【ハンド】2018年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第3節 対日大 ディフェンス機能し相手を圧倒!フローター陣の得点力も発揮され、2試合連続で快勝を収める!
2018年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第3節 対日大
2018年4月21日(土)
国士舘大多摩キャンパス
圧勝に終わった東海大戦から、週をまたいで迎えた第3節。相手は昨季に1点差で薄氷の勝利をつかんだ日大だ。試合開始直後は互角の勝負を繰り広げるも、法大がDFから勢いに乗り始めると、前半を15-11で折り返す。後半は差を詰められるシーンがあったものの、リードを守り続け34-27で勝利。見事に2連勝を果たし、総合3位に浮上した。
試合結果
トータル試合結果
34 法政大学 |
15 | 前半 | 11 | 27 日本大学 |
---|---|---|---|---|
19 | 後半 | 16 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
16 | GK | 深井亮太 | 理工4・浦和学院 | 0 | 0 |
3 | CB | 山本祐輝 | 社会3・浦和学院 | 7 | 13 |
4 | RB | 沖山葉太 | スポ健4・法政二 | 0 | 0 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 11 | 27 |
22 | RW | 本田拓海 | 社会3・法政二 | 2 | 8 |
18 | LW | 小林昇太 | スポ健3・法政二 | 1 | 2 |
10 | PP | 黛祐貴 | 経済4・富岡 | 1 | 2 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
30 | GK | 横山綜大 | 経済2・藤代紫水 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健3・雄城台 | 6 | 8 |
25 | RB | 本田悠也 | 社会2・大分 | 2 | 4 |
37 | LW | 西遼太 | 経済1・法政二 | 0 | 1 |
33 | PP | 橋口博隆 | 社会1・雄城台 | 4 | 9 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 早稲田 | 3-0-0 | 87 | 79 | 8 | 6 |
2位 | 筑波大 | 2-0-1 | 86 | 66 | 20 | 4 |
3位 | 法政大 | 2-0-1 | 87 | 77 | 10 | 4 |
4位 | 日体大 | 1-2-0 | 77 | 69 | 8 | 4 |
5位 | 日本大 | 1-1-1 | 85 | 90 | -5 | 3 |
6位 | 東海大 | 1-1-1 | 64 | 74 | -10 | 3 |
7位 | 中央大 | 1-0-2 | 75 | 77 | -2 | 2 |
8位 | 明治大 | 1-0-2 | 72 | 77 | -5 | 2 |
9位 | 国士舘 | 1-0-2 | 65 | 75 | -10 | 2 |
10位 | 順天堂 | 0-0-3 | 74 | 88 | -14 | 0 |
※9位と10位は2部との入れ替え戦へ
※勝ち点が同点の場合、対戦間の勝敗によって順位を決定する
春季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月14日(土) | 筑波大 | ●19-30(詳細) | 日本大八幡山 |
2 | 4月15日(日) | 東海大 | ○37-20(詳細) | 日本大八幡山 |
3 | 4月21日(土) | 日本大 | ○34-27 | 国士舘大多摩 |
4 | 4月22日(日) | 中央大 | ー | 日体大健志台 |
5 | 4月29日(休) | 国士舘 | ー | 明治大和泉 |
6 | 5月3日(休) | 明治大 | ー | 日本大八幡山 |
7 | 5月4日(休) | 順天堂 | ー | 日本大八幡山 |
8 | 5月12日(土) | 日体大 | ー | 国士舘大多摩 |
9 | 5月19日(土) | 早稲田 | ー | 国士舘大多摩 |
戦評
『流れ』を制した戦いだった。開始5分まではリードを許したものの、DFから得点機会を生みだすプレーがうまくはまると、すぐに追い上げに成功した。10分には4連続得点を決め、7-3と一気に相手を突き放す。そして23分には、GK・深井亮太(理3)の好セーブからの速攻が2連続で決まるなど、試合の『流れ』を完全にものにして見せた。その後もDFで粘りを見せ、前半終了までの約8分間、相手にネットを揺らさせることなく15-11で後半へと折り返した。
後半開始早々、6点差にまでリードを広げた法大。しかし、ここから日大の反撃が始まる。次第に運動量を増していく日大のプレーが機能しはじめると、43分台には3連続得点を許し、一気に詰め寄られる展開に。さらに、前半で5得点を挙げたエースの松岡寛尚(経3)へのマークも厚くなり始める。しかしここは松岡に代わって、得点力のある山本晃大(スポ3)、山本祐輝(社3)らがチームの中心となり対応。さらに前半に引き続き深井が、好セーブを連発。ことごとく相手のシュートを抑え、再び点差を7点に広げた。そして34-27で試合終了。先週の東海大戦に続き、大差での勝利を収めた。
明日の第4節の対戦相手は、昨季に大敗を喫した中大だ。エースの北詰明未をいかに封ずるかが勝負の鍵となる。この勢いそのままに、粘り強いプレーで勝利を挙げ、さらなる波に乗りたいところだ。(飯島愛未)
