【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 最終戦

バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 最終戦

関東大学バドミントン春季リーグ
2016年5月5日(木)
葛飾区水元総合スポーツセンター

最終日、女子は青学大と対戦。選手は自身の実力を十分に発揮し4-1の快勝。リーグ戦4勝1敗で惜しくも準優勝で今季を終えた。男子は昨季2部から1部に上がった筑波大と戦った。3-1勝利を決め、入れ替え戦を回避。今季は4位の結果に終わった。

ueno R第1シングルスで勝利しチームを勢いづけた上野

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

3

筑波大学

1

詳細結果(男子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ○西川裕次郎2-1馬場湧生(21-21,16-21,21-15)
第2シングルス ○桐田一樹2-1下川大樹(18-21,21-14,21-11)
第1ダブルス  ○西川・前田賢史朗2-0(21-16,21-13)
 第2ダブルス ●小森園隆平・野田悠斗1-2馬場・下川(21-23,22-20,10-21)
 第3シングルス 順位が確定したため行われず 

総合試合結果(女子)

法政大学

4

青山学院大学

1

詳細結果(女子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ○上野亜実2-1大堀優(12-21,21-18,21-15)
第2シングルス  ○前田悠希2-0寺田桃香(21-19,21-14)
第1ダブルス  ○長谷川由季・工藤ひな子2-0石橋舞・岩谷果歩(21-17,21-15)
第2ダブルス  ●前田・宮浦玲奈1-2大堀・寺田(21-16,19-21,18-21)
 第3シングルス ●勝俣莉里香2-0石橋(21-16,21-14)

 

戦評

男子

 リーグ戦最終日。これを落とせば入れ替え戦と窮地に立たされた法大は、昨年のインカレ王者としての意地を見せる熱戦を繰り広げた。  
 「自分が負けたら負け」。そう自分を追い込んで第1シングルスに臨んだのは西川裕次朗(社3)。気迫あふれるプレーで順調に第1ゲームを奪うが、スマッシュがコート内に決まらないなど失点を重ね、第2ゲームを落としてしまう。互角の戦いを繰り広げる中、「気持ちが全てという試合。強気で行くしかない」、そう腹をくくった西川は最終ゲーム、中盤からのネットプレーを制し、筑波大主将・馬場を撃破。その瞬間、ひときわ大きな雄叫びを上げた。
 第2シングルスの桐田和樹(営3)は、序盤から攻撃的な姿勢を貫く。いつものように先行でゲームを進めるが、ミスショットから相手に追いつかれ第1ゲームを落とす。それでも第2、3ゲーム目は悪い流れを切ることに成功。持ち前の強い打球もしっかりと決まり、最後に強烈なスマッシュを放ってこのマッチを締めた。
 あと1勝で勝利という場面で迎えた第1ダブルスは、西川・前田賢史朗(経3)の3年生ペア。前田は今季初出場。この3日間は十分に体を動かすことができず「不安だった」と語ったが、次々にスマッシュなどショットを決め、その不安は杞憂に終わる。その勢いに押されてか、相手にミスが見え始めると、そこから一気に畳みかけストレート勝ち。3勝果たし、入れ替え戦を回避した。
 第2ダブルスの小森園隆平(社2)・野田悠斗ペアの第1ゲームはシーソーゲームに。2点以上の差がないままジュースを迎えると、2連続でスマッシュに失敗。最後は相手にスマッシュを決められ23-21で落とす。第2ゲームもジュースに持ち込まれるが、ショットが冴え22-20で制する。しかし、長期戦になったためか両者の足取りは重くなり、ファイナルゲームは突き放されて敗れた。

 「負けられない」。この強い気持ちが今日の勝利を、入れ替え戦回避を導いた。須賀隆弘監督は4位という成績を「妥当」と評し、こう続けた。「リーグ戦は、チャンスを与える試合」。今大会、須賀監督は新顔を多く起用した。新体制が始まって間もない今、特に下級生の台頭はチームとしても自信となったことだろう。日光凌(現4)主将も「負けても価値のある、収穫のある試合ができた」と振り返ったように、「4位」という数字以上のものが得られたことは確かだ。  
 最終目標の「インカレ連覇」へ。選手たちの歩みは始まったばかりだ。(伊藤華子)

