【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦閉会式 福井が初の首位打者!外野手部門で福井、内川がベストナイン獲得!
東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦閉会式
2014年10月25日(土)
早稲田大学東伏見グラウンド
2014年度最後の公式戦である秋季リーグの閉会式が行われた。法大は4勝7敗1分の勝ち点2で春の2位から順位を落とし、5位に終わった。個人表彰では打率.383を記録した福井が首位打者を獲得。ベストナインの表彰では外野手部門で福井、内川が選ばれた。
リーグ戦星取表
明治 | 早稲田 | 立教 | 慶應 | 法政 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 引 | 勝点 | 勝率 | 順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明 | ー | ●○○ | ●● | ◯△△◯ | △◯◯ | ○○ | 14 | 8 | 3 | 3 | 4 | .727 | 1 |
早 | ◯●● | ― | ○○ | ◯●● | ◯◯ | ○○ | 12 | 8 | 4 | 0 | 3 | .666 | 2 |
立 | ◯◯ | ●● | ー | ○●○ | ◯●● | ○○ | 12 | 7 | 5 | 0 | 3 | .583 | 3 |
慶 | ●△△● | ●◯◯ | ●○● | ― | ○◯ | ○○ | 14 | 7 | 5 | 2 | 3 | .583 | 4 |
法 | △●● | ●● | ●◯◯ | ●● | ー | ◯◯ | 12 | 4 | 7 | 1 | 2 | .363 | 5 |
東 | ●● | ●● | ●● | ●● | ●● | ― | 10 | 0 | 10 | 0 | 0 | .000 | 6 |
リーグ個人成績
秋季リーグ戦打撃成績
選手名 | 打率 | 打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福井寛(社2) | .383 | 47 | 18 | 3 | 1 | 0 | 5 | 4 | 3 | |
内川慶一(経2) | .333 | 43 | 14 | 5 | 3 | 0 | 5 | 4 | 2 | |
永田直(経2) | .283 | 46 | 13 | 3 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | |
橘廉(社3) | .220 | 50 | 11 | 2 | 1 | 0 | 5 | 1 | 3 | |
中村聖弥(経2) | .217 | 46 | 10 | 4 | 0 | 0 | 3 | 8 | 2 | |
萩原幹斗(社1) | .213 | 47 | 10 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 3 | |
落合大泰(法4) | .178 | 45 | 8 | 3 | 0 | 0 | 5 | 6 | 2 | |
山路脩平(経4) | .163 | 43 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 4 | |
以下規定打席未満 | ||||||||||
佐藤裕太(経3) | .500 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
阿部春太郎(経3) | .200 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
藤口帝(社1) | .167 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
松田知行(経4) | .111 | 9 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
前川祐樹(経2) | .000 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
杉本篤史(社4) | .000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
天海貴裕(社4) | .000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
窪田剛士(経1) | .000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
秋季リーグ戦投手成績
選手名 | 防御率 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | 投球回数 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
松田知行(経4) | 2.56 | 7 | 1 | 2 | 28 | 17 | 17 | 8 |
末次慶一郎(社2) | 2.80 | 9 | 1 | 3 | 45 | 28 | 20 | 14 |
以下規定投球回数未満 | ||||||||
安本剛史(スポ4) | 1.48 | 8 | 0 | 1 | 12 2/3 | 9 | 0 | 2 |
室木大(経1) | 3.21 | 5 | 0 | 0 | 11 2/3 | 1 | 11 | 4 |
阿部春太郎(経3) | 5.95 | 3 | 2 | 1 | 12 1/3 | 6 | 8 | 8 |
タイトル受賞者のコメント
福井寛(首位打者、ベストナインを獲得!)
―首位打者、ベストナインを受賞した今のお気持ちは
うれしいです。けどチームが5位で終わってしまったのでそこはすごく残念です。個人的にはうれしいですけど、やっぱりチームが勝たないと意味がないので、そこだけです。
―打率が.383、数字についてはいかがでしょうか
あと少しで4割だったので、乗せたかった気持ちはあります。
―リーグ戦の自身のバッティングを振り返って
序盤から調子は悪くなかったので、いい感じで打席に立てたので結果が残せてよかったなと思います。
―バッティングの秘訣とは何でしょうか
いかに自然体で打席に立てるかをいつも考えているのですけど、無駄な力を入れずに立って、来た球にしっかり逆らわずに対応することも打席で考えています。
