【硬式野球】他大学インタビュー 明治大学野球部②~添田真海選手、西野真也選手、竹田祐選手~
2019年3月29日(金)
明治大学野球部グラウンド
5月25日に明大戦を迎える法大野球部。何としても2つ目の勝ち点を取りに行きたい法大に対し、明大にとっては優勝のかかる大一番となるカードだ。今回、弊会は対戦相手である明大の野球部にインタビューを敢行した。今回は、1番打者としてここまで好調の添田真海選手、捕手としてチームをまとめる西野真也選手、慶大戦で5回1失点の好投、また、満塁本塁打を放つなど活躍を見せた竹田祐選手に話を伺った。
選手インタビュー
添田 真海 内野手
—昨年を振り返って
チームとしては優勝できなかったので、今年は勝てるようにやってきました。昨年を振り返ると負けるのが悔しかったという感じです。
—個人成績について
個人的には秋のシーズンに出させてもらって一応打率3割を超えたのは自信になりましたし、ホームランも1本打てたというのは自分にとって大きな自信になりました。
—昨年を通して見つかった課題は
課題は主に先頭打者を任されていたんですけどそこでの役割というか、出塁しないといけない打順の中でボール球を振ってしまったり、そういう無駄なミスが多かったのでそこを直すことを意識してやってきました。
—オフに取り組んだこと
やっぱり自分でも高めのボール球を振る癖があるので、そこを意識して、あとは速い球についていけるようにというのをやってきました。
—オープン戦での調子は
最近はあまり良い感じではないです。最初が良くてだんだん下がってきている感じです。
—今季の明大の雰囲気は
去年と比べて、自分が最高学年になったというのもありますが、すごく雰囲気よくやりやすいです。
—明大のキーマンは
投手の入江(大生)です。
—その理由は
去年勝ってる試合とかでもリリーフしたときに勝ててない投手で、その悔しさをバネに今やっていると思うので、その成果を出してほしいです。
—ご自身のアピールポイントは
やっぱり打撃です。チャンスの場面の強さを出していきたいです。
—法大の印象は
毎回つらい試合をやっていて、法大相手に自信があるわけではないんですけど、今年は去年負けているので負けたくないです。
—法大で対戦してみたい選手は
朝山(広憲、法4)です。
—その理由は
一緒に高校3年間やってきて、この先やれる場面があるかわからないので、この最後のシーズンですごく対戦したいという気持ちがあります。
—朝山投手と対戦が実現したら
投手の横あたりのライナーでヒットを打ちたいですね。当てはしないですけど(笑)。
—朝山投手はどういう人ですか
意外とちゃんとやります。すごく負けず嫌いで悔しさをもってやるタイプなので野球には凄く真面目です。
—今シーズンの目標をお願いします
明治の中心選手として守備でも打撃でも中心になってやっていくのが目標です。
(取材:髙橋尚輝)
添田真海 (そえだ・まなみ)
法学部4年 1997年6月19日生まれ
栃木県出身・作新学院
170㎝70㎏ 右投左打
『1番を打つことが多く、昨秋3割を打った勝負強い打撃が持ち味。最終学年として臨む今季は、いまだ実現していない高校時代チームメイトだった朝山広憲との対戦にも注目が集まる。明大の切り込み隊長が六大学ラストイヤーに挑む。』
西野 真也 捕手
—昨年を振り返って
一点差で負ける試合が多くあって、その一点差というのも、一球で決められたりするのが多くて、自分自身すごい悔しい思いをしましたし、一点の重みというのを感じたシーズンでした。
—昨年見えた成長点や課題は
昨年見つかった課題は、一点差をどのようにするかというところで、まずバッテリーで0点に抑えれば負けることはないので、点を取られないようにどうするかという課題を、バッテリーで反省としてあげました。今年のオープン戦でも、最少失点に抑えるということをバッテリーでしっかり話しています。
—ご自身の成長点や課題は
自分の課題は、まずは守るということが第一なんですけど、その中でピッチャーが楽に投げられるように盗塁阻止であったり、そういうところが守りの面での課題というか、やっていかなければならないことです。攻撃の面では、自分のバッティングではなくて、送りバントなども含めたつなぐバッティング、コツコツつないでいくっていうのは去年できなかったので、この冬それを意識して、今年は少し、自分の中で手応えがあります。
—オフ期間に取り組んだことは
投げるのも打つのも下半身が大事になってくると思うので、この冬は走って、ウエイトトレーニングして、下半身強化というのは自分の中でしっかりやりました。
—オープン戦での調子は