女子

 四日目に筑波大学に今リーグ初の敗北を喫した法大。迎えた最終日、優勝のためには5-0での勝利が絶対条件であったが、やはり生半可なものではなかった。
 第1シングルスに出場した上野亜実(人4)は開始から積極的な攻めの姿勢を見せる。しかし力みからか、ミスを連発し第1ゲームを12-21で落としてしまう。それでも第2ゲームに入ると鋭いスマッシュやヘアピンを効果的に使い、序盤から6連続得点で一気に流れを掴む。そのまま粘る相手を振り切って21-18で2ゲーム目を制し、勢いそのままに第3ゲームも21-15で勝利。チームに勢いをもたらす。
 第2シングルスでは前田悠希(営3)が登場。「絶対取りにいくという気持ちで向かった」と、相手の思うような返球をさせない攻めのバドミントンを展開する。一時逆転されるも、第1ゲームを21-19で奪取。第2ゲームも流れを渡さずストレートで勝利を決める。
 第1ダブルスの工藤ひな子(人2)・長谷川由季(法4)ペアは中盤の競った場面で連続してスマッシュを決めるなど、第1・第2ゲームともに相手に主導権を渡さないまま、ここでもストレートでの勝利。
 このまま勢いに乗りたい法大は第2ダブルスで今リーグ負けなしの宮浦玲奈・前田悠希(営3)ペアを送り込む。緩急つけた攻撃で相手を翻弄し第1ゲームを奪うも、第2ゲームに入ると立て直しを図ってきた相手のスマッシュやカットに対応しきれず防戦一方の試合が続く。「やはりミスが多かった」と振り返るように、ここぞという場面でも流れを奪い返せず、第2ゲームを19-21で落とす。何としてもとりたい第3ゲームは一進一退の攻防が続くも、相手のドライブに徐々に追い詰められていく。これが響き18-21の僅差で第3シングルスも破れ惜しくも敗戦。
 5-0での勝利を絶たれた法大。しかし第3シングルスに登場した勝俣莉里香(営2)は、そんな状況を感じさせないパワフルかつ落ち着いたプレーで終始リードし、21-16で第1ゲームをものにする。第2ゲームもインターバル後に6連続得点を奪うなど意地を見せ、21-14で勝利した。

 青学大戦には勝利するも、春季リーグはあと一歩、悔しい準優勝という結果に終わった。しかし法大のチームワークという武器にさらなる磨きがかかったリーグ戦でもあった。さらなる高みへ、彼女たちはすでに新たな目標を見据えている。(本間美来)

監督・選手インタビュー

須賀隆弘監督

 ―今大会の総括を
予想していた部分もあれば想定外の部分もあったので、結果4位というかたちになりましたけど、今は妥当な成績かなと思います。  

―想定外の部分というのは具体的には
出だしが悪すぎたというのがありました。日体大戦、中大戦、日大戦も出だしが悪すぎたというところが想定外でした。  

―西川選手が日体大戦、日大戦と第1シングルスに出場して、なかなか勝つことができませんでした
相手がいることなのでそんなに上手くいくはずはないのですが、内容が弱気になってしまっている部分があるので、そこは想定外ではないですけど、そこはちょっと反省点かなとは思います。

 ―今回1年生も出場していましたが、監督ご自身は1年生の実力をどのように見ていますか
リーグ戦の試合というのは、それぞれ経験の場でやったりとかチャンスの場を与える試合だと思っています。だから今回も1年生がこれだけできるかというところで、試したというところがあります。思っていた以上に本人たちももっと練習すればやれるということがわかったと言っていたので、その点についてはひとつプラスになったかなとは思っています。  

―今大会では日光選手がシングルスにも出場していますが、どのような意図があったのでしょうか
彼は今年キャプテンだし、佐野と関口が卒業してしまったので、もう1人のシングルスというところにおいては、日光キャプテンをひとりの軸として育てるために、開幕トップシングルスとか負け続けても出場させました。  

―日光選手は今年主将を務めていますが、どのようにチームを率いていると監督ご自身は感じていますか
彼はすごく真面目な性格で、自分の背中を見せて引っ張るタイプだし、私は信頼していますので今は我慢させて、もっともっと練習で引っ張れるように言っていきます。

