2026年10月22日(木)
法政大学武蔵小杉グラウンド

「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が10月22日に行われた。法政大学からプロ志望届を提出していた藤森康淳(営4=天理)外野手が福岡ソフトバンクホークス4位で指名された。指名直後の心境やプロでの目標を語った、藤森選手のインタビューも掲載している。
2026年10月22日(木)
法政大学武蔵小杉グラウンド

「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が10月22日に行われた。法政大学からプロ志望届を提出していた藤森康淳(営4=天理)外野手が福岡ソフトバンクホークス4位で指名された。指名直後の心境やプロでの目標を語った、藤森選手のインタビューも掲載している。
歓喜の瞬間は、ドラフト会議開始から約1時間30分後に訪れた。
ソフトバンクが4位で指名したのは、法大の主将・藤森康淳(営4=天理)外野手。名前が呼ばれると、ともに指名を待っていた同期と喜びを爆発させた。「頭が真っ白になった」と振り返る、幼い頃からの夢がかなった瞬間。指名順位については「思ったよりも早くてびっくりした」と率直な思いを明かした。

4位という順位に対しては驚きを見せた
藤森の武器は、50m走5秒9の俊足と、東京六大学リーグ通算98安打(10月22日現在)を誇る巧打だ。3年秋には27安打、打率.466を記録し、首位打者と外野手部門のベストナインに輝いた。今年は主将としてもチームをけん引。プレーに加え、リーダーシップでも法大を支えてきた。
その姿を間近で見てきた同期は「4年間時間をともにして、今日こうやってプロの世界に行ってくれて誇らしい」と祝福。大島監督も「全力プレーで感動を与えられる選手になってほしい」と、プロの舞台へ進む教え子に期待を寄せた。

会見後、大島監督と写真撮影を行った
新天地となるソフトバンクは、パ・リーグ3連覇を果たした常勝チーム。目標に挙げるのは牧原大成で、自身も俊足を生かし、内外野を守れるユーティリティープレーヤーを目指す。1年目に掲げる目標は開幕1軍。厚い選手層に割って入るための挑戦が始まる。

1年目の目標を開幕一軍に掲げた藤森
神宮を沸かせてきた快足巧打を武器に、新たな舞台へ挑む。次は常勝若鷹軍団の一員として、福岡を駆け回る。
(記事:松野要)
硬式野球部の写真につきましてはスポーツ法政新聞会公式インスタグラムよりご確認ください。(青字をクリックしていただきますと移動いたします。)

