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【アメフト】悲願の日本一にはあと一歩届かず 立命館大との激闘を戦い抜いた選手たちの試合後インタビュー/全日本学生アメリカンフットボール選手権 決勝 対立命館大学PANTHERS

全日本学生アメリカンフットボール選手権 決勝 対立命館大
2024年12月15日(日)
阪神甲子園球場

2006年以来、18年振りの日本一を目指した法政ORANGE。試合開始直後のワンプレーで相手に得点を許すと、この試合は常に相手を追いかける苦しい展開で試合が進んでいく。それでも廣瀬大洋(営4=駒場学園)や中川達也(法3=明治学院)、阿部賢利(営2=法政二)のTD でくらいつき、第3Q終了時点では10点差に。大逆転での優勝を目指した第4Qではあったが、点差を詰めることができず、35-45でホイッスル。立命館大学が今年の学生アメフト日本一の座に輝いた。これで2年連続全日本大学選手権決勝に進出も、無念の敗戦で今年も準優勝に…。2006年以来の日本一の夢は、来年以降に持ち越しとなった。それでもこの2年間、甲子園ボウルに2年連続で出場したのは法政のみ。来季こその思いで、下級生たちはこの経験を次につなげていく。

試合結果

トータル試合結果

 

法政大学ORANGE

7 1Q 14  

立命館大学PANTERS

14 2Q 17
7 3Q 7
7 4Q 7
法政大学ORANGE 35 Total 45 立命館大学PANTERS
※カッコ内はタイブレークの点数

試合得点

Q ポジション 選手  得点方法 トライフォーポイント(以降:TFP)
1 RB 廣瀬太洋(営4=駒場学園) タッチダウン(以降:TD)
2 RB 中川達也(法3=明治学院) TD
2 WR 阿部賢利(営2=法政二) TD
3 RB 中川 TD
4 RB 廣瀬 TD

選手インタビュー

DL/主将・山田晋義(営4=日大鶴ケ丘)

ーーー試合を終えて
やり切ったなというのが、僕の中では1番大きいです。勝たないといけないという価値観もあると思いますが、全部出し切って10点差での敗戦。僕も含めて、選手は全員力を出し切れたと思いますし、ただただ立命の方が強かっただけです。この経験を活かして、来年また後輩たちが頑張ってくれると思うので期待したいです。

ーー前半相手オフェンスのランにかなり苦戦していたが
相手のランは確かに強かったですけど、僕たちは常に前を向き続けようと声を掛け合いながらプレーしていました。強力なオフェンスだったからこそ、途中途中に入ってくるスペシャルプレーにやられてしまったなと。それでも常に前を向いてプレーできましたし、諦めてる選手は1人もいませんでした。いい雰囲気で相手と戦えましたね。

ーー山﨑、蓑部のRBによるランはどのように感じていた
ランの感じはこちらが想定していた通りでしたね。ただ、最初のプレーでのTDのような想像以上のプレーを出されてしまったことが、この10点差の敗戦につながってしまったのかなと思います。すごく強いRBでしたね。

ーー立命館は、RBを上手く使いながらドライブを進めていたように見えたが、実際フィールドでプレーしていて相手の攻撃をどう感じたか
めちゃくちゃRBを上手く使った攻撃だなとは感じてました。こっちもランを止められるところは止めてましたけど、一発持っていくパントフェイクやオンサイドキックのスペシャルプレーの精度がとても高かったです。法政に対する練習をものすごい量積んできたんだなと感じました。

ーー昨年よりも充実した甲子園ボウルになったか
去年も先輩方のおかげで楽しくプレーできましたが、今年は昨年以上により良いものが出せたのかなと。勝ちにはつながりませんでしたが、やり切りました。勝って日本一にという気持ちが1番でしたが、選手たちには自分のやれること出し切って負けたら仕方ない、と声はかけ続けていました。価値は欲しかったですが、今の実力を全部出し切ることができたので、僕的には悔いはないです。

ーー昨年以上の充実感、達成感はあるか
止めるべきところをしっかり止められましたし、ディフェンスとしては準備していたプレー全てやりきることができました。昨年は準備不足な点もありましたが、やれる所まではやりました。勝ちが全てとおっしゃる方もいるとは思いますが、後悔はないです。

ーーシーズンを通した関西のチーム2チームと戦うことはこれまでに無かったことだと思うが
めちゃくちゃ楽しかったですね。西高東低ってずっと言われ続け、SNSでもボロくそに叩かれていました(笑)。そんな中で、「俺らやれるよね。99%の人が関西勢が勝つと思ってる中で、その1%の人たちを喜ばせよう」というマインドのもと、関学にも勝利できました。立命も勢いそのままにいけるかと思ったんですけど、さすがに強かったです。

ーー改めてこの1年間の主将生活を振り返って
めちゃくちゃ楽しかったです。主将という立場って、辛いとか人に言えない悩みがあるというイメージをみなさん持たれると思うんです。僕ももちろん、そういった辛いことが無かったわけではありません。色々なきっかけがあって春から夏にかけて僕の中でのアメフトに対する価値観も変化しました。それ以前のことが無駄になったとは全く思いませんし、辛い春があったからこそここまでこられたのだと思います。本当にめちゃくちゃ楽しくて、毎日が新鮮で、負けましたけど最高の主将人生だったなと心の底から思います。