 ―今大会で得られた収穫は
例えばメンバーチェンジで出た塚本と佐藤なんですけど、彼らからしたらチームの代表としてひとつ勝つのがすごく大変だということ、出場している選手の気持ちがたぶんわかったということが1つあります。また、去年まで出ていた3年の西は今回練習不足というか、ちょっとメンタル的に足りないものがあったので、実力はあるけど出場機会は一回しか与えなかった、このことに関して彼本人もこれからもっとちゃんとやらなきゃいけないということを理解できたことも1つ成果になったと思います。

 ―今日のミーティングではどのような話を選手に伝えましたか
一言でまとめれば、試合が負けてもこれで終わりではない。諦めたら終わりだと伝えました。だから今のこのスタッフと選手でもう一度頑張ろうと。このチームで絶対今年インカレ連覇するという気持ちを最後に伝えました。なので、応援よろしくお願いします。

日光凌主将

 -主将として初めてのリーグ戦でしたが
去年のインカレで優勝したので、周りからはチャンピオンチームとして見られていて。少しプレッシャーのかかる立場の中で参戦したんですけど、厳しい戦いだったなというのが率直な感想です。  

-「厳しい戦い」というのは勝てないことに対してですか
そうですね。インカレが終わってからリーグとかで優勝を目指すためにシーズンオフとかもみんなでトレーニングなどを頑張ってきたけど、そう上手くはいかないというか。  

-リーグ戦での個人としての課題は
今年からシングルを任されるようになって、団体戦でシングルに出るのが初めてで、何もわからない状態だったのですが、一試合一試合重ねるごとにこれからの課題が自分でもわかりましたし、監督・コーチからもいろいろ言われました。そういったことがわかったのでは良かったかなと思います。  

-チームとしての収穫や課題は
負け越しはしたんですけど、部員全員で戦うチームというのが目標で、今回もエントリーしたメンバー全員で試合をして。負けが先行してしまいましたが、負けても価値のある、収穫のある試合ができたと思います。そんな中でも競って勝ってくれる選手もいたので、チームの雰囲気は悪くはなくて。むしろ良い方向に向いてきているのではないかなと思いました。  

-先程のミーティングではどんな話をされましたか
みんなでもう一回意識を合わせて1つでも多くの大会で優勝できるようにと。そのために、また練習からしっかり頑張って行こうという話をしました。  

-次の大会は関東選手権です
次はリーグと違って個人戦なので、1つでも多く勝って自信なり結果を出してアピールできるように。個人の戦いなので、自分次第ですし。その中でもチームで切磋琢磨できるように頑張っていきたいと思います。

西川裕次郎

 -連日出場されていますが、疲れは
今回は兼ねるのが少なかったので疲れはあまり感じなかったです。  

-今日はシングルスのあとにダブルスで出場しましたが
今までの4戦は兼ねないで戦ってきたので、疲れは感じなかったですね。  

-リーグ戦シングルス初勝利となりました。昨日までとの違いは
やっぱり今までは、自分で勢いをつけていくというのが今までは最後まで足りていなくて。最後の最後、入れ替え戦になるかなというところで、自分でしっかりと気持ちにスイッチを入れられたのが勝った原因です。シングルで2敗したのは、相手との実績もあまり変わらないので、結局は気持ちの部分が足りなかったのかなと思います。  

-途中点差がつまりましたが、焦りは
自分が負けたら負けという感じでしたし、相手に勢いが行ってしまうのもあったので怖かったです。でも結局は気持ちが全てという試合だったので、強気で行くしかないというイメージだけを持っていました。  

-入れ換え戦ギリギリで今日を迎えました。コートに入るときはどんなお気持ちでしたか
チームが勝つというより、自分が勝たないといけないという状況を自分でつくり出していました。あとに任せないで、自分から3本パン、パン、パンと取って終わるというイメージしかなくて。それが結果として出て、という感じです。  

-ダブルスは、勝てば勝利が決まるという場面でした。どのような気持ちで挑みましたか
自分は誰と組んでもパートナーをしっかり生かすことを考えています。パートナー(前田)が打つタイプなので、自分が前で(チャンスを)つくって、要所だけ点数を取りにいくことだけ考えていました。