良くはないですけど、自分の中では、コツっていうんですか、つかめるものが少しは出てきたなっていうのがあります。守備の面でもそうですし、全てにおいて自分の中では感じています。
—今年はラストイヤーとなります
去年、一昨年と優勝から遠ざかって、去年も一昨年もベンチに入らせてもらって、試合にも出させてもらって、すごく悔しい思いをしてきました。自分が一年生の時にちょうど日本一になって、日本一っていうのも目の前で経験させてもらったので、最後自分たちの年で、まずはリーグ優勝というのを目標に、そして、その後に日本というのをまた取りたいという気持ちがあります。
—明大投手陣の現状は
さっきも言ったんですけど、一点差で負ける試合で、取られてはいけないところで、一点取られてという試合が多かったんですけど、新チームになって、今年になってオープン戦をやっている中で、去年と比べれば最少失点に抑えたり、粘るところ粘ったりと、投手陣の調子はいいと思います。
—昨年、主力のほとんどを占めていた4年生が抜けた今、チームにどのような影響が
チームの練習の雰囲気だったり、試合の雰囲気だったりっていうのは、去年とまた違って、元気も出ていい雰囲気でやれていると思うので。その雰囲気でリーグ戦、どれだけ戦えるかっていうのが大事になってくると思うので、今のチームの雰囲気でそのままやっていけたらなって思います。
—今季の明大のキーマンは
ファーストを守っている喜多真吾だと思います。クリーンアップを打っているんですけど、あいつが一本出れば、チームに勢いがつくっていう感じがあるからです。
—法大の印象は
打っても守っても走っても、一人一人の能力が高いという感じがあって、それをどれだけつながれないようにするかっていうのが、キーになってくると思うので、そこをどうにか防ぎたいです。
—警戒する選手は
キャプテンの福田(光輝、人4)選手であったり、宇草(孔基、営4)選手であったり、あとは相馬(優人、営4)選手。この3人は警戒していきたいなと思います。
—法大で関わりのある選手は
福田とはご飯行ったり、温泉行ったり遊んでいます。中学から、結構喋ったりしていますね。日頃は面白いんですけど、噂によると怒ったら怖という選手です(笑)。
—捕手として、法大投手陣の印象は
去年中心になった三浦銀二(キャ2)選手であったり、力のある投手がたくさんいるという印象があります。
—意気込みを一言
学生最後の年になるので、何としてもまずはリーグ優勝して、その後、自分たちが目標としている日本一何が何でもなりたいなというのはあります。
(取材:吉田あゆみ)
西野真也(にしの・しんや)
政治経済学部4年 1997年5月15日生まれ
大阪府出身・浦和学院
175cm77g 右投右打
『昨年、捕手として多くの試合で先発出場をはたし、経験は十分。ラストイヤーとなる今年、明大の扇の要としてチームを優勝へと導く。』
竹田 祐 投手
—昨季を振り返って
昨季は、先発した試合が多かったんですけれど、やっぱり自分に勝利がつかなかったですし、満足はないです。
—昨年は春秋通して1年生ながら13試合に登板しました
優勝にあと一歩という所だったんですけれど、その試合を全部負かしてしまって、優勝できなかったのがすごく悔しかったです。
—疲労は
あんまりそういうのは感じなかったです。
—今季の法大の印象
去年のメンバーが残っているので、手強い相手だと思います。
—警戒している選手は
警戒しているのは宇草(孔基、営4)選手。すごく出したら足もあるので、厄介な選手だなと思います。
—今季の明大の雰囲気
冬練を通して、すごくいい雰囲気で練習できていると思うので、春のリーグ戦も1戦目から上げていって優勝目指して頑張りたいです。
—竹田選手が推す今季のキーマンは
森下さんだと思います。やっぱりキャプテンだし、エースでもあるので、抑えて打てたらチームが上がっていくと思うので、すごく頑張って欲しいなと思います。野手では北さんか和田さんだと思います。長打もありますし、2人が打てばチームも乗っていけると思うので打ってほしいですね。
—今冬はどのような練習を
辛いトレーニングだったり、ランもありました。ガスランというランメニューがあったんですけれど、それが一番辛かったですね。
—今の竹田選手自身の調子は
今はあんまり良くないですけれど、リーグ戦で投げる場面があれば、しっかりと自分の役割を果たせればいいなと思います。
—最後にひとことお願いします
全員で優勝をつかんで、日本一になりたいと思います。
(取材:加瀬航大)
竹田 祐(たけだ・ゆう)
政治経済学部2年 1999年7月5日生まれ
大阪府出身・履正社
183cm84g 右投右打
『今季すでに3勝を挙げ、明大の将来を担うエース候補。先発、救援どちらもこなす右腕は、チームを5季ぶりの優勝へと導く』