• HOME
  • 記事
  • ハンドボール
  • 【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5節 対国士大 高さに圧倒され大差で敗戦、連敗喫する

【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5節 対国士大 高さに圧倒され大差で敗戦、連敗喫する

ハンドボール

【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5節 対国士大 高さに圧倒され大差で敗戦、連敗喫する

2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 男子1部
第5節 対国士舘大
2015年5月1日(土)
日本体育大学健志台第一体育館

前節の東海大戦に完敗した法大にとって優勝を争う上で絶対に落とせない今節。相手の国士大はリーグ屈指の守備力と高さを誇るチームで、特に日本代表の第一回強化合宿メンバーに選出された#14安倍竜之介(岩手・不来方)、#15玉川裕康(埼玉・浦和学院)の両プレーヤーをどう抑えるかが鍵となる。連敗を避け、優勝争いにとどまりたいところだが…。

DSC 0994 R
リーグ前半戦の飛躍に仲村の活躍あり

試合結果

トータル試合結果

20
法政大学
12 前半 16 30
国士舘大学
8 後半 14
 

法政大学スターティングメンバー

選手名 学年 学部 身長 ポジション 出身校
#20 高間 アミン 2 経済 178 LW 群馬・富岡
#7 遠藤 由陽 4 経済 177 LB 栃木・國學院栃木
#26 内門 竜之介 2 経済 178 CB 鹿児島・鹿児島工業
#28 田島 走 1 社会 175 RB 茨城・藤代紫水
#2 立野 省吾 3 社会 170 RW 茨城・藤代紫水
#11 渡邉 大貴 4 社会 181 PP 茨城・藤代紫水
#1 仲村 充 1 社会 180 GK 茨城・藤代紫水

戦評

 前半、先制点を奪ったのは法大。高間アミン(経2)がセンターに切り込んでいき、勢いよくシュートを放つ。対して国士大は、198㎝のピヴォット・玉川にボールを集め、高さを生かした攻撃を繰り出してくるものの、序盤は法大が主導権を握りリードを奪っていた。しかし、4-2の場面から法大のシュートが止められる場面が相次ぎ、4-6と一気に逆転されてしまう。差を広げられまいと、大野施文(社2)のペナルティースロー(以下PT)のセーブ、今季初出場の内野政寛(経3)の左腕から放たれるミドルシュート、遠藤由陽(経4)の技ありシュートなど好プレーを見せるが、国士大も玉川の高さと巧みなシュートを効果的に使い、さらにリードを広げられてしまう。8-11の場面で法大がタイムアウトを取るも、相手の勢いを止められず5点差に。残り5分になったところで、再び法大の強みである守備が機能しだすが、なかなか追いつくことができない。前半終了間際、国士大にPTを決められ、12-16と4点ビハインドで折り返す。

DSC 0916 R

 後半、立ち上がりから果敢に攻めていきたいところだったが、なかなかシュートが決まらない。焦りからか、攻撃が単調になり、またノーマークのシュートでもゴールを奪えず、苦しい展開が続く。13-22まで引き離されてしまい、タイムアウト。タイム明け、猪俣淳三郎(経3)が1点を返すも、主導権は国士大のまま。14-26と最大12点差もの差が開いてしまう。ここで法大ディフェンスが奮闘し、仲村充(社1)の好セーブで、チームに活気が戻ってくる。内門竜之介(経2)が守備を突破し、倒れ込みながらシュートを決め、流れをつかむかに思えた。しかし、その後は渡邉大貴(社4)が2分間の退場になるなど、またも苦しい流れに。試合終盤、らしくないミスが相次ぎ、チームの気持ちに乱れが見えてくる。結局追い上げることはできず、20-30と完敗。春季リーグ前半を、2勝2敗1分で折り返すこととなった。

DSC 1006 R

 今試合、精神的な面での弱さが見えた。序盤は相手の高さに押されていた状態だったが、後半は自分たちの焦りが響いてしまった形になる。次の対戦相手、日体大は伝統ある強豪校で、今年度もしっかりと調子を上げてきているチームだ。2連敗の流れを断ち切るには、もう1度気を引き締め直さなければならないだろう。リーグ前に掲げた「リーグ戦上位、5位以上」の目標を成し遂げるため、今試合で見つけた課題を修正し、気持ちを切り替えて次に臨んでほしい。(須藤未来)