ーー率直に今の気持ちを
選ばれた瞬間はうれしいより、本当に頭が真っ白になって、何も考えられなかったんですけど、やっとこういった会見の場にきて、実感が湧いてきました。本当に素直に、野球を始めた頃からの夢だったのでうれしい気持ちです。
ーードラフトの開始から1時間半ほどだったが、どんな思いで待っていたか
4年生の仲間たちが全員きてくれて、一緒にドラフトを見てくれた中でみんなのためにも選ばれたいなという気持ちもありましたし、1時間30分が本当に長く感じました。
ーー福岡ソフトバンクホークスへの球団イメージは
いつも勝っていて、常勝軍団という言葉が1番合うチームだと思うので、選手の層も熱いですし、これから自分の持ち味を活かして頑張っていけたらなと思います。
ーー福岡ソフトバンクホークスには球界を代表する外野手が多くいるが、憧れの選手は
私は走力、アグレッシブなプレーが自信のある部分なので目指すべき場所は周東(佑京)選手のような足を活かせる選手というのが選手像としてあるのでそういった選手を目標にして頑張りたいと思います。
ーープロではどういったプレーでファンを魅了したいか
まずはソフトバンクホークスに求められたことを全力で全うして、自分の武器である走力、アグレッシブさでチームの勝利に貢献して、勝負所で任される人材になれたらなと思います。
ーー法大の4年間で培ってきたどのような部分が評価されたと考えるか
4年生になって、キャプテンを任せられる中で先頭に立つリーダーシップの姿であったり、3年生の秋の首位打者、ベストナインという実績の部分でも手応えはあったのでそういう部分で選んでいただけたのかなと思います。
ーー指名を待っている間は、ずっと緊張していたのか
上位はほとんどないと思ってたので、2、3位ぐらいまではラフな感じでみんなで見てたんですけど、4位からしっかり見るかみたいな感じで。
5位ぐらいからが自分の順位だと思っていたので、思ったよりも早くて、ちょっとびっくりしました。
ーーホークス4位という指名は、どのように受けとめているか
本当に常勝というか、強いチームという印象があります。その中で4位という評価をいただけたことは自分にとっても自信につながりますし、「これからやってやろう」という気持ちにより一層なりました。
ーーご自身のプレースタイルは
走力を活かしたアグレッシブなプレーが自分の魅力かなと思います。
ーー50メートル走のタイムは
5秒9ですね。
ーー盗塁数は
今季合わせて20個で、現役選手の中では1番かなと思います。
ーー安打数は
一応1番で。今98本で、あと2本で100本です。まずは東大戦が大事なので切り替えて頑張ります。
ーープロ野球選手で目指してきた選手は
青木(宣親、現・東京ヤクルトスワローズGM)選手のプレースタイルが好きで。早稲田大学の出身で、六大学でもあるので、目指してやってきました。ホークスのスカウトの方が来てくださって常に言ってくださるのは、牧原(大成)さんみたいな、オールラウンダーです。自分は内野も高校の時守っていて、そういう使い勝手のいい選手を目指せと言われていました。なのでやっぱりそういう選手を目指していかないといけないなと思います。
ーー大学では内野はやっていたのか
1年生の時と、4年生でちょっとだけやったんですけど、感覚は悪くないので、練習すればなんとかなるかなと思います。出場機会があるのが1番いいと思うので、どんな形でも出れるように、大学でもいろいろなポジションで出場機会をもらったので、そういう選手になれたらなと思います。
ーープロに入ったら獲ってみたいタイトルや目指したい数字は
六大学では首位打者を獲れましたし、自分は長打やホームランを打つというよりアベレージヒッタータイプなので、そういう面では首位打者を目指していきたいなと思います。あとは足が武器なので、盗塁王を目指してやっていきます。
(ーー牧原選手のような選手に)
そうですね。
ーー小久保(裕紀)監督からはどのような言葉をかけられたか
本当に周東(佑京)さんが圧倒的なセンターのレギュラーなのでその後ろがいないと言われて、本当にレギュラー取る気でこのオフ期間過ごしてほしいと。この期間が一番大事なので体づくりをしっかりして、1月からキャンプしっかり来れるようにと言われました。初めて話したんですけど、緊張しました。
ーー会見の時には4年生が喜んでくれたという話があったが、どんな言葉をかけられたのか
自分は逆にびっくりしすぎて涙が出てこなかったんですけど、みんな泣いてくれていて。ありきたりなんですけど、「おめでとう」とか、「良かったな」とか、そういう言葉を泣きながら伝えてくれました。人のためにそんなに喜んでくれる仲間を持ってよかったなと改めて思いました。
ーー今年1年、辛いことも嬉しいこともあったと思うが、振り返って
やっぱり春に東大に負けてから本当に悔しい思いをしてやってきました。秋も優勝を逃してしまったんですけど、勝ち負け以上に東京六大学野球だけの素敵な部分があると思います。
そういった面ではキャプテンとして成長できたし、最後まだ東大があるので、春の屈辱をしっかり晴らせるように、最後まで緩めないでやっていきたいと思います。
ーーご両親とは何か話したか
両親はほんまに号泣で、腰抜かしたらしくて(笑)ハグしましたね。やっぱり自分と同じでまだ信じられへんなという感じで、これから実感が湧いてくるんだなという感じです。
(取材・撮影:浅岡凜、古川千遥、松野要)