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【自転車】全日本学生トラック大会 二日目 大会新記録、落車、波乱の二日目

 

【自転車】全日本学生トラック大会 二日目 大会新記録、落車、波乱の二日目

第56回全日本学生選手権トラック自転車競技大会
2015年7月5日(日)
日本サイクルスポーツセンター 伊豆ベロドローム(250mトラック)

大会二日目は決勝戦が行われ、トラック上では熱い戦いが繰り広げられた。日の丸を胸に挑んだマディソンではまさかの落車で波乱のレースになった。

11寺崎の落車に会場はどよめいた

試合結果

1kmタイムトライアル(TT)決勝戦

 順位 名前(学部・学年)  タイム  備考
1位  寺崎浩平(営4)  1’04″099  大会新記録
 3位 靏良生(文3)   1’05″793  
 18位  菊山将志(人3)  1’08″690  

スクラッチレース(SC)決勝戦

 順位 名前(学部・学年) 
 4位 木原孝明 (文1)
 7位  白垣良祐(人2)
 20位  高橋綜一郎(営1)

ケイリン(KR)1/2決勝戦

  順位  名前(学部・学年)  備考
 2組  5位 鈴木陸来(文1) 7-12決定戦進出

ケイリン(KR)7-12決定戦

順位 名前(学部・学年) 
11位 鈴木陸来(文1)

タンデム・スプリント1/2決勝戦

 順位 チーム  名前(学部・学年)  備考
 2位 法政A 菊山将志(人3)・荒井佑太(営2)   3-4位決定戦

タンデム・スプリント3-4位決定戦

 順位 チーム 名前(学部・学年) 
 4位 法政A  菊山将志(人3)・荒井佑太(営2) 

 4kmインディヴィデュアル・パーシュート(IP)3-4位決定戦

 順位 名前(学部・学年)  タイム 
 4位  鈴木康平(スポ健3) 4’43″321 

 マディソン決勝戦

 順位  チーム 名前(学部・学年)  ポイント 
 DNF  法政A  寺崎浩平(営4)・新村穣(法4) ― 
 DNF 法政B   鈴木康平(スポ健3)・白垣良祐(人2)

戦評

1kmタイムトライアル

 1kmTTには菊山、靏、寺崎が出場。寺崎、靏は東日本で好成績を出しただけに期待がかかる。7組目に出走したのは菊山。思うようにタイムが伸びず18位となった。靏は課題であったスタートがうまくいき、自己ベストを更新し3位と法政学生として初の表彰台入り。最終組に出走した寺崎は、大会新記録を出し堂々の1位に輝いた。
 
スクラッチレース
 1日目の予選を勝ち抜いた21名が出場するSC。距離は1日目より長い15kmとなる。
 法大からは、予選を通過した白垣、高橋、木原の下級生メンバーが出場。集団での走りが続く中、10周目に高橋が単独で飛び出すも、間もなく吸収される。その後も何度か数名の選手が飛び出し、数週の間逃げとして走るもすぐに吸収されてしまい決定打には至らない。レースも大詰めの残り5周、一人が集団を飛び出すと全員がそれを追う形に。ハイペースで集団が動き、その状態のままゴールスプリントに突入した。この流れに、集団の中にいた木原と白垣がすかさず反応。前に出た数名は団子状でゴールした。見事なゴールスプリントを見せた木原は4位、白垣は7位でそれぞれ入賞を果たした。高橋は後半での落ち込みが目立ち20位に終わった。
 
4
惜しくも表彰台を逃したスクラッチ(左から白垣、木原)
 
ケイリン
 KR 1/2決勝、予選で1着を勝ち取った鈴木陸が2組目に出場。予選を勝ち抜いただけに、グループには強豪が集まっていた。スタートを切り、ポジション争いが起きる。鈴木陸は後尾からアタックの機会を伺っていた。2周目、アタックを仕掛けるが、曽我(明大)と高橋(明大)に前を阻まれ失敗。最終回のスプリント勝負で何とか5位に。惜しくも決勝を逃し、7‐12位決定戦へと駒を進めた。
 7-12位決定戦では前回での反省点をいかし、早めにアタックを仕掛ける鈴木陸。しかし、逆にそこで順位を落としてしまう。やはり最後のスプリント勝負で、順位があげられるかが鍵となった。結果は伸び悩み、11位。もちろん反省点は残ったものの、これからの伸びしろが期待される走りを見せた。 
 
