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【準硬式野球】第66回全日本大学準硬式野球選手権大会 準々決勝 対関東学院大 魔の8回・・・ベスト8で法大の夏は終結

準硬式野球
 

【準硬式野球】第66回全日本大学準硬式野球選手権大会 準々決勝 対関東学院大 魔の8回・・・ベスト8で法大の夏は終結

全日本大学準硬式野球選手権大会 準々決勝
2014年8月15日(金) 対関東学院大学
倉敷マスカットスタジアム

宿敵明大との初戦を制し、2年連続のベスト8に進んだ法大ナイン。目標の全国制覇に向けて好発進となったが、今日の相手は全国屈指の好投手・戸津率いる関東学院大との一戦。昨年散った準々決勝を制し、ベスト8の壁を超えることは出来たのだろうか。

最後の打者となってしまった橘(中央)

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
関東学大 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 11 0
法 大 0 0 0 1 2 0 0 0 0 3 8 1

(法大)●松田、安本、室木-山路
(関東学大)○戸津-荒

打撃成績

打順 位置 選手名 打数 安打 打点 四死球
1 (4) 落合 大泰(法4) 5 1 0 0
2 (8) 福井 寛(社2) 5 2 0 1
3 (6) 橘 廉(社3) 4 1 2 0
4 (9) 小野 慶典(経2) 4 1 0 0
  9 内川 慶一(経2) 0 0 0 0
5 (7) 中村 聖弥(経2) 3 1 1 1
6 (5) 萩原 幹斗(社1) 4 0 0 0
7 (2) 山路 脩平(経4) 1 0 0 2
8 (3) 永田 直(経2) 4 2 0 0
9 (1) 松田 知行(経4) 3 0 0 0
  1 安本 剛史(スポ4) 0 0 0 0
  PH 佐藤 裕太(経3) 1 0 0 0
  1 室木 大(経1) 0 0 0 0

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点
松田 7 0/3 8 9 2 4
安本 1 2 0 0 0
室木 1 1 0 0 0

三塁打:橘(5回)
二塁打:永田(3回)、福井(5回)

犠打:橘(4回)、松田(6回)
妨出:山路(8回)

残塁:9

戦評

 法大の先発はエース松田知行(経4)。立ち上がりはランナーを背負う苦しいピッチングとなるも、要所を締めスコアボードに0を並べる。4回表、この日始めて関東学大を三者凡退に仕留めると、その裏の法大の攻撃。先頭の2番福井寛(社2)がショートへの内野安打で出塁すると、犠打、内野安打で一死1、3塁とし先制のチャンスを作る。迎えるは5番中村聖弥(経2)、1ボール2ストライクの5球目を上手くバットに当て、野手の間にしぶとく落とし、1点を先制する。さらに5回裏、一死から落合がピッチャー強襲の内野安打で出塁すると、福井も左中間への二塁打で続き、一死2、3塁で橘廉(社3)を迎える。「後ろになんとか繋ごう」と振り抜いた4球目は、センターの頭を越える2点タイムリースリーベースとなり、好投手戸津から3点のリードを奪う。

 中盤、松田はテンポのいい投球で関東学大打線を抑えていたが、球数が110球を越えた8回表、いきなり3連打を許し無死満塁とすると、押し出しの死球を与えてしまいここで無念の降板となった。なお無死満塁のピンチでの登板となった安本剛史(スポ4)は2本のタイムリーを許し同点、さらに併殺崩れでもう1点を失い、この回試合をひっくり返されてしまう。その裏に法大打線は二死から山路脩平(経4)、永田直(経2)が出塁し、チャンスを作るも、代打・佐藤裕太(経3)が遊ゴロに倒れ無得点に終わった。しかし流れを切らさず9回表は室木大(経1)は無失点にしのぐと、その裏、法大の9回の攻撃はトップバッターからだった。

 先頭バッターは1番落合大泰(法4)という好打順。リーグ戦、予選会で何度もサヨナラを決めてきた法大、その打順はいつも落合からであった。今回もその再現なるかと思われたが、フルカウントから外のスライダーに手が出ず三振、続く福井はいい当たりを放つも右飛となり、ツーアウト。今日タイムリーを打っている橘が打席に向かうが、2球目を引っ掛けピッチャー前へのゴロで万事休す。一塁塁審のアウトコールが告げられると同時に法大の夏が終わった。