 -ダブルスでの収穫・課題は
自分は本当は藤野さんと組んでいるんですけど、あまり他のチームと実力も変わらないです。そこを跳び抜けようと思ったらコンビネーション以前に、スピードなどの個人の能力の違いが出て来ると思います。そこを強くしていくことで、また変わってくるのかなと思います。  

-リーグ戦を通しての収穫・課題は
下級生がちょっと出て自分たち上級生が取らなければいけない試合を取って、優勝を目指すという形でいました。でも、ちゃんと取らないといけないというところで、取れない。気持ちの作り方というか、そういう部分が負けにつながってしまいました。今日みたいな試合がずっとできていれば、結果も違っていたと思います。悪くはないけど良くもない。下級生がしっかり戦えたということは成長につながるかなと思います。  

-ミーティングではどのような話をしましたか
気持ちという部分が強くて。みんなそうですけど、気迫がある方が勝つし、ない方が負けるし。そういう部分をどうやって引き出していくか、ということが中心ですね。  

-次は関東選手権です。意気込みをお願いします
個人戦ではありますけどチームの中心としてしっかり結果を出して、しっかりと勢いづけることができるようにしていきたいと思います。

前田賢史郎

-勝てば勝利が決まるという状況でした。どんな気持ちでコートに入りましたか
パートナーが任せられるやつですし、自分がちゃんとやれば勝てる試合なので、自分のことだけを考えていました。  

-スマッシュを打つ機会が多く回ってきたように見えましたが
自分がスマッシュを打って甘くなった球を西川が打ってくれればと思っていました。  

-普段西川選手と練習されることは
二人での練習はほとんどしないです。  

-相性は何点ぐらいでしたか
中々合わないところもあったので、60点ぐらいですかね。  

-残り40点分は
自分がもっと足を動かしていけるようになればというところです。  

-入れ換え戦を回避して
ホッとしました。  

-ミーティングはどのような話でしたか
課題が見つかったので、まだこれで終わりではないから、次の大会のこととかを考えてやっていけという話でした。   

-ご自身にとって、この関東リーグはどんな大会でしたか
オーダーは事前に聞いていましたが、3日連続で出場しない日が続きました。シャトルも打てないし、体も動かせなかったので今日の試合は不安だったんですけど、ちょっと動けたので良かったと思います。

 -次は関東選手権です。意気込みをお願いします
組むのが1年生なので、しっかり引っ張っていきつつ上位を狙っていきたいと思います。

宮康二監督

 ―今回の結果について
4勝1敗というところでいうと、ある程度戦えたのかなと思います。ただ、目標はあくまでも優勝だったので、そういう点でいうと一歩足りなかったかなと思います。

―春季リーグ戦の総括をお願いします
チームが、どこの大学もそうなのですが、入れ替わった状況で、自分がどこくらいまでやれるのかどの位置なのかというのがわからない中でやっていますから手探り状態でやって、初戦、2戦めと結構厳しい試合だったのですがなんとか3-2で勝てたことで、後半いい流れになったのかなと思います。

ーリーグの後半、宮浦・前田ペアとは別のダブルスは組み合わせを変えての出場が見られましたが
宮浦と前田はずっと使っているのですが、もう一個の方は最初長谷川と1年でやっていましたけど、でもやっぱり先を考えるとやっぱりほかの2年とかいるので、その子たちも使っておかないと先が良くないので、それで筑波大のときに勝俣・工藤を使って、今日は長谷川・工藤と工藤に少し経験をさせたかったということですね。

―今回、主将の酒瀬川選手は一度も出場がありませんでしたが
キャプテンなのですが、キャプテン=試合に出なければいけないとは全然思っていなくて、力のこと試合運びのことプレースタイルなどを色々考えて選手を使っている中で、酒瀬川にはコートには入らないのですが、別な意味でチームのまとめ役としてやってくれたのかなと思っています。

―今大会における収穫・課題は
収穫としては、勝つべきときにある程度勝つ人間がしっかり勝ってくれたというところです。課題としては、やはり負けてる試合を見ると少しスタミナ減とかで負けたりしているところもあるのかなと見受けられるので、この後秋に向けてスタミナ強化、その辺りをしていかなければならないなと思います。