タンデムスプリント
 1/2決勝、予選のタイムで組み合わせが決まり3本勝負で競われた。相手は予選1位の山口、安本(鹿屋大)。鹿屋大の動きを後方担当である菊山が監視し、けん制。鹿屋大の先攻を許さなかった。緊迫したレースの終盤、鹿屋大のアタック。法大もペースを上げ、そのまま最終回に突入。しかし、そのまま差をつけられ1本目を先取される。 続く2本目、今度は鹿屋大が先行。動きをけん制され、様子を見る法大。5周目で法大がアタックを仕掛けた。そのまま、法大がわずかに先行しゴールへ。あと少しというところで逆転され敗退。3、4位決定戦で表彰台を狙う。  
 3、4位決定戦の相手は曽我、森本(明大)。1本目は法大が先行、終盤に明大にアタックをしかけられ大きく離されてしまう。しかし、力強い走りで追いつき明大に並び、最後のスプリント勝負で逆転。2本目、長いレースに法大ペアにも疲れが見えてくる。明大の後ろを走る法大、4周目でアタックを仕掛け前に出る。前を走る法大だが、最終コーナー明大に逆転されてしまう。3本目も同じく、果敢にアタックを仕掛けたものの最終回で大差をつけられ敗れた。結果は4位と、悔しい結果となったが昨年5位からの前進となった。
 
IMG 9
荒井(手前)、菊山は3本目で競り負けた
 
4kmインディヴィデュアルパーシュート
 4kmIPは鈴木康が1日目の予選を4位で通過し、3-4位決定戦に出場した。同走は森口(日大)。前半は快調な走りを見せていたが、後半にいくにつれてペースが乱れてしまった。タイムは4分43秒321。予選より数秒落ちた結果となった。東日本の時に鈴木が口にしていた目標は最低3位だったが、惜しくも目標達成には及ばなかった。
 
マディソン
 マディソンには4月に行われた全日本選手権(全日本自転車選手権大会トラックレース)で日本一に輝いた新村・寺崎ペア(法政A)に加え、鈴木・白垣ペア(法政B)も出場した。序盤から日大・鹿屋大・法政Aペアがアタックをしかけ逃げを試みる。だが集団もそれに追いつき吸収。一回目の周回のタイミングで日大が飛び出すと、それを見逃さず日大が交代している間に寺崎が見事なスプリントを見せ1位通過に成功。このまま一旦スピードが緩まると思われたが集団はハイスピードのまま進んでいく。そのペースに大幅な遅れをとってしまった法政Bチームは集団先頭に追いつかれてしまい-1周。その後も多くのペアが逃げを試みるも集団に吸収されながらハイペースのままレースは続いていく。そんな中、交代のタイミングが合わず寺崎が落車してしまう。直後に法政Bチームが集団先頭にまたもや追いつかれ、レースを降ろされてしまった。寺崎がいなくなった後も一人でレースを続ける新村だったが、先頭に追い抜かれてしまう。その後も必死に完走を目指し、3回目のポイント周回も4位で通過することに成功。だが、集団のスピードに追いつくことができずに集団に抜かされ、レースを降ろされてしまった。(梶山・野口・宮下)

