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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明大3回戦 投壊止まらず大量失点で今季終戦… 投打に精彩を欠き、2季連続のBクラス落ち…

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明大3回戦 投壊止まらず大量失点で終戦… 投打に精彩を欠き、2季連続のBクラス落ち…

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明大3回戦
2017年5月22日(月)
早大東伏見グラウンド

今季最終戦で有終の美を飾ることはできなかった。序盤に先制されると、一時は1点差まで迫ったものの、打撃陣が中盤以降沈黙。投手陣も踏ん張り切れず、 ずるずると点差を離され、3-8で敗戦した。課題が山積した今季。来季に向け、立て直しを図れるだろうか。

DSC 4632 R
エース・室木も悪い流れを変えられなかった

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3 8 2
明 大 0 3 1 0 0 0 4 1 × 9 16 2

(法大)●室木(2勝5敗)、秋山―栗田
(明大)○中里―奥居

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (5)  萩原幹斗(社4) 報徳学園 3 2 0 1 .333
2 (8) 甲本裕次郎(社4) 鳴門 4 1 0 0 .356
3 (4) 藤口帝(社4) 遊学館 4 0 1 0 .179
4 (2) 栗田和憲(社4) 掛川西 4 0 0 0 .262
5 (9) 鳴川宗志(社4) 鳴門 4 1 0 0 .275
  PR 中川大輔(社1) 日大三 0 0 0 0 .000
6 (6) 大石智貴(社2) 静岡 4 0 0 0 .333
7 (3) 佐々木勇哉(社2) 花巻東 4 2 1 0 .390
8 (7) 窪田剛士(経4) 桐蔭学園 4 2 0 0 .500
9 (1) 室木大(経4) 星稜 1 0 0 0 .174
  PH 石橋優一郎(法3) 徳島北 1 0 0 0 .255
  1 秋山駿介(経4) 藤代 0 0 0 0 .000
  PH 堀皓貴(社2) 鳴門 1 0 0 0 .333

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
室木 7 14 4 3 3 3.58
秋山 1 2 1 1 1 1.29
 

リーグ戦途中経過(5/16現在)

  立大 明大 早大 法大 慶大 東大 試合 勝点 勝率
立大 ―― ●● ○○ ○○ ○○ ○○ 10 8 2 0 4 .800
明大 ○○ ―― ●● ●○○ ○○ ○○ 11 8 3 0 3 .727
早大  ○○ ●● ―― ○●○ 27,28 ○○ 9 6 3 0 3 .667
法大 ●●  ○●● ●○● ―― ●○○ ○○ 13 6 7 0 2 .462
慶大 ●● ●● 27,28 ○●● ―― ○○ 9 3 6 0 1 .333
東大 ●● ●● ●● ●● ●● ―― 10 0 8 0 0 .000

【注】洋数字は対戦日。立大が23季ぶり16度目の優勝

戦評

 春季リーグ最終戦。この試合に勝利し、勝ち点を取って締めくくりたいところだ。

 リーグ終盤好調の打線は3回、先頭の萩原が安打で出塁するとすかさず走って二塁へ。ここで2番・甲本も中前安打で続いて1死1,3塁に。するとここで、3番の藤口の内野ゴロの間に1点を返す。さらに5番・鳴川の打球を二塁手が失策。この間にもう1点を返し2ー3とする。
 しかし法大は5回以降チャンスらしいチャンスもなく、最終回を迎える。するとここで意地を見せる。5番鳴川が安打で出塁すると代走・中川が盗塁を決める。すると7番・佐々木も安打で続き、8番・窪田の適時打で1点を返す。しかし、最終回もこの1点のみ。

 今季課題の残る投手陣。最終戦を勝利で締めるべく室木が最終戦のマウンドを託された。初回は三者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回は先頭に安打を許すも後続を斬り無失点。しかし、3回、相手3番に2点適時打を許すと、続く4番の内野ゴロの間にもう1点を加えられこの回3失点。
 続く4回、6,7番に連続安打を許すと8番に犠打を決められ1死2,3塁。続く打者を中飛に打ち取り、ピンチを脱するかに思われたが、左前適時打を許し失点。点を取ったあとにすぐ取り返される苦しい展開となる。
 5回も内野安打、失策で1,2塁のピンチを招くと、犠打を決められ1死2,3塁。苦しい場面となったが、ここは室木が踏ん張り無失点。後半戦に向けて弾みをつける投球を見せた。

 7回、先頭に安打を許す。続く打者の打球は併殺コースに飛んだが、野選でオールセーフ。またもや1,2塁のピンチを招く。するとここで相手は犠打を敢行。3塁で封殺するも、1塁への転送の際に悪送球で走者がそれぞれ進塁し、1死2,3塁。ここで6番に2点適時打を許し、点差を広げられる。さらに2点を失い、この回4失点。7回終わって2ー8とさらに苦しい展開となる。

 8回、法大はマウンドに秋山を送る。流れを引き寄せたいところだったが、この回だけで3安打を許し失点。流れを止めることができない。
 投手陣は9失点、打線も3点と惨敗。第3戦までもつれ込んだものの勝ち点を取ることはできなかった。結局今季は投手陣の不調が響き、4位。投手陣の建て直しは急務。秋への課題は山積みだ。(増田卓巳)

