【テニス】関東学生新進テニス選手権大会2日目 男子ダブルス1回戦レポート
関東学生新進テニス選手権大会
2014年2月14日(土)
創価大学内ビクトリーコート
昨日より幾分冷え込んだものの、日程通り順調に行われた新進2日目。ダブルス1回戦が行われ、法大選手は2組が登場。冬の練習の成果を発揮することはできたのか。
試合結果
男子ダブルス1回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 杉本椋亮(社3)・長田和典(スポ2) | 6-2,6-2 | 松浦優太・豊泉淳也(中大) |
● | 小村拓也(経3)・寒川雄太(スポ1) | 4-6,7-5,4-10 | 桐生光之助・韓成民(慶大) |
※ダブルスのファイナルセットはスーパータイブレーク制
戦評
創価大学のコートでは男子ダブルスが行われ、法大からは杉本・長田ペア、小村・寒川ペアが出場。はじめに登場したのは、第3シードの杉本・長田ペア。第1セット序盤は均衡していたが、第3、4ゲームを奪うと一気に波に乗っていく。第6ゲームは奪われたが、サーブ、ボレーともにスピードがあり、そのまま第1セットを奪う。第2セットは第1セットの好調さを保ち、第1ゲームをキープすると第2ゲームは相手にポイントを許さない試合運びでブレイクに成功。結局、その勢いで第2セットも奪い勝利。絶妙なコースを狙って相手選手を揺さぶりながら、終始主導権を握る試合運びで2回戦に駒を進めた。
この日絶好調だった長田
次に小村・寒川ペアが登場。第1セットは相手のサーブと粘りに押され、なかなか自分たちのプレーができない。その後もミスを連発し、第1セットを落としてしまう。第2セットも、序盤にダブルフォルトを連発するなど劣勢で2-4となり、試合が決まったかと思われたが、ここから粘りを見せる。第7ゲームを奪うとその後、徐々にボレーが決まるようになり、7-5で第2セットを逆転奪取。しかし、スーパータイブレークは2-2からミスが続き、5連続でポイントを奪われるなどあっさりと敗れてしまった。2人とも調子が上がらずミスを連発する苦しい試合ながらも第2セットを逆転で取り返しただけに非常に悔やまれる敗戦となった。
先輩小村とペアを組んだ寒川
明日は男子シングルス2回戦が行われる。4名の選手のうち、何人がベスト16に名を連ねることができるだろうか。(森川優也)
選手コメント
杉本椋亮・長田和典ペア(ペア結成後初試合で快勝!)
―今日の試合を振り返って
長田:絶好調でした。
杉本:初戦だったので、入り方が一番大切だと思っていて。出だしからしっかりやっていこうということを自分の中で考えていました。自分のサービスゲームでブレイクばかりされていたのですが、カズ(長田選手)に助けてもらいながら、いい形で進めることができたかなと思います。
―ブレイク合戦でしたね
長田:全然予想していなかったです。
―ペアを組んでからどのくらいになりますか
2人:今大会がはじめてです。組んでからまだ数か月で。
―相性はいかがですか
長田:えーちょっと・・・(笑)いや、嘘ですよ(笑)
杉本:僕らはタイプがしっかり分かれていて、自分は前で動くタイプでカズは後ろでしっかりストロークを打つタイプなので、役割がしっかりしていてやりやすい部分はありますね。お互い楽しくできて、すごくリラックスして試合に臨めています。
―冬の間はどのような練習を重ねてきましたか
2人:実戦に近い形での練習が多かったですね。
―杉本選手は学生最後の年になりますが
杉本:就活もはじまってきて、練習がいままでよりもできなくなると思うのですが、そういうことを言い訳にせずに、できることをやっていきたいです。個人戦を勝つことも大切ですけれど、1番の目標は王座優勝ですね。今年は特に下級のなかにも良い選手がいるので、チャンスかな、と。目標をそこに定めて頑張っていきたいと思います。
―長田選手の今年の目標はいかがですか
長田:昨年王座に行けなかったので、できたら自分も試合に出て、今年は王座に行けるように貢献したいと思います。
―次戦に向けて一言
長田:余裕です。杉本さんが居るので。
杉本:僕は余裕とは言わないですけど(笑)、できることをしっかりやって、勝ちに結び付けられたらと思います。
寒川雄太(小村拓也とペアで出場するも、スーパータイブレークで惜敗)
ー今日の試合を振り返って
絶対に勝たなければならない相手だったのですが、自分もパートナー(小村)も調子が上がらなくて、自分たちのペースにもっていくことが全くできなかったので、それで負けてしまった部分がありました。
ー第2セットの11ゲームでブレイクしたときの心境は
ここからいくぞと気合いを入れ直しました。
ー第3セットのスーパータイブレークのときはどうでしたか
最初は(第2)セットを取った勢いでそのまま乗れるかなと思ったのですが、自分たち以上に相手が気を引き締めてきて、気持ちでやられました。
ー第1セットでは寒川選手のアウトが目立ちましたが攻められているなというのは感じましたか
そうですね。第1セットはすごく攻められました。自分自身あんまりコートに慣れることができていなくて、第2セットでやっとコートに慣れてきた感じでした。
ー相手ペアについて、嫌な攻撃は特にありましたか
ずっと速い球を打ってもしっかり返してくるところが嫌でした。
ー次の大会までに修正したい点や合宿で強化したい部分はありますか
最初のファーストのポイントを落とすことが多いので、最初から集中してしっかりポイントを取って15-0からゲームを始められるように、気持ちの面で全体的に変えていこうかなと思っています。
ー今年の目標は
春関でしっかりシングルス、ダブルスともにベスト16まで食い込んでいけたらと思います。
フォトギャラリー
- 終始リラックスした様子だった杉本・長田ペア
- 攻める姿勢を崩さなかった杉本
- 長田は球が走っていた
- 小村・寒川ペアは第2セットを取り返すも、惜敗
- 気持ちを切らさないよう食らいつく寒川
- 調子が上がりきらず苦しい展開を強いられた小村
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