【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第5節 法政大28—29日体大 終盤の粘り実らず 2試合連続接戦に泣く
2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第5節 法政大—日体大
2017年9月9日(土)
国士舘大学多摩キャンパス
秋季リーグ戦も中盤に差し掛かった。今節は順位の近いチーム同士、直接対決となったが、最終盤に決勝点を奪われて敗戦。明日(10日)の試合で3試合ぶりの勝利を狙う
試合結果
トータル試合結果
28 法政大学 |
10 | 前半 | 13 | 29 日本体育大学 |
---|---|---|---|---|
18 | 後半 | 16 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 | 0 | 0 |
CB | 福本直也 | 経済3・法政二 | 3 | 4 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 | 8 | 32 |
LB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 | 3 | 14 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 | 1 | 5 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 | 3 | 21 |
PP | 下條輝 | スポ健4・法政二 | 2 | 13 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
CB | 山本晃大 | スポ健2・大分雄城台 | 1 | 11 |
LB | 沖山葉太 | スポ健3・法政二 | 0 | 1 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 | 2 | 18 |
LB | 黛祐貴 | 経済3・富岡 | 0 | 0 |
RB | 服部流征 | 経済2・高岡向陵 | 1 | 2 |
RW | 本田拓海 | 社会2・法政二 | 3 | 8 |
PP | 柿沼健吾 | 社会1・藤代紫水 | 0 | 3 |
秋季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 8月26日(土) | 中央大 | ●26-37(詳細) | 日本大八幡山 |
2 | 8月27日(日) | 早稲田 | ●18-33(詳細) | 日本大八幡山 |
3 | 9月2日(土) | 東海大 | 〇34-25(詳細) | 日本大八幡山 |
4 | 9月3日(日) | 筑波大 | ●29-31(詳細) | 日本大八幡山 |
5 | 9月9日(土) | 日体大 | ●28-29 | 国士舘大多摩 |
6 | 9月10日(日) | 日本大 | 日体大健志台 | |
7 | 9月16日(土) | 順天堂 | 明治大和泉 | |
8 | 9月17日(日) | 国士舘 | 茨城県水海道 | |
9 | 9月23日(土) | 明治大 | 国士舘大多摩 |
戦評
今日の相手は昨季4位の日体大。しかし今季は法大と共に波に乗り切れていないチームだ。リーグ屈指のスピードを誇る相手に最後まで手に汗握る展開が続いた。
前半は攻撃陣が振るわず得点を重ねられない時間が続くも、要所要所で深井亮太(理工3)の好セーブが光り、ロースコアの展開になる。中盤からは法大のパスの乱れなどから相手の速攻を許し徐々に差をつけられ10-13で折り返す。
後半は開始早々に高間アミン(経4)と内門竜之介(経4)のスカイプレーでゴールを決めるなど法大に流れが傾く。36分からは3連続得点もあり、一時は1点差に詰め寄る。しかし「勝ち越そうというときに失点を許した」と山本祐輝(社2)が振り返るように、1点差に詰め寄っては2点差に広げれる展開が繰り返される。42分には相手の2分間退場により数的有利になるも得点が取りきれず、同点が遠い。56分に山本祐のブロックから速攻で本田拓海(社2)が決めついに同点になる。ここから勝ち越しは許すも残り20秒で再度追い付く。しかし直後の日体大ボールのプレーで失点し万事休す。法大に反撃する時間は残っていなかった。
2試合連続で接戦をものにできず、連敗となった。最後に同点から失点して敗れる展開になったが、前半から有利に試合を進めていればこういう展開にはならなかっただろう。速攻されないように速攻はしないと考えを念頭に置きながら、最善策として速攻に切り替え、試行錯誤しながら得点を重ねた。しかしノーマークシュートでの決定率の低さが原因となり、得点を取りきれなかった。次節は苦手とする3:3ディフェンスの日大。ディフェンス網の網目を掻い潜り勝機を見いだしてほしい。(飯田翼)
選手コメント