選手たちのコメント

寺崎浩平

ー(落車の)けがは大丈夫ですか
はい、大丈夫です。
 ーマディソンを振り返って
展開は、最初は多分ペースが上がって、弱いチームが振り落とされるという展開で、途中からペースが安定するという点は分かっていたので、前半のペースが速いのは想定内だったんですけど。結構今までやったマディソンの中で一番ペア数が多かったので、結構交代の時とかごちゃごちゃしちゃったりして。結局今回それが原因というか。交代の時に自分がコーナーで落車してしまって…結果、DNFというかたちになって。すごい残念に思いますね。
ー走る前、自信は
自信はあったというか、それなりに走れば結果はついてくるかなと思っていたので。調子もそんなに悪くなかったので。いけるとは思ってたんですけど…。交代ミスで失敗してしまって残念です。
ー1kmTTについて、自信のほどは
ありました(笑)。でも予定していたタイムより一番最後の周回で思ったよりもスピードが落ちてしまって。狙っていたタイムよりもちょっと遅かったんですけど。一応自己ベストということで。本当は3秒真ん中くらいを出したかったんですけど。とりあえずインカレに繋げる走りができたかなとは思います。
ー走る前緊張はされてましたか
結構緊張してて(苦笑)。対面でスタートする朝日の相馬(義宗)くんは去年のインカレも3秒台を出していた選手なので、結構緊張していたんですけど。スタートの、タイムが進んだ時でもそんなに緊張していなくて。あとはもうやるしかないという気持ちで、やりました。
ー全日本選手権(全日本自転車選手権大会トラックレース)の時(1kmTT)にギアの調整をミスしてしまったとのことでしたが今回は大丈夫でしたか
今回はうまくできたと思います。
ー同種目に出場している靏選手・菊山選手について
菊山に関してはギアをかけすぎたかなという感じがあって。靏はまだ3年生なので、自分も去年この大会、1000メートル(以下1kmTT)あれくらいのタイムだったので。インカレまでに調子を上げていけば、もうちょっとタイムもつめられるんじゃないかという感じです。
ー今回で最後の全日本学生選手権だったと思いますが、今までのこの大会を振り返って
一応、4回出てきた中で全日本学生で個人種目で勝ったのが一回もなかったので。最後の年に、パンフレットに名前が残るので、優勝者には。名前を残せて良かったかなと思います。
ーインカレに向けて、仕上がり具合は良さそうですか
そうですね、バンクも外のバンクなんですけど、自分は外のバンクの方が得意という感じなので。1000メートルは鹿屋(体育大)の選手があまり出ていなかったので、多分もっとトップ争いが僅差になると思っているので、それまでにこのけがを治して、調子を上げていけたらと思います。
ーインカレの会場が標高が高いそうですが
そうですね、それに向けて、とかは特にせずに。いつも通りいこうかなと思っています。
ーインカレも1kmTTとチーム・パーシュートに出場する予定ですか
そうですね、それに多分出ると思います。
ー意気込みを
1000メートルは優勝しかないと思っているので。(チーム・)パーシュートに関しても多分メンバー的にも優勝を狙えるのは今年しかないと自分で思っているので。やっぱり今年集大成として(ベスト)タイムを出して優勝したいと思います、どちらも。
 

