【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対国士大 チームの歯車かみ合わず敗れる
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対国士大
2016年9月4日(日)
日本体育大学大学世田谷キャンパス
初戦を惜しくも落としてしまった法大。ここから2ヶ月続くリーグ戦で波に乗るためにも、まずは1勝がほしいところだ。2戦目の相手は昨年ともに2部降格となった国士大。序盤からスピードとパワーを併せ持つ国士大におされてしまう。相手の得点が停滞した第3Qで追い上げるも、好機を掴みきることができず連敗となった。
試合結果
トータル試合結果
47 法政大学 |
13 | 1Q | 19 | 73 国士館大学 |
---|---|---|---|---|
8 | 2Q | 21 | ||
13 | 3Q | 13 | ||
13 | 4Q | 20 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#6 中村太地(法1) | 190/65 | PG | 福岡大附属大濠 | 7 | 6 | 0 |
CAP#7 藤井裕太(社4) | 175/65 | SG | 厚木東 | 6 | 2 | 3 |
#11 中野広大(法4) | 182/77 | SF | 土浦日大 | 6 | 2 | 0 |
#1 米山滉人(営1) | 194/83 | PF | 湘南工科大附 | 0 | 5 | 0 |
#12 柳川知之(法3) | 192/82 | C | 明成 | 10 | 2 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#8 新沢亮太(経4) | 182/73 | SG | 新潟商 | 0 | 0 | 0 |
#14 植村哲也(文3) | 175/74 | PG | 明成 | 9 | 2 | 0 |
#23 戸堀勇吾(文3) | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 0 | 0 | 0 |
#24 鈴木悠介(法1) | 197/92 | C | 洛南 | 2 | 2 | 0 |
#29 堀川裕作(文1) | 192/87 | C | 福岡大附属大濠 | 0 | 0 | 0 |
#31 金剛鉉(文1) | 187/78 | F | 報徳学園 | 0 | 2 | 0 |
#33 茨城博晃(法1) | 195/80 | PF | 京北 | 0 | 1 | 0 |
#51 早川健星(法3) | 184/80 | F | 座間 | 0 | 0 | 0 |
#57 玉城啓太(法2) | 175/65 | PG | 京北 | 7 | 2 | 3 |
戦評
第1Q。スタメンは昨日と変わらず中村、藤井、中野、米山、柳川のラインナップ。試合開始早々、国士大#70田中に連続得点を浴びるが、法大は柳川のミドルシュートや藤井の3Pで反撃する。しかし法大ディフェンスはアウトサイドの選手をフリーにしてしまうことが多く、最終的にこのクォーターで3本の3Pを献上してしまう。最後は#66馬にオフェンスリバウンドをもぎとられ失点。13-19で第1Qを終えた。
第2Q。今度はペイントエリアで連続失点した法大であったが、植村のプルアップシュートや好調柳川のミドルシュートで応戦。点差をキープしていくかに見えたが、ファウルがかさみ、フリースローなどでじわじわと失点。ついにビハインドは15点にまで広がる。クォーター終盤、藤井のスティールからのシュート、鈴木へのナイスアシストなども飛び出したが、依然アウトサイドでの失点を抑えられず、21-40。ほぼダブルスコアをつけられて後半を迎えることとなった。
第3Q。試合序盤から果敢にリングへと攻め続ける中村が、今日5本目のフリースローを沈めてスタート。この日軸となっている藤井、柳川らもすかさず得点し、28-40。12点差まで詰め寄る。法大ディフェンスも相手の1on1を抑えることに成功。5分間国士大オフェンスを沈黙させた。しかし、その後相手に3Pプレイを決められたあたりから流れを失いはじめる。植村が2本の3Pを決めこそはしたが、スイッチの入った国士大に5分間で13点を奪われ、点差は前半終了時の19点に戻ってしまった。スコアは34-53。
第4Q。ここで塚本HCは中村、米山、堀川、柳川、鈴木の「全員190cm超え」ラインナップを採用。サイズに厚みはでたが、シュートチャンスをうまくつくり出せない。さらに国士大にスピードのミスマッチを突かれて失点。サイズの強みを生かせないままこのラインナップは解体。その後も玉城らによって好機は何度も生まれたが肝心のシュートがヒットせず。点差はどんどん広がってしまう。最後は中野が2本連続となる3Pをブザービーターで決めて一矢報いた形となったが、チームに笑顔はなかった。最終スコアは47-73。
前年の3部校である順大に惜敗。昨年共に1部の舞台で戦った国士大には26点差の惨敗。法大は何か深い深い沼のようなものにでもはまってしまったかのように感じられる。試合後の選手たちも苦悩の表情を隠せていなかった。タレントは揃っているだけに、何とかして浮上のきっかけをつかみ、この雪辱を晴らしてほしい。(戎井健一郎)
コーチ・選手コメント
塚本清彦 ヘッドコーチ
ー今日の試合を振り返って
うーん…微妙だね。何が良くて何がだめなんだろうな。インサイドが強いチームだからそこを守れるか、というところだけだったんですけどね。第3Qで12点差のところが分かれ目だったよね。きのうのゲームだったら中村太地におんぶにだっこ。他に誰が一対一で攻められるのかというところですよね。柳川が10点取っているけどあとはみんな1桁しか取れていないとなるとやっぱり厳しいよね。まあ、能力をつけるためには時間がかかるから我慢するしかないです。
―第4Qは1年生センター陣を起用しましたが
第3Qで19点差になって壊れちゃって、もうブローアウトだから使いました。まだ2戦目ですし。
―2部は外国人選手など大きな選手が多いですが、ビッグマン対策はしていますか
今日の馬とかもそうなんですけど、2部の外国人選手はそんなに強い訳ではないからね。やっぱり1年と4年というところが大きい。学年差だと中3と高3みたいなものだからフィジカルが違いますよ。そこの辺はしょうがないんですよね。ただ、じゃあ法政の1年生が育つまで我慢なのかというとそれは我慢できないから、この十数ゲームの中でどうやっていくかですね。
―大東大戦に向けて
戦い方はないです。何かはしますけどインサイドでこれだけやられてしまうとどうしようもないよね。体をぶつけて間を開けてどんどん入られちゃうから直すにも直しようがないし。体をつくらなきゃだめってことは今の段階で体が全くないということだからこの状況は厳しいね。次の大東大に対してはガードでどうにかすることを考えますけど…頑張ります。
中村太地
ー今日の試合を振り返って
リバウンドの気持ちの面が弱かったと思います。
ーリーグ戦までの間にどういったことを取り組みましたか
とにかくディフェンスやって、意識改革をして、みんなで覇気をもっと出していくということをやりました。オフェンスはとにかくパッシングでズレをつくって1対1というところなんですけど、1対1で縦に、ゴールにいけないというのはありました。
ー今日の試合でなかなか得点ができなかった原因はどこにあるのでしょうか
シュートを決めきれない力ですかね。
ー今後の試合に向けて
疲れても勝負どころで決めきる力をつけていきたいと思います。
フォトギャラリー
- チーム最多得点の柳川
- 放った3Pシュートを全て沈めた植村
- 第4Qでチャンスを生み出した玉城
- ルーキーながら攻めの姿勢を貫く中村
- キャプテンとしてアシストなどでもチームを支えた藤井
- 2試合連続でプレータイムを得ている早川
- 粘り強いディフェンスが持ち味の新沢
- フォワード陣の爆発が待たれる(金)