ーー後輩たちには来年、どんな法政ORANGEのフットボールを体現していって欲しいか
来年はまた来年の色があると思いますし、自由と進歩というものを掲げている以上、今年と同じような法政ORANGEの姿ではないと思います。今年日本2位になったことで、かかってくるプレッシャーも大きくなるとは思うのですが、それに負けないようにチームを作り上げていって欲しいです。そしてまたここに戻ってきて、日本一になってくれたらと思います。

(取材・野田堅真)

OL/副将・牧野海舟(営4=法政二)&OL/牧野鉄平(文4=法政二)

牧野海舟

廣瀬喜ぶ牧野鉄平(背番号67)

ーー率直に今の気持ちを
牧野鉄:めっちゃ悔しいですけど海舟と上岡と1年間一緒にやれたのは楽しかったし、1番楽しい1年で1番楽しい試合でした。

牧野海:本当に悔しいです。言葉にならないくらい悔しいよ。

ーー上岡選手を含め3人でOLユニットを組めたことに関して
牧野鉄:4年間本当に海舟と上岡が1年間ずっとリードしてきて、僕はずっと出れるか出れないかでやってきました。最後この2人とアメフト出来て、甲子園出れたのは一緒の思い出だなと思います。

牧野海:上岡っていう本当に上手い存在がいて、鉄平はDLからOLに来た存在で3人ともお互いに刺激を受けてここまで4年間やってこれたと思うので、本当に最後までケガなく甲子園で出れたのは楽しかったです。

ーー4年間を振り返って
牧野鉄:もうめちゃくちゃキツかったですよ。でもこの部に入って良かったなと思います。

牧野海:僕は正直辛いよりも楽しかった4年間で、試合にもずっと出させていただいたので、みんなには感謝しかないです。

ーー同期はどんな存在だったか
牧野鉄:良いやつらが多すぎて、失くし物したらみんなで探してくれるんですよ。まじ良いやつらが多かったです。

牧野海:みんな仲良くて、結構ずっと喋ってるような感じなので(笑)。本当に楽しかったです。

ーー来年の後輩に向けて
牧野海:来年以降は今年僕らがやってきたことを上回ることをしてくれると思っていて。だから期待してます。

牧野鉄:タイトチームは4年生がいなくて、TEとOLも4年生がいないので、本当に試合に出て成長して欲しいです。

ーー4年間応援してくれた方へ
牧野海:ここまで10戦、本当に長い秋シーズンだったんですけど、最後は目標には届かなかったんですけど、最後までアツい声援が本当に力になりました。ありがとうございました!

牧野鉄:本当にスタンドから毎試合毎試合応援してくれて、1個上の先輩も毎試合毎試合応援に来てくれました。来年も僕たちも恩返しじゃないですけど、観戦しに行ってこのチームに恩返し出来たらなと思います。

(取材・白戸大貴)

WR/副将・高津佐隼世(キャ3=佼成学園)

ーー今の率直な気持ちを
4年生を勝たせたかったです。

ーー一時は3点差に詰めよる試合展開だったが
チーム力で負けてしまったのと負けは負けなので点差はあんまり関係ないです。

ーー立命館大と差を感じたか
そんなに差は感じなかったですね。

ーー来年日本一になるために必要なことは
4年生が抜けてその穴がデカいので、チーム状況としてはゼロからのスタートになると思います。しっかり今回の経験を糧に来年に向けて努力していきたいです。

ーー来シーズンに向けて
今回で2度チャンスを逃してしまったので、後悔ないシーズンにして必ず日本一になれるように頑張ります。

(取材・白戸大貴)

RB/廣瀬太洋(営4=駒場学園)

ーー試合を振り返って
試合内容はあんまり言えないですけど、でもめっちゃ楽しかったです!このチームで良かったなと思える試合でしたね。

ーー2本のTDもあったが、自身のプレーについては
本当にうちのチーム、オフェンスのOLとかレシーバーがやっぱり強いなと思える試合でした。自分は特に何も無いですね、何もやってないです(笑)

ーー4年間の大学アメフトを振り返って
もちろん辛いこともいっぱいありました。アメフトはやっぱりちょっと厳しいですけど、本当にこのチームで良かったっていう、ただそれだけですね。

ーー4年間一緒に戦ってきたチームメイトに一言
幸せです、ありがとう。

ーー今後もアメフトは続けるのか
いいえ、もうしばらく離れる予定です。

ーー最後の試合を終えて達成感は
やっぱり日本一にはなりたいというか、なろうとしていたので、達成感はイマイチですね。やり切った感はあるんですけど、達成は出来ていないです。

ーー後輩たちに向けてメッセージ
頑張れよ!

ーーファンの方や記事を読んでくださっている方に向けてメッセージ
結構自分は淡白なコメントしか出せてなかったんですけど、あんまり多く喋っても自分はつまらない人間なので(笑)淡白で冷たい印象を与えてしまったかもしれませんが、誠心誠意をもって受け答えさせていただいています!応援ありがとうございました!