新村穣

ー学生最後のマディソンを振り返って
結果はそんなに良くなかったんですけど、別に何が悪かったとかは見つからなくて。転ぶこともレースの一部なので、やっぱりそういうリスクの中で走って勝つことに勝ちとかがあると思うので…運が悪かったというか、寺崎くんのけががそんなにひどくないみたいなので少し安心してます。
ー一人になってからはやはり完走を目指そうとしていましたか
はい。
ー走る前、自信はありましたか
特にあんまり勝ち負けに意識して走ろうとは思っていなくて。お互いに、最後だっていうのが分かっていたので、それだけいい走りをすれば結果がついてくると思っていたので。そういう意味では特に不安はなく走れました。
ー緊張は
なかったです。
ー作戦としては
できればやっぱりマディソンは集団から一周抜け出してラップすることを目標に走ろうということを二人で言っていたので…それが作戦です。
ーIPはタイム的にはどうでしたか
タイム的には、自分のやってきた練習と裏腹だったので少し自信をなくしそうだったんですけど、別に悪いことばかりではなかったので。そういう意味では次のインカレまでに足りないことが見えてきたので、気持ちを切り替えて。頑張ります。
ーやってきた練習というのは
前回のレース(全日本学生選手権個人ロードレース大会)で少し手をけがしてしまったので、あまりウェイトトレーニングとかができなかったので、逆にそれ以外の部分でどれだけ追い込めるか補っていこうと思ったんですけど、あまりいうまくいかなかったですね。
ー去年のこの大会には1kmTTで出場されていますが
欲を言えば1kmのタイムも4kmのタイムもできるだけ更新していきたいなと思ってるんですけど、やっぱり自分の中で優先順位をつけた時に、今年は4kmのタイムをのばしていって、できるだけ早く日本記録を更新したいな、と。誰よりも早く、と思ったので4kmに出ました。
ー前回のトラックの大会から2ヶ月ほど期間がありましたがどう調子を整えたのでしょうか
やっぱり頻繁にレースであったり合宿があったので、すべて自分の思った通りにトレーニングとかができているかっていったらそうじゃないんですけど、それでもできる限り、最上級生なので。練習メニューとかを考えたり、自分のコンディションとかを整えたりすることになるべく時間そ費やしてきたつもりなんですけど…。結果としてはあまりついてきてくれないのがもどかしいですね。
ー今日のコンディション
80点くらいですかね。やれることはやってきたので。足りないこともまた積み重ねて100点にしたいなって感じです。ただ湿度が高いので気分があんまり良くなかった感じです。
ー一年生の走りについて
一年生はほとんどが初めての全国大会だったと思うんですけど、その中で結果が出なくてもいい走りをしていた選手もいたりしたのが印象的でした。でも結果的には勝てていなかったので、インカレまでの残りの日にちが少ない中どうやって過ごしていくかっていうのが課題だと思います。
ーインカレに向けて
来週もここで、JAPAN TRACK CUPがあってその後合宿もあるので、スケジュールが結構ハードなので体調には気をつけて、健康第一でいきたいと思います。 
 

靏良生

―今大会を振り返って
大学に入って初めて表彰台に立つのですごい嬉しいです。自己ベストも更新できたので嬉しいです。
―今までの自己ベストはいくつでしたか
6秒台をずっと切れてなくて。初めて5秒台が出てすごい嬉しかったです。
―特に意識したことは
最初の出だしのスタートだけ失敗しないように気を付けました。
―スタートが課題というのは以前も仰っていましたが、改善できましたか
今回は上手くいきました。
―スタートが上手くいかないというのは、どのように上手くいっていなかったのですか
スタートミスして、オロオロみたいな(笑)。
―目標だったタイムは
自己ベストを切る5秒台を出したかったので、それがクリアできたかなと思います。
―今日の調子は
多分よかったんですけど、すごい緊張してました(笑)。
―去年はスプリントに出場されていましたが
スプリントはもしかしたらインカレで出るかもしれないです。1年生がまだまだなので、もしかしたら自分が代わりに出るかもしれないです。
―寺崎選手が1kmTTで優勝されたことについて
すごく嬉しいです!一緒に練習やってきたので。
―どんな練習を
一緒にウエイトとか、筋トレをしてました。
―短距離種目の選手は特によく筋トレをされてるイメージがありますが、大切なのでしょうか
ある程度必要じゃないでしょうかね(笑)。
―今年はインカレの会場が外のバンクになりますが、何か対策は
今回は1周333メートルのバンクなんですけど、多分カントがきついので。8月中に長野じゃない所で合宿をするんですけど、そこでバンクに慣れるための練習をやっていきたいと思います。
―現段階での仕上がりは
インカレで入賞できるんじゃないかな?って感じです(笑)。
 ―チームとしての仕上がりは
上級生が引っ張ってく感じなので。1年生はちょっと高校生の名残があって仕上がってなくて、上級生との差があるんですけど、インカレまでには仕上がるんじゃないですかね。
―次に出場される大会は
インカレですね。試合好きじゃないので(笑)。
―ではインカレに向けての意気込みをお願いします
精一杯頑張ります!
 

