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【硬式野球】これで引き分けを挟み早大に対し7連敗 投手陣は2試合連続2桁得点献上&打線は2安打完封を食らう大惨事 10季連続V逸はもう目の前

東京六大学野球2025春季リーグ戦 早大1回戦
2025年4月26日(土)
神宮球場

先週、立大相手に22年以来の勝ち点を許し、後がない状況で迎えた早大戦。先発は、立大1回戦で7回1失点の好投を見せたエース野崎慎裕(営4=県岐阜商)。初回を三者凡退に抑えるも、2回に満塁のピンチをつくると、一挙6失点と苦しい立ち上がりとなった。打線は早大投手陣の前に沈黙し、わずか2安打に抑えられ完封負けを喫した。
これで立大2回戦、早大1回戦と2試合連続で2桁失点、早大には引き分けを挟み7連敗となった。明日の2回戦に敗れると優勝の可能性がほぼ消滅する崖っぷちに追い込まれた。

藤森康セーフティバントもまさかの転倒でヒットとはならず

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早 大 0 6 0 0 0 0 2 3 0 11 12 1
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0

(早大)伊藤樹、越井、香西、安田、田和ー吉田瑞
(法大)野崎、古川、槙野、針谷、山口—只石

[本塁打]
早大:なし
法大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9 回
1 (8) 藤森康 4 0 0 0 .091 空三振 二ゴロ 投ゴロ 空三振
2 (9) 4 1 0 0 .500 左飛 中安 空三振 一失
3 (6) 熊谷 4 1 0 0 .182 見三振 一併打 遊ゴロ 右安
4 (5) 松下 4 0 0 0 .222 右飛 中飛 三ゴロ 空三振
5 (3) 今泉秀 3 0 0 0 .000 右飛 二ゴロ 中飛
1 山口
6 (7) 浜岡 2 0 0 1 .000 空三振 四球 捕邪飛
7 (2) 只石 3 0 0 0 .111 見三振 見三振 捕逸
8 (4) 中村騎 2 1 .200 死球 左飛 二併打
9 (1) 野崎 0 0 0 0 .333
H 井上和 1 0 0 0 .000 空三振
1 古川
1 槙野
H 片山 1 0 0 0 .000 見三振
1 針谷
3 小川大 1 0 0 0 .000 空三振

投手成績

球数 打者 防御率
野崎 3 62 16 7 0 1 6 6.30
古川 2 49 8 0 1 3 0 0.00
槙野 1 10 3 0 0 0 0 13.50
針谷 1 28 6 3 0 0 2 18.00
山口 2 54 10 2 1 2 3 15.00

ベンチ入りメンバー

10 松下歩叶(営4=桐蔭学園) 27 土肥憲将(キャ3=鳴門) 39 岩井天史(人1=滋賀学園)
16 永野司(営4=倉敷商) 28 川崎広翔(営3=日大三) 7 浜岡陸(法4=花咲徳栄)
18 野崎慎裕(営4=県岐阜商) 今泉秀悟(キャ2=石見智翠館) 9 内山陽斗(文4=天理)
11 針谷隼和(営3=桐光学園) 23 只石寛太(営1=広陵) 1 藤森康淳(営3=天理)
15 山口凱矢(営3=桐蔭学園) 42 井上和輝(法1=駿台甲府) 33 片山悠真(文3=八王子学園八王子)
19 古川翼(キャ3=仙台育英) 4 中村騎士(営2=東邦) 26 境亮陽(営1=大阪桐蔭)
17 小森勇凛(キャ2=土浦日大) 37 西村大和(法1=報徳学園) 29 山田頼旺(法1=中京大中京)
24 槙野遥斗(営1=須磨翔風) 2 熊谷陸(人2=花巻東) 50 平尾聡一郎(文4=海星)
22 中西祐樹(法3=木更津総合) 8 小川大地(営2=大阪桐蔭) 51 鶴丸紘(スポ4=都城東)

戦評

法大の先発は、今季立大戦で7回1失点と好投を見せた野崎慎裕 (営4=県岐阜商 )が登板。対する早大は伊藤樹(4年=仙台育英)と両校エースの投げ合いとなる。

1回表、先発野崎慎裕が好投を見せ立ち上がりを三者凡退に抑える。その裏、こちらも三者凡退に終わる。

2回表、4番・寺尾挙聖(3年=佐久長聖)に三塁打を打たれ、その後1死三塁で6番・田村康介(4年=早大学院)の適時二塁打で先制を許す。続く7番・石郷岡大成(4年=早稲田実業)の内野安打と四球で1死満塁のピンチをつくられる。そこで9番・伊藤樹(4年=仙台育英)に右前適時打を打たれさらに1点を追加される。その後も1番・尾瀬雄大(4年=帝京)、2番・渋谷泰生(4年=静岡)の連打で2点追加。2死満塁から4番・寺尾の適時打でこの回一挙6失点と大量リードを許す。その裏、反撃したい法大の打線は4番からの好打順も三者凡退に終わってしまう。

