【ハンド】法立定期戦 対立大 日本一を目指し、新チーム始動!!

ハンドボール

【ハンド】法立定期戦 対立大 日本一を目指し、新チーム始動!!

法立定期戦 対立大
2014年2月22日(土)
法政大学多摩キャンパス

新チームになり初の対外試合となる法立定期戦が行われた。OB戦と現役戦を終え、春季リーグでの両校の健闘を誓い合った。現役戦は25対33で敗れ、課題が明確となった。新たに佐藤浩監督を迎え入れ、リーグ戦制覇を目指す。佐藤監督、河本主将、坂野選手にリーグ戦へ向けた意気込みを伺った。

今年度主将を務める河本

試合結果

25
法政大学

13 前半 17

33
立教大学

12 後半 16

戦評

 立ち上がり、ペースをつかんだのは立大。開始から3連続得点を奪われ法大は出遅れてしまう。反撃に転じたい法大は遠藤由陽(経2)のゴールで1点を返すと、立て続けに得点し1点差まで詰め寄る。しかし、攻守の噛み合わなくなった法大は再びじわじわと差をつけられ13対17と立大の4点リードで前半を折り返す。
 後半、嶋大介(スポ3)のゴールで試合は再開する。追い付きたい法大は主将を任された河本憲汰(経3)や主力として活躍し続けている坂野翔也(社3)らを中心に攻めるが、ペナルティスローを与えるなど波に乗ることができない。更に後半5分から10分にかけて5連続得点を許し8点差を広げられてしまう。その後も立大ペースで試合は進行し、結果25対33で新チーム初の対外試合を白星で飾ることはできなかった。
 対戦した立大は2部所属であり、勝たなければならない相手であっただけに残念な結果となった。しかし、新たに法大OBである佐藤監督と平山コーチを迎え入れた新チームはまだ始動したばかりである。春季リーグ開幕まで残り1ヶ月、この試合で明確となった課題を克服し、目標の日本一へ向けてチーム一丸となって練習に励んでもらいたい。(蟹沢陽司郎)

選手のコメント

佐藤浩 新監督

ー新チームになりましたが、どのようなチームにしていきたいと思っていますか
まず明確に目標を、日本一を目指すという前提で、その中で自分たちがどうすれば勝てるのかというのを今みんなで考えているところです。今、日体大と早大が2強と言われているので、そこに勝つために今相手の強いところ弱いところ、自分たちの強いところ弱いところをそれぞれ分析しています。そして自分たちの強いところを伸ばして、それを相手の弱いところにぶつけてきちんと勝っていこうという形を考えているところなので、春のリーグでそれをどれだけ出していけるかを目指して練習しています。

ー春季リーグ戦の目標は優勝ということですか
中途半端な目標を立てても、やることが中途半端になると思うので、基本的に優勝するためにどうしたらいいかということを考えて今やっています。

ー新チームの特徴はありますか
体格的には他チームに劣る部分がありますが、逆に言うとスピードが強みだと思います。DFから速攻で点が取れるチームにしていこうと思っています。

ー期待の選手はいらっしゃいますか
キャプテンの河本と坂野の2人が軸になっていくと思います。河本に期待しているのはキャプテンとしてのリーダーシップ、坂野に関しては個人技です。個人技はとても優れているので、試合中降着したなかで打開できる力を期待しています。

ー学生の方々に一言
ハンドボールを見たことのない学生さんが多いと思うので、実際のハンドボールの試合を面白いので是非見に来てください。

河本憲汰 主将

―今日の試合を振り返って
試合に向けてDFと速攻を練習してきのですが、やってきたことを出し切れなかったです。春季リーグに向けてOF面、DF面で課題が見つかったので、そういう面で良かったと思います。

―他に課題はありましたか
OFでボールが回らないという基本的なことができていませんでした。OFに関して言えば、まだみんなの意識の共有ができていないので、春までにしっかりやっていきたいです。

―新チームになって初の試合でしたが、どういったモチベーションで試合に臨まれましたか
どのような感じになるのかも全くわからないままこの時期を迎えてしまいました。基本的に体力作りが多く、ここ一週間で初めてボールを触ったという感じだったのであまり気負いせずに臨みました。