(取材・木村未緒)

LB/須藤晟也(経4=法政二)

山田主将とハイタッチする須藤(背番号24)

ーー試合を振り返って
勝てそうだっただけに悔しさはあるんですけど。やり切ったはやり切ったので、まあいいかなという感じです。

ーー大学アメフト最後のシーズンはどうだったか
今シーズンは結構楽しかったかなっていうのと、やっぱり自分が思っているようなプレーが多く出来たかなっていうのがあって。すごく楽しく出来たけど、やっぱり甲子園でもっと活躍したかったなっていうのがありますね。

ーー「やり切った」と言っていたが、今日のプレーに悔いはないか
ないって言ったら嘘になっちゃいますけど。ビデオを見たらもっと出来るプレー、もっとやれたなと思うことが絶対あると思うので。ビデオは見ないようにします(笑)

ーー今後もアメフトは続けるのか
一応続けない予定なので、これで。

ーーこの4年間の大学アメフトに点数をつけるなら
うーん、まあ100点じゃないですかね。(理由は)特に最後のシーズンが、自分の中で上手くいったのが要因かなと思います。

ーーディフェンスリーダーとして後輩へメッセージを
2回甲子園でボロ負けして、やっと10点差まで詰められたので、来年は勝って欲しいなと。日本一になって欲しいなと思います。《ここで前島広大選手(理1=鎌倉学園)が登場》どうした前島(笑)《いや、頑張ります(笑)》
(ディフェンス陣に向けて)1個言うなら、タックルを練習しましょう(笑)

ーー4年間の大学アメフトに点数をつけるなら
うーん、まあ100点じゃないですかね。(理由は)特に最後のシーズンが、自分の中で上手くいったのが要因かなと思います。

ーー応援しているファンに向けて一言
本当に応援ありがとうございますっていうのと。多分後輩が日本一になってくれると思うので、引き続き応援の程よろしくお願いします。

(取材・木村未緒)

LB/髙橋和音(法4=海洋学園)

ーー今日の試合を振り返って
楽しかったです!

ーー前日インタビューで言っていた「楽しむ」ことは達成出来たか
楽しんで試合出来たんですけど、結果的に負けるという形になってしまったので。やっぱり勝たないと。楽しかったですけど、勝たないと面白くはないですよね。

ーー4年間の大学アメフトを振り返って
自分正直、ちゃんと練習したのがこの1年だけなので(笑)みんなにありがとうございますという感じです、本当に。最後まで楽しくアメフトをさせていただいて、こんな僕にも。

ーー一緒にプレーしてきた仲間へ伝えたいことは
本当にありがとうという想いしかないです。

ーー今日の試合の中での自身のプレーに対する手応えは
自分の能力は、結構通用したかなという風に思います。でも、全体と噛み合いが取れなくて(ランを)出されるという形になったかなという感じです。

ーー今後もアメフトは続けるのか
もしかしたら、でもプロだったらやります。

ーープロになるとしたら目指したい理想の選手像は
とりあえず楽しめればいいかなって。別に僕は”誰になりたい”とかなくて、逆にみんなが僕に対して”僕みたいになりたい”と思わせられたらいいかなと思います。

ーー後輩たちへのメッセージ
本当にみんな僕より上手いので、適当に楽しめたら。もっとみんな気楽にやった方がいいよって思います。

(取材・木村未緒)

OL/上岡陽輝(法4=足立学園)

ーー今のお気持ちを
めちゃくちゃ悔しいですね。一瞬手に掛かったのかなとは思ったんですけど、あと一歩足りませんでした。

ーーオフェンス陣としてはかなり上手くドライブは回っているように見えたが
そうですね。相手のオフェンス陣も強いので、点の取り合いになるかなと思っていたので、45、46点くらいは取らないといけないなという気持ちはありました。この秋通してパスで得点を取る場面が多かったと思うんですけど、今日はランで何回もTDが取れて良かったです。

ーー関学戦後には、「太洋(廣瀬太洋)に甲子園でもTDを」という話もあったが
決まったのは嬉しかったんですけど、もう少し僕たちがサポートできたなっていうのはありますね。それでも太洋はスーパーランナーですし、彼に何回も救われてきました。OL陣がブロックをミスしても太洋がこじ開けてくれましたし、何回も助けてもらいました。

ーー一緒に戦ってきた4年生OL陣はどういった存在だったか
4年間本当に楽しかったです。1年生の時は先輩たちが怖くてっていうのはありましたが(笑)、2年生以降はめちゃくちゃ楽しかったですね。海舟(牧野海舟)は、いつも周りを広く見て冷静なプレーで引っ張ってくれましたし、鉄平(牧野鉄平)は熱いガッツと丁寧なプレーで助けてくれました。僕に足りない部分を補ってくれる、そんな最高な仲間ですね。

ーー来年以降、後輩OL陣に期待したいことは
僕、1年生の時はめちゃくちゃ身体が小さかったんですね。そこからごはんをたくさん食べて身体を大きくして、気持ちがあれば身体は大きくなるんだぞってことを後輩たちには伝えてきました。黒ちゃん(黒川凛太郎)もめちゃくちゃ強いですし、まこち(安藤誠人)もポテンシャルの塊だと思っています。ただ、僕たちはそれでも日本一には届かなかったということを考えると、来年はどこか変えないといけない部分もあるのかなと思っています。来年以降もまだまだチャンスはあると思うので、頑張って欲しいです。

ーー最後にファンのみなさんにメッセージを
今シーズンの応援ありがとうございました。僕自身疲れている中でも、応援の力があって120%の力以上のものを出すことができたと思っています。来年の法政ORANGEもよろしくお願いします!