選手コメント
深井亮太
―今日の試合を振り返って
試合の入りをすごい大事にしようと話していました。それで入りがすごい良かったので、前半からいい流れでいけました。やっぱり流れがいいと全体が盛り上がるので、個人個人もみんな力が出せていたと思います。
―日大のシュートの印象は
いやもう強いなって思いました。エースの選手がすごいガツガツ来るので、怖いなと思いながらやっていました。
―初戦は大差で敗れましたが、そこからのチームの雰囲気は
初戦はボロボロにやられてしまったので、2戦目からは修正して雰囲気良くやろうという話はしました。その結果、2戦目は勝てて、3戦目もこうして雰囲気良く勝つことができました。メンバーもベンチ外も雰囲気は良かったと思います。
―仲村選手と深井選手、どちらがスタメンになるかはどのように決めますか
それは本当に気分です。「今日はお前が行け」みたいな感じですね。どっちが出ても変わらないというか、同じくらいのレベルだと思っているので、出てみて調子が悪かったらすぐ代わって、みたいにしてやっています。この前の東海大戦も彼(仲村)が調子が良かったので、自分は全然出なかったです。どっちがスタメンとかは決まってはいないです。
―現在、下級生にGKの選手が足りていないと伺いましたが
そうなんですよ。今日、自分ともう一人出場した横山は、2か月前にキーパーに転向した選手です。でもすごい頑張っていて、今日も止めてくれました。一番最後で一番盛り上がったので、あれはすごい良かったです。
―明日の中大戦は
中大にもすごいエースの人がいます。そのキーマンを守り、自分たちのペースに持っていければ勝てると思います。明日は仲村君もいるので、彼にも期待しています。
小林昇太
―今日の試合を振り返って
まず勝ててよかったです。緊張してましたが、楽しもうとして試合に臨んでました。全体的にいい試合でした。
―初スタメンとなりましたが
伝えられた時は、マジかと驚きました。高校以来のスタメンだったので楽しみな気持ちもありました。
―今回のポジションは法大の課題と言われているポジションですが
ディフェンスでは貢献できたと思いますが、シュートが入らないシーンがありました。シュートが入らないと意味がないので、しっかり決められる存在になりたいです。
―同じポジションの他の選手について
みなライバルですか、仲良くやれています。
―得点のシーンもみられました
正直ホッとしました。(山本)晃大とは学校でも一緒にいるので、晃大のアシストで決めることができたのは嬉しかったです。
―今リーグでの個人目標は
とにかく試合にもっと出て、点を決めて、皆に認められるのが目標です。
―明日の中大戦に向けて
明日は(田島)走さんが出ると思うのですが、どこかで出る機会があればディフェンス、オフェンス両面で貢献したいと思います。
山本祐輝
—今日の試合を振り返って
1週間前から「日大には勝とう」と意気込んできて、前半はディフェンスが機能して4点差でした。後半は点の取り合いみたいな形になってしまったんですけど、そこを落ち着いて点を取ることに集中することができました。ハイスコアの試合になってしまったんですけど勝ててよかったなと思います。
—フルで出場を果たしました
体力的にキツかったです(笑)でもディフェンスの要として試合に出させてもらっているので、点を取られている間は動かないとという気持ちで頑張りました。
—日大のDFの印象は
最初は低めのディフェンスできていて、松岡や自分が上から打てて点につながっていました。途中から高めのディフェンスなってから、僕たちの攻めがちょっと混乱してしまいました。でも山本晃大が入ってから、みんなが集中して結果的にいい形で終われました。
—1人少ない状態が度々ありましたが、点をあまり取られなかった印象でした
キーパーの深井さんに助けられたところはあります。まあ5人でも集中してできたのかなと思います。ただ今日の退場は要らない退場だったと思うので、それを今後は減らしていければ6人でもっと守れたと思います。
—先週の課題は克服できましたか
毎回毎回相手が違うのでなんとも言えないところはありますけど、チームとして粘り強く、苦しい時にしっかり守るということはできたと思います。
—明日対戦する中大の印象は
絶対的なエースである北詰明未さんがいるので、その人をどれだけ守れるかで試合が変わってくると思っています。今日、中大は明大にも勝っているので流れに乗って僕たちに挑んでくると思います。自分たちが勝って逆に流れに乗りたいと思います。
松岡寛尚
―試合を振り返って
後半に悪い流れで3点差まで追いつかれたんですけど、ディフェンスで粘っていい流れにできたので良かったです。
―DFが良く機能していました
初戦の筑波戦のディフェンスは全然ダメで、負けたことで個人のディフェンスの意識が変わったからだと思います。
―後半はマークが厚くなりました
点を取れる(山本)晃大と(山本)祐輝がいるので、自分にマークが付く分その2人のマークが薄くなるのでただ見てるだけです 。
―明日の中大戦に向けて
中央大学は関東リーグの中で一番ディフェンスの完成度が高いです。今日のようにディフェンスで粘って、僅差になるとは思うんですけど勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- 後半の苦しい時間にチームを引っ張った山本晃
- DFで大活躍だった山本祐。後半には得点も量産した
- DFで体を張り士気を高めた沖山
- 試合序盤に得点を決め流れを作った橋口
- 2連続得点を決めた本田悠
- 数々の好セーブで会場を沸かせた深井
- ベンチも一体となり試合を盛り上げた
- 今節もチーム内最多得点を挙げたエース・松岡