 キャプテンの松田、副キャプテンの落合を中心に日本一を目指して昨秋から約1年戦ったこのチーム。「悔いの残る試合」と選手たちがいうものの、全日では初戦、難敵であった明大を4‐1で下した。点差以上の力の差を見せつけて成長の証を示した。この日も好投手戸津から先制、追加点と中盤までは完璧に法大のペースであった。あと一歩のところで敗北を喫してしまったが、この2試合で4年生を中心とした法大の集大成を見せつけたのは確かだ。

 全日はベスト8に終わり、昨年同様準々決勝で散ってしまったが、下を向く暇なく、2週間後には秋の六大学リーグ戦がスタートする。全日の悔しさ、経験を糧に春勝てなかったリーグ戦で法大ナインはもう一度頂点を目指していく。(渡邉大地)

監督・コーチ・選手のコメント

本間隆洋監督

―全日が終わった今のお気持ちはいかがですか
選手にはミーティングでも言ったのですけど、ベスト4の壁をどう破るかがまだまだ難しいな、と思っていて、関東選手権にしろ全日本選手権にしろ、あと2、3つのところまではいけるんですけど、狙って日本一が獲れるチームにはまだほど遠いという気持ちが率直なところですね。

―試合を振り返って
先発の松田がよく試合を作ってくれて、数少ない機会を得点に結びつけたりと、本来勝てる試合だったのはあります。ただ4点とられたビックイニング、松田を引っ張って、まぁ、ピッチャーによっては早く変える場面ではあったと思いますが、松田が4年間やってきた分もありますし、同じ4年生の安本と、4年生4年生でいって、あのようなイニング(4点)になったので、後悔はないですね。

―全日全体を振り返っていかがでしょう
今年は4年生が、本当に去年のチームにプラスの部分を「こういう風にしてみよう」「こう変えてみよう」とかそういう姿勢が見えた学年だったので、それだけにこの試合は先行して、終盤に入りましたので、本当に勝ちたかったですね。よく頑張ったとかあと一つとか色んな意見があると思いますけど、まずどんな形であれ準優勝に進出すること、これに勝るものはないですね。そういう意味ではまだまだ弱いチームでこれからもより一層強化していかないとそんな感じに捉えています。

―4年生の集大成となる大会でしたが引っ張ってくれた4年生についてどう思いますか
さっきのコメントに返るんですけど、本当に「変えていこう」とか「きちっと取り組もう」とかそういう姿勢が見える学年だったので、まだ秋のリーグ戦も出ますので、何か全日の敗戦をプラスに変えてですね、本当の意味での集大成、秋季リーグ戦、優勝というタイトルを獲って、いい形で後輩に何かを残してくれればと。そういう4年生が多かったですね。

―他の4年生からも秋リーグへ向け、強い意気込みを感じました
そうですね。去年の4年と違って、今年はやり残しがあると言い続けてきたので、とにかく秋、出られるメンバーは限られますけど、「なんとかタイトルを獲る」っていう意気込みを持った最上級生が多いので、そこは全日本選手権は残念ながらベスト8に終わりましたけど、まだまだ先に関しては何の心配はありませんね。優勝、狙えるんじゃないかと思います。

―今後に向けてチームとしてやっていくことはありますか
攻撃面、守備面含め全てにおいて見直しが必要かと思います。今日も決勝点となった併殺を取れなかった、やはり普段から実戦を想定して、ノック一つも甘い、やっぱり練習は甘いですね。普段学生だけでやっていることもありますけど、本当にランナーをアウトにする意気込みをもって、ワンプレーワンプレー丁寧に、その辺の気持ちが薄いチームですね。それが今日併殺を取れずに勝ち越しを許したっていう、あれで負けたというのが今のチームのレベルですね。本当に表している、うちを象徴しているプレーですね。バッティングも試合ごとにムラがあるんじゃなくて、一つ一つキチッと丁寧にミートするとか、そういうところからとにかく振りこみの量も少ないですし、まだまだ見直しが必要なチームですね。