佐藤浩監督
—試合を振り返って
途中で点差が離れた中で良く粘ったとは思います。最後は速攻を決められて敗れる形でしたが、そこで引き分けに持ち込めなかったのは悔やまれます。
—接戦を落とす試合が2試合続いています
決して調子が悪いわけではないです。ですが接戦をモノにしないと勝ち点は重なっていきません。内門(主将)は試合後に「執念」という話をしていました。選手もそのように感じていますし、もっと強い気持ちを持って戦うと思います。土壇場の状況で何をすべきなのか、冷静に考えてプレーすることが少し欠けていました。
—結果はついてきていない中でもある程度の手応えはありますか
今日に関しては崩せていてもノーマークシュートが決まりませんでした。相手のGKは春季も出てきた選手で、その試合でもかなり当たっていました。今季は全く試合に出れていなかったのですが、今日の試合は出てくるのではないかと、ある程度予測はしていましたが、60分間フル出場だとは思いませんでした。嫌だなという感じはありましたね。
彼は結構誘ってくるキーピングをしてくるスタイルです。わざと(コースを)空けてきていましたので、その裏の裏をつくようなシュートをもっと打つべきでした。以前もこういったキーパーに苦しめられる試合があった中で、もっと工夫したり考えて試合をすることが大切です。後半は点が多く入った中でも、決定的なものは防がれていましたので、今日苦しんだ要因はノーマークシュートですね。
—次節に向けて
日大も決して弱いチームではないです。厳しい試合になるとは思いますが、しっかりと食らいついていく気持ちがあれば、勝てるチャンスはあると思います。「執念」を見せて勝ちにいきたいです。
福本直也
—試合を振り返って
すごく悔しい試合になりました。現在1勝しかできていないチーム同士の対戦で、気持ちの勝負だとは思っていました。勝ち切れなかったのが残念です。
—今日はどのようなことを考えて試合に臨みましたか
日体大は選手層が厚いチームで、正直誰が出てくるのか読みづらい部分もありました。両側のフローターが打ってくるのは分かっていたので、そこは厚く守ろうと話していました。あとは速攻の速いチームでしたので、その戻りを徹底してやりました。
—福本選手のどのようなプレーが警戒されていると感じますか
自分は上からのシュートがあまりないので、ポストへの絡みは警戒されていると感じています。自分を捨てて横を守るような守備もしてきた中で、今日は自ら仕掛けて決める場面も作れたので、そこは良かったと思います。
—速攻を促す場面も多かった印象ですが
最近はセットオフェンスであまり点が取れていなくて。そうなってくるとリスタートであったり、奪っての速攻が得点源になってきます。点を取るために最善の方法を選択しています。
—明日の相手(日大)はプレスディフェンスのチームですが何を心がけますか
足を止めないことです。これまでも結構苦しめられることが多いので、どんどん間を攻めていったりというのを繰り返しやっていきたいです
—次節への意気込みを
これで1勝4敗になって、少し厳しい状況ではあります。明日しっかり勝って下位から抜け出せるように頑張ります。
山本祐輝
―試合を振り返って
相手の日体大さんは速攻がとても速いチームで、速攻をやらないようにこの1週間立て直してやっていたのですが、結果的に相手のキーパーにことごとくシュートを止められて、ロースコアな試合に終わりました。
―対戦して相手のスピードは
関東1部の中でもトップを張るようなスピードだと思いました。でもそれに対して、対応できたのはいい点だと思います。
―相手に警戒されながらのプレーとなりましたが
相手キーパーの中村光くんは代表の時に一緒にプレーした選手で、シュートが読まれてしまい、大変な試合でした。
―接戦を落とす原因は
僅差の時に勝ち越そうと思ってもう一本頑張らなければいけないところで、失点を許し2点差になってから追い付こうというかたちになってしまいました。結果的に最後1点決められて負けちゃった部分はあります。この2試合はそういう感じでした。
―沖山選手の復帰でベンチに守備でベンチに下がることも増えましたが、攻撃への好循環が生まれたりしますか
自分は体力がなく、60分間フルで出ることは難しいです。交代の沖山選手がいることで攻撃にゆとりを持ってできたのは大きいかもしれないですね。
―次の試合は3:3ディフェンスの日大が相手ですが
日大は3:3ディフェンスでカットをよく狙うチームです。結構いやらしいディフェンスをしてくるので足が止まったら終わりだと思います。どんどんボールを回してどんな形でも点が取れるようにできればいいと思います。
フォトギャラリー
- 速攻でシュートを打つ下條
- 竹野は下條と共に粘り強いディフェンスで対抗
- 山本祐は警戒されつつロングを沈めた
- 松岡は執拗なマークに遭った
- 山本晃は個人技で流れを変える
- ペナルティスローを打つ高間
- 本田は一時同点となるシュートを決めた
- 福本は今季最多の3点をマーク