菊山将志

―今日の1kmタイムトライアルの感想をお願いします 
あんまり、特には無いですけど重めのギア踏んだって感じですね。一応勝負はしました。
―タンデムスプリントの方は
そうですね、まあ成績あんまり変わらなかったですけど得るものもあり、良いレースができたと思います。 
―今日のコンディションは 
病み上がりにしては調整できた方だと思います。  
―インカレでの出場種目は
一応タンデムと、もし戦力になるならですけどチームスプリントに出れたらなと思います。 
―今日の反省点を踏まえて、これからどんな練習をしますか
基本的に、あんまりダッシュが無いので荒井と力を合わせてダッシュを出せるような練習をしたいと思います。  

鈴木康平

―マディソンの結果について
反省ばかりですね。普段の練習から持久力の足りなさが出たなという感じです。長距離走る練習をあまりしてこなかったのでこういう結果になってしまいました。白垣とは全日本から一緒に出ているので入賞したいねとは言っていたので悔しいです。
―IPの結果(4位)について
予選終わって改善点が見つかったので(3位決定戦は)いけるかなと思ったんですけど、スタート1kmで自分の中で(勝つ気力が)切れてしまって、これは負けパターンだなと思ってしまい、タイムもだめだめでした。
―予選で見つけた改善点とは
後半でたてれしまうことがあったのでそこを直そうと思ったんですけど、それができなかったです。
―優勝した渡邊選手(朝日大)は意識されましたか
高校の時から何回もやっている相手で、勝ったり負けたりしていたので意識はしていたんですけど今回はだめでした。
―今回の木製バンクはレースに影響しましたか
自分は地元が静岡でよく練習していた場所なのでむしろ得意なコースでした。予選では自己ベストも出たので。
―今大会で得た課題は
個抜き(IP)の対戦相手が、東日本で2位だった森口選手(日大)なので勝ちたいのはもちろんなんですけど、タイムでも完全に上回ってインカレでリベンジしたいです。

荒井佑太

―タンデムの結果(4位)について
菊山先輩とコンビを組んで二年目で息はぴったりだったんですけど、やはり勢いや瞬発力は他のチームより劣っているので、そこが今回負けた敗因かなと思います。
―上位3チームとの力の差は感じましたか
タイム差も少しあるんですけど、レースになったら自分たちの走りには自信があったので、相手の得意な形にもっていかないようにしていたんですけど、(明大戦の)3本目は相手のパワーに押されてしまったかなという感じです。一度スピードに乗った時の持続力は高いので、良いお手本として勉強になりました。
―昨日のポイントレースの結果について
距離が長いレースだったので前半ポイントを少しとりながら様子を見る予定だったんですけど、他大の強力な選手が前に出ていくのを見て少し焦ってしまい、前半飛ばし過ぎてしっまて思うようなレース展開にできなかったです。持久力、ポイントを取りに行くときのスピードがまだまだ足りないなと感じました。
―東日本で優勝されてから今日までの練習は
タンデムの練習をメインでやっていました。タンデムを漕いでいると総合的な力がつくので単車ではあまり練習していないです。
―次のインカレでは何に出場される予定ですか
まだ決まっていないんですけど、監督や新村先輩と相談して一番自分たちが輝ける種目に出たいと思います。

白垣良祐

―今大会を振り返って
スクラッチは表彰台狙ってたんですけど。まあ7位で入賞できたので、良かったかなと思います。スクラッチで自分のやりたいことをやって、まだ力が足りないっていうのが分かったのでまた練習していこうと思いました。マディソンはスクラッチを引きずってしまって、体力がなくて全然走れなかったので、そこも課題だと思います。
―スクラッチには何度も出場されていますか
去年出たんですけど去年は予選落ちだったので。大分走り方的には分かってきましたね。
―意識したこと
とりあえず、安全に走ることですかね。
―レース中の位置取りなどは考えて動いているのでしょうか
自分の走り方はあんまり良くないんですけど。後ろにずっと居て、最後スプリントで勝負するっていう感じなので。まああんまり良くないので、もっとレースを見て違うパターンをやりたいと思います。
―1年生が2人出場されていましたが、印象は
結果は残せているので、いいと思います。
―マディソンについてお伺いします。2人の中で作戦はありましたか
なかったです。ちょっとだめでしたね。
―目標は
入賞でした。
―6月14日の全日本学生ロードレースを振り返って
腰に爆弾を抱えていたので、途中で腰が痛くなって降りちゃったんですけど。それまではしっかり自分の役割を果たせた試合はできたと思います。
―腰の調子が悪くなったのはいつから
木祖村のレースで腰がいって、そこからちょっと。
―今は
治療中なんですけど、テーピングとかでカバーしてます。
―次に出場される大会は
お台場の湾岸クリテリウムです。
―目標は
1位をとることです。
―意気込みをお願いします
これからもっとレースとかをじっくり見て研究して、もっとレースを上手く走れるようにすれば、もっと上位が狙えると思うので、しっかりやっていきたいと思います。
 