―秋リーグへ向けて意気込みお願いします
本年度タイトルが0なので、何が何でも4年生と共に優勝のタイトルを獲って、関東王座でそこもタイトル獲れるように一丸となって頑張っていきます。

丸山竜二コーチ

―今日の試合を振り返って
決勝点は併殺崩れの1点なんですけど、やっぱり普段の練習の良くない方の成果が出たのかなと。1年間松田・落合の二人で一生懸命やってくれてはいたんですけど、少しの緩みというのが最後に出たのかなと思います。松田は本当に良くやってくれていましたし、代えるタイミングというのは監督と僕らの判断なんでバッテリー共々よくやってくれたなと思いますね。

―その継投のタイミングですが、どのあたりから意識したんですか
松田が途中からペースをつくっていたので、どこまでいかせるのか判断が難しかったんですけど、逆転されたイニングは1番、2番とポンポンと打たれて、そろそろかなって。本人も分かってはいたとは思うんですけど、頭から継投でいってもよかったかなって。でも松田も4年生で、なるべく長く投げさせてあげたいなというところがありましたね。

―この二日間を振り返って
試合だけ見ると、良いところも悪いところも出たのでいい2試合だったなとは思います。私個人的には技術的なところよりも生徒たちと同じ宿舎に泊まって、いろいろコミュニケーションを取ることでいろんな人間性が見えて、とても楽しいというか充実した全日でした。いつも学生には勉強させてもらっているので、今回も勉強させてもらったなって感じです。

―今おっしゃっていた、よかったところと悪かったところというのは
今日の試合とかもそうですけど、「いくぞ」というときの一体感とか気迫みたいなのは、全日本でもトップだと思います。一つの目標に向かって一瞬でガッていくのは誰にも負けてないし法政の良いところです。だけれども、その継続性が足りずに、この1試合、この1プレーとかの短いスパンでの集中力というのは褒められるんですけど、それを1年間とみたときにそれが出来なかったのが残念でしたね。

―全日2試合は、今まで以上にベンチが盛り上がって勢いがありましたね
ベンチは本当によくやってくれていました。「チーム一丸となって」と言うのは簡単ですけど、試合に出てる出ていないに関わらず盛り上がっていい雰囲気でしたね。

―去年の秋からの集大成としての全日でしたが
昨年の秋のリーグ戦(慶大戦)でボコボコにされて、もっと前のことを言うと落合が関東大会(慶大戦)でエラーをかなりしていた試合も2年前くらいにあって、そのあたりから考えると、いい1年でしたね。私も楽しかったです。

―松田選手、落合選手、山路選手を中心とした4年生のチームでしたが
就職活動の影響で、誰が一番早く帰ってきてくれるかなって心配して、その中でみんな決めて戻ってきてくれたので、あそこの3人でリーグ戦勝てたのは大きかったですね。山路は、佐藤が入ってきてから試合に出てなくてそこから腐らずにやって4年になって試合に出て結果を残すっていうのはすごくうれしいですね。そこは評価したいというか、よく頑張ってきたなって思います。

―このチームに今足りないものがあるとすると何がありますか
いっぱいありすぎて(笑)。やっぱり、継続してやれる力が足りなかったのかなって思います。スポットスポットではしっかりやってくれる子たちなんですよ。ただ、目標が遠かったり期間があいたりすると、その間にちょっと気を緩めたりしてしまってもったいないなって感じてしまいますね。私も5年目ですけど、全日の優勝というのはすぐそこなんですよね。 技術的に見てもスキル的に見ても何連覇してもおかしくないメンバーなので、その間で練習がしっかりできないみたいな人間性の弱さというのは感じます。そういうのがしっかりできるのが中央大学だったり日本大学だったりで、中央大学や日本大学は僕らが目標にしているチームですけど、技術的にどっちが上かってなれば断然うちだって自信をもって言えます。ただ、365日あって、どれだけ野球に真剣に取り組めるかというところで大きく差がでてしまっていますね。