―4年生の抜けた穴というのはどうお考えですか
上からロングシュートを打てる選手がいなくなってしまったので、その分パス回しでずらすなど、スピードを意識したハンドボールをやっていけば、結果は付いてくると思っています。

―新監督の印象は
すごく細いところまで指導してくれる監督です。監督が変わってから積極的に自主練習するなど、選手の意識も変わってきたと思います。

―期待したい選手はいますか
坂野は今までどおり頑張ってくれればいいのですが、今年は逆側の嶋に頑張ってもらいたいと思っています。右サイドの坂野の展開に対して、左サイドでついていける選手がいないので、そこにもうひとり絡めにいけるような選手が欲しいので、彼には頑張ってもらいたいです。

―昨シーズンからずっとDFを課題に挙げていましたが、今年はいかがですか
今日の試合を見てもわかる通り、油断してしまうというか怖がっているのか、当たりが弱かったりします。DFが弱かったら速攻にもいけないので、やはりDFからです。

―チームとしての目標は
日本一です。中途半端にリーグ戦の上位を目標にしても、そこに向けて練習するのも難しいと思います。何事も一番を目指して全力でやっていきたいです。

―キャプテンとしての心構えはありますか
チームを作り上げていくのに、上級生だけでやっても良いチームにはならないと思うので、下級生も意見の言いやすい環境をつくって、皆の意見を尊重して活気ある、周りから応援されるようなチームにしていきたなと思っています。

坂野翔也

ー今日の試合を振り返って
今まで自分たちが練習再開したときからずっと走りを中心にやってきました。そういう面ではしっかり最後まで走りきることができたというのはあるんですけど、やはり要所要所で昨年と変わらずミスが続いたりしてしまったので、その点は日々の練習から改善しなければいけないなと改めて実感した内容だったと思います。

ー新チームの印象は
雰囲気は良くて、上級生から下級生関係無く、全員言いたいことを言えるような環境だと思います。そういう面ではしっかり全員で指摘しあって練習をすることができているので、そこはこれからも継続していきたいと思います。

ー期待している後輩はいらっしゃいますか
DFの三枚目の要の渡邉大貴選手(社2)と遠藤由陽選手には期待したいと思います。

ー今年監督が変わりましたが
監督が変わったことで、チームの中でどういうチームに仕上げていくかというのをしっかりとミーティングを開いて練習前などに、ハンドボールについて話し合う機会が多くなりました。そういうことを常に話し合って、監督と一丸となってこれからのリーグに向けて頑張っていこうと思います。

ー最上級生としての心構えはありますか
今までは先輩に引っ張っていってもらっていましたが、今年は高い意識を持ってチームの勝ちに貢献できるように全力でプレーすることを心掛けたいと思います。

ー佐藤新監督が期待する選手に坂野選手を挙げていらっしゃっていましたが、春季リーグに向けて個人的な目標はありますか
チームが苦しい状況になったときにしっかり強い気持ちで前に向かっていくということと、自分が点を取るだけではなくて周りの選手も活かしていけるようなプレーを目指して頑張っていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • 2014定期戦河本 R今年度主将を務める河本
  • 2014定期戦坂野 R-thumb-160x160-8041新監督から攻撃の要として期待される坂野
  • 2014定期戦小嶋201 R-thumb-160x160-8055果敢に攻め、チームに貢献した小嶋力椰(スポ1)
  • 2014定期戦嶋 R-thumb-160x160-8043最上級生としてチームを引っ張る嶋
  • 2014定期戦渡邊 R-thumb-160x160-8044豪快なシュートを放つ渡邉大貴
  • 2014定期戦遠藤 R-thumb-160x160-8042今季も主力選手として活躍が期待される遠藤
  • 2014定期戦高橋 R-thumb-160x160-8054OB戦で法大OBとともに戦った高橋睦(経1)
  • 2014定期戦 R-thumb-160x160-8045試合後、佐藤新監督の話を聴く選手たち
 

 

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