【相撲】第93回東日本学生相撲選手権大会 実力差の中に見えた確かな希望
第93回東日本学生相撲選手権大会
2014年6月8日(日)
両国国技館
年に一度、東日本におけるクラス分けが決まる今大会。昨年はBクラストーナメント3位でAクラス予選では力の差を見せつけられた。今年こそは年に一度のチャンスをものにしたい法大相撲部であったが。
団体戦試合結果
○Bクラス予選
準々決勝 立教大○5-0
先鋒○白川(営4)
二陣○長谷川(人4)
中堅○高木(営3)
副将○野上(人2)
大将○岡田(人3)
準決勝 大東大○3-2
先鋒●白川
二陣○長谷川
中堅●高木
副将○野上
大将○岡田
決勝 駒大●0-5
先鋒●白川
二陣●長谷川
中堅●高木
副将●野上
大将●岡田
☆Bクラス準優勝、Aクラス予選進出。
○Aクラス
1回戦 日大●0-5
先鋒●白川
二陣●長谷川
中堅●高木
副将●野上
大将●岡田
2回戦 東洋大●1-4
先鋒●白川
二陣●長谷川
中堅●高木
副将●野上
大将○岡田
3回戦 明大●0-5
先鋒●白川
二陣●川上(人3)
中堅●高木
副将●小賀坂(法2)
大将●岡田
戦評
1部昇格を目指し臨んだ今大会。法大はBクラストーナメントからの出場し、初戦の立大戦は相手を圧倒し5-0で勝利。準決勝へと駒を進めた。準決勝の相手は、昨年苦戦を強いられ敗れた大東大。互いに譲らず、粘りの相撲を見せた。そして2-2で大将戦を迎えると、3年岡田久典(人3)が寄り倒し3-2で勝利。接戦を制し、決勝戦へ進出した。しかし、決勝戦では駒澤大に圧倒され0-5で敗退。Bクラス準優勝し、Aクラストーナメント予選へ。Aクラストーナメント予選の初戦、相手は強豪校の日本大。力の差を見せつけられ、0-5で敗北。2試合目の東洋大戦では、岡田が1勝するも1-4と力及ばず。最後の明大戦でも0-5で負けを喫し、結果は予選敗退。昨年同様悔しい結果となった。(菅野響子)
選手のコメント
白川康靖(主将)
―今日の取り組みを振り返って
自分は全然駄目だったんですけどやっぱり後の四人に助けられた場面が多かったですね。―今日の大会にどのような思いで臨みましたか今年はキャプテンとして出させてもらって、自分は先鋒で一番最初だったので元気な相撲で後につなげたかったんですけど、力が入りすぎて思うような結果がたせなかったです
―団体戦、個人戦をそれぞれ振り返って
まだまだ力不足だと感じました。
―反省点や収穫など得ることはできましたか
やっぱりどうしてもまだ2部では勝てるんですけどAクラスでは全然勝てないのでこれからもっとインカレに向けて力をつけていきたいです。
―今日の取り組みに向けて重点的に取り組んだことは
例年より他大学や実業団の相撲部と稽古などたくさん合同練習を重ねてきたので充実した稽古内容で試合に取り組めましたね。
―主将としてチームの皆さんにどのような声をかけていきましたか
「充実した練習をしてきたので練習通り自信持って頑張っていきましょう」という風に声をかけました。
―主将として日頃から意識していることは
自分が折れたらもうチーム元気がなくなるので自分がくじけずに元気を出してみんなを盛り上げていこうというのを意識しています。
―今年は昨年の結果を上回ることができましたがその点について
上回ることはできたんですけどやっぱりあんまり納得はしていないです。
―チーム全体として得られた収穫などは
去年はAクラスと混合でやって1点も取れなかったので今年はまだ1点取れたのでそういう点ではよかったんじゃないかと思っています。
―法大相撲部はどのような部ですか
みんな仲が良いですね。
―日頃はどのような稽古をしてますか
四股とかすり足など相撲の基本の動作である基礎練習をしてみんなで相撲を取って終わったら筋トレなどをしています。
―体作りなどはどのようなことをしていますか
相撲の練習以外にもトレーニング室でトレーニングしたりとかですかね。食事面は相撲部っていうほど食べてないんですけど、ちゃんことかを1年生がおいしい食事を作ってくれるのでそれを食べています。
―白川さんが相撲を始めたきっかけは
小さいころから体が大きかったので小学校の監督に誘われて、小学校二年生の時に大会で優勝したのがきっかけです。