―秋に向けて
よくある話ですけど、基本に立ち返ってキャッチボールから。よく1球の重みというのを言ってきたんですけど、それがまだ体にしみついてないので基本から、キャッチボールからランニングからやっていけば負けるチームではないと思うので、基本に戻ってやります。

松田知行(主将)

―全日は敗退した今のお気持ちはいかがでしょうか
一番の気持ちは悔しいです。日本一になりたい目標の中でも最低でも去年(ベスト8)を超えたい思いがあったので、今日勝てば超えることができたんですけど、勝てなかったということが悔しいです。

―試合を振り返って
自分の調子がよくて、チームの雰囲気もすごくよくて、集大成という感じで試合に臨めていて・・・8回ですね。自分の中で8回は注意していたんですけど、問題は8回だ、と。それを分かっていながら抑えられない野球の難しさというか、自分の弱さを改めて感じました。

―8回は球数も120を超えてきて疲れも出てきたと思いますが
疲れは特にはなかったです。中盤3人で終わったところは抜いて投げて、要所とかピンチとかは力入れて投げていたので、疲れ自体はなかったです。

―理想的な試合展開で進んでる中での逆転でした
野球って分からないなって。ワンチャンスで、今日の流れで4点はとられないと思ったんですけど、でも難しいからこそ面白いな、とは思いましたね。

―関東学院の印象はいかがでしたか
今まで投げたことがなくて、一昨年の全日予選も、先月のOP戦も投げることができなかったんですけど、守備のチームですね。打はそこまでと思いますけど、いいピッチャーがいてその中でワンチャンスをモノにするチームだと思いました。

―今日の試合の敗因はなんでしたか
まあ、自分にあるでしょう。あそこ(8回)で踏ん張れない弱さだと思います。

―逆転されてもベンチから声が出ていていい雰囲気のチームになりましたね
そうですね。自分もそう思います(笑)。そう思ったし、でも基本全日のときはこんな感じなので、全日終わって落ちちゃうのでそこは法政の課題だと思います。これを続けていればもっともっと強くなれるんですけどね。

―秋リーグに向けチームでやっていきたいことはありますか
一回頭を0にして、またフラットな目線で選手を見て、新しい人材を探すなり。あとは今日あったエラーというか、見えないミスが何個かあったので土が弱いとかはありますけど、それにいいピッチャーのときに平均的に点がとれないことは課題ですね。

―秋への意気込みお願いします
秋のリーグ戦は自分たち4年生の最後の公式戦になるので自分たちも結果を求めながら、今、自分たちもここ(全日)までこれたので、昨年の秋を新チームでできたことが大きかったので、後輩の成長だったり、来年のことを考えながらのリーグ戦にしたいです。

―松田選手にとって最後の全日に出れたことはどんなお気持ちですか
自分は後輩とマネージャーに感謝です。連れてきてもらった感はすごく強くて、野球人生最後、本当にいいところで野球をやらせてもらったと思っています。

落合大泰(副将)

―今日の試合を振り返って
勝てる試合だったというのが非常に大きくて、ワンチャンスを生かされて勝てる試合を落としたので悔いが残ります。

―5回の追加点の時は落合選手の内野安打がきっかけになりましたが
あの時は気合いが入っていましたし、相手も良いピッチャーで負けたくないという気持ちで食らいついた結果が良いヒットになって、あの回はいい流れができたと思います。

―相手の戸津投手については
本当に良いピッチャーだと思いますし、最終回まで143㎞投げてて、そこは相手のピッチャーに対する尊敬と言いますか、いいピッチャーと対戦できたなと思います。

―9回は先頭打者でした
リーグ戦のときとかにも9回の先頭打者というのはあって、またきたきたと思いながらワクワクしながら打席入ったんですけど、最後良い球がきましたね。やられました。

―最後の全日でしたが
4年生という最後の学年で準硬のなかでも最高の舞台で試合できたのは素晴らしいことですし、4年生で試合に出てるのが僕と松田と山路が中心で、本当に後輩に連れてきてもらった全国大会だと思いますし、ベンチに入れない4年生が練習のときに外野で守備をやってくれたり、下でサポートしてくれた1、2年生とかに感謝の気持ちがありますし、その中で、今日勝てる試合で負けてベスト8で終わってしまって申し訳ない気持ちですね。松田と二人でもっと上に行きたかったですけど、今日悔いの残る試合だったですけど、ベンチ・スタンド一体となってできたのかなと思います。

