【硬式野球】2025新入生インタビュー⑦~吉田大吾、山田頼旺~

2024年2月中旬
今年も多くの新入生が法大野球部の門を叩いた。4月後半、新入生も大学生活の成れたであろうタイミングでインタビューを行った。今回は、その中から吉田大吾選手と山田頼旺選手のインタビューをお届けする。

 『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』による新入生一覧

ポジション 氏名 出身高校
投手 槙野遥斗 須磨翔風
宮本恭佑 東海大菅生
櫻田朔 青森山田
捕手 只石貫太 広陵
井上和輝 駿台甲府
岩出純 作新学院
内野手 岩井天史 滋賀学園
岡田翔豪 東海大甲府
武田勇哉 常総学院
西村大和 報徳学園
野上大耀 大分舞鶴
吉田大吾 星稜
外野手 境亮陽 大阪桐蔭
山田頼旺 中京大中京

選手インタビュー

吉田 大吾 内野手

ーー大学生活になれたか
通い慣れました。
(都心に来てみてどうか)雰囲気といいますか、最初はちょっと慣れないことがあったんですけど、1ヶ月2か月くらい寮生活して、ちょうど環境に慣れてきて一番楽しい時期です。

ーー大学に入るまではどのような練習を行っていたか。
守備が得意なので、その守備を大学でどのように活かしていったらもっと成長するのかなっていうのを、大学生の動画を見たり、プロ野球選手Youtubeを見ながら練習して、バッティングも今は機械を使ったピッチング方針というのがあるんで、僕はそれを使ってバッティングの研究をこっち来るまでによくやってました。

ーー高校時代の思い出の試合は
自分は明治神宮大会で優勝したんですけど、やっぱりその時の決勝の試合とか、その大会を通してだったらやっぱり印象に残っています。(当時から只石の印象はあったか)只石は1年生からずっと有名だったんで、試合する前から「只石は注意しろよ」という話をよくしていました。

ーー吉田選手にとって甲子園はどんな存在だったか。
高校生は甲子園を目標に頑張ってきてると思うんで、やっぱり甲子園に立った時の球場の雰囲気だったり、見渡した時の景色はやっぱり高校野球でしか味わえないし、高校野球を通して頑張ってきた時に見える景色がやっぱ甲子園だと思うんで、やっぱり高校野球=甲子園という考えがあるんで、それにつながるような野球を3年間やってきました。

ーー法大を選んだ経緯
大学生もやっぱりレベルが高いところでやりたいと思っていて、その中でやっぱり高校で神宮大会優勝していたから、大学でも明治神宮球場で優勝したいなという思いがあったので。とても有名なところだったので、大学に入って日本一を取りたいっていう思いがあって入学を希望しました。

ーー周囲から激励はあったか。
「レベルの高いところでやるからには自分のやれるところまで頑張ってこい」とは、やっぱり高校の監督さんから言われました。

ーー兄の吉田慶剛選手(現獨協大)からは何か言われたか
お兄ちゃんはやっぱり僕の1個上なので、兄が野球の難しさだったりしってるんで、頑張ってこいとかそういうのじゃなくて。こういうことをしておいた方がいいよみたいなアドバイスをお兄ちゃんからもらいました。

ーー50メートルのタイムと遠投、スイングスピードは
50m走は6.2で、遠投は100m位投げられます。スイングスピードは、高校の頃は128です。

ーー座右の銘が「勝負心」の理由は
やっぱりスポーツをやってる以上、勝負の時に、いかに自分の力を発揮できるかというとこが大事だと思ってるんで。そういう時こそ心を清らかにしてプレーをするというのを僕は心がけてるんで、いざ勝負の時に自分のパフォーマンスを試合に出せるかというのを意識して、勝負心ということを座右の銘にしてます。

ーー仲のいい同級生は
仲の良い同級生は常総の武田(勇哉、法1 =常総学院)君とか。山田頼旺 (法1= 中京大中京 )とか、あと作新学院の岩出(純、キャ1=作新学院)とかですかね。(どんなことをするのか)最初入寮した時はこのメンバーでご飯行ったりもしました。

ーー仲のいい先輩は
4年生の石黒和弥(法4=高岡商)さんと、あと1個上の今泉(秀悟、キャ2=石見智翠館)先輩にはよくかわいがってもらってます。

ーー自身の性格は
自分はバカそうって言われます。良く言えば天然みたいな。(どう思っているか)多分見られ方はそう思われてるんですけど、考え方は人よりも結構考えてること多いのかなと思うんで、見られ方はバカっぽいと思われてますけど、その中にも自分の中では考えてることがいっぱいあるんで、見られ方はしょうがないと思ってます。

ーー自身の強みは
自分の強みは野球観が誰よりも優れてると思うので。試合をした時とかの一つ一つのプレーの流れが変わる時とかに、自分はそれに合わせたプレーが得意なんで。やっぱり実戦向きって感じですかね。

ーー六大学で対戦したい投手は
自分の高校の同期で佐宗翼(早大1年=星稜)です。在学中に対戦したいなと思ってます。

ーー現在の課題はあるか。
自分の今の課題は、守備のイージーミスというのが最近あって、そこのイージーミスをなくしていけるように。バッティングは。ライナー意識と言われてるんですけど、その中でも逆方向に弱い打球とかより低いライナーを常に打てるような感じの方がいいので、そこをもっと突き詰めていきたいと思っています。