3回表、切り替えた野崎が好投を見せ3人で抑える。その裏、1死から8番・中村騎士 (営2=東邦 )が死球で出塁するも三振、二ゴロに倒れ得点にはつながらず。

4回表、2番手は古川翼 (キャ3=仙台育英 )。先頭に四球を与え、その後1番・尾瀬の死球と盗塁で1死一三塁のピンチをつくられるが古川が踏ん張りを見せ0点に抑える。その裏、どうにかして追いつきたい法大は先頭2番・境亮陽 (営1=大阪桐蔭 )がこの試合1本目の安打で出塁する。しかし、続く熊谷陸 (人2=花巻東 )が併殺打でチャンスを作ることができずこの回も無得点に終わる。

5回表、1死から四球で出塁を許すが粘りの投球を見せ0点に抑える。その裏、1死から6番・浜岡陸 (法4=花咲徳栄 )が四球で出塁する。どうにか点に繋げたいが三振、右フライに抑えられる。

6回表、3番手は槙野遥斗 (営1=須磨翔風 )。この回、槙野が好投を見せ早大打線を三者凡退に抑える。その裏、伊藤樹が降板し、どうにか点をもぎ取りたい法大は代打で片山悠真 (文3=八王子学園 )を送るも見逃し三振。その後も投ゴロ、三振に倒れ終わる。

7回表、4番手は針谷隼和 (営3=桐光学園 )。1死から2番・渋谷に右前安打を打たれ1死一塁。続く3番・小澤周平(4年=健大高崎)、4番・寺尾に二塁適時打を放たれ、2点追加を許し点差は8点になる。その裏、法大の攻撃はクリーンナップからだが三者凡退に終わり点差は縮まらず。

8回表、5番手は山口凱矢 (営3=桐蔭学園 )。先頭に四球を与え、無死一塁から8番・吉田瑞樹(4年=浦和学院)に適時二塁打を打たれる。続く代打徳丸快晴(1年=大阪桐蔭)に適時三塁打を打たれ、この回さらに2点を失う。その裏、どうにかしたい法大は1死から7番・只石貫太 (営1=広陵 )が振り逃げで出塁しチャンスを模索する。しかし、8番・中村の併殺打でまたも点には結び付かず。

9回表、山口が続投し好投を見せ、最終回を三者凡退に抑える。その裏、無得点に終わりたくない法大は2死から2番・境が相手の失策で出塁し粘りを見せる。続く3番・熊谷が右前安打を放ち2死一二塁とこの試合初、得点圏までランナーを進める。しかし、4番・松下歩叶 (営4=桐蔭学園 )は三振と無得点で試合終了。

早大は12安打11得点に対し、法大はわずか2安打無得点と打撃で苦しみ、大敗となる。法大は2試合連続2桁失点で早大には引き分けを含み7連敗となり、嫌な雰囲気を断ち切れず。

選手インタビュー

境 亮陽 選手

ーー本日の試合を振り返って
今日の試合は相手の連打で大量失点をして、そこから立て直すことが出来なかったのが敗因だと思います。

ーー開幕3試合をフル出場してみての感想
3試合に出場して試合に出るプレッシャーは感じますがそれを良い方向に感じて自分のプレーが出せていると思います。

ーー早大のエース・伊藤樹投手と対戦してみて
良いピッチャーと対戦できて良い経験になりましたし、そこで結果を残せるようにもっと力をつけたいと感じました。

ーー立大戦の結果をもとに準備してきたことは
先週の試合から気持ちも切り替えて相手のチームに集中することと、リーグ戦期間中にレベルアップするという気持ちで練習に取り組みました。

ーー明日の試合への意気込み
明日こそは勝利できるように自分の出来ることを精一杯やって貢献できるようにがんばります。

 

 

槙野 遥斗 選手

ーー本日の試合を振り返って
早稲田は隙がない強いチームだと感じました。

ーー立大2回戦で神宮初登板を迎えるにあたって意識したことは
点差がかなりついていたので自分のピッチングから流れを作れるようにと思ってマウンドに立ちました。

ーーその試合では2本の本塁打を浴びたが、どのような気持ちだったか
抑えれなかったことが素直に悔しかったです。このままではダメだと感じました。

ーー今日は1回を無失点に抑えたが、どのように立て直して試合に臨んだか
なぜ打たれたのかを考えて修正しました。

ーーチームの中でご自身の役割をどのように考えているか
任された場面を0で抑え切ることが自分の役割だと思います。

ーー次の試合に向けての意気込み
勝利に貢献できるように頑張ります。

 

 

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