監督・選手コメント

佐藤浩 監督

ー試合を振り返って
今回の試合は気持ちの部分が足りなかったと思います。プレー面でみるとミスが多かった、シュートミス、パスミスなどが多かったのですが、やはり積極的にいかない、身体を張ったプレーができなかったというところで結果的に負け位置になりいいパスか出せなかったり、シュートも逃げてしまって打たされたりしました。そういった部分の一つ一つが積み重なって5点,6点とどんどん差が開いていって結局追い付けないところまで離されてしまいました。

ー前節の敗戦を引きずっていた部分はありましたか
それは無かったです。ただ、最初から点差が離れていったときにそこで切り替えられるのは気持ちしかないのですが、気持ちを入れ替えずズルズルいってしまったというのはあります。当然向こうは大きい選手がいて、そこでやられるというのは計算済みでしたので、そこでやられてくよくよしても仕方ないと、ではそこでどう修正していくのか、ポストパスが通ってしまうのならそこを2人で挟んでサイド勝負というのを徹底したかったのですができていなかったと。やられて「あーあ…」と(気持ちが)落ちてしまって、そのまま攻撃も悪い流れになってしまいました。

ー気持ちの面で切り替えが足りなかったと
最初の3戦は2勝1分でしたが、東海、国士のこの2戦を見てみると、初戦の早稲田の時のようなチャレンジャー精神があったのか、必死に食らいついて相手を潰してやるぞ、という鬼気迫ったようなプレーができていたのかというそうではないと思いますし、それは選手たちも今回改めて気づいていると思います。

ーリーグ戦前半を終えて結果的には2勝2敗1分と奮闘しているが
もともと優勝を目指そう、という気持ちで臨んで結果が伴ったのが前半の前半でした。長いリーグ戦の中で調子が良かったり悪かったり、あとは気持ちにも波が出てきます。けれでもその悪かった時にどう修正していけばいいのかがわからない、なぜならば今まであまり勝っていた経験がないから(笑)。そうなったときにどう立て直していけばいいのかというのを今回色々苦しんでいるところで、勉強になった前半戦ですね。そこで得たことを後半戦に活かさないと意味がないですし、ここから勝っていけば十分上位には食い込めるので、そこを目指してやっていきたいです。

ーGW中の連戦について意気込みを
相手がどうこうじゃなく、今回負けたのも相手にやられたというよりは自滅したという印象ですので、やはり出来ることは必死にやると。根性論にはなってしまいますが、強い気持ちがあるからこそいろいろ工夫もできるので、そこの部分を60分間2試合通してやれればいいと思います。そしてまた前半戦の最初の勢いを取り戻したいと思います。
 

渡邉大貴 主将

―今回の試合の感想をお願いします
気付けたことは、自分たちには勘違というか実力が無いチームが実力があるチームに勝つためには、実力があるチームより頑張るってことをしてきたから、早稲田と明治に勝てたと思うので、その気持ちを忘れて自分たちは強いんだっていう気持ちを持ってたから、今回の試合も東海の試合も粘り強くできなかったのかなと思いました。

―後半、集中力は切れてしまいましたか
そうですね、シュートミスが重なって流れに乗りたいけど乗れなくなってしまって。そういうところでシュート決めてこれないと。どうしても勝ちが遠ざかっていって切れてしまったのかと思います。

―後半、焦りなど感情的になりましたか
勝てないっていう、最後までやらなきゃいけないんですけど。やっぱり感情的になっちゃってキャプテンなんですけどありましたね。それが良い時もあれば、悪い時もあると思うので今日みたいな時は悪いと思うので直していきたいと思います。

―これからリーグ後半戦ですが
残り4試合を、優勝は無くもないと思うんですけど、とりあえずは春も大事ですけど秋にもつながると思うので試合が。そこはやっぱり勝ちにどん欲になって、もう1回自分見つめ直していって積み重ねていきたいなと思います。

―負け試合が続きましたが、前回の結果が影響していると思いますか
前回の結果は全然引きずってないです。ただその最初の方で言ったんですけど勘違いというか、まあそこに気付けたことは、これからの試合に役立つと思うので。

―最後に後半戦に向けて意気込みをお願いします
初心にかえって、初心にかえるっていうのは本当に大事なことだと思うので、そこからまた一からやり直したいと思います。

 