―去年の秋からの集大成としての大会でしたが
ベンチも良い雰囲気で3点も良い形でとれて、勝ちたかったですけど、集大成としてはまだまだ力不足だと思うので、僕らはもう全国大会は出れないですけれど、後輩たちはこの試合を忘れないでもらって、来年の全国大会で日本一を目指してもらいたいです。

山路脩平(無安打も3出塁とチャンスメイク)

―今日の試合を振り返って
弱いなと思いました。

―具体的にはどの辺りが弱いなと思ったのですか
大事な場面での継投とかの判断力の無さですね。判断力の無さが弱いなと思いました。

―相手の戸津投手に関しては
すごい球が速くていいピッチャーだと思います。終盤に来ても全然球威が落ちていなかったので、あの投手から大量得点はとれないと思いましたし、3点とっていい方だと思ったので(関東学大に)4点をとられてはいけませんね。

―最後の全日が終わってしまいましたが、今のお気持ちは
やっぱり勝てる試合を落とすのは悔しいですね。どう考えても、継投さえしっかりしていれば勝てた試合なので。松田の球威がだいぶ落ちていたので、早く見切りをつけてやらなきゃいけなかったんですけど、後手後手にまわり継投が遅いのがいつもそうなので、そこを変えないと勝てないなとは思います。

―この二日間を振り返って
自分はキャッチャーなんですけど、打撃の凡退は1打席しかなくて、そこはすごくよかったんですけど、やっぱり今日の守備で4点を取られてしまったのは防げた失点なので、悔いが残ります。

―秋のシーズンは出場しますか
たぶん出ます。ベストナインをとりたいので、切り替えてベストナインを取りにいきます。

安本剛史(無死満塁からリリーフ)

―全日終わった今のお気持ちはいかがでしょうか
燃え尽きたというか、やりきった感じです。

―2点リードの8回無死満塁の場面での登板でしたがどんな意気込みでマウンドへ向かいましたか
一個一個アウトを取るつもりで、失点は覚悟していて、最悪同点でいけば、裏の攻撃でチャンスはあると思っていたんですけど、逆転されてしまったのは悔しいです。でも、1点ビハインドで気持ちを切らさずに裏の攻撃が2回あったので、「なんとかしのごう」って思いでした。

―勝ち越し点となった併殺崩れの場面は自分でも狙い通りに併殺とれるとは思っていましたか
内野ゴロだったら一番狙い通りにいったのであとは野手ですね。でも打球が弱すぎたのでギリギリかな、とは思っていましたけど、仕方ないですね。

―関東学院の印象はいかがでしょうか
ピッチャーが大黒柱というチームで、ただ勝てたゲームだったので・・・勝ちたかったですね。

―最後の全日が終わりましたが全体を振り返ってどうでしょうか
コーチの方にも言われたんですけど、マネージャーとか後輩とか支えがあって、マウンドに立てたし、こういう綺麗な球場で野球できたのも、支えがあってこそ出来たことなので、それは一生感謝すると思いますね。4年生もベンチ外の山本(慧:営4)とか脇坂(晃一郎:社4)とか出たくても出られない選手がたくさんいて、法政大学を背負って、4年生としても代表して僕がベンチ入れたので、最後もみんな応援してくれたし、感動しますね。うれしかったです。

―今後の目標はありますか
高校の教師を目指して、そこで野球を指導する立場になろうとしているので、今の経験は凄く大きいですね。この大学での出会い、色んな有名な甲子園出場校の選手と知り合いになれたのも、法政大学じゃなかったらダメでしたし、準硬というカラーも凄い好きで、いいとこ悪いとこ色々見て、指導する立場になったらこういうチームにしたいな、って思います。

