【スピード】第86回日本学生氷上競技選手権大会4日目

【スピード】第86回日本学生氷上競技選手権大会4日目

第86回日本学生氷上競技選手権大会
2014年1月6日~9日
明治北海道十勝オーバル

大会最終日は2000mリレーとチームパシュートが行われた。北翔大学と法政大学は対抗得点で並んだが、最高順位で北翔大学が上回り、法政大学は総合成績で最下位に終わった。

今大会をもって引退した武藤

試合結果

種目 成績 選手名 記録
2000mリレー 5位 ①藤野裕人 2分28秒86
②奥原綱希
③矢島友喜
④大槻貴弘
チームパシュート 5位 佐藤裕斗 4分05秒91
矢島友喜
藤野裕斗

1部最終順位表

総合順位 大学 500m 1000m 1500m 5000m 10000m 2000mR TPR 合計得点
1位 専修 0 10 16 14 19 3 1 63
2位 日本 19 8 4 0 0 7 0 38
3位 山梨学院 1 0 0 7 8 5 3 24
4位 早稲田 0 7 7 2 0 0 7 23
4位 日本体育 0 0 6 8 0 1 5 20
6位 明治 5 0 0 5 8 0 0 18
7位 北翔 7 6 0 0 0 0 0 13
8位 法政 4 5 3 0 1 0 0 13

※対抗得点は同点だが北翔大学は法政大学よりも最高順位が上のため総合順位で上回る

戦評

 2000mリレーには藤野裕人(文2)、奥原綱希(営3)、矢島友喜(営1)、大槻貴弘(法3)がエントリーした。3日目終了時点の対校得点をもとに組み合わせが決定。対校得点の順位と逆になるようにして2校ずつスタートする予定だったが、北翔大の欠場により法大は独走となった。2部降格圏内の最下位から脱出するために、なんとか得点が入る4位までに食い込みたい法大だったが、結果は最下位。法大は最高順位で北翔大を下回っているため、対校得点が同点だと総合で最下位となってしまう。2部降格回避の望みをかけて、大会最終種目のチームパシュートには佐藤裕斗(営2)と矢島、そして藤野が出場。短距離が専門の藤野も必死に食らいつき、2800m地点では優勝した專大を上回るラップタイムを記録する。しかし、レース終盤で矢島に疲れが見え始めた。徐々に佐藤と藤野から距離が生まれると、完全にちぎれた状態でのフィニッシュとなった。後に滑った明大と日大よりも速いタイムだったが、結果は4位の山梨学院大に約5秒差をつけられて5位。リレーとパシュートの両方で得点出来なかった法大は、総合順位で最下位となり2部降格が決まった。
 法政大学スピードスケート部をチーム単位で考えた時、今回の結果は、欠場したエース格の中村駿佑(営3)と三輪準也(営2)に依存する現状を浮き彫りにした。結論から言えば、昨年の栄冠からこの日に至るまでの1年間で、チーム全体のレベルアップは足りていなかったのだ。この屈辱から来年までの1年間はどうなるだろうか。1部へと這い上がる姿が見たい。

選手のコメント

武藤久和

ー今回のインカレを振り返って
最後だったんですけど、急遽出ることになったりして。内容的にはそれほど良くなかったですけど、4年間やってきたことは出せたと思うのでそれは良かったです。

ー急遽出ることになりプレッシャーは感じましたか
そうですね、プレッシャーでした。

ー4年間を振り返って
チーム仲が良いので楽しかったです。

ー法大スピードスケート部の良いところは
団結力ですね。

ー後輩に向けて
来年はフルメンバーで出れると思うので、精一杯頑張ってもらって1部復帰してしてもらいたいです。それに向けて頑張ってください。

大槻貴弘

―残念ながら2部落ちという結果になってしまいました
結果は結果なので、しっかり今の状態を受け止めて、これからにつなげらられるようにしたいです。

―今シーズンをふり返って
個人としては不調が続きました。原因はわかりませんが(調子が)上がってきませんでした。部全体としては凄くモチベーションも高くて、今年も「優勝しよう」という雰囲気だったんですけど、いろいろあって…。

―来年に向けての抱負を
2部がなくなって全ての大学が1部になるという話しがあるんですけど。もし1部だったら優勝カップを取り返しにいきます。

小林周平

ー今シーズンを振り返って
体力の低下の面もありますし、課題は色々あると思います。

ー今回のインカレでプレッシャーは感じましたか
そうですね。ポイントは一点でも取れればいいなと思ったんですけど、取れない結果になってしまったので悔しいです。

ー来季の目標はありますか
一応2部スタートという形になってしまうんですけど、みんなと力を合わせて1部に復帰できたらなと思います。

佐藤裕斗

ー今回のインカレを振り返って
ようやくパシュートの時に気持ちが入ったという感じです。

ーそれはなぜですか
そこまで危機感というものを感じていなくて、気持ちもあまり入らなかったかなという感じです。

ー昨年のインカレよりも調子は良かったですか
調子は良かったですね。

ー入賞したことについて
最初は少し厳しいかなと思っていたんですけど、その厳しい中に滑り込めたのでそこは良かったかなと思います。

ー今季を振り返って
シーズンの最初の方はそこまで(調子は)悪くなかったんですけど、後半になってくると落ちてしまいました。その前半の調子の良さをずっと維持できるようになれば来季はもっと良いかなと思います。

ー来季の目標はありますか
とりあえず、勝つということを目標に頑張ります。

 
 

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