた。
(記事、写真:矢吹大輔)
選手インタビュー
倉重聡 投手
ーー今日の試合で良かったところは
大学の試合が初めてだったので、最初は不安もあったんですけど、初回3人で終われたのでそこから自信を持って、自分のリズムで投げることができたので良かったなと思います。
ーー神宮で投げるのは(高校)2年の冬の神宮大会以来だが
2年の時の神宮に出てたので、慣れてはないんですけど、経験していたのが大きかったなと思います。
ーー慶応打線と対戦してみて
高校の時に(夏の甲子園で)負けてしまったチームだったので、絶対負けたくないなと思って戦って、結果的に抑えられたので良かったなと思います。
ーー結構変化球で空振りが取れてたが今日投げた球は
スライダーと今日はスプリットで結構空振りを取れてたので、それが大きかったなと思います。
ーー入学してからの成長は
入学してから変化球が少しはカウントが取れれるようになって。高校の時は変化球が抜けたりすることが多かったんですけど、大学に入って変化球にこだわりを持ち始めて、カウントが取れたりできるようになったのが大きいなと思います。
ーー直球のスピードに対するこだわりは
数字にもこだわってますけど、キレだったり、球速表示以上に速い真っすぐを投げれるように意識してます。
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。