(取材・野田堅真)

QB/谷口雄仁(営4=法政二)

ーー今日の試合を振り返って
最後にディフェンスが自分たちにボールを託してくれて、自分の手に勝敗が委ねられた時に勝利を掴み取ることが出来なくて、非常に悔しく思っています。

ーー4年間の中では大健闘だったと思うが、チームとして成長したことは
先輩方に1年生の時に甲子園ボウルに連れてきていただいて。そこで初めてこの地で先輩達が負ける姿を目にしてから、関西をどうやって倒していくのか、超えていくのかっていうのを考え続けて。今年に入って甲子園ボウルに来た時も、舞い上がらずにいつも通りプレーすることが出来たのは、先輩方のおかげですし。自分たちがまた一歩、秋リーグで関西のチームに勝って甲子園ボウルに来れたっていうのは、大きな成長かなと思います。チームの雰囲気としても『フットボールを素直に楽しむ』というところが、第4Qの最後の最後まで、自分のいるオフェンスユニットは出来ていたので。ディフェンスももちろん絶対にそうだと思うので。そこは大きな進歩かなと思っています。
--最後まで笑顔の瞬間が多く見られたが、チーム内での声掛けは
このチームで出来るフットボール、残り4Qのわずかしかないっていうのを全員で声を掛け続けて。苦しんでやるより、楽しんでやる方が絶対に結果も着いてくるし。楽しく、この環境を与えてもらったチャンスを楽しんでいこうとみんなで声を掛けていたので。状況に応じてプレーをするんですけど、終始楽しくプレー出来ました。

ーー立命館大学への印象は
終始アグレッシブにプレーされていましたし、本当に強かったので。日本一にふさわしいチーム、まあ自分たちもふさわしいチームだと思うんですけど。日本一にふさわしいチーム同士がぶつかって、結果的に立命さんの方が上だったということだと思うので。本当に日本一にふさわしいチームだったなと思います。

ーー次のシーズンを戦う後輩に向けてメッセージ
やっぱりフットボールを楽しむ瞬間、試合で楽しむためには普段のトレーニングだったり、準備であったり。苦しい時間はあると思うんですけど、勝ちを重ねて日本一になる瞬間は、何にも変えられない価値があると思うので。その瞬間を目指して助け合って、1年間成長して、日本一になってくれたら嬉しいなと思います。後輩たちなら、必ず出来ると思います。

ーー大学アメフトに捧げた4年間はどうだったか
本当に素直に楽しくて。めちゃくちゃ楽しかったです!

ーー相手とのスコア差は気になったか
オフェンスとしては相手の点数はあまり気にしていなくて、自分たちのスコアをとにかく積み重ねて。最後の最後はシチュエーションに応じて、プレーだったりテンポだったりを変えて行かなきゃいけないんですけど。矢澤監督の教えもあって、自分たちの役割を遂行しようという風に全員が考えてプレーしていたので。最終的にこの点差になったのは、色んなポイントがあると思うんですけど、素直に力の差だったのかなと思っています。

ーー「めちゃくちゃ楽しかった」と言っていたが、やり切ったという思いがあったのか
まだまだ日本一を掴み取れていないので、清々しく後腐れなく引退するということは全くないですし、悔しい気持ちもあるんですけど。やっぱり法政での4年間を思い返すと、周りの方のサポートであったり、たくさんの声援であったり、自分の親や保護者のサポートであったり。たくさんのサポートがあった上で、チームメイトですね、1番は。当たり前にいてくれるチームメイトのおかげで、本当に楽しかったなという風に思うので。そういった意味で、ゲームの最後の瞬間まで楽しかったなと思います。

ーー今後もアメフトは続けるのか
はい、その予定です。

ーー谷口選手にとって甲子園とはどんな場所か
1.3年生の時は大敗して、去年に関しては大怪我も負って、代表に選ばれていたのも辞退する形になって。もう何も残らないというか、考えうる最悪の結末を迎えたんですけど。今年、本当にオフェンスチームでこの甲子園ボウルを楽しむことが出来て。負けているんですけど、少しはいい思い出に変わったかなと思います。

ーー粘り強く関西勢を苦しめた今シーズンを振り返って
相手がどうというよりかは、自分たちのスコアを積み上げることにフォーカスしていたので。追い詰める、追い詰められることは意識していなくて。ただ、自分たちが用意してきたことを遂行する。自分たちの役割を遂行することで、全員が楽しんでやれましたし。私たちの実力を遺憾無く発揮出来たことで、結果楽しかったかなと思います。

ーー下級生にリベンジしてもらいたいという思いは
もちろんあります。彼らなら絶対にやれます。信じています。

ーー相手のTDに対してすぐに取り返すシーンが多かったが、どんな心境だったか
とにかくオフェンスチームとしては、自分たちのスコアを積み上げることしかできないので。相手にスコアされようが、自分たちのやることは変わらないので。そういった意味で、いい意味で左右されずに自分たちのプレーを遂行出来たのが、そのように見ていただけた要因かなというように思います。

ーー今シーズンはチームへの感謝を述べる場面が目立ったが、改めて仲間たちへメッセージ
足を怪我してから、こんなに動けないQBを守ってくれたOL。球を取ってくれるレシーバー、TE、RB。彼らのおかげで、自分はこんなに楽しくフットボールが出来たので、オフェンスチームのメンバーには本当に感謝していますし。オフェンスが苦しい時に、ディフェンスが支えてくれて勝利を掴むことが出来た試合も何試合もありましたし。その試合が出来ているのもスタッフであったり、監督、コーチ、そして応援してくださる保護者の方であったり。本当に周りの方に助けられて、ここまで来ることが出来たので。そういった意味で、感謝の気持ちはシーズンを通して、言いきれないくらいありますね。