―相撲の魅力は
自分より強い相手とか大きい相手に勝った時に今まできつい練習をして勝ててよかったなあって思うところです。
―次の大会に向けて
これからもっと稽古して次こそはインカレで1部に上がれるように頑張りたいです。
長谷川義晃
―本日の取り組みはいかがでしたか
もう少し緊張せずに取れたらなと思いました。
―団体戦の結果を振り返って
優勝出来ると思っていたので、準優勝という結果には満足していないです。
―Aクラスへの思いというのは
変な言い方ですけど、AクラスとBクラスだと扱いが違うので、1部昇格というのは結構思いがあります。
―個人戦はいかがでしたか
団体の方をメインで頑張っていたので。個人戦は1人で戦うのであまり好きじゃ無くて、少しでも勝てればいいかなという思いでした。
―今大会に向けどのような練習をしてきましたか
団体戦で勝ちたいと思っていたので、合同練習を強い相手と重ねて、自分の力の基礎を底上げするというのに力を入れていました。
―最上級生として挑んだ大会でしたが
今までは、上級生について行けば何とかなるかなくらいの気持ちだったので、やはり後輩が出来ると自分が引っ張っていかなきゃいけない立場になるので、色々な所に目を配らなきゃいけないなと思いました。
―今大会に臨むにあたり、チームの雰囲気はいかがでしたか
全然悪い雰囲気じゃなくて、みんなで1勝ずつするっていう感じがあったので、とても良い雰囲気だったと思います。
―今大会での収穫は
自分の弱さを見つけることが出来たので、そこをもっと鍛えて、インカレに繋げたいなと思いました。
―弱さというの具体的に
集中力の無さや、ここ一番で勝てない気の弱さとかです。1部との力の差が大きいので、そこを埋めるように練習していきたいです。
―相撲部は普段どのような稽古をしているのか教えてください
相撲特有の四股とか、すり足、押しがメインで、そのあとに試合形式で対戦するというのが1日の流れですね。
―1番大変なことは
対戦は試合だと数回で済むのですが、練習だと何十番と取ることがあるので、それはやはりしんどいですね。
―最後に、次の大会への意気込みをお願いします
今回の結果には納得していないので、次の大会ではもっと良い結果を出せるように頑張りたいです。
岡田久典
ー今日の取り組みを振り返って
Bリーグ トーナメントの準決勝、2-2で回ってきたときにしっかり勝つことができたのはよかったです。
決勝では負けてしまいましたが、しっかり決勝に駒を進めることができた点は大きかったと思います。
―この大会に向けて取り組んだ練習や調整
特別なことは特にしていません。ですが、日々の練習ではチームメート同士で相撲をとったり、筋トレをしたりします。―東洋
―東洋大戦ではチーム唯一の勝利でしたが、どのような心境でしたか
4チームあるBリーグのチームの中で、得点上位3チームに入ると金沢大会という石川県で行われる大会に出場する権利を得られることになっていました。キャプテンなど4年生と少しでも長く一緒に試合をするためにも勝つぞという気持ちで取り組みました。また監督も「勝てるぞ!」という言葉をかけてくださり、背中を押していただきました。そして金沢大会の出場権も獲得できたのでよかったです。
―Aクラスでは黒星が続くなか、唯一の白星でした。3年生ということもあり、チームの期待も大きいと思いますが、プレッシャーはありますか
あります。毎回緊張しながら試合に取り組んでいます。
―今回の取り組みを踏まえて修正したいことや改善点
自分より実力が上の相手と試合をするときは、思い切りよく取り組みたいと思いました。―次戦への意気込みとこれからの目標
今まで4年生によくしてもらったので、一試合でも多く4年生と一緒に戦いたいと思います。また、最終的には1部に上がることが目標です。ですが、まずは目の前の試合を一生懸命頑張りたいと思います。
フォトギャラリー
- 昇格を懸けて挑んだが…
- 主将として先鋒を務めた白川
- 二陣は長谷川が務めた。
- Aクラス相手に白星を挙げた岡田
- 会場を沸かせたいと語る川上
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