内野政寛

―今日の試合を振り返って
今まで勝ててたんですけど、いつもの昨年までの法政が出てしまって次の試合から、やっぱり切り替えてチャレンジャーとしてまた頑張っていこうって話し合いました。

―今回がリーグ初出場ですか
はい、緊張してたんですけど(笑)。1点とることができて良かったです。あとパスでアシストが決まったので良かったです。

―後半に出ていなかったのは
チームの作戦っていうか、ダブルポストで行こうってなって内門の方が良かったので。戦略的にそういう感じです。

―今回の1番の敗因は
やっぱりシュート入らなくて、戻りとかも全然できてなかったので。今まではちゃんと戻りもできてディフェンスできたんですけど、それができなくて相手に速攻やられてちゃったので、次からディフェンスを意識してそこから得点にもってくようにしたいです。頑張っていきたいです。

―今回自身の反省点は
パスミスとかがあったのでそのミスを無くしていきたいのと、やっぱりもっと積極的にシュート打っていきたいです。

―次から後半戦となりますが意識に変化は
今まで良い調子できてて、こういう結果になってしまったので、しっかり切り替えて勝てる試合をしていきたいです。自分としてはミスを無くして今日の試合より良い結果に、良い姿を見せられるように頑張ります。

 

大野施文

―試合を振り返って
今日の試合は先週に続いて(仲村)充のスタートだったのですが、あいつはとにかく勝負強いので彼がメインでやる感じだったのですが、一人でやらせるにもあいつ自身疲れもあると思いますし、消耗も激しかったのでいずれは休めるためにPTだけでも自分が出て、PTは思いっきりやろうと思っていました。それで一本目はとにかく前に出て止められてチームの雰囲気も盛り上がったのでよかったです。今日実際試合に出てみてそこまで力の差は感じなかったのでチームのためにやるべきことをやっていけたらなと感じました。

―後半はPT以外でも出場機会もあったが
充の体力の消耗が激しかったので、それで休ませる意味もあったのですが、あいつも結構いっぱいいっぱいで(キーピングに関して)考えられない時間が続いたので、考えるためにも自分が出ました。それまでずっと自分はベンチから見ていて相手のシュートも結構みれていたので動きとしては悪くなかったと思います。ただ、もう少し試合に出ることを想定して相手のシュートを研究したいです。

―PT以外では初出場だったが緊張などはなかったか
それはなかったですね。試合になるととにかくそれに集中するのでチーム全体で頑張ろうという感じでベンチでも盛り上がろうとなっているので、特に自分が出た時間帯は点差も付いていましたしそこで盛り上げて点差を縮められたらと思っていました。

―試合内容はいかがでしたか
ミスが目立ったというのと、ベンチでの役割が果たせていなかったと思いました。試合が終わってからそういう話し合いもして、口ではチーム全体で勝とうと言ってるのですが、それじゃ何をするのかというと出ている選手だけじゃなく、ベンチの選手も相手のことを研究してそれを全体で共有しないといけないということです。そうすればもっとスムーズな試合運びもできたと思います。

―キーパーとして試合を見ていて、今日のようなシュートを決めきれない場面でアドバイスなどはせれるのですか
しますね。特に今日は(高間)アミンは後半はベンチ側のオープンサイドだったのでコミュニケーションを取るようにはしました。

―現在は柿崎(雅俊・デ工3)選手は調整不足で出場しておらず、大野選手にとってもチャンスだと思います
自分的には数少ないチャンスが今まさに来ていると思います。これから戦っていく相手で中大、順大と当たっていくのですが、そこでは特にチャンスがあると思います。今日の試合は負けたのですが自分としては試合に出れて収穫もあり、試合のリズム、リーグ戦でのリズムをつかめたと思います。次は自分の手で勝ちをもぎ取れるよう頑張りたいです。

―次戦の日体大戦に向けて
PTは任せろ!という感じです。

フォトギャラリー

  • DSC 0994 Rリーグ戦前半の飛躍に仲村の活躍あり
  • DSC 0916 R内野はリーグ戦初出場ながら堂々としたプレーを見せた
  • DSC 1006 R後半はシュートに苦しみながらも得点を重ねた高間
  • DSC 0954 R渡邉は体格差を技術で補った
  • DSC 0955 2 RPTで好セーブを見せた大野
  • DSC 0993 R後半からの出場となった下條
  • DSC 1002 RDFを回旋でかわす内門
  • DSC 0966 R試合を見守るベンチ

 

関連記事一覧