ーー今後のアメフト人生で思い描く理想の姿は
社会人・大学生関係なく”勝てるQB”というのは、菅原さんにずっと教えていただいてきたので、変わらずに勝利を求めてプレーしていきたいなと思っています。

(取材・木村未緒)

DB/宮嶋和希(法4=足立学園)

ーー(関学戦でけがを負い、今日の試合は出ることができなかった宮嶋選手。)今日の試合を振り返って
僕が入学してから、これまでの甲子園ボウルで2回大敗している中で、次の甲子園ボウルでは僕の力でチームを日本一にという気持ちが強くありました。けがをしてしまったことで、その思いは同期や後輩たちに託して今日の試合は応援していました。勝てた試合ではありましたが、チームとして成長はしてるんじゃないかなと思いました。

ーー試合に出られなかった歯がゆさや、悔しさはあったか
もし自分が出ていたら勝てるとかという保証はもちろん無いんですけど、最後にみんなとフィールドに立って、一緒にアメフトしたかったなとという思いはありました。4年間一緒にやってきた仲間と一緒に、フィールドに立ちたかったですね。

ーー法政ORANGEでの4年間を振り返って
楽しかったですね。みんな仲良く、先輩も後輩も仲良くしてくれて。(ここでクラッセン・マイケル選手が近くに。)こんなやつとか(笑)。僕マイケルと7年間同じチームでプレーしてきたんですよ。

ーーマイケル選手はどんな後輩だったか
ほんとにちゃらんぽらんな奴ですよ(笑)。でも頼りになる後輩ですね。

ーー後輩に向けて
DBは人が多い分、他人任せにするのではなく、自分がやるんだという強い気持ちを持って頑張ってほしいです。

(取材・野田堅真)

DB/櫻井颯汰(人4=法政二)

ーー今の率直な気持ちを
やり切ったという気持ちです。

ーー後悔はないか
後悔なくはないですけど、もうやり切りました。

ーー今日はスタメンだったが試合前の心境は
ケガで出れない人の分も背負って頑張りました。

ーー4年間振り返って
楽しかったですね。アメフトもそうですしプライベートでも同期とか先輩後輩と楽しく過ごせて楽しい4年間でした。

ーー同期はどんな存在か
自分はアメフトがそんなに好きじゃないんですけど、同期といられるからやってこれたのでかけがえのない存在です。

ーーアメフトはいつから
高1です。法政二高時代からやってます。(アメフトは大学までか)はい、今のところその気持ちです。

ーー来年以降期待したい選手は
DBの小俣(広大、社3=拓大第一)です。彼には期待してます。

ーー応援してくれた方へ
辛い時とか、応援とかを見ると勇気をもらえて頑張れてたというのもあるので、いただいた応援はすごく感謝してます。

(取材・白戸大貴)

チーフSA/手塚大悟(4年)

ーー試合を終えて
負けてしまった試合の後に言うのも違うかもしれませんが、この秋シーズン10試合通して本当に楽しかったです。最後は甲子園ボウルという舞台でみんなとディフェンスができましたし、楽しかったというのが1番ですね。

ーーSAから感じた立命館大の強さはどこに感じたか
フィジカルですかね。今日の最初のワンプレーも、形上止まっていたプレーを山﨑選手の個人技で持っていかれてしまいました。僕らも今シーズン通して、タックルやフィニッシュをこだわっていましたが、それでも及びませんでした。

ーー試合前はどういった準備を
立命館さんのオフェンスは、やはりランプレーが協力ということもあってそこを止めようというのは準備の段階から特に意識していました。1st、2ndでしっかり止めて、3rd、4thでロングのシュチュエーションを作ってパスを投げさせようという話は繰り返ししていました。

ーーSAとしての4年間を振り返って
本当に波の大きな4年間でした。今年の春シーズン始まったばかりの頃も、やりたいことができなくて落ち込む時もありました。それでも7、8月で自分の立ち位置が変わってやりたいことができるようになっていきました。それ以降、自分がやりたいことができるように、結果がついてくるようになり本当に楽しかったです。1年生の頃は苦しかったですが、2、3年生の頃は同期が僕しかいない中で先輩たちがよくしてくださいました。本当に楽しくもあり、色々あった4年間でしたね。

ーーご自身が思うSAの魅力とは
スタッフでありながら、フットボールに深く関われるところですね。選手と同じミーティングに出席することもありますし、本当にアメリカンフットボールと向き合うことができるポジションです。

ーー後輩SA陣に向けて
自分は一個上の先輩にタメ口を昨年使っていたせいで、今年は後輩立ちからタメ口を使われる立場になったのですが(笑)。それは法政のフラットな良さでもあると思っています。不甲斐ないところも僕自身多かったですが、素直にこれまで一緒にやってくれてありがとうという、感謝の気持ちでいっぱいです。

ーー最後に法政ORANGEを応援してくださった皆さんにメッセージを
今年もご声援本当にありがとうございました。春に「大丈夫かな?」という不安を与えてしまいましたが、最後にここまで来られたのもファンの皆さんの応援の力があってこそでした。今日の試合でも、ひとつひとつのプレーに湧き上がってくださったことが僕らの力になりました。本当に1年間ありがとうございました。

