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【バスケ】第57回関東大学新人戦 対専大 優勝候補に善戦するも、ファウルトラブルに泣き4Qで力尽きる

バスケットボール

【バスケ】第57回関東大学新人戦  対専大 優勝候補に善戦するも、ファウルトラブルに泣き4Qで力尽きる

第57回関東大学バスケットボール新人戦  対専大
2017年6月8日(木)
大田区総合体育館

玉川大に勝利し、優勝候補と目される専大への切符を手にした法大。序盤は専大の外国人センター、フィリップを抑え、有利に試合を進めていたが、試合中盤にインサイドの要である鈴木悠介(法2)、米山滉人(営2)が相次いでファウルトラブルに陥り、ベンチヘ。ディフェンスに積極性が持てなくなった法大は防戦一方となり、第4Qに一気に突き放され敗戦。ベスト8入りはならなかった。

DSC 0009 2 R
前半だけで3P5本成功という連日の圧倒的パフォーマンスを見せた水野

試合結果

トータル試合結果

58
法政大学
15 1Q 12 84
専修大学
14 2Q 23
19 3Q 24
10 4Q 25

法政大学スターティングメンバー

選手名 学年 学部 身長 ポジション 出身校
#6 中村太地 2 190 PG 福大大濠
#30 水野幹太 1 183 PG 福島南
#7 千代虎央太 1 188 F 光泉
#24 鈴木悠介 2 197 C 洛南
#33 茨城博晃 2 195 C 京北

法政大学交代選手

選手名 学年 学部 身長 ポジション 出身校
#2 戸井堅士朗 1 195 C 法政二
#21 大久保海斗 1 175 PG 土浦日大
#0 濱田裕太郎 1 186 SG 育英
#1 米山滉人 194 C 湘南工科大付

戦評

 試合開始早々から、水野、千代が3Pを沈めリードを奪う。その後も法大は専大#30フィリップのインサイドを抑え続け、専大に得点のリズムをつくらせない。相手がディフェンスプレッシャーのギアを一段上げ、クォーター終盤は少し得点が停滞したものの、15-12とリードをして第1Qを終える。

 第2Qは速攻の応酬からはじまる荒れ模様。流れをつかみたい専大はオールコートプレスを敢行。法大はそこに引っかかってしまい、リードを許す。流れとしては完全に専大ペースになりつつあった時間帯であったが、水野が3P4本連続成功という圧巻のパフォーマンスでなんとか食らいつく。ただクォーター終盤、鈴木悠、米山が相次いで3回目のファウルをコールされベンチへ。暗雲立ち込める中で後半を迎えることとなった。

 第3Qでは、前半不調のフィリップがペイントで次々に得点。しかし法大も千代の速攻からのダンクや、鈴木悠を起点とした合わせで同点に追い付く。しかしその鈴木悠も4回目のファウルがコールされまたもベンチへ。ファウルができない状況ではフィリップを効果的に抑えることはできず、48-59という大きなビハインドを背負って第4Qへ向かうこととなる。

 第4Q、手負いの法大は流れを完全に失う。対する専大は、フィリップはもちろんのこと、この日水野と並んで好調の#34盛實の3Pシュート、#88重冨周の超速ドライブなどで着実に加点。本来ディフェンスから流れをつくりたい場面でこれではなすすべがなく、58-84で敗れた。
今回苦しめられたのはファウルトラブル。1試合で許される個人ファウルの数は5つ。ファウルがかさみ「退場」の2文字がちらつき始めると、ディフェンスにおいて本来のパフォーマンスは発揮できない。さらに今回の場合はイリーガルスクリーンなど、ケアできるファウルが多く見られたことも悔やまれる。ただ倒せない相手ではないこと、自分たちの能力は決して相手に劣っていないことは肌で感じたはずだ。上のステージで戦うことを見据えた彼らにとって、この敗戦は大きな糧になっただろう。(戎井健一郎)

監督・選手コメント

佐藤俊二 監督

 ―今日の試合を振り返って
残念です。

―ファウルトラブルに苦しめられました
あれだけインサイドのファウルがかさむと、ボールがおさまらないですね。ああいう場面は審判の傾向をみて、同じ事を繰り返してはだめですね。

―ディフェンスでかなりアグレッシブに攻めてくるチームでしたが
最初に何回かひっかかってしまいましたね。対策自体はできてたんだけど、恐れていたのはプレスをかわした先のシュートを落として逆速攻にいかれることで、それが続いてしまったので、そこが悔やまれます。

―秋のリーグ戦に向けて
1部のチームに自分たちの目指すところを体感したと思うので、先を見据えて、体づくりだったりプレイの質を高めていきたいです。

 

中村太地(法2)

ー今日の試合を振り返って
ターンオーバーでブレイク出されてしまった時間帯とファウルトラブルに悩まされた時間帯で我慢しきれなかった部分があったなと思います。

ー試合序盤はいい流れでした
あれを普通にしていかないと。あれぐらいアグレッシブに行かないといけないと思います。40分間継続できなかったので、あのクオリティを保てるようにしたいと思います。

ー後半、点差が開いてしまった原因は
ディフェンスの時に縦に抜かれ始めたりとかリバウンドが甘くなったりとか。オフェンスの時も自分と幹太(水野)でボールが止まってしまって点が取れなかったです。自分からプレイメーカーになれるようにもっとゴール見てガンガン行かないといけないなと思います。

ーオールコートディフェンスに苦しめられましたが
ガードにボールが来る前にターンオーバーでボールを取られてしまっていました。ガードが悪いってなっちゃうんですけど。スピードで縦に抜いてゴールに行かないといけないですね。変に横向いてしまうとターンオーバーになってしまうので。

ー強豪校専大相手に対策は
特にしてないですけど、インサイドの4番・5番ポジションが動けて走れる印象ですね。その運動量に対してガード陣もリバウンド飛び込んだりしなくてはいけないと思いました。リバウンドはもう少しできたかなと思いました。

ーリーグまでに克服したい課題は
個人としてはディフェンスでチームに活気をもたらすことができれば。オフェンスではまだ波があるのでもっと確率を上げたいです。

ーリーグでの目標は
ぶっちぎりで勝たないとだめだと思っています。

 

鈴木悠介(法2)

―今日の試合を振り返って
ファウルトラブルがあったんで、思いきったディフェンスができなくなって、フィリップにいいところで持たれてしまいました。

―第1クォーターにリードができた要因は
みんなリバウンドにいけていたことと、相手のシュートが落ちていたことですね。

―相手のスピードにも苦戦していた印象です
そうですね。今回は特に無理にいくとファウルを吹かれちゃったので、いつものようにガツガツいけませんでした。ただもう少しポジションをとっていれば守れたんじゃないかなと思います。

―1部のチームと試合をして感じたことは
結果的には点差は離れましたけど、勝ってた部分もあると思うので、今後どれだけレベルアップできるかがポイントだと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0009 2 R前半だけで3P5本成功という連日の圧倒的パフォーマンスを見せた水野
  • DSC 0096 2 R速攻から千代のダンクが飛び出し、会場を沸かせた
  • DSC 0158 2 Rこの日第1Qの主役は紛れもなく中村だった
  • DSC 0152 2 R鈴木悠のファウルトラブルはチームにとって大きな痛手となった
  • DSC 0089 2 Rインサイドながら優秀なパサーである戸井は鈴木悠にも劣らないフィジカルも身につけたいところ
  • DSC 0163 2 R水野の3P爆発にシューターの濱田も黙っていないはず
  • DSC 0113 2 R応援席には上級生たちも駆けつけ、チームがひとつとなって盛り上げ続けた
 

 

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