―これからも単複どちらとも出場する選手を出すということは考えていますでしょうか
本当は分けたいです。分けたいですが力的に見たときにそれをやってしまうときついのかなと。育ってくれて次にできるように選手がしてくれれば、もちろん分けてやった方が体力的にもいいのですが、どこの大学を見てもエース級のクラスっていうのは単複やっているんですね。力のある人間を使わざるをえないので、一個負けると痛いですから。出てこなければ、やらざるをえないのかなと思います。

―ミーティングでは、どのようなことを選手たちに声をかけられましたか
結果4勝1敗だったことについては、ある程度目標ではないがやれたのかなと。お疲れ様ということと、そうは言いつつも目標が達成できなかったのでこれからやらなければならないんだよということを。それと、秋は3大会すぐつながるんですよ。東日本インカレ、リーグ、インカレ。そこまでの数ヶ月間は、これだけやったんだからさらにまた強くなって、そこの3つでまたもう一度優勝できるだけの力をつけてやらなきゃいけない。ただ、それはこれから夏に向けての数ヶ月が本当に勝負なので、もう一度今回経験したことを生かしてやりましょうと話しました。

―今後に向けて
これだけ戦えるので、どこも同じ力だと思うんですね。ずば抜けてどこかが強いという訳ではないと思うので、なのでさっき言ったようにしっかり練習して、秋の大会最低でもどこか1つ優勝したいなと思います。

酒瀬川美波主将

 ー今日の結果を振り返って
今日は5-0じゃなきゃ優勝がないっていう状況のなかで、昨日からそれが分かっていたので、全員で5-0で勝ちにいって…昨日一敗してる分、それをはね返せるぐらいの気持ちで全員で勝ちにいくことを意識して入りました。一本取られてしまったんですけど、全員が5-0で勝ちにいくっていう気持ちは出ていた試合内容だったと思います。  

ー惜しくも優勝を逃してしまいました
去年のインカレが終わって新一年生も入ってきて新しいチームになって…去年ひとつも優勝できなかったっていうのがあって、今年こそ去年負けてる筑波・日体を倒して優勝するっていうのが目標で今まで練習の量とかも増やしてやってきたんですけど、昨日筑波に負けてしまって。やっぱり悔しいっていう気持ちが強いです。  

ー春季リーグでの収穫と課題は
収穫は…前半の3連戦すごい厳しい戦いのなかで、誰かが負けても誰かが勝って最終的に3-2で勝ったり、そういったチームワークというかそれがこのチームの良さでもあるし、それが出せた試合があったのでそれは収穫として今後に繋げていきたいです。 課題は、やっぱりどこも横一線というか、どこが勝ってもおかしくない状況のなかで3-2で勝ったところももしかしたら2-3で負けたりしてたと思うので、そこを他のチームとの差をもうちょっと広げるというか、もっとレベルアップして次は3-2でギリギリの状況で勝つんじゃなくて、全部5-0で勝ちにいくっていう気持ちでいきたいです。  

ー新チームの主将として意識してきたことなど
やっぱり一番はチームワークです。飛び抜けた選手がいないというか確実なエースがいない。去年の4年生が抜けてそういう状況になったので、誰が出てもおかしくないし、全員で勝ちにいく気持ちで練習から取り組んできて、やっぱりそれはこのリーグ戦でも試合に出た人も出なかった人も全員で勝ちにいくってことを意識してやってきました。  

ー次の試合に向けてやっていきたいことは
やっぱり練習内容はもっと増やしていかないとと思ったのが一番で、やっぱり最後キツい勝負になった時に勝ち切らないと意味がないので、その勝ちきれる体力を今後の練習でつけていきたいです。

長谷川由季・工藤ひな子ペア

 ―今回の結果についてどのように感じていますか
長谷川:この結果に対して下を向かずに、みんなで上を向いてもう一度頑張れたらいいなと思います。
工藤:初めて今回自分が試合に出ることができて、初めて団体戦で勝つということがこんなにも大変なことなんだなと思いました。今回の結果については、落ち込むことなく、次の秋リーグに向けて繋げていけたらいいなと思います。  

―このペアでの出場は初めてでしたが、どの程度練習は行っていましたか
長谷川:全くやっていません。  

―今日の試合21-17,21-15というスコアについて
長谷川:もう少し抑えられたら次入るのももう少し楽だったかなとは思っています。
工藤:2ゲームめの後半で、自分が狙われてレシーブできていなくてポイントを取られた感じだったので、そこが自分の課題だなと思います。