(取材・野田堅真)

RB/中川達也(法3=明治学院)

ーー今日の試合を振り返って
もっとできたという気持ちはありますが、それよりもやっぱり楽しかったです。

ーー大観衆の中でのプレーはどうだったか
観客が近く感じるので、TD取った時の歓声は今までで1番気持ち良かったです。(そういった歓声が楽しくプレーすることにつながったのか)そうですね。

ーー立命館大の強さをどのような部分で感じたか
今日の試合はモメンタムがずっと立命館大にあったのかなと思います。あとはスペシャルを全部決め切るところが、立命館大の強さだと感じました。

ーー2つのTDを振り返って
正直自分の力ではなくOLが皆んな頑張ってくれていたので、自分は走るだけでした。本当にOLには感謝しています。

ーー4年生はどんな存在だったか
RBに関しては太洋さん(廣瀬太洋=営4)と悠真さん(鈴木悠真=営4)が途中からRBになった自分にも優しく接してくれて、理想のRB像でもありますし、頼りになる存在でした。

ーー追いかける展開が続いていたが焦りなどはあったか
焦りはなかったですね。勝てる雰囲気がありましたし、後半は法大にも流れが来たので、絶対追いついてやると思っていました。

ーー来季への目標
今回は太洋さん(廣瀬太洋=営4)に引っ張ってもらったので、来年は圧倒できて頼られるRBになれるように、1年間練習していきたいと思います。

ーー応援してくださったファンの皆さんに一言
負けてしまいましたが、自分達らしいフットボールができたと思います。来年こそは甲子園で勝って日本一になります。

(取材・松野要)

QB/齊藤空大(法3=駒場学園)

ーー今日の試合を振り返って
僕も出番があったのですごく悔しいなというのがまず一言です。やっぱワイドチームは4年生が少なかったんですけど、それでも滅茶苦茶大きい存在でしたね。そういうのを来年から僕がやらないといけないことだと思うので、僕がしっかりオフェンスを引っ張っていく覚悟ができた試合でした。

ーー立命館の守備に対してどのような対策をしたか
特には立命館がこうだからこうしようというのはなくて、自分たちの力を100%ぶつければ負ける相手ではないなと思っていたので、特別に何か対策するというよりは今までの練習を全部プレーに出すっていう感じでした。

ーー自らがボールをもって進む場面が多く見られたが、どのような気持ちで進んでいたか
とりあえず一歩でも前に進もうという気持ちで。それが今年の僕ができる役割だなと思っていたので、その役割を全うするためにも一歩でも進もうという一心でした。

ーー甲子園球場の舞台に対する想いのうち昨年と今年とで異なる点は
去年はそもそも僕は骨折してしまって甲子園ボウルに出れなかったので、今年は体が万全の状況でプレイヤーとして試合に出れる点でまず違いましたね。あとは今年は春から試合に出て、秋も使ってもらってて、いろいろな人に僕のランプレーはチームを盛り上げると言われていたので、自分の中でそういういいところを出したいなと思って臨みました。

ーー同じQBの谷口雄仁選手(営4)と試合前に話したことがあれば
試合前は特に変わった話はしてないんですけど、二人で戦って勝ちたいという話はずっとしていました。今日QB二人で出るプレーがあって、そういうのも僕の中でいい思い出になったし、しっかりプレーとしてもゲインできたのですごくよかったなと思っています。

ーー谷口選手から学んだ点は
そうですね、やっぱチームを引っ張る力というか、QBとしてのプレー以外の大事な部分までも学ぶことが多かったなと思っています。相手チームに対するスターティングの力とか、さっきも言ったんですけど試合中にチームを引っ張る力とか、そういうのはすごく学べる点が多かったなと思っています。あとはパスに関して、《(クラッセンマイケル選手 登場)クラッセンマイケルです。彼と同じ学科なんですよー!》あれ何の話でしたっけ?(笑)あ、パスプレーは僕より全然うまくてそういう僕にないものをすごく教えていただけたなと思っています。本当にこのチームに入ってよかなって思うのは、僕の上に僕よりうまくて僕にないものを持っている人がいてというところですね。すごく多くを学ばせてもらった先輩だなと思います。

ーーそんなこのチームに対しての想いは
最初にも話したんですけど、来年しっかりこの場所に戻ってきて、立命館にもリベンジし、日本一になりたいと感じる試合でした。今までもこの一戦に勝ちたいという気持ちはあったんですけど、それ以上にこんな悔しい思いをしたら負けられないので受け継いだ法政のチームで次は勝ちたいです。

ーー応援しているファンの方々に向けて一言と来季に向けての目標
まずは応援してくれている方々に向けて、関学戦もそうだったんですけど、やっぱ応援があるのとないのでは本当に違うので、応援の力があるおかげで僕らが堂々と胸張ってプレーできるというのもそうですし、応援がチームの流れを変えてくれたりすることもあるので、そういうことも含めて感謝を伝えたいです。来季に向けては、来年はしっかり勝って叩きのめしたいと思っています。たけさん(谷口選手)に勝つために、あの人を超えるために、甲子園で勝って日本一になりたいと思います!