選手コメント

室木大(エースとしての責務を果たせず)

ー今日の試合を振り返って
最後の試合は自分が壊してしまって、リーグ戦を通して自分の弱さが出た試合だったかなと思います。

ー追い込んでから打たれる場面も見られましたが
追い込むまでは完璧で、ほとんど追い込んでから打たれて、しかも前回は7回を投げて7回とも先頭打者に打たれて、「何で打たれんだ」というか、追い込んでから打たれることについて自分自身「なんでだろう」という感じでずっと投げていたんで、甘い球もあったんですけど、厳しい球もバンバン打たれていたので「うーん」という感じで投げてました。

ー今季を振り返って
自分のせいで優勝を逃したので、チーム、監督の本間さん、他のメンバー、わざわざ応援しにきてくれてるメンバー外の部員、スポホウさんにもふがいない姿を見せてしまって申し訳ないです。

ー投手陣について一言をお願いします
春で1回切り替えといいますか、エースとかそういうのもなしで、一旦全部白紙に戻して誰が出るかわからないという状況でみんなで切磋琢磨してやっていきたいと思います。

ー来季に向けてまだ時間はありますが
自分としてはまっすぐを磨くということです。他のピッチャー陣に関しては柱となるピッチャー、全員が柱になれればいいんですけど、柱になるピッチャーを2,3人育てて自分が抜けた後の財産、法大の財産にしたいです。置き土産といいますか、後輩の成長させるために自分も鬼になってやっていかないとなと思います。

ー今後に向けて一言
秋は絶対勝って、関東王座も優勝して有終の美で終わりたいと思います。

大石智貴(遊撃手として堂々の活躍)

―今日の試合を振り返って
勝てなくて悔しいです。

―今季は遊撃手のレギュラーに定着しました
守備でもエラーする試合もあったんですけど、無難にこなせたと思いますし、後半打撃の調子が落ちてしまったんですけど、トータルで見たらそこそこの成績は残せたかなと思うので、切り替えて新人戦に臨みたいと思います。

―打撃面を振り返って
最初の方が全然期待されるようなバッターではなくて気楽に打てていて1本出ればいいといった感じだったんですけど、後半にかけて結果が出るごとにプレッシャーは感じてしまうところはありました。最初のような感じで気楽に打てていればという感じはありました。

―このカードは若干振るわないところはありましたが、その要因は
暑さと疲労ですかね。体力はつけたいですね(笑)。

―守備の方が今季通していかがでしたか
暑くなってくると集中力が切れてしまって、明大戦に関しては精彩を欠いたところはありましたね。でも、そこまではよかったと思います。

―今季を総括すると
1個エラーした時に切り替えというのがすぐにできていなくて、暑さもあるんですけどそこは改善したいです。

―個人的に攻守で課題は
守備はファインプレーではなくてプレーを当たり前にやるというのが課題で、打撃では自分が打てなかったときにどう打順として機能していくかということを考えて、送りバントだったり進塁打だったりというのを考えて打席に立ちたいですね。あとは結果を求めすぎたというのがあるので、もうすこし気楽に打つような意識でやっていければと思います。

―走塁面は
走塁は自信があるので、どんどん次の塁を狙ってというスタイルでやっていますね。

―新人戦に向けて
新人戦となると最高学年になるわけで、自分だったり佐々木だったりがリーグ戦に出ている立場なので、いままでは好き勝手やっていたんですけど、新人戦に関して言えば下の面倒だったり気にかけてあげないといけないので、大変だなというのはありますね。

―最後に新人戦に向けて一言
絶対勝ちます。

 

佐々木勇哉(チーム内首位打者としてシーズンを終える)

―今日の試合を振り返って
まだまだ力不足だなという感じです。

―今季はチームトップの打率(.390)を記録するなど、打撃好調でした
前半はあまり打ててなかったり、慶大戦は打てなかったりだとか波があったので、秋は波がなく打てるバッターになりたいと思います。

―来季はクリーンナップでの出場も考えられますが
そうなったら頑張るしかないかなと思います。高校時代もそうだったんですが、打順が上がるとモチベーションのアップにもなるので、気持ち的に上げていけると思います。

―一塁手として慣れない守備にもシーズンを通して挑みました
距離感が違うので、やはり内野は難しいなと思いました。

―秋までに修正していきたいところは
投手力もそうなんですが、負けているときの雰囲気が良くないので、そのあたりのチームづくりが必要だと思います。

―来季への抱負をお願いします
優勝したいと思います。

 

フォトギャラリー

  • DSC 4632 R室木は、勝負所で失投し、痛打される場面が多かった
  • DSC 4319 Rエースとして来季は素晴らしい投球を期待したい(室木)
  • DSC 4339 R萩原は六大学通算114安打まで積み上げた
  • DSC 4475 R佐々木は今季チーム内首位打者として君臨した
  • DSC 4482 R窪田は今季初スタメンながら、2安打を放った
  • DSC 4656 R秋山は今季初失点を喫した
  • DSC 4609 Rバッテリー間での連携が必須だ
  • DSC 4648 Rマウンドに集まる姿も今季は多かった
 

 

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