ーーどのように改善していくか
守備はキャッチボールとか、握り替えのとこを、キャッチボールの中で自分が工夫してるんで、キャッチボールの内容を繋げていければイージーミスがなくなるのかなと思っていて。バッティングはちょっと開き気味になっちゃって、逆方向に弱い打球が多いんで。最近の練習はバッティングもそうですけど、ツイストするイメージで体を開かないように打ってるイメージをしてると、結構いい感じなのでそこを確立して確率をもっと上げていきたいと思っています。

ーー理想としている選手は
自分が理想としている選手は、松下(歩叶、営4=桐蔭学園)さんです。(それはなぜか)取り組み方が…能力はやっぱりすごいと思うんですけど、それ以外の取り組み方という部分がり人と違うところがあるんで。そこをもっと見習っていかないと能力がついていかないかなっていうのは僕は思います。

ーー4年間の目標は
チームでは日本一を取ることを目標にして。個人的にもやっぱりここに来ている以上、スタメンで出ないと意味がないと思うんで、やっぱスタメンで出てベストナインを取れるように4年間の中で頑張っていきたいと思います。

ーーファンの方へのメッセージ
楽しく野球をやっているので、僕のプレーを見てほしいし、魅せるプレーで出たいと思うので、応援のほどよろしくお願いします。

(取材:加納正義)

吉田 大吾(よしだ・だいご)
キャリアデザイン学部1年 2006年12月14日生まれ
茨城県出身・星稜
174cm75kg・右投右打
『卓越した身体能力で、星稜の1番・遊撃を担い2年秋の明治神宮大会優勝、3年春のセンバツではベスト4の輝かしい成績を残した。本人が課題と語る守備の精度や低いライナー意識の打撃を磨き、一気に遊撃のレギュラーを奪取したい』

山田 頼旺 外野手

ーー大学生活になれたか
自分は他の選手と違って高校が通いだったので初めてとなる寮生活は不安だったんですけど、良い先輩も多くて早く馴染むことができて楽しく寮生活を送れているかなと思います。

ーー高校時代の思い出の試合は
高校2年の夏に決勝で1点差で負けてしまって悔しい思いをしたので、最後の夏に甲子園に出るという目標を達成できた高校3年の愛知県大会決勝が自分の中で1番印象に残っている試合です。

ーー50メートルのタイムと遠投、スイングスピードは
50メートルは6.1秒、遠投は90メートル、 スイングスピードは150キロです。

ーー仲のいい同級生は
岡田(翔豪、文1=東海大甲府)とはよく夜に室内で練習したり、買い物行ったりしてます。

ーー同部屋の先輩は
池田惟音(法4=静岡)先輩です。

ーー仲のいい先輩は
自分の世話長である野田(泰市、文2=三重)さんとか中学が同じチームだったり、地元も一緒の中村騎士(営2=東邦)さんとかは話しやすいです。

ーー自身の強みは
走攻守バランスとれているところと、ここぞの場面の勝負強さだと思います。

ーー自身の課題は
ミート力が自分の中では課題であると思います。

ーー4年間の目標は
結果を残した先のベストナインをとってみたいです。チームとしてもリーグ優勝日本一もめざしていきたいです。

ーープロではなく大学進学を選んだ理由は
年末に高校のOBである中山礼都(現読売ジャイアンツ)さんと話す機会をいただいて、そこで中山さんから高卒でプロに行くならドラフト上位で行った方がいいと聞いて、自分の中で上位で行く実力はないと思っていたので大学で力をつけてプロに行こうと決めました。

ーー法政大学に進学することを決めた理由は
自分が高校1年の時から東京六大学に行きたいという憧れがあった中で、去年までいらっしゃった中学の頃から憧れていた西村(友哉、令6年度卒、現トヨタ自動車)選手のいた法政大学に行きたいと思ったからです。

ーー甲子園での思い出は
チームとして甲子園出れたことはいい事なんですけど個人としては結果が出せなかった自分がいたのでいい印象は無いです。ですがそこで負けたことでさらに燃えてプロに行ってもう一度甲子園という舞台でプレーできたらいいなとも思いました。

ーー目標としている選手は
阪神の森下(翔太、現阪神タイガース)選手で大卒で即戦力で活躍するような選手像が自分の夢と重なるからです。

ーー中学の時に中日本選抜に境亮陽(営1=大阪桐蔭)選手と共に選ばれていますが
他県の選手の中ではとても仲良くて、打順も前後を打っていたような思い出もあります。

ーー対戦したい選手は
それぞれの大学の投手は甲子園で活躍していたようなすごい選手が多いのでそのような投手と対戦してみたいです。

ーー今年1年間の抱負は
スタメンとしてチームの主力として活躍することです。

ーーこれまで戦った中で印象に残っている選手は
広陵にいた高尾響(現トヨタ自動車)の球は今までに経験したことないボールを投げていたので印象に残っています。

ーー希望ポジションは
今はどこでも出れたらいいんですけど上級生になったらセンターで出てみたい思いもあります。

ーーファンの方へのメッセージ
僕のような若い選手が思い切ってプレーして勝利に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

(取材:田部凌誠)

山田 頼旺 (やまだ・らいおう)
法学部1年 2006年7月9日生まれ
愛知県出身・中京大中京
180cm82kg・右投右打
『思い切ったスイングで放った高校通算本塁打は20発。最後の夏の甲子園では3番・中堅で出場。ドラフト候補として名前が上がるも、中京大中京高OB・中山礼都(読売ジャイアンツ)からの助言もあり法大へ。4年後のドラフト上位指名に向け、試練の日々が始まった。』

関連記事一覧