鈴木陸来

―今日のケイリンの感想をお願いします 
周りの選手が、自分よりも断然強い人たちばかりで2周半ぐらいで自分から行こうと思ったんですけど、他の人たちが強いっていうプレッシャーで残り2周に行くことになっちゃって、明治の選手も同じタイミングで自分から行けなくなっちゃいました。ダラダラな試合になっちゃったと思います。 
―最初のポジションと、明治の選手が壁になっているように見えましたが 
ちょうどその前の選手が、もうちょっと早く行って自分を連れてってくれてればいけたかなと思ったんですけど、もう自分で行くしかないと思ってたら、こうなっちゃって明治2人で協力し合うかなと思ったので上手く利用しようと思ってたんですけど、ああやって協力されるとは思わなかったです。 
―予選では周りが上級生の中1位でしたね 
1年生なので、もう自分から行って勝ち負け恐れずに行けと監督に言われたので。高校の時から自分から行くのがスタイルで、それで行こうかなと思って、上手くいって良かったです。  
―先輩からのアドバイスは 
自分、始め予選の時もギアを結構軽めでいこうと思ってたんですけど、先輩にもっと重くしろって言っていただいて予選は良い感じに上がれたので、ありがたかったです。  
―今日の自身のコンディションは 
悪くはなかったと思います。完全に作戦ミスです。
―緊張は
緊張はとてもしてました(笑)。  
―ベロドロームは走りにくいですか 
自分の地元が静岡なので、ここは結構走ってたのでそんなに不慣れな感じではなかったんですけど、特別きついわけでもなかったです。結構初めての選手が多いので、周りの選手が落車しちゃったりとか、普通のバンクより角度高いので、タイヤにしっかり張らないと、べろっと剥がれちゃうので、そういうミスとかで落車が多かったですね。  
―インカレではどの競技に出場しますか 
まだ選ばれてないですけど、できればこの競技(ケイリン)ででたいと思ってます。
 