(取材・佐藤桃香)

K/高城颯真(経3=法政二)

ーー今日の試合を振り返って
正直言って負けたことはめっちゃ悔しいです。スペシャリストってすごい大きく勝利とかに結びつくことは少ないと思っています。自分はちゃんと役割を徹底できたので、そこは良かったかなと思っています。

ーー甲子園に立ったお気持ちは
去年は、春まではずっと1本目だったんですけど、自分の調子とそのあと怪我したのもあって試合に出れませんでした。その悔しさをバネに今年コーチ陣と色々頑張ってスタメンで甲子園に立つことができました。多少緊張したんですけど、それに打ち勝って、ちゃんと結果を残したっていうのは自分を褒めたいかなと思います。

ーー関西の大学と関東の大学との違いは感じたか
多分周りから見たらすごい感じるかもしれないですけど、 自分は逆にそれを感じないようにするっていうのが今年の目標でした。自分は今年、いつも通りというのを心がけていました。どんな相手だろうとどんな状況だろうと自分のやることは変わらないので。違いは自分的には考えないようにしようと思っていたので、特にないと思いました。

ーー第4Qで3点差まで詰めた場面ではどのような指示があり、何を考えていたか
関学戦の時に自分のさよならFGがもしかしたらあるかもしれないと言われた時と同じで、 自分的にはまたいつも通りに蹴れば決まるでしょみたいな感じで思っていました。コーチ陣からはそのスペシャルプレイをアタックっていうやつじゃなくて、普通のポジションからのスペシャルプレイのアタックを用意してたので、それを成功させたいなという風には思ってました。

ーーキックを全て成功させたが、プレッシャーはあったか
自分は1本目さえ成功してしまえばその後は緊張が解けて毎回いつも通りにキック蹴れて緊張しないので。今回も1番最初のPATで、ど真ん中に決めることができたので、特に緊張はなかったです。

ーー第4Qのオンサイドキックはどのような指示や意図があったか
その点数入る前ぐらいから、次(得点が)あったらそのあとオンサイドキック行くから準備しといてと言われていました。FG蹴る緊張と、アタック成功させなきゃという不安のような2つの気持ちがありました。

ーー実際にやってみて
練習中でも結構成功はしてたので、いつも通り行けば成功するかなって思ってました。でも相手も3点差ということで、 すごいスペシャルプレイをケアしていました。いつもスカウティングしていた場所じゃない所にいたので、ちょっと難しかったかなっていうのがあります。

ーー4年生はチームの中でどのような存在だったか
自分がキック決めて終わった時に毎回、「お前まじナイスだよ」みたいに言ってくれました。そういうことを言ってくれる先輩たちのためにキック決めて勝ちたいなというのはずっと思っていました。自分的には4年生のために勝ちたい、そんな風に憧れている存在です。

ーー来年への意気込みを
ウエイトやキックの精度など、まだまだ自分には課題があると思っています。それをこの冬の期間にしっかりと補って、さらに成長して春の試合を迎えたいなと思います。

ーー法政ORANGEを応援してくださっている方に最後にメッセージを
今まで本当に応援ありがとうございました。自分はもっとパワーアップして帰ってくるので、春の試合楽しみにしててください。

(取材・紺野真帆)

WR/阿部賢利(営2=法政二)

ーー今日の試合を振り返って
まあ点の取り合いになるとは思っていたので1個のミスが負けにつながってしまうなと思っていました。自分もミスをしてインターセプトにつながったプレーもあったので悔しいです。

ーー第2QでパスプレーからのTDについて
準備していたプレーなので決められてよかったです。甲子園の舞台でTDできたということは一生の記憶に残るのではないかなと思います。

ーー試合をしてみて感じた立命館の強さとは
立命館のディフェンスはDBの人たちがうまいなっていうのはあって、試合を通してDBの人にやったりやられたりとありましたね。自分がもっとうまくならないと攻略できないかなっていう感じでした。

ーーこの1年間で成長した点は
周りを見てプレーをできるようになったというか、去年は1年で結構自分の事ばかり考えていたんですけど、今年はわりといろいろなことに気を配ってやれましたね。まだ全然足りないと思いますけど(笑)

ーー甲子園球場の舞台に対する想いのうち昨年と今年とで異なる点は
去年はわりと前日練習から広いなと圧倒された感じで、今年はあんまり広いなとは思わず、入場の時も立命館の観客が多かったんですけど、落ち着いてできたかなと思います。

ーーチームの中で4年生はどんな存在か
自分のレシーバーユニットは4年生が一人しかいなくて、僕はそのこうやさん(宮﨑航也 文4)に結構頼ってしまいましたね。こうやさんはしっかりすごく働いてくれたり、アドバイスをたくさんしてくれたので感謝しかないです。

ーーこのチームはどんなチームであったか
一年間やってきて選手同士はわりとフラットで、良い雰囲気でやれたかなって思います。だけど切り替えるところはもっとちゃんと切り替えて、もっと甲子園で勝てるように試合をしていきたいなって思います。

ーー応援しているファンの方々に向けて一言と来季に向けての目標
今年も応援ありがとうございました。来年こそは今年の先輩の借りを返せるように勝つので応援よろしくお願いします。

(取材・佐藤桃香)

OL/安藤誠人(文2=明治学院)

ーー試合を終えての感想を
率直な感想としては、素直に悔しいです。特にタイトチームの4年生OL3人は、常日頃からアメフトの楽しさを教えてくれた方々でした。その3人を勝たせてあげられなかったというのが、本当に悔しいです。でも、4年生とアメフトができて最高に楽しかったです。