―安本さんにとっての準硬式野球とは何でしたか
宝ですね。一生の宝ですね。小中高って色々人と付き合ってきて、でも大学の友達が深い、特に準硬の友達が深くて、一生付き合ってきたいと僕も思うし、周りもそう言っているし、何でも話せる仲ですね。

橘廉(追加点となる2点三塁打)

―今日の試合を振り返って
6回まではいい流れで来ていたのですが、最後は自分のプレーが遅れたがための1点で勝敗が決まったので、その守備に関しては悔いが残ります。

―5回のタイムリーに関して
ちょうど一つ前の球が全くあっていなかったので、後ろになんとか繋ごうとやった結果が運良く当たって(センターの)頭を越えたので良かったです。

―惜しくも負けてしまいましたが、今の気持ちはいかがですか
勝てる試合だったので、悔しいですけどこれを良い経験に秋に切り替えていきたいです。

―4年生と最後の全日でしたが
松田さんと落合さんを中心にここまでいいチームに作り上げられてきて、今日もすごい楽しかったですし、でもその分悔しいですね。

―秋に向けて、どのようなことを取り組んでいきたいですか
自分としては、今日一つアウトを取れたところで取れなかったわけなので、細かいところをミスしないように徹底的にやりたいですし、逆に良いところはそのまま伸ばしていきたいです。全体的にあげていかないと、日本一は無理だなと思ったので全体的に伸ばしていきたいです。

中村聖弥(4回にしぶとく先制タイムリー)

―全日が終わった今のお気持ちはいかがでしょうか
正直勝てる試合だったので、これから秋の大会も始まるので、下級生がもっと力入れて4年生にいい思いをさせてあげたいと思います。

―序盤は理想的な試合展開でした
序盤いい風に進められたのも松田さんが踏ん張ってくれたからなので、最後はちょっとバテてしまった感じもあったんですけど、そこは継投の室木とかが1枚前で継投できるようなピッチャーに成長しないといけないと守っていて思いました。

―8回の場面はどんな思いで守備についていましたか
「飛んできたらホームで刺してやろう」っていたんですけど、ピッチャー陣の疲れが出てしまった感じはしますね。

―中村選手自身は4回に先制となるタイムリーを放ちましたね
(相手投手の)球全部にキレがあったので、引き付けて逆方向に、で一塁にランナーがいたのでゲッツー崩れでも1点入るので、つまって打とうとは思っていて、丁度いい感じの当たりになりました。狙い通りでした。

―関東学院先発戸津投手の印象はいかがでしたか
コースにビタビタくる感じのいいピッチャーですね。

―今後に向けてどのようなことをしていきたいですか
下級生から上級生に変わる訳で、自分のことだけでなくてチームの士気をあげるようなプレーだったり、気迫あふれるプレーをしていきたいです。

―秋リーグへの意気込みお願いします
自分はまだ大学生活で優勝を経験したことがないので、秋は優勝狙って頑張りたいと思います。

佐藤裕太(好機で代打も一本出ず)

―全日を振り返って
去年のチームとは違う色があったんですけど、今年は特に4年生がまとめて下の代がやりやすいようにしてくれたという感じがあります。1、2、3年生が出る機会がすごく多かったんですけど、みんなのびのび出来ていたのかなと思います。

―今日の試合に関しては
あっちも勝ち上がってきたチームなので、苦しい試合になるとは思っていたんですけど、最後まで集中力がもたなかったというか、僕らのちょっとしたミスを見落とさなかった関東学院が強いと思います。でも、選手とか実力を見たら法政も悪くないし、普通にやってれば勝てるので今後に生かしていきたいです。

―今日代打での出場でしたが
初回から投手を見てきて、右打者に対しての攻めは変化球でカウントを取ってくると思っていたので、裏で代打の準備をしているときは、初球の変化球を思いっきり振り抜いて、もしそこで結果が伴わなかったら二球目からはまっすぐ一本にはってやろうと思ったら、中途半端に当たってしまって不甲斐ないです。

―これから秋に向けて
法政は個々の能力は高いと思うんですけど、早稲田とかに比べるとチーム力というのがなくて、まだ伸びしろがあると思うので、組織的に機動力を生かしたりしていければなとは思います。

 

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