高橋綜一郎

ースクラッチについて、まず予選を振り返って理想の走りができましたか
そうですね。もうドンピシャのタイミングで回ってきたので、自分で行くしかないなと。それで行きました。それが決まって、良かったかなと思います。
ー1位通過することは目標でしたか
そうでもないですけど、できるだけ上位でゴールしたいなとは思ってました。
ー今日(7月5日)の決勝では序盤から積極的にアタックしている印象でした
逃げたくて、とにかく。もう集団でスプリントするのが一番嫌だったので、自分の中で…。少人数の中で逃げれたらいいなと思って最後ずっと逃げて、足がなくなってしまいました。
ー法政としての作戦はありましたか
特にはないですけど、自分が残り周回数少なくなって前にいたときに、1人前にいて。自分が行かないと、前に追いつかないなと思ったので、自分が強引に引いて、
集団のペースを上げて。後ろに2人いるって分かってたので、あとはもう任せるって感じでした。
ー出場した中で敵となる選手を挙げるとすれば
大分の高校の時一緒だった、鹿屋(体育大)の黒枝咲哉さんていうのが高校の時からずっと一緒で、先輩で。試合前もずっと話してて、どうしますかっていうのを。試合中もずっと見ていて、でも最後の最後見失ってしまって。やられました。
ー決勝でも上位を狙っていましたか
はい。
ー決勝を走る前、緊張はありましたか
ちょこっとありましたけど、結構楽しみで。走りたくて。わくわくしてました。
ータンデムスプリントについて、鈴木陸来選手と組むようになったきっかけは
誘われて。組まないかって。まあいいよって(笑)。
ータンデムスプリントは初めてですか
はい。初めてです。
ー初めてのタンデムスプリントは手応え的にどうでしたか
初めてのタンデム(スプリント)はそうですね、きついですね。とりあえず。スクラッチとかと違って、足揃えなきゃいけないので。相当難しい部分はありましたね。
ー前と後ろはどのようにして決められたのですか
自分がもう後ろしか嫌だって言って(笑)。それで、(鈴木陸来選手も)じゃあ前だみたいな感じで。自然な流れで。誰が決めたわけでもなく。自然に決まりました。
ー練習では息の合わせ方などを練習していましたか
そうですね、そこを重点的に試合までやっていきました。
ーインカレには
昨日からすると、厳しいかなって感じですね…。
ー菊山選手・荒井選手ペアの印象は
ベテランだなって。結構練習からこまめに色んなことを教えてくれたんですけど、試合で活かせなかったのは残念だなと。
―この二日間のコンディションは
コンディションは、悪くはなかったです。良かったです(笑)。
ーインカレについて、出場する種目を挙げるとすれば
タンデム(スプリント)と、団抜きの補欠に…。いや、タンデムで。
ーインカレに向けての意気込みを
頑張ります(笑)。

木原孝明

―今大会を振り返って
予選は上位7人上がりだったので、無理はせずに着実に7位以内に入って次の日に疲労を残さずっていうのは考えていました。決勝は法政大学が3人出場してて、レースを走る中で、高橋くんが逃げる展開に持っていこうとしてて。白垣先輩は逃げに乗ろうともしてましたし、スプリントしようともしていて。自分は最後のスプリントに賭けようかなと思って。自分が思い描いてたのと近い展開になったので、最後は粘ってって感じだったんですけど。ちょっと最後はまだ実力が足りなかったなと思います。
―緊張はありましたか
全然なかったです。チャレンジャーなので怖いものはないです。
―今日の調子は
いつも通りです。
―今日に向けて特にどんな練習をされましたか
先輩たちについていくのが必死でした。強い先輩と一緒に練習させていただいてるので、それが一番の練習になってるんじゃないかと思います。
―今回の会場の走り具合は
高校の時に結構走ってたので、走りやすかったです。
―高校と大学の違いは
全般的に環境が変わりましたね。高校は午後に練習が中心だったんですけど、大学は朝早起きして、1年生なので準備をして、朝練なので。正直きつい部分もあるんですけど、その中で強度が高い練習ができるのが高校との違いですね。
―寮生活には慣れましたか
慣れました。
―仕事は大変ですか
大変です。
―特に何が大変ですか
自分的には早起きが一番つらいです。
―先輩の印象は
先輩はみんな怖そうに見えるんですけど、実は優しいです。和気藹々としてで、でも集中するときはピッと切り替わるので、メリハリがあります。
―監督の印象は
とりあえず自転車を楽しめというようなスタンスです。
―専門はトラックですか
そうです。中長距離全般やってます。
―インカレに出るとしたら種目は
ポイントレースです。もしかしたら、走れるようになればロードレースって可能性もあると思います。
―次に出場される大会は
湾岸クリテリウムです。
―次の大会に向けて意気込みをお願いします
トラックレースじゃないので、また走り方が違うかなと。食事とか制限しようかなと思ってます。
 

フォトギャラリー

  • 3TTで大会新記録を樹立した寺崎
  • 52種目に出場した高橋
  • 6鈴木康は目標の表彰台には届かなかった
  • 7鈴木康(左)、白垣は完走できず
  • 8新村(左)、寺崎は日の丸を胸に戦った
  • IMG 11短距離勢で期待がかかる鈴木陸
  • thuruレース後笑顔を見せた靏
  • IMG 10TTが今大会唯一の表彰台となった、寺崎(左)、靏
 

 

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