ーー試合中4年生からの声かけは
1番は、右で一緒にコンビを組んでいる鉄平さん(牧野鉄平)が試合中に何度も「ナイス」という声をかけてくださいましたし、ハイタッチも何度もしました。自信にもなりましたし、とても楽しかったです。

ーー戦ってみて、立命館大のディフェンスの印象は
DLとかはものすごくアグレッシブでしたし、関東勢とは異なるフィジカルの強さ、タックルの重さがありました。笛が鳴る最後までラッシュをかけ続けてきましたし、フィニッシュを本当に徹底しているなと感じました。

ーー甲子園でプレーするということで何か影響はあったか
最初は甲子園ってことで少し浮き足立っていたのかなと。ただ、いざ試合が始まったら場所関係なく試合に臨むことはできたと思います。

ーー来年はタイトチームをどのように作り上げていきたいか
来年は、3年生がいない中で4年生が抜けてしまうので、我々2年生が最上級生になってしまいます。これまで4年生におんぶにだっこ状態だったんですけど、4年生から吸収した良い文化を下の代にもプレーそのものや練習に対する態度に浸透させていきたいです。そのうえで、僕たちの色を出していけたらなと思っています。

ーー最後にファンのみなさんにメッセージを
応援ありがとうごさいました。今シーズンは、タイトチームとしてかなりランに力を入れてきました。その結果、甲子園ボウルの舞台でもたくさんランを出すことができました。それでも日本一には届かなかったので、もっともっとパスもランも成長して日本一になれるよう頑張ります。

(取材・野田堅真)

OL/黒川凛太郎(文1=千葉日大一)

ーー今日の試合を振り返って
自分のまだ足りない部分だったり、ダメな部分だったりが再認識できた試合でした。

ーー直前インタビューでは「緊張はしていない」と言っていたが、実際に試合をしてみてどうだったか
めっちゃ緊張しました。観客が入って実感が湧きました。

ーー甲子園に立ったお気持ちは
こういう大舞台の経験は自分はなかったので、 こういう感じなんだなみたいなのをすごい感じましたね。そこでしか感じられないものがありました。

ーー1年生で出場するプレッシャーはあったか
自分の隣は本当に日本一ぐらい強いと思うOLなので、その2人を信頼して、自分は安心してプレイできました。

ーー関西の大学と関東の大学との違いは感じたか
やっぱりサイズ感が全然違くて、関東のOLは速くて細いみたいな人が多いんですけど、関西が本当にでかくて速くて強いっていうのを持っていると思いました。自分はOLというポジションの中では小さい方なので来年、再来年に向けてもっと体を大きくしないと戦えないなっていうのはすごい思いました。

ーー第4Qで3点差まで詰めた場面ではどんな気持ちだったか
絶対勝つ。あともうちょっとだ、と思ってました。

ーー今シーズンのスローガンである『No fear, No limits 』は達成できたか
はい。練習からすごい意識してやっていたので。ここまでやったらここまで来れるっていうのを実感しました。

ーー4年生はどのような存在だったか
本当に偉大な存在で、自分の生意気な所や色々な所を許容してくれて、今まで会った中で1番強くて、 1番優しい人たちでした。

ーー来年への意気込みを
この経験を活かしてもっと死ぬ気でやります。

ーー法政ORANGEを応援してくださっている方に最後にメッセージを
本日は本当に応援ありがとうございました。自分たちの力不足で負けてしまったので、来年、再来年は日本一になれるようにこれからもっと頑張ります。

(取材・紺野真帆)

DL/犬飼真基(営1 =佼成学園)

ーー今日の試合を振り返って
大学入って初めてのビックゲームで、出場した時に自分のパフォーマンスを出し切れなかったので、もっと成長していきたいと思いました。

ーー直前インタビューで緊張していないと言っていたが実際にプレーしてどうだったか
実際のプレーは緊張しませんでしたが、入場の前に少し緊張し始めて、会場の雰囲気に飲み込まれてしまったかなと思います。

ーー甲子園の歓声はどうだったか
フィールドでも伝達がうまくできないくらい歓声が聞こえてきました。それが、大変でした。

ーー立命館大の強さをどういった部分で感じたか
RBが今までにないくらい優秀で、速いし強くてタックルしても倒れなかったです。上には上がいるなと感じました。自分もそういったRBに対応できるような、筋力作りをしていきたいと思います。

ーーディフェンス陣でどのような対策をしていたか
立命館大はランが中心で、ランを止めようと話していました。それでも、結果的に止められなかったプレーも結構あって、課題だと感じました。

ーー立命館大のオフェンス陣の速さと強さを、実際にプレーしてどのように感じたか
ビデオで見た時は自分のやるプレーと照らし合わせたら、絶対に止まるという自信はありましたが、試合では1対1で止まらないプレーがありました。

ーー来季への目標
来年2年生になって後輩もできるということで、後輩を引っ張って、引退する和音さん(髙橋和音=法4)のようにビッグプレーを起こせるプレイヤーになって、チームを引っ張っていきたいです。

ーー応援してくださったファンの皆さんに一言
日本一になれなくて申し訳ないですが、来年もこの先も日本一を目指してやっていくので、今後とも応援よろしくお願いします。

(取材・松野要)

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