―同期の内川選手もベストナイン獲得とリーグでは2年生の活躍が光りましたね
そうですね。今年の法政は結構下級生主体のチームなので、来年からも残るメンバーなのは心強いですし、自分らの学年でチームを盛り上げられたらいいと思います。
―来季に向けて
チームとしては日本一を目指してやっているので、日本一獲りたいですし、個人としては今季だけではなく、「たまたま獲った」と思われないようにコンスタントにしっかり打って、来シーズンも獲れたらいいたらいいと思います。
監督・選手のコメント
本間隆弘監督
―リーグを振り返って
福井であったり内川であったり、下級生が出てきたのは来季へ向けていい材料、というのが一点、それと安定した強さがなかったシーズンだったので、それをどう作っていくかというのが今後の課題です。
―最後のミーティングでは何をお話になったのですか
4年生に対してはユニフォームを着ているメンバーからベンチ外で応援してくれてるメンバーを含めてお疲れ様、というのが一点。あとは来季に向けてということで3年生以下に練習に取り組む姿勢について話しました。
―改めて5位という結果について
ミーティングでも言ったんですけど丸2年、4シーズン優勝を逃している、要するにうちは低迷期に入っている、ということを認識しなさいと。それと春のリーグの東大戦の敗戦ですとか今季も苦しいカードになりましたし、「とにかく自分たちは弱いんだ」「低迷期をどう脱するか」ってことを一人一人が真剣に考えなさい、という話もしました。
―タイトルを受賞した福井、内川両選手について
福井は本来バッティングでいいモノを持っていたので、何かのタイミングとは思いましたけど、起用に応えてくれました。内川は小野のアクシデントの中で出場しましたが、私個人の考えでは決して小野(慶典:経2)の代わりではない、というのがあるんですね。本人はどう思っているか分からないですけど、キチッとした気持ちでやってくれた結果、タイトルが獲れたので、来年小野であったり他の選手が出てくる中で、今のレギュラーの座からこぼれ落ちないように続けて居残れるように頑張ってほしいですね。1シーズンだけの選手は山ほどいますので、2、3シーズン続けてレギュラー張れるようにですね。
―リーグで浮き彫りになった課題は何でしょうか
投手力ですね。末次ですね。あと松田が抜けることを考えればそれに続くピッチャーが秋季リーグ戦の中では出ませんでしたね。一番はそこですね。
―来季以降へ作っていきたいことは
まずはバッテリーを中心としたディフェンスですね。0に抑えられるチーム。それが最優先ですね。バッティングは今季打率低いですけど、読めない部分もあるので、まずは点をやらない、そっちが大切です。
松田知行(エースとして、主将としてチームをまとめた主将)
―リーグ戦を振り返って
やっぱり最初に2敗(慶大)したのが痛かったのが本音です。正直ちょっと(リーグ戦を)なめていて、気持ちが抜けていたところがあって、そういう状態では勝負の世界では勝てないな、ってことを学びましたね。しっかり練習して、「勝ちたい」と思って、やらないと勝てないと思いました。
―2年生がリーグでは結果を残しました
小野がケガで出れない中、内川がよく穴を埋めてくれたのもありますし、まだまだいい選手いますので、これから今まで出れなかった選手も4年が抜けて出れるようになれば頭角を現すこともできるので、腐らずにやってほしいです。
落合大泰(連敗中も声で士気を盛り上げた副将)
―リーグ戦を振り返って
結果は5位で奮わなかったんですけど、全日が終わって、スタートはチーム状況もモチベーションも良くないところから始まって。でもやっぱり5位という結果は良くないです。自分たち4年生が最後で、後輩たちに何かを残すというときに5位というのは本当に不甲斐ないと思うので、結果だけみると勝負の世界なので勝たなきゃいけないし、ダメだったと思います。もっと上で、いい結果で終われれば良かったなっていうのが正直なところです。個人的にも全然打てなくて不甲斐なさもありますけど、最後の試合で感慨深い気持ちにもなれたし、個人タイトルも欲しかったですけど、「野球やってきて良かった」って思えたので良かったです。
山路脩平(抜群の洞察力で投手陣を引っ張った)
―リーグ戦を振り返って
もっと打ちたかったです(笑)。最後ベストナイン取りたいと思って練習していたんですけど、なかなか短期決戦の中で、打率は運の要素もあるので、前半戦は相手のファインプレーで(安打を)防がれたり、調子はよかったんですけど、運が向いてくれませんでした。この件に関してはしょうがないですね。守備ではある程度盗塁を刺せましたし、個人としてはまあまあですね。
安本剛史(リリーフエースとして安定した投球)
―リーグ戦を振り返って
全日が終わって、自分的には気持ちが切れてしまったところから始まったんですけど、ベンチに入れない4年生が今日みたいにいつも応援してくれて、その人達が支えでやってきました。気持ちを維持するのがなかなかできない人間なので、そういった支えのなかでしたけど、最後までやれていい結果(立大から勝ち点を奪う)で締めくくれてよかったです。これも全部みんなのおかげですね。
橘廉(4番を任されるも苦難のリーグに)
―リーグ戦を振り返って
リーグ戦で優勝が2年ないので、来年はそこを意識しつつやりたいです。それでも今年は楽しくできました。勝敗という結果は結びつかなかったですけど、例年以上に楽しくできて、ベンチ内の盛り上がり方とかも違ったと思いますし、そういうところで今年のいいところだと思います。
―逆に課題は何でしょうか
こっちが優勢なときは盛り上がるんですけど、悪いときは落ち込んでしまう、っていうのがチームに伝わって、選手達も落ちてしまったので、どういうときでも気持ちを保って攻撃的な、常に攻撃的な姿勢で臨めたらと思います。それならば勝っていけると思います。
―来年は最終学年ですが、最後どう準硬式やっていきたいですか
就活が被るわけですけど、時間を効率に使うしかないので、練習は内容の濃いものにして、春秋と優勝を目指して頑張りたいです。
フォトギャラリー
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秋季リーグ閉幕!
- ベストナインの福井(左)と内川
- 首位打者とベストナインのw受賞となった
- 福井(左)は首位打者のトロフィーを受け取った
- 内川は右翼手としてベストナインに
- トロフィーを受け取る内川