 ―今回勝利できた要因は
長谷川:自分たちは、上からの球スマッシュが結構速い方だと思うので、それを生かして上からの球で攻めきるというプレースタイルでやりました。

 ―次の大会に向けて、それぞれ違うペアで臨むと思いますが意気込みを
長谷川:今シーズン始まったばかりですが、やはり個人戦でも団体戦でも結果残したいので、ちゃんと一戦一戦戦って上を目指していけるように頑張ります。
工藤:一つでも上を目指せるように頑張っていきたいと思います。

前田悠希・宮浦玲奈ペア

ー試合を振り返って
宮浦:勝たなきゃいけないところで勝ちきれなかったので、そこはしっかり二人で反省して次に繋げていけるようにしたいです。
前田:もうやっぱりビビってしまって。自分のプレーとかもやれてなかったので、そこを改善していって次の大会に向けて頑張りたいです。  

ー前田選手はシングルスでの出場もありました
前田:初日と2日目に出て、負けてしまってチームの雰囲気も崩した状態でまわしてしまったので。でも2日目で出させてもらったので、もう絶対取りに行くっていう気持ちで向かっていきました。  

ーダブルスについて、第2ゲームから相手のスマッシュがよく決まり始めましたが
宮浦:落としてくることに対して落とし返すことができなかったので、そこをしっかり直していければそういうことがなかったのかなと思います。
前田:やっぱりミスはすごく多かったですね。  

ーフォルトを指摘した場面で流れが変わったように見えました
宮浦:ちょっと時間が止まったので相手も嫌な感じかなと思ったのでそこが良かったかなと。  

ーリーグ戦初の敗戦でした。敗因を挙げるとすれば
宮浦:いつも通りのプレーができてなくて相手に先に攻められてしまった部分があったのでそこだけかなと。
前田:自分のミスが多くて、そこを相手が狙ってきて、それに対しても受け身になってしまったのでそういうところが敗因だと思います。  

ー優勝がかかった場面でのプレッシャーは
宮浦:あんまり。向かっていくだけだったのでそこは別にないですね。
前田:結構自分が勝たないとという気持ちで考えすぎてた部分がありました。  

ー春季リーグを終えて
宮浦:勝てないわけではないので次はしっかり秋で一位取りたいです。
前田:シングルスもダブルスも頑張らないといけないんですが、シングルスが本業なので(シングルスが)もうちょっと安定できるような感じにしていかないといけないなと思いました。 

勝俣莉里香

ー対戦相手の印象について
リーグ戦で初めて、年下の選手と当たったので、年上の選手と(試合を)やるときより、やりづらさがありました。  

ー相手のドロップショットが多かったことについて
自分の球が低かったときに、(相手が)打ったドロップに対しては、全然足などが出なかったので、打たれる前に、打ちやすい球を打っている自分がいけないのかなと思いました。  

ー反省が多かった試合でしたか
昨日とか一昨日の試合は勝てなかったですが、内容的には、そっちのほうが、今日よりは良かったかなと思いました。  

ーリーグ戦を主力として終えて
6試合行いましたが、自分が今どのくらいの位置にいるのか、強い相手にどのくらいできるのかを知れました。(シーズンは)まだ始まったばっかりなので、その経験を生かして、これからの練習につなげていきたいなと思います。

 ー今後の試合に向けての意気込みは
シングルスがメインでしたが、シングルスはもちろんのこと、ダブルスも出たときは、一本取らなければならないと思うので、「自分が出たときは絶対勝たないと、チームは勝てない」という気持ちで、絶対に取れる一本として頑張りたいです。頑張ります!

フォトギャラリー

  • ueno R第1シングルスで勝利しチームを勢いづけた上野
  • maeda R前田はストレートで勝利した
  • hasegawakudo R工藤(左)はリーグ戦初勝利を手にした。(写真右:長谷川)
  • maedamiyaura R前田(左)・宮浦ペアは今季初めて敗れた
  • nisikawa Rショットが決まり、ガッツポーズをする西川
  • kirita R桐田は後半勢いに乗り勝利を手にした
  • nisikawamaeda R西川(前)・前田ペアの活躍で勝利が確定した
  • hosei R入れ替え戦回避が決まった瞬間、喜ぶ選手たち
 

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